―首都高速
休日の朝ということもあり少し混み気味の二車線の道の左車線を走っていくZ。
これからどんな旅が始まるのだろうとワクワクする助手席のあかりに対し、博也はチラチラと右側のサイドミラーを確認して少し眉間にシワを寄せていた。
「……どうしましたか?」
「右車線、トラックの後ろについてるマークX……
なんか怪しい」
そう言われて頭上に?を浮かべながらも右後ろに目を向けるあかり……
確かにトラックの後ろにシルバーのマークXがいるが、パッと見て別に可笑しい点はない。
単なる思い込みなのではないか?
そう思い、首を大きく傾げてから苦笑いの笑みを浮かべて答えた。
「先輩の思い込みですよ。
普通の車……
それか覆面のパトカーです。
変な運転さえしなければ大丈夫ですよ」
あかりの言う通り、マークXという車は覆面パトカーの中でもかなり定番の車だ。
巡回してる最中に此方の車を見たときに"違反しそうな車"としてマークしてついてきたのだろうと彼女は推測していた。
だが、その推測も博也の次の言葉によって全て崩された。
「じゃあ、一つ聞くが……
どうして、ただの高速の覆面が一般道……
それも"俺達が寮を出る時"からずっとついてる?」
その言葉に全く気付いていなかったのか、「えっ!?」と驚きの声をあげるあかり。
それが本当だったら自分はどれだけ気を抜いていたことか……
武偵失格だと思ったのか、少しシュン…とショボくれてしまう。
「ごめんなさい、私……
休日だからって完全に気を抜いてました」
「たく……
まあ、向こうも結構上手い尾行してたから無理もない。
常に一定の距離を保ち、何かに隠れるようにしながらもつけてくる……
かなりの手練れだ。
仲間もいるかもしれない」
そう言いながらもサイドミラーでもう一度マークXを確認する博也。
「どうしますか?」と問いかけるあかりに対し、彼は冷静な面持ちで運転に集中するように前に視線を向けて答えた。
「3カウントで撒く。
心の準備した方がいいぞ……」
提案に「はい!」とハキハキとした口調で頷くあかり。
彼女の心構えが出来たところでカウントスタート。
「3、2、1……
ゴー!!」
カウントを終えると共に前方を走っていたタクシーを追い越すようにして一気に加速。
マークXトラックを追い越して加速するが、パワーの違いとアクセルを踏み込むまでの遅れからあっという間に見えなくなるほど離されてしまった。
「―此方、1号車!
目標を逃した!
プランAは失敗!!
繰り返す、プランAは失敗!!」
「―2号車、了解。
これよりプランBに移行する。
骨は拾ってやるよ」
マークXを突き放したZだが、まだ終わってない。
Zの先には2号車である白いアウディTTが待ち構えていた。
型は一つ前のものではあるが、1号車の250Gという排気量が少ないグレードのマークXよりもパワーがある上に軽量のため運動性能にも長けている車だ。
一般車をスラロームするようにして避けていくZの姿を確認すると共に「やってやる!」と意気込みながらもアクセルを踏み込んでいく。
ブゥゥゥン!!と加速していくTTだが、Zはかなりの勢いで近付いてくる。
「距離が縮まってる……!?
くそ、なんて速さだ!!
こんなの聞いてないぞ!!?」
そのまま勢いよくズワァン!!という風を素早く切るような轟音と共にTTを置き去りにしていくZ。
一瞬、頭の中が真っ白になったTTのドライバーだが、我に返ると共に無線機を手にして他の仲間に連絡する。
「―此方、2号車!
やられた!!
目標は未だ逃走中っ!!」
焦るような2号車のドライバーに対し、無線機から突如「ヘッ」と嘲笑うような男の声が聞こえてきた。
声の主は最後の砦を勤める3号車のドライバーだ。
「―型落ちのZごときに何を手こずってるのやら……
まあ、いい」
そう言ってZの事を甘く見ている彼の車は黒色のBMWのスポーツセダン、M3……
型落ちではなく、現行モデルだ。
現行のZ、Z34のライバル車種でもある。
彼がそうやって軽視している理由は簡単……
博也が乗るZが旧式のZ33だからだ。
"ライバル車の型落ちなんて相手にならない"
そんな思いがあるのだろう……
軽視しているような男のM3をスラローム区間を終えた後に見つける博也。
アクセルを抜こうとしていたが、M3の加速の仕方から直ぐに先程の連中の仲間だと察する。
助手席に乗っているあかりの方もそれを感じ取ったようだ。
「先輩、あの車……」
「BMWのM3だ。
……良いだろう、やれるモンならやってみな!」
再び加速態勢に入るZとそれに合わせて加速するM3……
出だしはM3が優勢。
が、それからは立場が一転。
加速力で一気に距離を縮めてきたのだ。
「うそ…だろっ……!?」
型落ち相手にこれほどの劣勢を強いられているということに対して納得が行かない男。
そのままZに追い越されてしまうが、彼はアクセルを更に踏み込んで追跡をやめない。
次から次に一般車をスラロームしていくと大きく左に曲がるコーナーが見えてきた。
ブレーキングを行いつつもシフトダウン……
フォンッ!!というエンジン音が共鳴するように鳴り響く中、コーナーを立ち上がって行くZの車影を視認した。
「逃がさねえ……っ!
絶体追いつく!!」
コーナリング時にアクセルの開閉を調整していく……
が、その時だ。
タイヤが突然、キィィィ!!と悲鳴のようなスキール音をあげると共に車体が暴れ始めた。
原因は単にスピードが乗りすぎているため。
早く追い付きたいという焦りから、アクセル開閉時に無意識のうちにかなり開けていたのだろう。
「クソッ……!!」
ステアリング操作で何とかカバーしようとするが、対応が遅かったのとM3の車重の重さから修正が困難になっていた。
そのまま外壁に右サイドを勢いよくぶつけると共にその勢いでスピン……
そのまま後続のトラックと衝突した。
「―此方、2号車!
3号車、応答しろ!!
どうした!?応答しろ!!」
応答確認の無線がM3の車内に木霊する中、博也はボロボロになった車体をZのバックミラー越しに睨み付けながらもその場を去っていった。
・
―都内 とある一般道
安全確保のためにとりあえず下道に出たZ。
助かったと言わないばかりに可愛らしく「ふぅ……」と安堵の息をつくあかりに対し、博也は更に警戒してるようだ。
「先輩……?」
よく分からないと言った様子で首を傾げるあかりを見た博也は信号待ちで停車させてからあるものをパッと手にとって彼女に見せた。
黒い長方形の箱のような物体……
手のひらサイズの大きさで、店面にテレビのリモコンの先のような小さい円形の透明なプラスチックがついていて、怪しげな赤い光がピッピッと点滅している。
「これって……!?」
「発信器だ。
今朝、洗車のために車出そうとした時に車体の下廻りに付いてるのを見つけたんだ。
恐らくだが、さっき会った奴等は自分達にとって有利な場所に誘導させるように尾行していたんだろう。
そうなれば、ミスった時の保険だな……コイツは」
冷静な口調で答える博也だが、あかりの方はアワアワと慌てると共に事前に見付けて何故まだ持っているのか理解不能といった様子だ。
「ど、どど、どうして持ってるんですか!?
また追手が来るじゃないですか!!
今すぐ捨てた方が……!!」
その言葉に対して小さく首を横に振ると共に信号が青になったのを確認してゆっくりと発車させる博也。
そして、運転しながらその理由について答えた。
「向こうからしてみればコイツ以外に宛になるようなものは何もない。
だから、それを逆手にとって自分達が有利なフィールドに向こうを誘き出す」
そう言うと共にバス停の近くの路肩にハザードランプをつけ、Zを一旦停車させる博也。
「はぁ……」と少し残念そうに息をつきながらも先程の話に続くようにあかりに対してこんなことを言ってきた。
「……悪いが、今日はもう帰ってくれ。
ここから先は危ない仕事になる」
その言葉に対して俯くようにしながらも黙り込むあかり。
彼がこう言うのは自分が足を引っ張るからに違いない…
実際に前の護送車の救援任務の時がそうだった。
だが、一人だけ逃げるわけにはいかない……!
その思いがあかりを大きく動かす。
首を横に振ってから真っ直ぐとした眼差しで断りをいれた。
「嫌です!
私だけ逃げるなんて都合が良さ過ぎます!!
簡単なことでも良いので手伝わせて下さい!」
「間宮!
武偵なら状況を弁えろ!!」
博也の若干声を荒げたような言葉を聞いても眼差しを変えないあかり……
それだけ本気ということなのだろう。
これはそう簡単に意思を曲がらない……
こうしている間にも時間は過ぎていく。
仕方ない……
そう思った博也はハザードランプを消してウィンカーを出してから再びZを走らせた。
「……簡単な仕事以外には絶体手を出すな」
「はいっ!
もちろんです!!」
嬉しそうに大きく頷くあかりの表情をちらっと見て若干頬を赤らめてしまう博也。
どうやら、彼女の笑顔には弱いようだ……
そう内心苦笑いしながらもとある場所へと向かった。
・
―2時間後
とある工場地帯
2台の黒塗りのハイエースが縦に並ぶような状態で猛スピードで駆け抜ける。
車内にはジェットヘルタイプのヘルメットに防弾チョッキと特殊部隊のような格好をした男が定員いっぱいになるほど乗っていて、荷物を載せるスペースにはMP5等の銃火器が詰められていた。
「―αリーダーからHQへ。
βチームとの合流が完了した。
目標反応がある地点に移行する」
「―此方HQ、了解。
γチームが既に狙撃地点に到着している。
連携を行い、目標の制圧を行え。
オーバー」
そう無線交信が行われると共にハイエースがある廃工場に到着した。
キィィィと音をたてながらも荒れ地状態になった敷地内に駐車すると共に乗っていた隊員が次々と降りていく。
荷台に積まれていたMP5をカチャッカチャッと手にすると共に横一列に整列。
全員の整列が揃ったところで隊長らしき男が前に出てジェットヘルのメットガードを静かに下ろすと共に各隊員もメットガードを下ろして準備を整えた。
「―Move(動け)」
手を挙げて動かすようなサインを入れながらもそう指示すると隊員が動き始める。
工場の入り口にはトラックが出入りする用の大きなシャッターと人が出入りする用の扉があるが、隊員は人が出入りする扉の方へと向かう。
先頭の隊員が扉を少しだけ開けて何もないか確認……
すると、あるものを見付けて後ろの隊員たちに手のひらを見せるようにして待ったのサインを出した。
「―……ワイヤートラップです。
今から解除します」
そう言ってワイヤーを引っ張り過ぎないように気をつけながらもニッパーを使って中の情況を確認しつつも解除……
しようとした時だ。
奥の方にある段ボールの上で赤く点滅する物体が見えた。
その横には薄汚れたホワイトボードのようなものがあり、大きな字で乱雑に"バーカ!"と書かれている。
赤い点滅する物体……
そして、ホワイトボードに書かれていた幼稚な字。
これを見た時に何なのか理解すると共に隊員の顔が青ざめる。
そして、次の瞬間。
キュインという音と共に「うぁっ!?」と悲鳴をあげながらも先頭の隊員が手足を押さえて倒れた。
「―っ!?敵襲ーっ!!
各自散開!!
ブレイク!ブレイク!!」
隊長の指示で散々になろうと動き始める隊員たち。
だが、行動が遅れた上に遮蔽物が何もないこの場所では身を隠すことは困難。
隊員は次々と手足を撃たれて地面に倒れていく。
何とかハイエースのところまで移動して残った隊員は三人足らず……
隊長も移動最中にやられてしまった。
一人の隊員が頭の中で情況を整理しながらも無線を手にして本部に連絡をいれた。
「―αチームからHQへ!
狙撃による襲撃を受けたっ!
残兵数α、β両チーム合わせて三人!!」
「―HQからαへ。
推測でもいい。
敵の狙撃位置を報告せよ」
別の隊員がMP5で威嚇射撃を行う中、混乱する頭の整理が完全についた。
すると、驚きの表情を浮かべながらも無線機を手にして本部に通達する。
「―この工場から南の方角にある旧丸山製作所の跡地……
γチームの狙撃地点だ」
……隊員の言う通り、
博也は旧丸山製作所の屋上で狙撃を行っていた。
狙撃に使用しているのはAR(アサリトライフル)のAUGの重銃身モデル、AUG HBARに倍率が高めのスコープを取り付けたもの。
長い銃身の先には対物ライフルに付けられていそうな大きなマズルブレーキがある。
狙撃に特化している武器ではないが、中距離でも使えるため重宝している武器だ。
そんな武器をバイポッドを立てながら構える彼の後ろには手錠を後ろ手に掛けられて拘束された軽装の隊員たちの姿が……
手持ちの手錠が足りなかったため、一人だけあかりがマイクロUZIの銃口を向けて地面に伏せさせている。
「先輩、どうですか?」
「三人だけ車の後ろに隠れたが、もう時間の問題だ。
直ぐに片付ける」
二人がどのような準備をしてきたか、何故こんなにもスムーズに進められているのか説明しよう。
まず、廃工場に移動して発信器を設置。
突入部隊が余程の数でない限りはシャッターを開けるという隙がでるような真似はしないと踏んでいたため、人が出入りするドアにのみワイヤートラップを仕掛ける。
しかし、このワイヤートラップ……
実はワイヤーが張られただけのフェイク。
閃光弾やガスグレネードといったものは一切取り付けられていない。
何故、こんなものを仕掛けたかという理由は簡単。
本当に中にいると錯覚させるためだ。
ちなみに、このトラップを仕掛けたのは博也ではなくあかり。
やり方を横でレクチャーしつつも仕掛けさせた。
トラップを仕掛けてから裏の窓ガラスを割って外に出てから旧丸山製作所に向けて移動。
Zを少し離れた場所に停め、カバーをかけた後に中に入る。
この時、既に狙撃部隊がこの場所に来るのも視野にいれていた。
理由としてはここの屋上以外周辺にはまともな狙撃ポイントがないからだ。
入り口や階段にセンサーを仕掛けてから屋上に向かい、狙撃準備を進める。
その間、あかりは外の確認を行う。
彼女も先程の失敗を踏まえて今回は気を引き締めていた。
そのお陰で狙撃部隊が乗るハイエースを事前に見つけることが出来た。
狙撃部隊が来ると分かったところで狙撃準備状態を一度解いて屋上に上がる階段裏で待つ。
姿を見せたところで格闘戦のみで全員倒し、拘束した後に再び狙撃準備に入る。
そのまましばらく待ち、突入部隊が来てドアのダミーワイヤートラップを解除しているところに狙撃……
そして、今に至るというわけだ。
残りの三人に対しても気は抜かず、隙を見付けては手足に向けて撃っていく。
次から次に倒れ、本部と通信していた隊員のみになった。
「―HQ!
至急応援を求む!!
応援をーッ!!」
パニック状態になり、必死に救援を請う隊員。
だが、本部は返事しない。
恐らく、見捨てられたのだろう……
「―クソッ!!」と吐き捨てながらもMP5を手にハイエースから姿を出した。
「―この……
畜生がぁぁぁぁぁッ!!!」
サブマシンガンの射程距離では届くはずもないのにダダダダッとひたすら撃ち続ける。
そして、チャキッと弾が切れると共に足と肩を撃たれた。
……もう戦えないだろう。
博也は静かにスコープから顔を離した。
「終わりましたか?」
「ああ……
あとは警察に任せる」
そう言いながらもパイポッドを折り畳んだ時に安心しきったあかりが銃を構えながらも博也に歩み寄る……
その時だ。
地面に伏せていた男が急に振り向きながらも立ち上がってあかりに襲いかかったのだ。
いきなりのことに体格差から引き金を引く前に「うわっ!?」と押し倒されてしまうあかり。
マイクロUZIを落としてしまい、ピンチだと焦る。
手を伸ばして取ろうとするが、届かない。
体格差がある男が今にも手にしてしまいそうな状況だ。
……が、突然男の手首を何者かが掴んだ。
銃を片付けた博也だ。
そこから一撃はあえて加えずにグイッと引き上げるようにして男を立たせた。
立たされると共に数歩下がって距離を取る彼を力強く睨み付けた。
「……往生際の悪いクズが。
二度と歯向かえねえようにしてやるよ」
そう言ってから深く息を吸ってから、あかりがマイクロUZIを手にとって後ろについたのを確認する博也。
意識を男に向け、右手を前に出して捻っては"来い"と言わないばかりに指をクイクイッと動かす動作を見せる。
「うぉぉー!!」と雄叫びをあげながらも駆け出す男に対し、ゆっくりとした歩調で一、二歩だけ動く。
男があげた右拳をスッとかわして左手で手首を掴んだ後に腰の当たりに自分の右拳による一撃を与える。
端から見てそれほど痛そうには見えないが、あれだけの雄叫びをあげていた男が「あぁぁぁ!?」と悲鳴をあげるほど強烈なものだったようだ。
だが、まだ終わってはいない。
軽く蹴り飛ばして倒すと共に、足で肩を踏みつけながらも左手につかんでいた手首をグイッと勢いよく捻る。
パキッと嫌な音が響くと共に男の悲鳴が更に酷いものと化した。
痛みからかボロボロと涙を溢している。
「次に来てみろ。
逆の腕も使えなくしてやる」
そう言いながらも通報しようとスマホを手にする博也。
そんな彼の背中にあかりは尊敬の眼差しを向けていた……
・
―しばらくして
博也はあかりを助手席に乗せて一般道でZを走らせていた。
折角の横浜日帰り旅行のプランが襲撃のせいで大半は台無し……
思わずハァ……と深く溜め息をつく博也。
そんな彼に対し、あかりは尊敬の眼差しを向け続けていた。
「どうした、間宮?」
「あの……さっきはありがとうございました。
あの時、助けて貰わなかったら私……」
あかりの言葉に首を傾げる博也。
だが、少し考えると最後の悪足掻きをした男のことだと分かり、「あぁー」と口に出した。
「いいよ、気にしなくて。
にしても、どうすっかなー……」
簡単に答えてからスケジュールを頭の中で練り直す……
そんな彼の横顔を見て少し頬を赤らめながらもあかりは「あの……!」と勇気を振り絞るように話し掛けた。
「わ、私のことは間宮じゃなくて……
あかりと呼んでくれませんか?
先輩が良ければでいいのですが……」
頭の中のスケジュールを崩壊させながらもその言葉を聞いた博也は突然のことに「えっ…?」と言わないばかりの表情だ。
その様子を見ると失敗したと思い込んであわあわ!!と慌てて訂正しようとするあかりだが、博也はクスッと笑ってから彼女のお願いに答えた。
「じゃあ、これからもヨロシクな。
"あかり"。
じゃ、ついでに……
俺のことも市ヶ谷じゃなくて博也でいいよ」
此方だけ名前で呼んでいても釣り合わないと自分のことも名前で呼ぶことを許可する博也。
あかりはそれに対して嬉しそうに「はい!!」と答えた。
「これからもよろしくお願いします!
"博也先輩"!!」
・
―同時刻、佐々木邸
自室のベッドに座りながらも作戦が失敗したことを知らされた志乃。
携帯越しに指揮を勤める女性の「申し訳ありません」という謝罪の言葉を聞くと共に怒りからか携帯を持っていた手にグイッと力が入った。
「あの男のことを甘く見すぎです……
あの男がどれだけの技量のものか調べましたか?」
「―はい、もちろんです。
強襲科、狙撃科、車輌科でAランク評価を得たオールラウン……」
女性が答えようとしている時に志乃が「違います!」と声を荒くさせながらも空いていた左手でベッドのフレームを力強くバンッ!と叩きつけて黙らせた。
そして、自分が調べたことを語り始める。
「あの男は過去に
強襲科のSランク昇格試験の招待を5回、
車輌科のSランク昇格試験の招待を2回受けて何れも受けずに"拒否"したんですよ!?
そんな怪しげな男相手に生半可な戦力は通用しません!!」
そう言うと共にベッドから立ち上がり、ある資料を手に取る志乃……
その資料はあかりの戦姉であり、自分の敵でもある神崎・H・アリアのことが書かれた資料だ。
強襲科Sランク、犯罪検挙率99.9%。
敵に頼むのは嫌ではあるが、こうなったからには仕方がない。
「あの男の始末を神崎・H・アリアに依頼して下さい。
そしたら、今日のことは一先ず水に流します」
皆さん
こんにちは、こんばんわー
350Zです。
先日、愛車のZで片道5時間掛けて東京まで行きましたー
その時に緋弾のアリアとコラボしている昭和通りの某カラオケ店とデックス東京ビーチのイベントと出張購買店に行きました。
まず、カラオケ店の方ですが……
なんと、メニューだけじゃなくて部屋までコラボしてるというね。
入ったら緋弾AA全巻ショーウィンドウ越しに並べられてて、
ドア入って左に緋弾AAのHPのイラストと同じ絵の壁!!
そして、液晶テレビの上の壁も緋弾AAの様々なカットイラストの壁!!
更に更に、部屋の右隅には緋弾AAオリジナルコースター!!
と、緋弾AA一色の部屋でした。
緋弾っ……!!
圧倒的緋弾っ……!!
そんな言葉が頭の中で浮かびつつもとりあえず、
コラボメニューを頼むことに
私が真っ先に気になったのは志乃ちゃんのメニュー。
紅茶の上にハーブが浮かんでるって奴ですが……
このハーブ、作中にも出てきたあの"レモンバーム"です。
志乃ちゃんは
"鎮静・強心作用があり、戦闘前に一枚噛むといい"
なんかねえ、そんな葉っぱ一枚ごときでねー
なんて思いながらも作中と同じように噛んでみることに……
こ、これは……っ!!
刺激っ……!!
圧倒的刺激っ……!!
……いやー、なんか凄かったですわ。
5時間の運転で疲れてた疲労が一気に飛びマシタ。
感触としては超強烈な葉っぱ型のミント味のシゲ⚪ックスを噛んだって感じです。
あれ、シゲ⚪ックスってミント味あったっけ……?
……まあ、いいや。
さて、歌おっと。
まあ、最初はもちろん緋弾アリアから……!
でも、僕の知ってるレパートリー少なすぎて開始10分で終了ー
(チーンッ)
ドウシヨウカナー……
と迷った挙げ句、頭文字Dの曲とAviciiの曲を歌うことに
で、頭文字D4thstageのED曲の
"Blast My Desire"を歌った時でした。
さて、歌お……
と思いながらも液晶テレビを見ると"藤原豆腐店"のステッカーが貼られた86が走り出すVが……
おぉ、アニメ付きじゃん!!
このカラオケ店のカラオケちょっと特殊だからVはないと思ってた私でしたが、J⚪Yと同じVが流れ始めてテンションが上がる私←
おおぉぉ!!
板金王のR32!!
いろは坂の猿のエボⅣ!!
ゴットアームゲロ島のS2000!!
(頭文字D知らない方ごめんなさい←)
ちょっと面白いと思いながらも歌ってる私でしたが、
……冷静に考えてみるとカヲスだよね。
だって、
緋弾のアリアの部屋で360°緋弾のアリアと言っても過言ではない空間なのに
液晶が映し出してるには頭文字Dっていう……
あまりのカヲスさに思わず動画とっちゃいました←
そして、ふと思いました。
組み合わせるともっとカヲスなアニメあるんじゃない?
と。
というわけで、禁断の組み合わせ………
緋弾のアリアAA×ギャグマンガ日和←
いやー、シュール……
というわけで此方も動画に撮る。
今度はどうしよう?なにがいい?
あ、実写行くか
というわけでアニメ×実写PV
緋弾のアリアAA×Party Rock Antham
(Party Rock Antham知らないけど気になった人はPV調べたら出ますよ←)
いやー、これはもう文字通り
シャフゥゥリン!シャフゥゥリン!!でした。
動画とりました。
まあ、こんな感じでとりあえずカラオケ終わりました。
多分、帰るときに店員に
"こいつ、何がしたかったんだ……?"
なんて思われたかもしれませんが、気にしません♪
デックス東京ビーチの方については次話の後書きにて書きたい思いまーす
またねー♪
P.S
期待するような展開とか出してほしい車があったらどんどん書き込んで下さい←