「・・・ッ!?」
眼を開けた瞬間に閃光が顔を横切る。
痛みは感じないが頬に敵からの攻撃がかすったのは把握できた。
「これは・・!!」
正面を見ると圧倒的な光輝く段幕の数、この赤黒い禍々しい色、一発でも直撃すれば一撃で意識が無くなってしまうのではないかと思うほどの射出時の音、これは最近聞いたことのある光景だ。
(間違いなくあの子の攻撃・・!!)
そう確信に変わった瞬間に思考がクリアになる。
武装を展開し、自分の体よりも大きい大剣を盾にそのまま前進、一気にこの弾幕地帯を切り抜ける。
「くぅ・・っ!!」
前方の弾幕なら自分の体を全部隠せる程の大剣でどうにかなるが、大剣に被弾するときの衝撃があまりにのでかすぎる。
そこは意地でも弾かれまいと両手に力をこめてひたすらに突進し続ける。
やがて、前方からの衝撃が無くなり、警戒しながらも前を見ると、
そこには
「やっぱり・・!」
「あなただった!!」
絶対に負けたくない相手がそこにいた。
・・・・
「ブラスタービット!!」
「はぁああああ!!」
なのはがBBを展開し、フェイトが一気に間合いを縮める。
なのはのやることはシンプル(?。
BBで近寄らせず、足が少しでも止まるものならバインドで拘束、そこに一撃の必殺を撃ち抜く。
BBの性能も非常に強力で、攻防一体となり相手に攻撃などさせぬ勢いで弾幕を張り続ける。
万が一自分に攻撃が届く場合は複数あるうちの一部のBBを自分の周囲を展開し、生半可な攻撃は無力化してしまう。
この姿を見て主人公は、「個人要塞すぎわろす」と苦笑したほどである。
しまいにはまだ『奥の手』があるとは誰も思うまい。
フェイトのやることはさらにシンプルだが、これが一番難しい難題であり、それこそできなければなのはに攻撃すらできない。
やることは「接近して攻撃」これのみ。
ひたすらBBの弾幕をかわし、なのはの防御壁を壊し、直接本体を叩く。
ひたすら超反応で、超スピードで、
かわす、受け流す、叩き斬る。
シンプルな結果、そこには途方もない過程が存在する。
それを何の迷いも無く、途切れぬ集中力でやり続ける。
彼女にはそれができるのだ。
・・・まぁ本音を言うと
「(懐に入ってぶった斬る。懐に入らなくてもぶった斬る、飛んでる機械もろともぶった斬る)」
そんな思考状態でよくもまぁあれだけの弾幕をかわせるものだが、すんごい素直な思考なのだ。
ちなみに我らがなのはさんは
「(会話会話会話会話会話会話対話会話会話会話・・!!)」
・・・・
彼女たちは良くも悪くもまっすぐな子達なのだ。
とりあえず