Eyes of Heaven 艦娘達と透提督   作:東方 上助

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 今回は透提督が18歳で初めて深海棲艦と艦娘に会ったお話です。ついでに夜の修羅場食堂も書こうと思ったんですけど、透の18歳の頃の話が長くなり夜の修羅場食堂は次になりました。
 
 あと、ヤンデレ回ではありません。すいません


第8話 透提督の思い出

???「痛い……痛いよう」

 

透「大丈夫だ、絶対に助けてやる!お前に海を見せてやる。だから、死ぬな!」

 

???「し、心…配…してくれ…るの?」

 

透「当たり前だろう!あああくそ!どうすれば…!どうすれば血が止まる!?」

 

???「嬉しいな……心配してくれて……最初は全然気にかけて……くれ…なかった…よね…ガフ!」

 

透「もう喋るな!黙ってろ!」

 

???「えへへへ…やーだよ。わ、私…まだ言ってない…こ、事が…あるんだ…もん」

 

透「……なんだ」

 

???「何している!?早く逃げるぞ!!」

 

???「兄さん!」

 

透「うるせぇ!!」

 

???「言…言うね?ター君……あ…あなたの……事が……あなたの…事が……」

 

???「見つけたぞ!!出来損ないども!死ねえーー!!」

 

???「見つかった!」

 

???「兄さん!!」

 

???「あなたの……事が……」

 

透「俺の事が?」

 

???「好きでした」

 

★☆★☆★☆★☆

 

~執務室~

 

榛名「提督!提督!」

 

透提督「っ!!」

 

榛名「提督大丈夫ですか?うなされていましたよ」

 

透提督「うーん、眠っていたのか…」

 

榛名「居眠りなんて……珍しいですね」

 

透提督「ああ懐かしい夢を見たよ…」

 

榛名「懐かしい夢?」

 

透提督「まぁ気にするな」

 

榛名「気になります……。それより、提督が居眠りなんて珍しいです。睡眠時間が短いんですよ提督は」

 

透提督「そうかな……たしか昨日は……一時に寝て…四時半に起きたな」

 

榛名「倒れますよ!」

 

透提督「そ、そうかな?」

 

榛名「まったく(提督が居眠りしている時に臭い嗅いだりキスとかすればよかった……)」

 

透提督「今、何時だ?」

 

榛名「えっと…19時です」

 

透提督「そんな時間か…よし!食堂にいくか」

 

榛名「提督が自ら食堂に行くなんて…いつぶりですか」

 

透提督「何か食べれば目が覚めると思ってね」

 

榛名「では早速いきましょう!!」

 

透提督「ああ(……懐かしい…夢…いや、思い出だったな…)」

 

★☆★☆★☆

 

~廊下~

 

透提督「……」

 

榛名「?(なんか元気がないなー提督)」

 

透提督「……なぁ榛名」

 

榛名「ハイ」

 

透提督「私と初めて会った頃の時覚えているかい?」

 

榛名「覚えていますよ。どうしてそんな事を聞くのですか?」

 

透提督「その頃の私はどんな感じに見えた?」

 

榛名「あの時の提督は…たしか…」

 

透提督「18の時だな」

 

榛名「はい。その頃の提督は目つきが悪くて怖くて危険な人……と感じに見えました」

 

透提督「その頃はグレていたからな~」

 

榛名「しかもボートに乗って深海棲艦と戦っていましたね。ビックリでしたよ」

 

透提督「懐かしいな~」

 

榛名「なんでそんな事を聞くのですか?」

 

透提督「なんとなく…かな」

 

榛名「はあ…」

 

透提督「ホント…懐かしいな…」

 

 透は三年前の事を思い出す。

 

◆◇◆◇◆◇

 

~4年前のとある海にて~

 

透「おいおいまじかよ…」

 

 透はある海外の国に行き墓参りをして帰りの船に乗り、部屋でチョコレートを食べながら本を読んでいたらいきなり銃声が聞こえ船をテロリスト達にジャックされた。

 

透「面倒くせーな、テロリスト達にジャックされるとは思わなかった」

 

 テロリスト達は部屋を一つずつ確認して部屋に居た人はテロリストに引きづり出されて、人質にされるか、暴れる奴の場合はその場で殺される。

 

透「うーむ。どうするか……」

 

 透はチョコレートと少年兵の時から愛用の日本刀を装備して部屋に立てこもる。部屋の窓から外を見ると何人かのテロリストの仲間が若干小さめの船にいる。

あの船で来たようだ。

 

透「外にも見張り用として5人くらい居るな。向こう側にも居るなこの状況は」

 

 テロリスト達の目的は何だろうか…と透は考えた。テロリスト達の服装をみる限り多分どこかの宗教の者だろう。

 もし宗教関係の奴らなら、かなり面倒だ。

 

テロリスト「出てこい!貴様らは生け贄になってもらう。悪魔ルシファー様の復活ため、生け贄になってもらうぞ!」

 

 隣の部屋にテロリストは入る。

 ビンゴ。どうやら宗教関係のテロリストだ。しかもヤバい宗教の奴らみたいだ。俺たちを全員殺す目的でこの船をジャックしたのだろう。

 しかも、ルシファーの復活のため……

 

透「アホらしい」

 

 透はチョコレートを少しかじる。すると、突然船が大きく揺れ出す。

 

透「なんだ!?」

 

 船は大きく揺れ透は倒れそうになるが壁に寄りかかる。

 

透「テロリストが爆弾でも仕掛けたのか?」

 

 透はドアを少しだけ開けて隙間から外の様子を見ると、テロリスト達も慌てている様子がみれる

 

テロリスト1「なんだこの揺れは!?」

 

テロリスト2「分からん!一体なにが!?」

 

 テロリスト達もまさかの出来事に慌てている様子だ

透はまさかと、窓を見ると外にあるテロリスト達の船が破壊されていた。海にはテロリスト達が浮かんでいる。かなりパニックになっている。

 

透「誰かが助けに来たのか?」

 

 透はそう思ったが、答えは違った。

 テロリスト達が浮かんでいる所から突如謎の生物がテロリスト達をバクリと食べた。その謎の生物はグチャグチャと口に入っているテロリスト達を食べ、テロリストの腕が透の窓に飛んできた。千切り飛んで来たのだ。

 

透「あ、あの生物は……まさか!」

 

 透は現在の父親…龍火剛雅(りゅうびつよまさ)に聞いた事がある。たしかあの生物は深海棲艦と呼ばれる生物。

 

透「あれが深海棲艦か…まるで魚雷を生物にしたような感じだな…」

 

 その魚雷のような生物は駆逐イ級と呼ばれる深海棲艦である。透はまだそこまでは知らない。

 

透「なんだよ…一匹だけじゃあないのかよ」

 

 イ級達は海に浮かんでいるテロリスト達を食べる。

 透のいる船から大勢の悲鳴が聞こえる。

 

透「この船も襲われたか…。かなりヤバい状況になってきたな」

 

 透はチョコレートをかじってまた窓の方に目を向けると、いきなり爆発して透は吹っ飛ばされる。

 

透「うおお!?」

 

 透の部屋ごど吹き飛んだ。透は船内の廊下の壁に叩きつけられる。

 

イ級1「人間が見えたと思ったんだけど気のせいか?」

 

イ級2「吹っ飛ばしたから、バラバラになったんじゃない?」

 

◆◇◆◇◆◇

 

透「くっそ!あのバケモン何か撃てんのかよ!?」

 

 透は立ち上がってどうするか考える

 

透「さーてどうするか…。」

 

 透はホールの方に行ってみる。さっきから何も聞こえない。悲鳴も銃声も聞こえない。まぁだいだい予想はついているが…。

 透は静かにホールを覗くと予想どおりあのバケモノ(イ級)達が船内の人達を喰い殺したようだ。天井や床、壁とかに大量の血がついている。死体も転がっている。首だけを食われた死体、上半身だけを食われた死体、腕だけあったりと無惨な死体が沢山あった。

 船内に居たテロリスト達も喰われたようだ。イ級達はまだホールに人がいるか探しているようだ。

 

透「ち……久しぶりだな…この感覚…この血の臭い…」

 

 透は裏から出てボートがあるはずだから、ボートで脱出するしかないと思い、ホールから離れようとする

 

イ級1「いた!人間がまだいたぞ!」

 

透「!」

 

 透は見つかったと思い振り返る。が、自分ではないようだ。透がいる場所は二階にいる。一階のホールにまだ誰か隠れていたようだ。

 

男の子「お母さん怖いよー!!」

 

女の子「お母さーん!!」

 

 子供二人いる。お母さんは死んでしまったのか、いないようである。

 

透「……気の毒だけど面倒事は嫌だから見捨てる。すまない」

 

 透はそのままホールから離れて行った。

 

 

イ級1「ピーピーうるさい人間だな!吹っ飛ばしてやる!」

 

イ級2「えー。せっかく人間達が沢山いる船を見つけたんだから食べようよ」

 

男の子「ウエーーン!!お母さーーん!」

 

女の子「エーーン!!ウエーーン!!」

 

イ級2「やっぱり吹っ飛ばそう。うるさい」

 

イ級1「だろ?それじゃあ死ね!人間…ガ!?」

 

イ級2「!?」

 

 

 イ級1は子供達を吹っ飛ばそうとしたら、突然頭に何かが刺さった感覚がある。喉まで貫通してるようだ

だが、イ級1はそのまま床に叩きつけられて息絶えた

 

イ級2「な、なんだ!?お前は!」

 

 イ級2はすぐに主砲を構えたが、縦に線が入ったような物が見えるとイ級2は縦に真っ二つにと裂ける。

 

透「ハァハァ」

  

男の子「ヒ、ヒ、ヒク!」

 

女の子「う、う、」

 

透「大丈夫かガキ共(クソ…。なんで助けたんだ俺は……面倒事は避けるつもりだったのに)」

 

 透は子供達を見捨てるつもりだったが、体がいつの間にか動き子供達を助けていた。

 

男の子「う、うん」

 

女の子「お兄ちゃん…だれ?」

 

透「ただの悪魔さ。ほら逃げるぞ」

 

 透は子供二人を連れて行こうと子供二人を抱き上げてボートの所に行こうとしたら

 

イ級3「オイ!人間がまだいるぞ!仲間がやられてる!!」

 

 イ級に見つかり透は急いで緊急脱出用ボートの所に走って行く。イ級3は主砲を構えて撃ってきている

 

イ級3「人間が!よくも仲間を殺したな!」

 

 透は走って裏口から出て外に出る。ボートがあった。ホッとしたのもつかの間、海にイ級達がいる。これでは、ボートを出してもすぐにイ級達に襲われてこの子供二人が危ない。透一人ならボートに乗っていても戦えるが、子供がいたら戦えにくい。

 

透「……クソ。どうする」  

 

 透は考える…が

 

イ級3「いたな!」

 

透「糞が!」

 

 透は近くにあった消火器を投げつけ、すぐに子供二人をボートに乗せて脱出する。ボートは海に落ちて揺れる。

 

透「大丈夫か怪我ないか?」

 

男の子「うん」

 

女の子「だ、だいじょうぶ……ヒ!」

 

 透は女の子が見ている所を見ると、10匹はいるイ級達がこちらを見ていた

 

透「やっべ」

 

男の子「うあああ!もう、だめだ!死ぬんだ僕達!」

 

女の子「いやだよ!死にたくないよ!」

 

透「……ち!黙ってろ、喚くな!耳塞いで目をつぶって伏せてろ!」

 

女の子「な、なんで?」

 

透「いいから伏せてろ!耳も塞いで目をつぶっていろよ!」

 

 子供二人は透の言うとおりに耳を塞いで目をつぶりうつ伏せに伏せる。その上に透は自分のジャンバーを掛ける。

 

透「絶対に俺がいいと言うまで起き上がるじゃないぞ。分かったな?!」

 

女の子「うん」

 

男の子「わ、わかったよ」

 

透「よし。さて…」

 

 透はイ級達の方を見る。イ級達はこちらをじっくりと見ている。すると、一匹が透達の方に飛びかかる。

食べようと飛びかかったのだろう。だが…

 

透「フン!」

 

イ級達「!?」

 

 イ級達は驚いた。透達の方に飛びかかったイ級は横と縦に斬られ十字架のように裂ける。そのままイ級は船にベチャッと音をたててへばりついた。

 

透「さぁ…今度はどいつが刺身になりたい?俺が料理してやるからよ」

 

 透は刀を構える。イ級達はこいつは喰えないと判断したのか、攻撃体勢になる。そして、イ級達の一匹が弾を発射する。

 しかし透はその砲弾をバラバラにする。イ級達には一瞬でバラバラになったように見えた。だが透はその弾を刀で12回も斬っていた。

 驚いたイ級達は一斉に発射する。

 

透「オオオオ!!」

 

 透は一斉に来る砲弾を全部斬りバラバラにする。

 

イ級1「な、なんだこいつ!」

 

イ級2「人間なのかこいつ!?」

 

透「こないのか?なら、こっちからいくぞ!」

 

 透は大きくジャンプし、イ級の頭に乗る。そして、頭を刀で突き刺す。

 

イ級1「な…ば、ばかな…」

 

イ級2「こ、こいつ!」

 

イ級3「殺せ!」

 

 透はすぐさま刀を抜き近くにいるイ級を斬り、左にいるイ級の方にジャンプして突き刺す。イ級達の目線では、イ級2はいきなり切断されていて、イ級3はいつの間にか頭に透がいて刀を突き刺していた様に見えた。

 次の奴もジャンプして突き刺し五体目の所を刺そうとジャンプしたら五体目のイ級はやっと透を見つけ海に潜り逃れる。

 

透「クソ!」

 

 透はそのまま海に落ちる。

 

透「プハァ!」

 

イ級5「まさか人間ごときに…」

 

透「ここまでやられるとは思わなかったかぁ?あと、船の中に2体お前らの仲間がいたが、刺身にしてやったよ」

 

イ級5「貴様!」

 

イ級6「囲め!一斉に砲撃するぞ!」

 

イ級7「海だったらさすがのお前でも、どうしようもないだろう」

 

透「どうかな?(やべーな、どうするか…)」

 

イ級5「死ね!」

 

透「オワタ\(^o^)/」

 

???「そこまでよ!」

 

イ級5「ぐわあ!」

 

透「な、なんだ!?」

 

 イ級5は砲撃され、周りにいたイ級達も砲撃されてバラバラになる。

 

透「上?」

 

 透は上を見る。誰が浮かんでる。いや、飛んでいるのか?女性か?何人かいるようだ。

 

透「あ!ガキ共は!」

 

 透は緊急脱出様のボートまで泳ぎボートに乗り子供二人を確認する。

 

男の子「ん…もういいの?」

 

女の子「もう大丈夫なの?」

 

透「ああ大丈夫だ」

 

 透はホッとした。

 

???「あの~大丈夫ですか?」

 

透「!」 

 

 透は刀を素早く構える。

 

???「ちょ、味方ですよ!敵ではありません!」

 

 その女性は飛びながら言う。透は刀をしまう。確かにさっき助けてもらったし、敵ではないだろうと透は思った。殺意がないしな。

 

透「お前何者だ」

 

榛名「私ですか?私は榛名です。知らないのですか私達の事」

 

透「いや…」

 

榛名「私達は知らなくても艦娘と言う言葉は知っていますか?」

 

透「聞いたことある」

 

榛名「まぁ私達は敵ではないですよ」

 

透「そうか(そういえば親父から聞いたことあるような気がする)」

 

長門「おーい。そっちはどうだった?こちらは片付いたぞ」

 

 別の場所から飛びながら艦娘が来る。

 

透「あいつも仲間?」

 

榛名「仲間ですよ。こっちは生存者三名いました」

 

長門「生存者がいたのか、よかった」

 

雷「このイ級どもの残骸は榛名がやったの?」

 

榛名「半分はやったけど、この四体はヤってないわ」

 

長門「じゃあ誰が?」

 

透「俺だ」

 

榛名「え?」

 

長門「お前が?」

 

雷「はぁ?」

 

透「本当だ。俺が殺った」

 

 榛名達は信じなかった。それもそうだ。人間がここまでできる訳がない。しかも、刀一本で。榛名達はそう思った。

 

榛名「と、とりあえずどうしますか?」

 

長門「避難させるか」

 

雷「そうだね」

 

透「ああ助かる………ん!!」

 

榛名「どうしのですか?」

 

透「肩を貸せ!」

 

榛名「え?ちょ!」

 

 透は榛名の肩を足で踏みジャンプとして使う。

 

イ級「何!?」

 

 船の中にまだ三体目のイ級がいてそのイ級こそこそと海に隠れて榛名の後ろを主砲で狙っていた所を透が気づき、榛名の肩を使ってジャンプしたのだ。

 透は刀を取り出しイ級を首、胴体を斬り切断する。

 

榛名「速い!」

 

長門「刀を出している所が見えなかった!」

 

雷「サムライってやつ!?」

 

透「解説してる暇があるんなら海から引き上げてくれ…」

 

 榛名は透は引き上げ、そのまま横須賀鎮守府に連れて行く。透はここで初めて榛名達に会っていたのである。

 

 

◆♡◆♡◆♡◆

 

~食堂~

 

榛名「提督!提督!」

 

透「ん…」

 

榛名「また居眠りですか?」

 

透提督「みたいだな…懐かしい思いでを思い出していたらいつの間にか眠っていたみたいだね…ファ~」

 

榛名「今日は早く睡眠をとった方がいいですよ。明日は憲兵達が視察に来ますし司令官も来ますから、居眠りなんかしたら、怒られますよ」

 

透提督「そうだな…。早く寝るか。さ!早くなんか食べるか」

 

 

 透は眠くて気づいていないが食堂にいる艦娘達が目ハイライトオフ状態になっていた………。

 

 

 

 

 

 




 ヤンデレ要素が少ないような気がする。よし!じゃあ次のお話で何人かの娘をダークサイドに落とします。
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