地下街
いまここに、アホ毛をアンテナにスキップしながらある少年を探す少女と、目付きの悪いパッと見誰かさんのクローンとは思えない少女が地下街に来ていた。
「むむっ、こっちにあの人がいる気がするって、ミサカはミサカは何の興味も無さそうなあなた一応報告してみたり!」
「ハイハイ、私あの人に興味ないからいちいち報告しなくていいよ」
その二人の少女は時に曲がり、時にまっすぐ歩いたりと、ジグザグに歩いていく。たまに「ホントにこっちであってんの?」「この私に間違いはないのだ!」なんて会話をしている。打ち止めは内心で「あれ、さっきもここを通らなかったかな?」なんて結構無責任なかんじでいるが……。
「ってかさ、なんでミサカまで来なくちゃならないわけ?なんで、保護者役やらされてんの?保護者つけなくちゃいけない司令塔って一体?」
「あっ!あそこの喫茶店からあの人の気配が!ってミサカはミサカは全速力で店内に駆け込んでみたり!」
人の話をまったく聞かずに店内に駆け込んで行く司令塔の打ち止め。番外個体(ミサカワースト)は呆れてため息をもらす。まあ、どうせすることもないし私も行こっかな、と前に歩き出す。すると……
「……あン?」
いま、ミサカの電磁波が……消えた?目の前を過ぎていく黒髪の男を睨む番外個体。通常、妹達及び番外個体はオリジナル同様に微弱ながらも電磁波をまとっている。それが何故かほんの一瞬、男が横切った瞬間だけ消えたのだ。ツンツン頭……というか、変に髪が長くて髪の後ろは垂れ下がっている謎の男。
「何だアイツ?」
消える……か、とミサカネットワークに繋げデータを探す。まあ、探して出てくるやつはただ一人だ。……上条当麻ここにいるはずのない英雄。はん、あり得ないね。そう言葉を吐き捨て番外個体は打ち止めを追いかけるように喫茶店へ入っていった。
あんまりキャラの特徴がつかめない……しゃべり方って何?