織斑\おっぱい/一夏   作:バンビーノ

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ハロウィン、気にせずおっぱい。


02.その手に掴むはロマン

 亡国機業に入った一夏は別段何が変わるわけでもなかった。

 乗って逃げてきた打鉄が自身のものとなり、任務も何度か出たりしたが別段変わりはない。

 殺す覚悟なんて持ってないし、任務の度に敵さんのおっぱいを心ゆくまで揉みしだいている程度だ。

 

 ――外国人のおっぱいなんて始めて揉んだぜ。

 

 変わるところかむしろ満足げである。

 リトルおっぱいによくゴミを見る目で見られるが気づかない。彼の目線がおっぱいから離れることはなく視線が交わされることがない。

 何度かマドカのおっぱいに手を伸ばすがその度にナイフで迎撃が開始される。

 リトルおっぱいをその手に納めるには命を懸けないといけないようだが、一夏は諦めない。こんなところで立ち止まっている暇はないのだ。

 

 危険度で言えばまだハードでしかない。

 世界最強の姉ととある幼馴染みの天災と呼ばれる姉は、難易度が別次元なのだ。

 ナイフなら刃さえ気をつけておっぱいに手を伸ばせばいい。腕に突き立てるようにナイフが振り下ろされるが、反射的に打鉄のシールドバリアのみ展開すれば防げるのだ。しかし、そこでラグが生じ一夏の手からリトルおっぱいは一歩遠ざかる。

 

「何故そういうところだけ無駄に器用なのだコイツ……!」

「全ては――おっぱいのためさ」

「 死 ね 」

 

 今日もナイフの連撃が猛威を振るう。一夏は可能な限り避ける、ただ鍛練されたマドカのナイフは何度か急所を確実に捉えるがシールドバリアに弾かれる。もう日常風景である。

 

 

 またある日の夜、オータムと一夏は同室にいた。

 

「おお、いやがった。クソガキ、ディック貸せよ」

「なら代わりにおっぱい揉ませやがれ。じゃねぇとおっ勃たねぇ」

「ほらよ」

 

 服を脱ぎ、胸を露にするオータム。動作は雑であれ服の中より出てくるおっぱいはまさに至宝、普段より真顔でおっぱいのみを見ている一夏の頬も心なしか柔らかい。揉む生おっぱいはそれ以上に柔らかい、ベリーグッドだ。

 しかし傍目から見るとおかしすぎるギブ&テイクが成立していた。

 単純におっぱい揉みたいおっぱいにしか興味のない一夏と、顔は割りと好みである一夏の下半身におったつ棒を使って気持ちよくなりたいオータム(レズおっぱい)

 一夏は揉んで勃てる、それをレズおっぱいが使う。

 ムードの“ム”の字ももちろん愛もない関係であったがお互いかなり満足している。

 

 ちなみにスコールからこの関係は承諾済みである。

 リトルおっぱいには余計に汚物を見るかのような視線が突き刺さるが一夏は気づかない。繰り返しになるがおっぱいしか見ていないのだ。

 

「今日はスコールいなかったのか」

「あぁ、だから使いに来たんだよ。やー、やっぱり玩具とは違うな。テメェのはバイブよか相性が良くていい」

「はぁん、そんなもんか。俺は生おっぱい揉めるからなんでもいいんだけど」

「ハッ、これで揉まれてなきゃ最高だ。手ぇ動かず腰動かしやがれ。せめて上手くなりやがれ下手くそが」

 

 一夏は腰をピクリとも動かしてない。日本人の慎ましさとはなんとやら、心置きなく揉みたいように揉んでるだけである。揉むというより、揉みしだく。

 

「めんどくせぇ、揉みたくて揉んでんだ。てか文句あるなら適当にテク持ってる男漁れよ」

「ふざけんな、あたしはディックは好きだけど男が嫌いなんだよ。テメェの顔が中性的だからヤッてんだ。女に生えてんなら最高だったのによぉ」

 

 スコールは一夏が結構イケメンだから好みなのではなかった。中性的、上手くいけば凛々しい女顔に見えなくもないので好みなだけだったのだ。

 この女やっぱりバイではなく、レズである。

 

「くそ難儀だな」

「おっぱい好きだけど女には興味ない奴に言われたかねぇ。お前だって太った野郎の胸でも揉んでろよ」

「ざけんな、あんなもん脂肪の詰まった肉袋じゃねぇか。女の胸についてるからおっぱいなんだろうが」

「お前も十分難儀だろぉが」

 

 性癖が難儀という点でのみ似かよったふたりは今日もギブ&テイクを続ける。

 

 

▽▽▽▽

 

 

 IS学園は色々な意味で騒然としていた。

 まずは先日、男性で初のIS操縦者が見つかったこと。そして順当に物事が進んでいればその男が入学してくる予定であった。

 しかし、何故か男はいない。依然IS学園は女子校のままだ、オールおっぱい不純物は見当たらない。だってその男、織斑一夏はどこかへ飛び立ったまま帰ってこないのだから。

 

 そんななか、おっぱい楽園(IS学園)の食堂ではある少女たちが出会いを果たしていた。

 

「つまり、箒は一夏の幼馴染みなのね」

「あぁ、鈴と入れ替わるように引っ越してしまったのだがな」

 

 凰鈴音と篠ノ之箒である。このふたりは織斑一夏のセカンド幼馴染みとファースト幼馴染み、ややこしいが箒がファーストだ。

 

「しかし、驚いたな……一夏の奴が中国の代表候補生と幼馴染みで友人だったとはな」

「まぁね、私はよく話に聞いてたから知ってたけど……でも一夏の奴ついにやらかしたのね」

「ん、何と言った?」

「何でもないわ」

 

 余談だが箒が引っ越したのは小学校の頃、一夏があれを拗らせ発症したのは中学だ。そして篠ノ之箒という一人の女は一途にも織斑一夏に惚れている。

 

 つまり、いまの一夏がおっぱいおっぱい言ってることは知らず過去のキレイな一夏を思い続けている不憫な娘である。

 鈴はそのことを何となく察し、知らせないことにする。この乙女にもう少しだけでも夢を見させてやりたいのだ。

 

 ――というよりも言っても信じないわよね。

 

 鈴はそう思う。箒から聞いた一夏は手が出やすいところも多少あったものの正義心持つ健全な少年だった。いや、確かに鈴が会った頃もそのような感じだったはずだ。

 だが、凰鈴音という少女が見届けた織斑一夏(おっぱい野郎)に変貌するまでの過程は決して嘘じゃない。悲しい事実である。

 

「因みにさ……いきなりなんだけどおっぱい連呼してて、ことあるごとにおっぱい触ってこようとする男ってどう思う?」

「……本当にいきなりなんだ、悪い男にでも引っ掛かってるのか?」

「いやぁ、昔ながらの悪友? にそんな奴がいるのよ。私の胸は守り通したけどね」

「そんな破廉恥な男、日本男児の風上にもおけん! 見かければ叩き斬ってやる!」

 

 ――これはやっぱり言えないわ。てか下手したら私まで斬られそう。

 いや、おっぱい連呼して隙あらばおっぱいに手を伸ばしてくる男は普通に駄目。なのだが、ワンチャン箒が特殊性癖という可能性に賭けた鈴の試みは見事に失敗した。当たり前である。

 

 ――出来れば、ふたりを会わせたくない。腕が斬り落とされるかおっぱいが揉みしだかれるかのふたつにひとつの結末しか見えないのだから。

 

「あ、そういえば千冬さんってどうしてる……?」

「今日は用事で学外に出てるらしい」

「あっ、あー……そう」

 

 勘の鋭い鈴はなにかを察したがなにも言わないことにした。鈴ちゃんは空気が読めるのだ、小首をかしげる箒を眺めながらラーメンを啜る。

 ――にしても、一挙動毎に揺れるおっぱい持ってるわねー。

 織斑一夏(アレ)と友達やってる間におっぱいへのコンプレックスはなくなったが、目の前のおっぱいはある種凶器である。一夏は狂喜しそうだが……うん、同性としても触ってみたいと思う鈴だった。今度大浴場で揉んでみようと思う。

 ここでひとつ念を押しておくと別に凰鈴音という少女は、どこかのおっぱいキチとは違う。断じて、違う。

 

「千冬さん大丈夫かしらねぇ……」

「唯一の家族である一夏が行方不明なのだからな……心労もかなりのものだろうな」

「あ、うん。(おっぱいが理由でいなくなるなんて)大変でしょうね……ごちそうさま、話できてよかったわ箒」

「あぁ」

 

 ラーメンを食しきった鈴は食器を返却し席を立とうとしたのだがその動きは止められる。別段箒が何をしたというわけでもない、ましてや第三者の介入があったわけでもない。

 IS学園の非常警報(アラート)が鳴り響いたのだ。

 

 

▽▽▽▽

 

 

 同刻、とある診療所にて。

 

「弟がだな……おっぱいが理由で家を出ていったんだ。おっぱいを用意すれば一夏は帰ってくるのだろうか……?」

「千冬さん、疲れてるんです。まずは少し休みましょう、それからゆっくり考えていきましょう」

「あれか? 私が世界中のおっぱいを揃えれば一夏は……!」

「看護師さーん! 鎮静剤持ってきてー! あ、男の人で! この人おっぱいもぎそうな眼してるから!」

 

 何もなかった。なかったのである、なかったことになった。

 ひとりの姉が錯乱しかけた気もするが、帰る頃には落ち着きを取り戻していたそうだ。取り乱したことを謝り診療所から自らが勤める職場へと戻る。

 

 ――そうだ、今日は鈴の奴が転校してきたのだったか……少し相談にのってもらえんものか……

 

 訂正、落ち着きを取り戻していたが相当弱っていた。

 

 

▽▽▽▽

 

 

 学園に響き渡ったアラート。それが示すものは侵入者。

 その侵入者はISを纏い、この世界を祝福するかのように両手を広げ叫んだ。

 

「ヒアー、イズ! おっぱい楽園(アヴァロン)!」

 

 ――イエス、イエス! イエス!! おっぱいがいっぱい! 胸いっぱいのおっぱいでおっぱいにいっぱいのおっぱい!

 叫んだ人間の性別は男、男でISに乗れるのは織斑一夏ただひとり。要するに織斑一夏がIS学園に侵入してきたのだ。ハイパーセンサーをナニに使っているのかは本人以外は知り得ないことである。

 

 その場に一番に駆けつけたのはなんの因果かロマンおっぱい(ファースト幼馴染み)エレガントおっぱい(セカンド幼馴染み)。箒は打鉄を、鈴は甲龍を装着していた。

 何故か教員たちや他の生徒たちはやって来ない、どこかでメカメカしいウサギ耳におっぱいがついた女性が腹を抱えて笑っている事実は関係ない。

 

「っと、俺が亡国機業に入ったって宣伝を一応しないといけないのか――亡国機業所属! 織斑一夏見参! 夢は世界中のおっ」

「ひさしぶりねぇ一夏ぁぁぁ!」

 

 一夏の台詞を鈴が乱入することにより制す。あと少し、ほんの少しだろうが隣にいる乙女に夢を見続けさせるために。

 

「ん……おお、箒に鈴じゃねぇか。ヨッス、ひさしぶり」

「軽いわね、あんたがいなくなったせいで世界は騒然としてるわよ」

「そうだ、いや、そんなことはどうでもいい。千冬さんのことだ。かなり心配しているようだったぞ」

 

 箒の言葉を受け眉をひそめる。一夏とて忘れているわけではない。エクセレントおっぱい(千冬姉)には返しきれないほどの恩がある、おっぱい触りたい。

 だから、恩は返すつもりだ。だが今は駄目だ。

 

「いつかは帰るさ、けどそれは今じゃない」

「くっ……ならばここで捕らえさせてもらうぞ」

 

 一夏は真意を話すつもりはない。そのことを察しながらも一夏を止めようと打鉄のブレードを構える箒。

 その瞳には確固たる意思が宿っていた。

 

「箒(おっぱいが)成長したな。(おっぱいが)一回りも二回りも大きくなってやがる」

 

 眩しいものを見るかのように呟く一夏。

 その瞳にはビッグなおっぱいが映っていた。小学生の頃からは想像の出来ない成長っぷりである。おっぱいには無限の可能性があるのだと高らかに宣言するかのようではないか。

 まさにロマンを体現するおっぱいに心からの称賛を送る。

 

 ただ目の前の少年がそんなことを考えいるとは露知らず、篠ノ之箒は一夏に問いかける。どうして、亡国機業などという得たいの知れない組織に入ってしまったのかと――おっぱいに釣られただけなのだが。

 

「一夏、お前こそ……だが、どうして!」

「聞くな箒、男が己の(おっぱい覇)道を貫き通すために選んだ道だ。とやかく言うもんじゃねぇだろ? 俺はこの手で(おっぱいを)掴むんだ」

 

 この会話を端で聞いてる鈴は織斑一夏という男の言葉の真意を察しているが箒には伝えない。何も知らない人間からすれば至って真剣な会話なのだから。

 

「鈴、お前は変わらな……いや少しは(おっぱいも)成長したのか」

 

 打鉄のハイパーセンサーは伝えてくる。箒のバストサイズを――素晴らしい。そして鈴も……最後に会ったのは中学生。変わらないと思っていたが思い違いだったようだ、確かにおっぱいは育っていた。

 少しずつでも成長を続けるおっぱい。これもまたおっぱいの神秘だと織斑一夏は確信する。

 

「ハンッ、あたしだって小さかろうと(おっぱい含めて)成長していってんのよ」

「俺は変わろうと変わらなかろうと(おっぱい)好きだぜ?」

 

 このうえない口説き文句に聞こえるが、その実内容は最低である。いや、彼にとっては最高なのだが鈴からすればそんなこと言われてもどうしようもない。

 なにしろ行間の言葉にしていないはずのおっぱいが聞こえてしまうのだから。

 

「中学時代はお前に触れることすら敵わなかったが今度こそこの手を届かせるぜ……(そのおっぱいにな!)」

「あんたが世界中の胸にその手を届かせようとも最後の最後まで私には触れないと思いなさい」

「待て、鈴。胸と言ったか?」

 

 ――しまった、つい口が。

 

「さぁ、始めましょう一夏!」

「鈴! 答えてくれ、何故胸と言ったのだ!?」

 

 箒の心の絶叫とも取れる叫びは風を切る音に掻き消される。織斑一夏が打鉄にて行った瞬時加速、それは初心者が行うには決して容易いとは言えない難易度。しかし、ISに乗り始め僅か1月も経たぬうちに彼は使いこなす。

 そのことに驚き、虚を突かれる鈴。だが代表候補生は伊達ではなく青竜刀を振るい一夏を弾く。直撃したことに鈴は眉を潜め――眼を見張る。弾かれた先には未だ硬直の解けない箒。

 ただブレードを握っているだけの、その姿はあまりにも無防備で一夏の頬は釣り上がっていた。

 

「箒避けてぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

「取った――!」

 

 鈴の叫び声が響くが圧倒的に遅い。既に間合いに入っている、両腕の装甲は解除されている。あとは両手を突き出し掴むのみ――!

 

 グワシッ! モニュッ

 

 そんな効果音が一番あっていただろうか。織斑一夏の両手のひらが確かに篠ノ之箒のおっぱいを掴んでいた。否、揉んだ。

 彼は歓喜に――見た目に反さぬボリューム指が埋もれる様なしかして確固たる弾力張り、これぞロマンおっぱいヒャッホゥ! に震える。

 日本人特有の引っ込み思案な自己主張の低いところもなんとやら、おっぱい()はここにいると自己主張の激しい二つの山。この手に収まりきらぬロマンおっぱい万歳!

 

 彼女もまた羞恥や混乱、目の前のこの惚れていたはずの男は何をしているのかという現実を受け入れきれず震える。

 

「あちゃー……」

 

 そして故意的にではないとはいえ、この状態になった原因の少女は額にペチンと手を当てヤッチマッタゼと言わんばかりである。

 

「お、おっ、おおお」

「おっぱい?」

「ちちち、違うわ! お前は! お前は何をしているかぁぁぁ!?」

 

 振り下ろされるブレードが一夏に直撃する。避けれたはずなのだが、限界までおっぱいから手を離さなかったせいでシールドエネルギーはそれ相応に減少した。

 

「何っておっぱい揉んだに決まってんだろ?」

「何を当然のように言っている……!」

「まぁ、聞けよ箒。お前は目の前に名刀があれば、その刃を見てみたいとは思わないか? 一振りしてみたいと思わないか?」

「む、むぅ……?」

 

 端で聞いてる鈴からすれば、コイツなに言ってんだという内容の話をし始めている一夏。しかし、箒の烈火の如き勢いは収まり思案している様子。実にチョロい性格である……というよりはこのような誤魔化しに耐性がないのだろう。

 

「つまりはそういうことなんだよ」

「んんん……?」

 

 胸を揉まれた衝撃はどこへやら。暴論なくせしてどこか箒の興味があり納得できそうになってしまう話題に、考えをまとめるこのが出来ない箒。

 これまた横で聞いてる鈴はこのまま誤魔化される方が幸せなのか、惚れてる奴が自身のおっぱいを揉んだ現実に向き合わさせるべきか悩む。

 

「まぁ、ひさしぶりに会えてよかったぜ。次こそは鈴、お前のエレガントなおっぱいも揉んでやらぁ!」

「あっ、やはりおかしいだろ! 待て一夏!」

「ちょっ、あんたなにしに来たのよ!?」

 

 選り取り緑なおっぱいを見に来たに決まっている。ついでに亡国機業に織斑一夏がいるという宣伝だ、ブロンドおっぱいがこれをすることで得られるものがあるとかなんとか言っていた。

 

 まぁ、そんな話欠片ほどしか覚えていないこの男はやっぱりおっぱいを見に、揉みに来たのだが。亡国機業は乳揉み通り魔がいると宣伝してどうしたいのだろうか?

 

「逃が、さっないわよ!」

 

 鈴が二刀の青竜刀を連結、ブーメランのように回転させ投げつける。しかし、一夏は一切合切全て丸っと無視して逃げに徹する。瞬時加速を連続使用し眼にも止まらぬ速さで青竜刀を置き去りにし去っていく。その姿はまるで韋駄天の如し、おっぱい揉んで昂ってる(ハイな)少年は己の技量すら置き去りにする速度を出し逃亡を成功させた。

 

「一夏……ッ!」

 

 残された少女ふたり。篠ノ之箒は悔しそうに唇を噛み締める。そんな様子を見た鈴は真実を話そうと決意する、もう隠せる段階はとっくに通りすぎている。いや、本当は最初から話しておけばよかったのかもしれない。そうすれば箒も揉まれずにすんだかもしれないのだ。

 

「箒……実はね」

「一夏……! 亡国機業でなにをされたというのだ……! 私が必ず連れ戻して正気に戻してみせる!」

 

 ――あ、やっぱり伝えるのやめよう。

 

 幸いなのかはわからないが、恋する乙女はまだ夢を見続けれるらしい。

 亡国機業には織斑一夏をおっぱい好きにしたという不名誉な冤罪がのし掛かったが、元から犯罪組織っぽいのでいいだろう。

 

「鈴、なんとしても一夏を取り戻すぞ!」

「えっ、私も?」

「無論だ! お前も一夏の幼馴染みで友人なのだろう! あいつを正気に戻すのだ!」

「ソウネー」

 

 ここから織斑一夏(おっぱい野郎)篠ノ之箒(恋する乙女)に挟まれた、なまじ空気が読める上になんだかんだ放っておくことの出来ない凰鈴音(世話焼きガール)の気苦労物語が始まるのだった。

 

 




ここまで読んでくださった方に感謝を。
全国のロマンに謝れという内容。
トリックオアおっぱい!

おっぱい揉ましてくれなきゃ、イタズラ(おっぱい揉んだり)するぞ!
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