ラブライブ!School idol diary風 ~µ'sの樹~ 作:@ぷくぅ
「それで、考えはまとまりましたか?」
「もうちょっとでいいアイデアが出そうなんだけど……」
そろそろ日も落ちようかという頃、穂乃果、ことり、私の三人は、生徒会室で頭をくっつけてうんうん唸っていました。
「そういって、一か月も経ちますが」
先月、入学式や新入生歓迎イベントなどの春の行事がひと段落した頃に、理事長から記念碑の話を持ち掛けられました。
「そうだよねぇ……」
なんでも、理事会やOG会から、μ'sの功績をたたえて記念碑を作ってはどうかとの提案があったようです。理事長に提案があった時にはすでに、OG会での寄付金募集が始まっていたり、有志による記念碑のデザイン案がいくつかできていたりと、かなり話が進んでいたと聞きます。当事者であるμ'sに何の断りもなく進行していることに疑問を感じた理事長は、理事会とOG会に一度ストップをかけ、どのように進めていくか、本当に記念碑なんか作ってもらうのかなどを、生徒会を通じて、私たちµ’sに話し合うよう勧められました。
「でも、記念碑なんて大袈裟すぎるよ!」
すぐに
「お母さんはゆっくり考えなさいって言ってくれてるけど、そろそろ……」
とは言え、寄付金を集め始めてしまっている段階まで話が進んでしまっている以上、遠慮させていただきます、では収まりがつきません。そこで、私たち自身で代案を考えることになったのですが、それもなかなかうまくいかず、気づけば一か月も経ってしまっていました。
「テストまでには決めてしまわないといけませんね……期日を今週中にしましょう。今日の話し合いはここまでにして、次の日曜日に、もう一度九人で集まって話し合い、それで決まらなければ記念碑ということで」
理事会やOG会からの早く決めろという声が大きくなっているようです。理事長がなんとか話をつけてくれている状況ですが、これ以上迷惑をかけるわけにはいきませんし、一か月かけて良案が思いつかないのであれば、今後も期待は薄いでしょう。時間をかけて考えれば良い、というものでもありません。
「そんなぁ……」
μ'sはもう解散してしまっているし、感謝の気持ちだけで十分、という穂乃果の気持ちはわかります。ですが、私たちだけの話でもありません。他の六人にも伝えておかなければいけませんね。
「あまり引き延ばしても迷惑かけちゃうから、ね?」
「わかったよー……あー、じゃあ、今日はアイデア探しに寄り道しながら帰ろっかなー」
各々が席を立ち、帰り支度を始めます。あぁ、そう、記念碑のことに熱中しすぎて、大事な話をし忘れるところでした。
「あ、穂乃果、ことり」
「ん? なぁに海未ちゃん?」
もう生徒会室の出入り口まで歩を進めていた二人が振り返ります。
「今週末、少し時間を空けていただけませんか?」
「海未ちゃんからお誘いなんて珍しいね、何かあったの?」
私から誘うのが珍しい、と言うのは少し心外ですが、今話したいのはそのことではなく……
「私の家の中庭に、ピンク色の花が咲く木があったのを覚えていますか?」
「あ! 小さい頃、海未ちゃんちでお花見した時にその木の下でやったよね!」
穂乃果がぴょん、と駆け寄ってきました。あれをお花見と言ってよいのでしょうか。穂乃果は走り回って木登りをしていたような気がしますが。
「そうです。その木が、実はこの間の落雷で倒れてしまって」
「え!? 海未ちゃんのお家、雷落ちちゃったの!? お家は大丈夫だった!?」
既視感があります。花陽もそうでしたが、やはり家に雷が落ちるというのは大事なのでしょう。
「はい。家自体は無事だったんですが、木は完全に倒木してしまい、抜き取ってしまったんです」
「そうだったんだ……なんだかさみしいね」
二人とも物憂げな表情をしています。やはり、小さい頃の思い出は大切ですからね。私も同じ気持ちでした。
「それで、ここからが本題なのですが、その抜き取った時に、庭師さんがもう一度植えなおしてはどうかと提案してくださって。もしよろしければ、三人で植えてみませんか?」
「いいの!?」
穂乃果の顔がぱぁっと明るくなります。本当に穂乃果の表情はコロコロ変わりますね。見ていて飽きません。つられてことりもにっこり笑いました。
「もちろん、お二人さえよければですが」
「やりたい!」
「私も!」
期待通りの返事。伊達に幼馴染をやってはいませんね。そうと決まれば早速庭師さんに連絡です。
「よかったです。二人ならそう言ってくれると思っていました。では、今週の土曜日、八時頃に私の家まで来てください」
「わかった!!」
木を植えるなんて初めてー! と、穂乃果は大はしゃぎ。ことりはことりで、私もー、なんて言いながらいつも通りにこにこしていました。二人とも変わりませんね、なんて考えながらも少し感傷に浸っている自分がいます。私たち三人だけの思い出、どうかこれからも続いていきますように。
♥♥♥♥♥♥♥
「お願いします」
土曜日になりました。あれから、記念碑の話は特に進展はなく、アイドル研究部の活動は作詞会議を火曜日に、選曲会議を木曜日に行った以外には特に何事もなく過ぎていきました。
「こちらこそよろしくお願いします。あまり大きな樹ではないけれど、結構重たいから無理なさらないように」
今日は子方さんが一人でいらっしゃいました。先週のように大きなクレーンのついたものではなく、普通のトラックで。これが俗にいうダンプカー、というものでしょうか。荷台には三メートルほどの木が一本と、少し赤みがかかった黄色い土が小山を作る程度に。スコップやつるはしといった掘る道具に、一般的な掃除道具や、何かの材料の袋など、木を一本植えるだけにしては相当な大荷物のように見えました。
「大丈夫です! 私たち、鍛えてるんで!」
穂乃果が胸を張って言います。よほど楽しみにしていたのでしょうか、今日の穂乃果は寝坊するどころか、ことりが迎えに行くよりも先に私の家までやってきました。おかげでことりは、意味もなく穂乃果の家まで遠回りをする羽目になってしまい、もうっ、と少し怒っていましたが。
「わかりました。じゃあ、ここまで持ってくるので、そこからやってもらいましょうか」
そういって、子方さんは一度外に出た後、一輪車に木とスコップを乗せて戻ってきました。
「今日植えていただくのは、以前植わっていた樹と同じもので『ハナカイドウ』という樹になります。まず皆さんにはこのスコップで樹の鉢、根っこの部分より一回り大きい穴を掘っていただきます。」
木の根っこ……直径五十センチ程度の、茶色い布で包まれている部分を指さして子方さんが説明しています。
「根っこってこんな丸いんですか?」
「もともと、この樹は地面に植えてあったんですよ。それをここに持ってくるために掘り出して、根っこを切って持ってきているんですよね。なので、こうやって根っこの部分の土をそのまま布でくるんでいるんです。植木鉢から土ごと取り出して、それを布でくるんだ状態と言えばわかりやすいですかね…?」
「ほえー……」
子方さんは私たちにもわかりやすいようにと言葉を選んで説明してくれているようですが……きっと穂乃果は理解してないでしょうね。木は、根の乾燥に弱いので、根をむき出しのまま放っておくと枯れてしまうそうです。生け花もすぐに水につけないとしなびてしまいますから、それと同じなのでしょう。
「今回は一回掘り起こしている場所に植えるんで、それほど掘るのは大変じゃないと思いますけど、自分も手伝いますんでがんばりましょう」
「はい!」
子方さんに言われるがまま、私たちは穴を掘ります。根っこの大きさは直径五十センチ、ということは直径六十センチ程の穴を掘れば十分でしょうか。深さは……そうですね、四十センチといったところでしょうか。
「一回り大きな穴って言いましたけど、深さは根っこと同じくらいで構いませんから。あんまり深く掘ると、水が溜まって根腐れを起こしてしまうので、ちょうど同じくらいの深さを掘るようにお願いします。自分はその間に
「はーい!」
元気なのは返事だけ、とはよく言ったものです。威勢のいい返事とは裏腹に、穴を掘る手は遅れていくばかり。土が思ったより硬いのか、はたまた私たちの力が弱いのか、スコップが全然地面に刺さりません。額から流れ出た汗が頬を伝い、まだ小さな穴の中へと吸い込まれていきました。
「六十センチも掘れないよ~……」
ことりがスコップを杖代わりにして、体重を預けます。
「やっぱりしんどかったですかね……すみません。一回り大きな穴を掘らないと、次に土を戻すとき、鉢と入れ込んだ土の間に空気の層ができちゃうことがあるんですよ。そうすると、木が枯れやすくなってしまうんです」
「枯れちゃうの!?」
大変だ! ことりちゃん、頑張ろう! と、先ほどまでだれていた穂乃果が、急に勢いを取り戻しました。空気の層、地学の時間に習った『
「剪定終わったんで、あとは自分掘ります。ホースを持ってきてもらえますか?」
「すみません……」
汗だくの私たちを見かねたのか、何とか形になった穴を確認して、子方さんが声をかけてくださいました。ホースを持ってきて、水遣りでもするのでしょうか。
「こんなもんでいいかな……じゃあ、ついに樹を植えますね。自分も持ち上げるんで、せーので持ち上げましょう」
せーのっ。
『お、重い!?』
鉢を縛ってある縄に四人が手をかけ、持ち上げます。すると、とてつもない荷重が私の肩を襲いました。顔を上げると穂乃果は唇を噛みしめ真っ赤な顔を、ことりは歯を食いしばって泣きそうな顔をしていました。きっと私もおかしな顔をしていることでしょう。
「じゃあ穴に落としこみますよー。せーの」
そんな中、子方さんは
「ぷはーっ……重かったー……」
縄から手を放すと、穂乃果は、もう動けないやー、と、その場にへたり込んでしまいました。
「これからが一番のメインなんで、もう少し頑張ってくださいね。一度木から離れてみてください」
「離れるんですか?植えないの?」
穂乃果がお尻をはたきながら立ち上がり、子方さんに尋ねます。
「はい。まだこの向きで決まったわけではないので、一度遠くから眺めて、それで向きを決めてから植えるんです」
なるほどー、とパタパタかけていくのはことり。庭の中央に立って木の向きを確認します。
「う~ん……よくわかんないや、あはは……」
「じゃあ、一回まわしてみますんで、どこが一番かっこいいか覚えておいてくださいね。お二人は、別々の場所で眺めてみてください」
木が視界に入るのは一か所からではありません。外から帰って来た時、逆に家から外へ出るとき、道場と行き来するとき、縁側に出たとき、庭に出たとき。いろんな角度から眺めます。私たち三人に別々の場所で確認させたのはそういう意味合いなのでしょう。
「では、穂乃果は玄関の入り口あたりに移動してください。私は縁側から確認します」
「わかった!」
穂乃果がたたっとかけていきました。私は、今の木の向きを確認しながら縁側へと向かいます。
「ふむ、やはり、座って眺めることの方が多いでしょうから、腰かけて見てみましょう」
そして、縁側に浅く腰かけ、木の方向へ顔を向けます。
「こっちは準備できたよーって海未ちゃん! 一人だけ座っててずるい!」
「穂乃果は先ほどまで地べたに座っていたではありませんか!」
そんなやり取りの中、子方さんがゆっくり木を回していきます。
「あ! この向き格好いいよ!」
「私の方からはなんだか貧相に見えます……もう少し戻した方がよいかと」
「うーん、ことりの方からだとどっちも微妙かなぁ。いっそのこと百八十度回転させちゃってみたらどうかな?」
三者三様の意見が飛び交う中、子方さんはにこにこと木を回し続けます。三回転ちょっとしたしたあたりで、やっと木の向きが決まりました。
「うん! これならこっちから見ても結構いい感じ!」
「縁側からも落ち着いた雰囲気が出ています」
「お庭からも迫力ある感じが出ててカッコいいよ!」
「決まったみたいですね。それじゃあ、最後の仕上げです」
子方さんが、地面に置いてあるスコップを手に取り、私たちに差し出しました。
「それでは最終段階、植え込みです! 皆さん、スコップに土をとって、穴に入れ込んでいってください」
言われるがまま、スコップで土をすくい、穴の中へと詰めていきます。大きな穴を掘ったせいか、入れども入れども隙間は埋まっていきません。
「つつくんでちょっとどいてください」
加えて、子方さんが、土を入れたところに、木の棒を差し込んで隙間の奥へと押し込みます。
「お、終わりが見えない……」
穂乃果には単純作業の繰り返しは向いていないようで、今にも手が止まってしまいそうです。
「もう少しだから、ね?」
そう励ますことりも、額が汗で光っています。かれこれ作業を始めて一時間、以前の練習時間よりもずっと短いはずなのに、こんなに疲れてしまうということは、体がなまってしまっているのでしょうか……μ'sが解散してしまった今、穂乃果やことりはトレーニングには参加していません。ですが、私は毎日の稽古を続けていますし、弓道部でも活動しています。……力仕事とは、このように大変な仕事だったのですね。
「そろそろいいかな。では、
「はい、わかりました」
子方さんは、先ほど持ってきたホースを手に取り、穴の隙間に差し込みました。
「出しますよー!」
「全開でお願いしまーす!」
全開……今までに、この蛇口を全開でひねったことがあったでしょうか。そんなことを考えながら四回転、五回転とひねっていきます。子方さんはというと、隙間に差し込んだホースを突き込んだり抜き出したりしながら穴の外周をホースと一緒に歩いていきます。穴はあっという間に水たまりになってしまいました。
「止めてください!」
穴の周りを三周ほどしたあたりで、子方さんが穴からホースを抜き取り、植木とは関係ない方向へ口先を向けながら大声をあげました。少しぼーっとしていた私は、慌てて蛇口をひねります。
「ここに、また少し土を足してつつきますね」
子方さん、今度はスコップを手に取り、再び土を穴に放り込みます。先ほどとは違って今回は水たまりになった穴の中。少し入れては少し突き、少し突いては少し入れ、穴から水がこぼれないよう慎重に繰り返していきます。
「植え終わりましたので、最後の仕上げです」
穴は、少し水気のある泥できれいに埋まってしまいました。最後の仕上げといった子方さんは、植え終わった木の根元に、さらに土を足していきます。
「まだ土をかぶせるんですか?」
先ほどまでお人形さんになっていた私たちでしたが、子方さんの不思議な行動に、思わずことりが尋ねました。
「これは、
「そうなんだ…私、お花植えたときそんなことしたことなかったけど、大丈夫だったのかなぁ……」
「花でしたらよっぽど大丈夫ですよ。大きな樹になればなるほど必要になってくる仕上げです」
子方さんがにこやかに説明すると、ことりは、よかったぁ、と安堵の表情。木の周りには直径七十センチ程度の土手が完成しています。子方さんは作り終えた水鉢に再び水を汲み、木の根元には大きな池が出来上がりました。
「お疲れさまでした。これで完了です。どうでしたか? やっぱり結構疲れました?」
ぱんぱんっと手を払いながら子方さんは私たちに向き直ります。
「疲れもしたけど楽しかったです! 木を一本植えるだけでもこんなに大変なんですね」
「木も生きてますからね、適当に植えると枯れちゃうんですよ。お客さんの大切なお庭なんで、きっちりとした仕事を心がけてます」
今日はいい経験をさせていただきました。一口に木を植えると言っても、剪定作業、穴を掘る作業、木の向きを考える作業、土を入れる作業、水をあげる作業、様々な工程があり、きっと、どれが一つ欠けても良い仕事はできないのでしょう。
「私も、衣装とか作ってるときそういう気持ちになります! 私が作った衣装を着て歌ったり踊ったりしたことが、みんなの思い出になったらいいなって」
「ことりちゃんカッコいー! まるで職人さんだね!」
「えへへー。ちょっと恥ずかしいなぁ」
私の作詞にも少し通ずるものがあります。詞の場合、衣装のように歌う側への想いというよりは、聞き手へ伝えたい、感じてほしいと思って書いていることの方が多いですが、それでも作り手の想いを届けたいという気持ちは同じなのでしょう。
「思い出ですか。自分らは何かの記念に植えることが多いですね。誕生祝とか、創立記念とか。やっぱり、木って何十年と残っていくものなので――」
「それだ!!!」
急に穂乃果が大声をあげて立ち上がりました。私たちはもう慣れっこですが、子方さんはずいぶんびっくりした様子で、ど、どうかしました? と穂乃果に尋ねています。
「あ、す、すみません! 海未ちゃん、ことりちゃん! これだよ! 記念碑の代わり!」
「あっ!」
「なるほど、記念樹ですか。確かに記念碑ほど大げさではないですし、先ほど庭師さんがおっしゃった通り、よく使われているみたいですし。いい考えかもしれません」
穂乃果が何か思いついたときは、たいてい碌でもないことか、私やことり、μ'sのみんなを巻き込んで大事になってしまうようなことばかり。今回も嫌な予感しかしていませんでしたが、いつもの思い付きの割にはかなりよさそうなアイデアでした。
「μ'sのみんなでこうやって植えたら楽しいかも!」
「よーし! そうと決まったらみんなに相談だ! あ、でもどうせ明日集まるんだから明日でもいっか」
「えっと…?」
話が全く見えていない子方さんはひどく困惑していらっしゃいます。
「すみません。実は記念碑の代わりになるような何かを学校に寄贈しようという話がありまして、私たちで考えていたんですが、なかなかいい案が思いつかなかったんです。それで、今の話を参考にさせていただいて記念樹はどうかと提案してみようと思いまして。ですから、またご連絡差し上げるかもしれません。その時はどうかよろしくお願いします」
「あぁ! そういうことでしたらいつでもお受けしますよ! 何かわからないことがありましたらいつでも聞いてください!」
♥♥♥♥♥♥♥
しばらくして、子方さんはお帰りになられました。どうやら、午後から別のお宅へ向かわれるそうで、お昼時になる前に一度家に戻られるそうです。一方、私たちはと言うと……
「そうだ、久しぶりに3人で銭湯行こうよ!」
「いーっぱい汗かいちゃったもんね、賛成!」
穂乃果の思い付きには振り回されっぱなしです。ことりもことりです。いつもそうやって便乗して……ですが、何故でしょうか、今日はそれでもいいかな、とハナカイドウを見上げながらそう思う私がいることに気づき、クスリと笑っていました。
「あー! 海未ちゃん今笑ったでしょ!」
「笑ってません」
「嘘だー!」
「笑ってません。それよりも穂乃果、ことり、早く準備しないとお昼を過ぎてしまいますよ。昼食が遅くなってしまうと、買い物に出かけるにも中途半端な時間になってしまいます」
「海未ちゃんがノリ気だ……」
「珍しいこともあるんだねぇ」
「……そんなこと言っていると、行きませんよ?」
「わー! 嘘嘘!! じゃあ、すぐ準備するから! 銭湯集合ね!」
「ほ、穂乃果ちゃん待ってー! ことり、そんなに早く走れないよー!」
二人が大急ぎで駆けていきます。たまにはこんな日があってもいいですよね。