魔法少女うえだ☆マギカ 希望を得る物語   作:ハピナ

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Oo。.(¦q[▓▓]

(:3っ)っ 三=ー [▓▓▓]

(=゚ω゚)ノぃょぅ! ハピナだ(=゚ω゚)ノぃょぅ!

結局ストック削ったよ……執筆時間が削れる削れる( ;´Д`)

投稿ペースはこの位で大体いこうと思うよ。
レポートと相談しながらだからこれより遅れる可能性もあるけど……

まぁゆっくりしていってよ、流石に投げはしないからさ。(´▽`*)

さて、本題に戻りまして。 花組がハチべぇと契約して1日が立ちました。
魔法使いで迎える初めての朝……利奈達はどんな様子なんでしょうね。


(2月11日)
○『w』や顔文字を除去
○『…』を偶数に引き伸ばし
○その他修正

(2月20日)
○変則改行の本格修正
○『w』の削除、『・・・』の引き延ばし
○その他修正

(2017年7月23日)
誤字報告であった問題点を発見、無事修正。(青冝・吹気)



(6)欲望の闇と真面目な光

月村「グリーフシードの穢れが減った!?」

 

上田「しーーっ!」

 

月村「あっ、あぁ……ごめんなさい」

 

 

……おっと、このままだと状況が

よく分からないのでちょっと時間を戻して説明しよう。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

花組が魔法使いになって2日目の朝。

 

 

上田「えっと……青冝(あおぎ)天音(あまね)吹気(ふぶき)風香(ふうか)宙滝(ちゅうだき)大声(たいこ)録町(ろくまち)花奏(かなで)

 

 

それと篠田絵莉……これが、追っかけクインテット。

 

 

青冝「はっや!? もう覚えたの!?」

 

上田「みんな特徴的な部分がある名前だったから」

 

吹気「いやいやいや! 1回しか言ってないのに早すぎるよ」

 

篠田「だって、上田さんは原子を原子番号順に全部言えるのよ?」

 

上田「水素ヘリウムリチウム、ベリリウムホウ素炭素窒素酸素フッ素ネオン……」

 

篠田「待って待って! 今は言わなくていいよ上田さん。

あっ、頭がパンクしちゃうよぅ!」

 

宙滝「上田さん良い人だね、大勢苦手そうなのにこうやって聞いてくれてる」

 

録町「その調子で(男性アイドル)君のファンになっちゃう?」

 

青冝「こら、趣味を押し付けるな!」

 

録町「あはは! ごめんごめん」

 

 

普段は男性アイドルについて熱烈に語り合っている追っかけクインテットだが、

今日は利奈も入れて、というか利奈を中心に会話をしていた。

 

一応、これにはちゃんとした訳がある。

 

 

青冝「……まだ話してる?」

 

篠田「うん、そんなに減ってないのに昨日も必死になって、

喧嘩してまで騒いでたから……明日になるまでまだ話してるかも」

 

 

昨日の騒ぎ、それは何処かに消え去った黒板のグリーフシードの行方についてだった。

 

 

「おいお前ら、本 当 に持ち去ったんじゃねぇだろうな?」

 

「知らんな……」

 

清水「あぁ、ドウナッタンダロウナ」

 

 

海里はそっぽを向いて棒読みだ。

 

 

「当たり前だろ!? 見つかったら言ってるって!」

 

「ハチべぇが言ってたじゃない? 『ハズレもある』って。

無い物を話題に騒いでも仕方ないでしょ」

 

 

SNSの力はすごい物で、すぐに利奈の活躍は広まった。

 

いつのまにか、最初の魔女は……

 

 

『黒板の魔女』

 

 

と、呼ばれるようになる。 すごいことに写真も残っている。

 

花組の良心、それが絵莉だという元になったソウルジェムの持ち主の話は広がる事はなかった。

 

朝、利奈は早速クラスメイトに質問攻めにされたが、

朝の会が終わってからジャングルの猛獣達が

大人しくするまでクインテット達が守ってくれた。

 

トイレに逃げるにしても、トイレが溜まり場の猛獣もいる。

下手したら逃げたようにだって見られるだろう。

 

 

なにをどうしたのかというと……

 

6人で男性アイドルについて語っている振りをしていた。

利奈に聞く男性アイドルについては世間体で常識に近い物だけ。

 

もしクインテットがいなかったら、利奈は質問で攻めに攻められ

終いの果てには黒板のグリーフシードの事も囲まれて責められただろう。

 

 

授業が終わって昼休み、やっと花組全体は落ち着いた。

 

 

上田「ありがとう絵莉ちゃん、みんな。 もっと話したい事あっただろうに……」

 

篠田「ううん! これから話すから良いの、

上田さんのソウルジェムがキレイになってて良かった」

 

 

利奈はクインテットにお礼を言うと、芹香と一緒に校舎の奥に歩きだした。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

利奈と芹香はというと、授業以外は使われない理科室にいた。

 

ここが利奈にとっての溜まり場。

 

たまに色んな人が来るが、猛獣達はここには来ない。

 

利奈は芹香に、昨日の出来事を一通り話す……

 

 

月村「相変わらず頭が空っぽの人達ね……でも、味方が増えて良かったじゃない」

 

 

芹香は魔法少女の真実に関してそれほど驚かなかった。

「今更慌ててもどうにもならないわ」と、あっさり受け入れる。

 

それが彼女の強さだろう、《冷酷》な彼女は誰よりも現実を見る。

 

 

上田「うん、話せる人が増えて嬉しい」

 

月村「『下を向いてるだけでは細かいところが見えない』

 

今読んでる小説の言葉よ、前を向けば良い所があるかも……

って言ったところかしら、今のあなたには合うと思うわ」

 

上田「そうだね、もう少し頑張らないと!」

 

 

お喋りをしながらお弁当を食べ進め、たまに広々とした黒い机に体を預ける

 

上田「はぁ~~……ひんやりする! あ、月村さん」

 

月村「何?」

 

上田「ちょっと相談したい事があるんだけど、良いかな?」

 

月村「良いわよ、たまにはつまらない話を聞くのも良いわね」

 

上田「たまにはってどういう事なの」

 

 

 

 

月村「グリーフシードの穢れが減った!?」

 

上田「しーーっ!」

 

月村「あっ、あぁ……ごめんなさい、何だか不思議な現象ね」

 

上田「グリーフシードって穢れの自己消化もするのかな……」

 

ハチべぇ「わけがわからないよ!」

 

上田「そうだよね……って、ん!?」

 

気がつくと、目の前にトコトコとハチべぇが歩いてきた。

やはりハチべぇもこの事は気になるんだろうか。

 

 

ハチべぇ「グリーフシードは魔力の消費による

ソウルジェムの穢れを吸って移し替えることができる物……

ただの器だから自己消化なんてあり得ない」

 

上田「そうなの?」

 

ハチべぇ「僕のシステムは確かに先駆者に比べれば特殊だ。

だけども根本的なところは変わらない」

 

月村「……元凶が簡単にのこのこやってきて良いのかしら。」

 

ハチべぇ「なぜ『元凶』と僕を表現するんだい?

契約を持ちかけたのは僕だけど、それを了承したのは君たちだ」

 

月村「……怒ってはいないわ。

死なないのは事実だし、止めなかった……私の責任でもあるもの」

 

上田「わっ、私もだよ! 私も責任がある!」

 

 

唐突に話に割り込む利奈に、芹香は思わず笑ってしまった。

 

 

月村「ありがとう、利奈」

 

 

利奈も久々に芹香の笑顔を見てちょっと嬉しくなる。

 

 

 

清水「へぇ、楽しそうにやってんな」

 

上田「……え? ふぇっ!?」

 

篠田「こんにちわぁ〜〜! 上田さん! 月村さんも!」

 

月村「……こんにちは」

 

 

ふと、理科室に海里と絵莉がやってくる……いやいや、ちょっと待て!

 

 

上田「どうしてここが? 確かお喋りが好きな人達はここを知らないのに……」

 

海里「俺は人探しが得意なんでね」

 

 

そういうと、ちょっとドヤ顔で魔力を帯びた真っ青なコンパスを、

ひょいと上に投げて落ちた所で掴む。

 

 

海里「まぁ安心しな、俺はあいつら程人をいじるのが好きじゃない。

あぁ、絵莉は利奈の事を探してたみたいだから連れてきた」

 

月村「……否定はしないのね」

 

 

篠田「私は上田さんにちょっとお願いがあってきたの。」

 

上田「お願い?」

 

篠田「えっとね、えっと……うん! 私を上田さんの弟子にしてほしい!」

 

上田「……弟子!? どういうこと?」

 

篠田「私、(男性アイドル)君にはまってて

勉強に手がつかなかったんだけど……決めたの!

 

(男性アイドル)君はすっごい頑張ってお休みしたし、思いっきり勉強したい!」

 

上田「あっ、もしかして……!」

 

篠田「…うん、あたし前はとてつもなくバカだったけど、

お願いで『頭脳』をもらってすっごく頭が良くなれたの。

 

 

上田さんの考えてる通り……先生に、教師になりたかった。

 

 

でも頭が良くなれただけじゃ知識はないし多分なれない……

 

だから勉強を教えて欲しい! 色んな事、教えて欲しい!

 

上田さん1人でいるのに慣れてて、私がいたら邪魔になると思うけど……

 

お願い! お願いします!!」

 

 

そう言って頭を下げた絵莉、利奈はちょっと混乱していた。

 

 

上田「ぇ、えっ? そんなに頭良くないけど……私は構わないよ、

でも私、話すの下手だし……弟子ってのも結構固い気がするな」

 

月村「……私も手伝ってあげるわ」

 

篠田「えっ!?」

 

上田「へ? 月村さんいいの!?」

 

月村「上田さんとは分野が違うから2人で教えれば満遍なく教えられるでしょ?」

 

上田「つ……月村さんありがとう!!」

 

月村「なんであなたがお礼を言うのよ? ……まぁいいわ。

その代わり、私はそこのでっかい小動物程優しくはないわ。

もし嫌になったり邪魔になったら言って頂戴」

 

篠田「邪魔だなんてそんな!」

 

上田「あ、あはは……こんな感じで2人ともちょっと控えめ系女子?

ってやつなの、それでも大丈夫・・・かな?」

 

 

ちょっと苦笑い気味の利奈、対して解答を得た利奈の予想外。

絵莉は満面の笑みを浮かべて喜んでくれた。

 

 

篠田「うん!! よろしくね上田さん!

……ん〜あぁ〜、仲良くなりたいから『利奈』って呼ぶ! 利奈!!」

 

 

絵莉は子ウサギみたいにぴょんぴょん跳ね回って喜ぶ。

利奈も手を取って一緒に跳ね回ってあげる。

 

芹香はそれを見てやれやれという感じだ、ハチべぇは利奈の肩の上で無表情。

 

 

清水「一通り終わったか? なんか俺、空気みたいになってたが」

 

 

ちょうど青い知恵の輪を解いた所の海里、それを投げ捨てて利奈達に近づいた。

 

 

上田「あっ、ごめんなさい清水さ」

 

清水「海里な?」

 

上田「……海里、さん」

 

篠田「さん付けになっちゃってるよ」

 

上田「あうぅ……ごめんなさい」

 

篠田「あたしも最初は篠田さんだったもんね、慣れるのに時間かかるのかな?」

 

月村「呼び捨てにしたりすると周りに茶化す人が出てくるのよ、

何を考えてるかは理解できないけど、とても面倒な事にね。

 

あなたの場合、お友達がバカにしなかったのかもね」

 

清水「あいつらか……まぁ、そうなら少しずつ慣れれば良いさ」

 

上田「……うん」

 

清水「ってんなこと言いに来たんじゃなかった。

 

喜べよ、利奈! 例のグリーフシードの話、丸く収まったぞ!」

 

上田「えっ!?本当!?」

 

 

海里の話によると、黒板の魔女は()()()()()()()ということになったらしい。

 

まぁ、本当はもちろんホンモノなのだが。

 

ここで言うホンモノの魔女は細かい説明をすっ飛ばすと、

悪い魔力にとり憑かれたソウルジェムを指すんだとか。

 

ニセモノの魔女……グリーフシードから生まれた魔女。

それは、その魔女は()()()()()()()であるということで、

もし倒したとしてもグリーフシードは生まない。

 

ハチべぇの助言もあって、ニセモノの魔女を花組一同は把握したらしい。

 

 

清水「一同って言っても、相変わらず一部には伝わってねぇけどな……

もう黒板のグリーフシードについては争ってないし、安心していいぞ」

 

篠田「騒いでるなぁ~~って5人で思ってたけど、そういう事だったのね」

 

月村「……くだらないわ、たった1個でそんな騒ぐなんて」

 

上田「な、なんかごめんね」

 

謝罪を現黒板のグリーフシード所持者が言う、責任を感じているんだろうか?

 

 

月村「騒いでるだけでこっちまで被害はないし、私にしたらどうでもいいわ」

 

清水「……おぉ、そうだそうだ! ソウルジェムで思い出したぞ」

 

上田「また!? すごい知ってる事多いんだね」

 

 

利奈が言ってるのは悪気はなく関心だ。

 

 

清水「そりゃ俺は情報屋だからな!」

 

篠田「自称だけどね」

 

清水「なんか言ったか?」

 

篠田「な〜〜んも? えへへぇ〜☆」

 

 

……これは悪気があるな。

 

 

海里はおもむろに左手中指の指輪を卵型のソウルジェムに戻す。

 

深海のように深い青……

 

あらゆる工具を引き伸ばしたような模様がバランスよく彫られている。

先端にはコンパスのエンブレム。エンブレムなのに針が回る。

 

 

清水「念話ってのは知ってるよな?」

 

月村「当たり前、ハチべぇは軽くしか触れていなかったけど」

 

上田「確か、テレパシーの事だよね。

えっと、ある程度の距離ならどこでもみんなに聞こえる魔法の」

 

清水「あぁ〜〜、ちょっと補足いいか?」

 

上田「伝達方法……えっ?」

 

清水「みんなに聞こえるんじゃなくて、

 

 

みんなに()()()()()()()()()()

 

 

ってのが正しい解釈だ」

 

上田「聞こえてしまっている?」

 

清水「これは偶然知った事なんだが、実際、特定の仲間内にだけ伝わる

『念話のグループ』みたいなのを今の俺は持っているのさ」

 

月村「……へぇ?」

 

篠田「そんなのあるの!?」

 

上田「ソウルジェムにそんな機能あったっけ?」

 

 

利奈は実際に自分の指輪をソウルジェムに戻して観察した。

ハートのとうさぎのソウルジェム、穢れも見当たらない。

 

 

上田「……特に変わった感じはないね」

 

清水「やり方は簡単、こうだ!」

 

その時、海里は自分のソウルジェムを構えると……

 

 

 

 

何やら石同士をぶつけたような、堅い音が手元から鳴った!

 

 

 

 

上田「わっ!?」

 

 

一瞬、利奈は全身を強く触れられたような感覚に陥り思わずどさっと膝を付く。

 

 

清水「ちょ!? 大丈夫か!?」

 

篠田「利奈!? 大丈夫!?」

 

上田「う、うん、大丈夫……一瞬全身を触れられたような感覚になったの」

 

月村「あなた、利奈に何をしたの?」

 

 

驚く絵莉の傍、芹香は鋭い目つきで海里を見た。

 

 

清水「悪りぃな、ちょっと力が強かったな。

なに、ソウルジェムで乾杯しただけさ」

 

ハチべぇ「海里、掲げるだけで良いんだよ。

無理にソウルジェム同士をぶつける必要はない」

 

清水「ってお前知ってたのかよ!? 知ってたんだったら早く言ってくれよな!」

 

ハチべぇ「聞かれなかったから言わなかっただけだよ。

なにをそんなに怒っているんだい?」

 

清水「……へいへい、聞かなくてサーセンでした俺が悪かった!!」

 

何だったんだろう…と思うのと同時に、本当にソウルジェムは自分自身なんだなと利奈は思う。

 

……不意に、唐突に、頭に念話が流れる。

 

 

清水((どうだ? 周りには聞こえてないだろ?))

 

 

上田「えっ?」

 

篠田「どうしたの利奈?」

 

上田「え、あ、う……なんでもない。」

 

 

確かに、絵莉と芹香は何事もないように海里と話をしている。

 

海里((へへっ、本当良い事偶然知ったもんだな、俺。

実際、前より聞こえが良いだろ?))

 

上田((う……うん! ハッキリ聞こえるよ))

 

海里((対象が絞られてるから、伝わる情報量が多いって所だな。))

 

 

海里「さて、俺はさっきまで実際に利奈と念話をしていたが、

お前らは気がつく事が出来たか?」

 

篠田「だから海里が……えっ、念話?」

 

月村「聞こえてないわね、本当にしていたの?」

 

上田「したよ! えっと……

伝わる情報量が多いとか、周りには聞こえてないとか。」

 

清水「おう、当たってる当たってる! 俺が言いたいのはそういう事だ」

 

月村「……ハチべぇ、これが出来るのは1対1だけ?」

 

ハチべぇ「大勢でも大丈夫だよ、魔法少女はそれほどに有能だ。」

 

月村「なるほどね、言いたい事は大体わかったわ。

 

 

今、ここにいる私達でそのグループを組もうって話でしょう?」

 

 

清水「ご名答! やっぱし月村さん頭良いな……ってことなんだが、どうだ?」

 

 

3人じっくり考えた……いや、絵莉は即答だった。

 

 

篠田「組む! 面白そう!」

 

月村「入ってもあんまり返事出来ないわよ、忙しいし……

でも入った方がメリットは多そうね。」

 

上田「私もチームに入りたい!話すのは苦手だけど、えっと・・・頑張る!」

 

清水「なら決まりだな!」

 

 

早速、芹香と絵莉も指輪をソウルジェムに戻す。

 

 

芹香の色は暗めのオレンジで、本がモチーフの静かなソウルジェム。

 

 

絵莉の色は輝くような明るい緑。

 

可愛らしげな星が金のフレームいっぱいに散りばめられている。

所々にチョークや三角定規のモチーフがバランスよく散りばめられている辺り、

絵莉のセンスの良さを感じる。 先端には可愛く作られた黒板消しのモチーフ。

 

例えるなら、アイドルのコアなファンが作った置物…と言った所だろう。

 

それだけ可愛いって事だ。

 

 

利奈は絵莉のソウルジェムを見てどこか安心した感情を抱く。

 

今こそ穢れもないキレイな状態、絵莉のソウルジェムはそんな感じだが……

 

 

一時期、彼女は『魔女』だった。

 

 

利奈はこの目で見ていた。 真っ黒な魔力の中歪む彼女のソウルジェムを。

 

だが今となっては真っ黒な魔力から解放され、元の姿を取り戻して輝いている。

 

 

上田「……良かった」

 

篠田「ん? 利奈、何か言った?」

 

上田「ううん、なんでもない」

 

清水「よっしゃ!みんな掲げな! これで新しいグループが出来る!」

 

 

 

 

海里の言葉を筆頭に、一同はソウルジェムを掲げたが……何故か、何も起こらない。

 

 

 

 

ハチべぇ「何をしているんだい? その方法じゃチームは出来ないよ」

 

 

 

そのハチべぇの言葉に、どこかの劇のように盛大にずっこける海里と……利奈!?

 

いや、元々はこんな反応をする子なのだ利奈は。

全然気づかれていないというだけで。

 

 

「「ちょっとハチべぇ!!」」

 

 

篠田「り、利奈?」

 

月村「また大げさな……っ」

 

 

実は芹香は本読みながら、利奈のこの面白い反応を見ていたりする。

今も、実際にみんなから顔を背けて笑いを堪えている。

 

 

上田「あ、え、これは」

 

清水「ってかそこまで知ってたのかよ!

 

『グループ』じゃなくて『チーム』だったのか!

 

最初から言えっての!!」

 

ハチべぇ「きゅっぷぃ!?」

 

 

海里はハチべぇの丸っこい頭に軽くチョップを放った、妙な声がハチべぇから漏れる。

 

 

ハチべぇ「何を怒っているんだい!?

僕は説明を求められなかったから言わなかっただけだy」

 

清水「言え(威圧」

 

ハチべぇ「わけがわからないよ!」

 

 

ハチべぇはため息混じりの息を吐くと、淡々と説明しだした。

 

 

ハチべぇ「チームと言っても、やはり名前が必要になる。

名前があれば、複数の中を1人が持つ事が出来るからね。

 

掲げる時にそのメンバー全員でチーム名をいうだけさ、変える時も同じだよ。

 

あとリーダーも決めなきゃいけない、リーダーを通してチームメンバーを増やすんだ」

 

清水「あぁ、リーダーは俺がやるぜ。

なに、変なやつはいれねぇよ。 にしても……やたら簡単なんだな。」

 

月村「でも、逆を言えば全員揃わないとチーム名は変えられない……ということかしら」

 

上田「ちゃんとしたのを考えなきゃだね」

 

篠田「よ~~し! そうと決まれば、みんなでチーム名を考えよう!」

 

 

とまぁ、みんなで意見を出し合って色々考えてみたものの……

厨二すぎたり真面目すぎたりとなかなか良いのが思いつかない。

 

そんな中……ふと、利奈はある事を思いついた。

 

 

上田(花組のまとも、花組の真面目、花組の・・・光?

そうだ『ルミエール』ってまだ言ってなかったな。

みんなに言ってみようっと)

 

上田「あぁ、えっと、リュミ・・・りゅ、る・・・

ルミエールっていうのはどうかな?」

 

 

軽く舌を噛んでしまい、あわあわする利奈。

 

その天然の仕草がなんとも可愛い。

 

 

篠田「噛んだ!」

 

月村「噛んだわね」

 

清水「噛んだな」

 

上田「何 こ の 流 れ !?」

 

 

月村「リュミエール……良い名前じゃない」

 

上田「え、ルミエールだよ?」

 

篠田「可愛いぃ~~! リュミエール!

らりるれろついてるとなんかかっこ可愛いね!」

 

上田「だからルミエールだっt」

 

清水「よし、リュミエールにすっか!

みんなチーム名は『リュミエール』でいいか?」

 

篠田「賛成! リュミエール!」

 

月村「良いわね、リュミエール」

 

上田「みんなひどいよおぉ!!」

 

 

まぁ面白さの流れでちょっとネタっぽくなったが、

散々案を出して行き着いた先は『リュミエール』という事になる。

 

 

上田「あぁ……本当に、チーム名はリュミエールになっちゃうのね」

 

月村「失敗から生まれる名案もあるって事よ」

 

篠田「実際、ルミエールよりリュミエールの方が被らない可能性高いもんね」

 

清水「さて、今度こそ繋げるか……そんじゃいくぞ、せーの!」

 

 

「「「「リュミエール!」」」」

 

 

その掛け声と共に、4つのソウルジェムはそれぞれの色で光を放つ。

 

放たれた光はそれぞれのソウルジェムの元へと飛んで行き、

自分ではない色の光をその魂に受け取る。

 

 

 

 

こうして、新しいチーム『リュミエール』は結成された。

 

利奈は、まだ知らない。

 

この『リュミエール』が後に花組を引っ張るまでの、とても大きな存在になることに。

 

 

でもまぁ、今は新しいチーム結成を4人で喜ぶとしよう。

 

 

そして、お昼休みの終わりを告げる学校のチャイムが鳴り響いた。

 

………………………………

 

 

次回、

 

 

 

上田「うるさあああい!!」

 

 

 

篠田((ねぇねぇ! ちょっと遊びに行こうよ!))

 

 

 

「あいがとさげもした!」

 

 

 

((助け、て……くれ!!))

 

 

 

〜終……(6)欲望の闇と真面目な光〜

〜次……(7)孤高少女と危機少年〜

 

 

 

魔法使いは運命に沿う。

 




今回でハチべぇのシステムがだいぶ固まったね!(・∀・)

ハッキリしてるのは良い事だ。

ようするにハチべぇのシステムで魔女化したソウルジェムは……
ソウルジェムがグリーフシードになるんじゃなくて、
悪い魔力にソウルジェムが取り憑かれるって形式になる。

これがハチべぇのシステムで魔法使いになった少年少女が
滅びの運命に沿うことはないって寸法。

さて、多忙でまともに睡眠時間を取れない私ですが…… _:(´ཀ`」 ∠):_
相変わらず多作品巡りとアイディアこねこねは欠かせないです。

ん? 最近のオススメ?

(」°ロ°)」<(たくマギに決まってんだろ!)

(°ロ°)<(………)

(;゚∀゚)<(是非見てください!)

次回は少し時間が飛びます。と言っても、数週間程度ですが。
初心者のgdgdな戦いを垂れ流しても面白くないので……w (´-ε-`)
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