雪国の先導者達   作:黄雀

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遅くなりましてすいません。その代わり今回は公式戦ということで、フルファイトです!
SIT付属、祭谷、福原、伊達北……梅乃台以外の学校にもファンができるような小説を目指してます


道峰セセリ

 日本サーキット中部大会、1回戦。

 トーナメント形式の大会で初戦から優勝候補に当たったのは不運としか言いようがないが、当たっちまったもんは仕方ない。

 限界集落の学生でも夢は持てると、それを証明するためにはむしろ絶好の機会だ。SIT付属を倒せば一気に名声があがることだろうよ。

「それでは、1回戦第8試合を始めます。両校より、先鋒の選手は前へ」

 審判から指示が出る。

「よっし、じゃあ行ってくるぜ」

 仲間達を振り返り、緊張を押し殺して笑ってみせる。

「よし、行ってこいトウジ」

 ユキネもそんな風におどけてみせるが、緊張が顔にでている。ユキネから見た俺もこんな感じなんだろうな。

「歌星、なんかアドバイスあるか?」

「必ず勝ってよね、それだけ」

「それはアドバイスじゃない……」

 おかげで少し気が楽になったが。

 久しぶりに使うファイカを手に、はじめて使うギアースへと足を踏み出した。

 

 

 

「それでは先鋒戦、SIT付属名古屋高校より道峰セセリ選手、梅乃台高校より桐澤トウジ選手のファイトをはじめます。両者ファイカとデッキをセットしてください」

 言われた通りファイトテーブルにセットすると、デッキが吸い込まれ、電子映像化されたカードが浮かび上がる。

 先攻後攻はギアースによる自動決定。俺は……後攻みたいだな。

 手札交換を終え、改めて相手に向き直る。

「はじめようか、桐澤くん」

「……ああ」

 ユキネから話を聞いてなかったら、紳士と信じたかもな。

『スタンドアップ・ヴァンガード!』

「祈りの神器プレイ・エンジェル!」

「バブルエッジ・ドラコキッド!」

 さあ、ついに始まった俺達の日本サーキット本戦。

 勝って弾みをつけてやる。

 

「僕のターン、ドロー。結びの女神ユーノにライド、ターンエンド」

 神器のヴァンガードがいるとアタック時に+3000されるユニットか、普通に神器デッキで間違いなさそうだな。

 

【道峰セセリ:ダメージ0/手札5】

【桐澤トウジ:ダメージ0/手札5】

 

「スタンド&ドロー!ケルピーライダー・ニッキーニライド、バブルエッジは……斜めに移動だ。ニッキーでヴァンガードにアタック!」

「慈悲の神器エイルでガード」

 1発目からガードか……神器デッキのエースカード、ユグドラシルは双闘ユニットだからな、積極的にガードしていくんだろう。

「ドライブチェック、デスピナ。クリティカルトリガーだ」

 効果はどこに振っても意味をなさない、か。

「ターンエンドだ」

 

【桐澤トウジ:ダメージ0/手札6】

【道峰セセリ:ダメージ0/手札4】

 

「僕のターン、ライド。黄昏の神器へスペリス。そしてコール、運命の神器ノルン」

 SIT付属と言えど、やってることは俺達と同じ。同じヴァンガードだ。ビビることはない。

「ノルンでヴァンガードをアタック」

「ガードだ。デスピナを使う」

 強いファイターとだって、何度も戦ってきてる。

「へスペリスでヴァンガードをアタック!」

「ノーガードだ」

 道峰さんのプレイングだって俺とそう変わらない。

「ドライブチェック、ロット・エンジェル。ドロートリガーだ。パワーはノルンへ」

 ダメージチェックはメイルストロームが落ち、トリガーはでない。

「ターンエンドだよ、桐澤くん」

 余裕ぶってられるのも今のうちだ。

 

【道峰セセリ:ダメージ0/手札5】

【桐澤トウジ:ダメージ1/手札5】

 

「スタンド&ドロー!ライド、ラスカルスィーパー!そしてコール、カップルダガーセイラー」

 ……だけにしておくか、攻めるのは次のターンからでいい。

「アタック行くぜ」

「うん、受けてたつよ。桐澤くん」

 道峰さんは柔和な笑みを浮かべこちらを見据えていた。ちっと不気味だな。

 

 

 

 トウジの後ろでは梅乃台のメンバー達が緊張の面持ちでファイトを見つめている。

「歌星さんは向こうの選手、知ってるんだろ?道峰セセリ選手」

 シュンヤが視線をファイトから外さぬまま、沈黙を破った。

「まあね、セセリはジュニア選抜いたから」

「どんなファイターなの?やっぱり、強いんでしょう?」

 1人、表情にでないのか普段と変わらず穏やかな面持ちのミコトが尋ねる。

「うーん、弱くはなかったわ。ミスが少ないファイター……という印象しかないわね。あくまで2年弱前のことだからそんなに当てにならないけど、さっき会ったレイカ部長や祭谷のヒメカのような圧倒的な力はなかった」

「へぇ、なんか地味だね……」

 ユキネが身も蓋もないことを囁き、4人の空気がほんの少しやわらかになった。

 

 

 

「ターンエンドだ」

 ダメージ1に、ノルンの撃破。2ターン目の戦果としてはまあまあだろ。

【桐澤トウジ:ダメージ1/手札5】

【道峰セセリ:ダメージ1/手札5】

 

「スタンド&ドロー……ふふっ」

 邪悪な笑み、という形容ではいささか温いくらいの寒気すら覚える笑いを道峰さんが浮かべた。

「……なんすか?」

「ああ、失礼。桐澤くん、わかりやすいなあって思って」

 何言ってるんだこいつ……

「手札にメイルストロームがない、かといって焦って攻めてくる様子も縫い。なら次のライドはアンガーボイルだ」

「な……っ」

「予選での君のファイトから推察されるグレード3の配分はメイルストローム4、グローリー2、アンガーボイル3。キミの場合メイルが来ているならライドはカップルにして、ラスカルをコールする。違うかい?」

 なんでそんなことまで分かる!?向こうに知られている手札は直前のドライブチェックで引いたプラトンだけのはずだ。

「……答えるわけないだろ」

「そうだねえ、ライド。真夜中の神器ニュクス。そしてコール、シャイニーエンジェル。スキルでドロップのノルン、エイルをソウルに移動」

 俺の全公式戦をチェックしたとでも言うのか……?

 いやまずい、動揺するな。カマをかけてるだけかもしれない。

 だいたいあの後デッキをいじったかどうかなんて知る方法はないんだ。向こうだって100%の確信はないに決まってる。

「へスペリスをコール。さらにニュクスのスキル発動、手札が3枚以下ならソウルブラスト3を払うことで1枚ドロー」

 ユグドラシルと違って双闘前からスキルが使えるのか……。カードの知識が少ないのは誤魔化しきれないな。

「へスペリスとノルンのスキル発動。ニュクスを強化する。そしてもう1枚、ユーノをコール」

 展開が速いな。

 その分守りは薄くなるはず。手数勝負ならジェネシスに遅れをとりはしなち。

「ユーノでカップルダガーをアタック」

「ノーガード、退却」

 ギアースの鮮明な映像が粒子化して消えるカップルダガーを描き出す。

 人様のファイトだったら見入っていただろうな。

「プレイエンジェルのブースト、ニュクスでヴァンガードをアタック!ノルンがソウルからドロップへ送られたことによりこのターン、ニュクスは+5000。パワー21000だ」

 完全ガードはある……

 だが、ここで手札を2枚持っていかれたら取り返せない。

「ノーガードだ」

「そうだよねえ、ここで手札を2枚持っていかれたらアンガーボイルのスキルが活かせない」

 こいつ……また全部読んで。

「ツインドライブだ。凍気の神器スヴェルに……ククリヒメ。クリティカルトリガーだ。悪いね、2ダメージ」

「くっ!ダメージチェック!ゲット・ドロートリガーだ、パワーはヴァンガードに」

 落ち着け、ツインドライブで1枚クリティカルがでた。普通のことだ。

「へスペリスがニュクスに与えたスキル発動。ニュクスのアタックがヴァンガードにヒットした時、相手のリアガードを1体退却する。そこのバブルエッジくんにはご退場いただきますー」

「なに!?」

 手札増加の要が潰された……

 まずいなんてもんじゃない。

「シャイニーエンジェルのブーストしたへスペリスでヴァンガードをアタック」

 トリガーが乗ってパワー21000。

 こちらのヴァンガードも16000になってはいるが、10000のガード値があるカードが手札にない。

「ノーガード。……ダメージチェック!ゲット・ヒールトリガー!」

 よし、回復した。

 この1点はでかい。ここからストライドで反撃に転じてやる。

「ヒールおめでとう、手札に10000ガードがなく、グレード3はアンガーボイル。捨て駒的なカップルダガーセイラー……セオリー通りいけば手札にはマグナムアサルトとスタシアがあり、2体でラインを作る。どうだろう?当たり?」

「こ……の……」

 確かに手札にはマグナムアサルトとスタシア。この2体とアンガーボイルの超越ボーナスを組み合わせるつもりでいた。

 こいつ、めちゃくちゃ読んでくる。それも心理戦とかじゃない、事実から確率を計算して、コンピューターみたいなファイトをしてきてやがる!

「ふふっ、こわい顔だ。桐澤くん。ヴァンガード、楽しくないかい?」

「ああ、お陰さまですこぶる楽しくないね」

「……ごめん」

 ……は?なんだこいつ、謝ってくるのは予想外だった。

 いや、今はそんなことどうでもいいな。

 

【道峰セセリ:ダメージ1/手札5】

【桐澤トウジ:ダメージ3/手札6】

 

「俺のスタンド&ドロー!あんたの予想通りだろうが知ったことか!俺は俺のファイトをするぜ、ライド!蒼波竜アンガーボイルドラゴン!」

 続けてもう1枚のアンガーボイルをドロップに叩きつける。絡みつくものを振り払うみたいに。

「ジェネレーションゾーン解放!ざわめく心の荒波よ、想いの先へと打ち寄せよ!ストライド・ジェネレーション!蒼波帥竜テトラボイル・ドラゴン!」

 迷うことはない。

 読まれてるのは不気味だが、ジュニア選抜様のお墨付きのプレイングってことじゃねえか。

「マグナムアサルト、スタシアをコール!スタシアのブーストでマグナムアサルト!リアガードのユーノにアタック!」

「いいね、冷静だ。ノーガード、退却」

「テトラボイルでヴァンガードにアタック!アンガーボイルの超越ボーナス発動だ、マグナムとスタシアをスタンドしパワー+3000」

「ノーガードだ。クリティカルが出たってマグナムアサルトに振るんだろう?」

 いちいち癪に触る野郎だ。

「1枚目、スーパーソニックセイラー。ゲット・クリティカル!全部マグナムアサルトに振る!」

 狂わされるな。予想通りだって構いやしない。

「2枚目、ホイールアサルト。3枚目、スーパーソニックセイラー……クリティカル」

「悩みどころだねえ、僕も2枚目は読んでいなかった。あえて考慮から外していたと言おうかな。勝つために極端か幸運や不運は四分位なり八分位偏差なりで切って考慮から外し中央値付近への対策を固める必要が____」

「クリティカルはヴァンガード!パワーはマグナムアサルトだ!」

 わけわかんないことをグダグダうるさいやつだ。

 なんだよその何とか偏差って!……あとで天原先輩に聞こう。

「はいはい、ダメージチェック。クリアエンジェルだね、クリティカルトリガー。効果はヴァンガードに」

「スタシアのブースト、マグナムアサルトでヴァンガードにアタック!31000クリティカル2だ」

「ごめんね、僕とのファイト、楽しくないよね。実を言うとこんなファイト、僕も楽しくないんだ」

 さっきとは違う意味で何言ってるかわかんねえ。

 なんで自分も楽しくないファイトを……。

「スヴェルでガード、クインテッド・ウォール!」

 5枚のカードが山札からガーディアンにコールされる、これで楽々ガードってわけか。

「マグナムアサルトはスキルでスタンドしパワー+2000。もう1度アタックだ!パワー24000クリティカル2」

「ククリヒメでガード」

「ちっ、ターンエンドだ」

 不愉快な野郎だが、ここまでくれば嫌でも分かる。

 こいつ、めちゃくちゃ強い。これが日本サーキットなのか、これがSITなのか、こいつ個人の実力が突出してるのかは分かんないけど、とにかく強い。

 

【桐澤トウジ:ダメージ3(表2)/手札5】

【道峰セセリ:ダメージ3(表2)/手札3】

 

「スタンド&ドロー。僕もね、桐澤くん。こんなヴァンガードマシーンみたいなファイトは楽しくないんだ。本当はもっと、楽しいファイトがキミと、キミ達としたい!けれど……今はできない。シークメイト・レギオン!」

 クインテッドウォールの影響でトリガー4枚を戻すことに楽々と成功する。

 楽しいファイトか……リバースも大会も関係なしのファイト、しばらくしてないし俺もしたい。

「並び立て、真昼の神器へメラ!僕はね、信じているんだ。優勝して仲間達とするファイトが世界で一番楽しいってね。だから今は、基本に忠実に、かつ人の弱点をつく、この何の面白みもない、クソつまらないファイトに付き合ってもらうよ!」

 優勝して仲間とするファイト……。そうだ、俺はこのファイトを見たことがある。

 真っ向勝負を捨て、タッグパートナーを信じて相手もろとも自分の持ち味を捨てたファイトをした人がいた。あの人も、この人も……みんな部長だ。

 ユキネももしかしたら……こんな思いでリバースに____

「へメラをコール!スキルでへスペリス2体とノルン

 ソウルへ。そしてニュクスのソウルブラスト、1枚ドロー。へスペリス2体とノルンのスキルを使う」

 地味だけど無駄がない……

 ドロー、退却、パワーアップ。基本的なスキルの繰り返しだ。

「へメラでマグナムアサルトをアタック」

 マグナムを失うのは痛いが……ヴァンガードの攻撃も防がないとどのみちへスペリスのスキルで退却させられる。

「……ノーガード、退却」

 まだ3ダメージだというのに完全ガードを使うわけにはいかない。手札にだって余裕があるわけじゃないんだ。

「ニュクスでヴァンガードをレギオンアタックだ」

「ノーガード!」

「うん、いい判断だ。もう遅いけどね。ドライブチェック、ヒールトリガーだ。ダメージを回復してパワーをへスペリスに」

 ダメージ2まで戻される。

 向こうの運がいい……ってほどでもないな。トリガーが確実に活きるように動いてるといった方が近いか。

「ダメージチェック、クリティカルトリガー。パワーはヴァンガードだ」

「へスペリスが与えたスキルでスタシアを退却する。そしてへスペリスでヴァンガードをアタック!」

「スーパーソニックセイラーでガード!」

 さあ、反撃の時間だ。

 

【道峰セセリ:ダメージ2/手札6】

【桐澤トウジ:ダメージ4(表3)/手札4】

 

「スタンド&ドロー!勝負はまだこれからだぜ、ジェネレーションゾーン解放!」

 この手札で4回のアタック……いけるな。運ゲーだろうがなんだろうが残った勝ちの可能性に賭けてやる。

「ざわめく心の荒波よ、想いの先へと打ち寄せよ!ストライド・ジェネレーション!蒼波帥竜テトラボイルドラゴン!」

 手札には完全ガードがある、これを残して残りはアタックに回す。

「マグナムアサルト、ホイールアサルト、スーパーソニックセイラーをコール!」

「なるほど、アタック回数を稼いできたね」

「まずはホイールアサルトのブースト、マグナムアサルトでへメラをアタック!」

「ノーガード、退却」

「テトラボイルでヴァンガードにアタック!この時、テトラボイルのスキルでこのユニットをツインドライブにする。さらにアンガーボイルのスキルでマグナムアサルトとホイールアサルトをスタンド!」

「ノーガード」

「ツインドライブ!……ゲット・クリティカルトリガー!クリティカルをヴァンガード、パワーをマグナムアサルトへ」

 スーパーソニックセイラーの方にパワーを振ればリアのへスペリスに届くかもしれないが、今は少しでもこのターンに決め切れる可能性を追いたい。

 ダメージが2枚置かれ、不発ヒールが出る。単純なパワーの上昇もここでは響いてくる。

「スーパーソニックセイラーのアタック。パワー4000だ」

「数稼ぎってわけだね、当然ノーガードだ」

「ホイールのブースト、マグナムアサルトでヴァンガードにアタック!」

「ノーガードだ。ダメージチェックは……ニュクス。トリガーなし」

 ここを通したってことは、全部止められるってことか……?

「そんな顔しないで、桐澤くん。全部止められる算段がない場合でもここは通すところだ。僕は止められるけどね」

 この……っ!

「テトラボイルの連波4発動!手札のデスピナを捨て、このユニットをスタンドする!さらにマグナムアサルトのスキル、マグナムをスタンド!」

 2体のユニットがスタンドする。これでトリガーの振り先も確保できた。

「いけ!テトラボイル!」

「スヴェルでガード、クインテッドウォール」

「またクインテッドウォール……」

 あまり採用されているデッキを見なかったが、強いな。デッキコンセプトに合っている。

「ツインドライブ!ドロートリガーだ!パワーをマグナムに、そしてマグナムアサルトでヴァンガードをアタック!」

「ノーガードだ」

 マグナムアサルトの放つ水弾がニュクスを弾きとばす。

 が、致命傷には至らない。

「……ターンエンド」

 だがやつのダメージは5。ランブロスが打てれば確実に決まる。

 

【桐澤トウジ:ダメージ4(表1)/手札5】

【道峰セセリ:ダメージ5(表1)/手札5】

 

「さて、スーパーソニックセイラーをコールしてくれたなら仕方ない。こっちを使おう」

「こっち……?」

「ライド、宇宙の神器CEOユグドラシル!そしてシークメイト」

 こいつ……!ニュクスデッキじゃなかったのか!?

「プレイエンジェルのスキル、ソウルに移動しソウルチャージ3、さらにユグドラシルにパワー+5000。シャイニーエンジェルをコールしドロップのノルンとへスペリス2体をソウルへ」

 まずい……今、やつのパワーはいくつだ?

 計算が追いつかない。

「いいファイターだ。でも、勝つことだけを求めた人間の強さには及ばないよ、桐澤くん。シャイニーのブースト、ユグドラシルでヴァンガードをアタック。ソウルブラスト6。パワー+10000。ヒット時2体退却。合計パワーは45000クリティカル2だ。そしてグレード1以上のカードを手札からガードに出せない」

 足りない……圧倒的に。

「ノー……ガード」

「悪いね。SITはこんなところで負けてられないんだ」

 ユグドラシルの放つ裁きの光がリアガード達ごと、トウジの分身を焼き切っていった。

 

 

 

「勝者、SIT付属名古屋高校道峰セセリ選手!」

 審判のコール以外、誰も言葉を発さなかった。

 

 

 To be continued……

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