本当は他の作品を書いて投稿しようと思ったのですが今日いきなり話のネタが降ってきたので急遽書き上げました
完全に勢いだけで始めたため創作が思うようにいかず更新が大幅に遅れることがあると思いますが、必ず完結させようと思っていますのでよろしくお願いします
時間は一瞬たりともとどまらず、常に流れているものである
だが、それは時間という概念の中の話である
個人の中ではそうはいかない
例えば時が経つのが早くて、日々を忙しく生きている者
例えば時が経つのが遅く、日々をのんびり過ごす者
これは
日々を無為に過ごし、意味を見いだせずにいた青年と
大切な人を失い時が止まり、日々をただ過ごしていた女の子の切ない物語
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「はぁ〜… 疲れた…大学生も楽じゃないな」
3年目になる大学生活は疲労が溜まるだけだった
人生とは無意識の連続である
無意識に起き、無意識に食べ、無意識に寝て、無意識に仲良くなり、無意識に人を好きになる
全ての人がそうとは言わないけれど、ドラマみたいな大恋愛なぞあるわけでもないし、大学卒業まではそんな意識をせずにただみんな《なんとなく》で生きている人は多いはずだ
俺、飯島佑哉(いいじまゆうや)はそんな無意識に対しある考えを抱いていた
それは
無意識で生きることに意味なんてあるのか
なんとなくでの友達付き合いは悪くないし心地よい
なんとなく人を好きになるのも肯定するわけではないがわからないでもない
ただ、意味を見いだせないことは事実であった
これは、時が止まっているのと同じだ
こんな考えを抱いていた
そう、【いた】のだ
今日この日俺の止まっていた時間が動き出す
彼女との出会いによって
ドンっ
と、肩がぶつかった
「きゃっ」
「いてっ…っと、すみません」
ぶつかった人を見て時が止まった
もともと止まっていたはずなのに止まった、気がした
とても綺麗だった
ただどこかで見覚えがある
「いえ、こちらこそすみません。ボーッとして…」
と、そこまで言いかけて目が合い、ぶつかった女の子は固まった
そして一気に顔が白くなり目を見開き潤み出す
「こ、コウ、くん…?」
「へ?あ、いや、俺の名前はいいじ…」
そこまで言うが右手の違和感に気がついた
なにか引っかかってる
これは…ネックレスか?
リングが通ってる…
この人のかな?
そう思い声をかける
「あの…」
その瞬間ビクッと彼女の身体が震える
そして
「ご、ごめんなさい!」
と言い残し物凄いスピードで走り去っていった
あぁ、行っちゃった
ネックレスのこと聞けなかったな
まぁ、多分あの人のだろうけど
なんとなく気になってリングを見てみる
すると裏に文字が彫ってあった
Kouta&Honoka
あの人ホノカって言うのかな…?
そこまで考えた瞬間電流が走る
あの女の子に見覚えがあったのだ
あの外見、この名前
一致する人物を思い出した
高坂穂乃果
かつて一世を風靡したスクールアイドルµ’sのリーダーだ
俺自身アイドルに興味があるわけではなかったが当時流行っていたために自然と頭に入っていた
三年生の卒業を機に解散し今では伝説になっているグループ
確か高坂穂乃果と俺は同い年だったはず
そこで一旦他の情報を思い出す
相手があの高坂穂乃果なら話は早い
実家に届ければ良いだけだ
幸い実家が【穂むら】という和菓子屋を営んでいることは知っているのでそこがわかれば良い
スマホの電源をいれマップアプリを開く
手早く検索すると、出てきた
さて、返しに行きますかね
思えばこの瞬間
いや、彼女とぶつかった瞬間に俺の時計は動き始めたのかもしれない
だが、俺は知らなかった
俺とぶつかった瞬間
彼女、高坂穂乃果の時間も動き始めていたことを
ありがとうございました
作者はガラスのハートなので批判だけするのはやめていただけると幸いです
ここをもっとこうした方が読みやすいとかいいとかのアドバイスは大歓迎なのでよろしくお願いします
手放しで褒めてもらえると手放しで喜びます