後は、投稿を終えるだけみたいなものですね。
さぁ、ステラ姫の有志を見るが良い!(ほぼ嘘
オリジナル、チートオリ主、ステラ姫の伐刀絶技もあるよ!、その他諸々おkな御方はどうぞ!
十五夜の月が輝き、避難勧告が響き渡る。先週に経験したからか、以前よりも3分の1の時間で避難は完了した。
「お前らも避難しろと、何度言えば分かるんだ」
生徒手帳から黒乃理事長の通信が入る。今度は魔術研から別の飛行物体が襲撃があると連絡があった。
「また、彼女が来るんでしょう? 貝殻の中で閉じこもってる訳にはいかないもの」
ステラは妃竜の罪剣を構え、魔力を煌々と煌めかせている。
「それに、魔術研が来るって言うのに、黙って見ているなんて、出来ませんしね」
そう言っていると、額を抑える黒乃理事長。
「……言っておくが、ステラは兎も角、黒鉄、お前が対抗出来る相手だとは思わないぞ」
それは知っている。衛星から撮影された写真を見ただけで理解出来る。流れる雲と遜色のない大きさを誇るのだ、刃一本で何が出来るか、自分に聞きたいくらいだ。
(いや、きっと何も出来ない。それでも、ここに居ないなど有り得ない!)
そう本能が告げている。ここにあの時の少女が現れる。刃を交える好機だと。
修羅の名に恥じない、戦闘への固執。一合で構わない、一刀でも、刹那で良い。それだけあれば、答えがでる。
「へぇ……へぇぇええええ!?」
まだ、数キロ先に居るドラグーンの姿を肉眼で捉えた。何の冗談か、それでもまだ巨大に見えるのだ。両翼200m全長120m、収容しているのはDランク伐刀者100名、それだけの物体が空に浮いて飛んでくるだけで充分脅威に他ならないが、それだけで済むはずもない。
「熱源感知、来ます!」
生徒手帳から、悲鳴のように劈く怒号。いち早く対応したのは、ステラだった。
「天壌焼き焦がす竜王の炎!」
異常な熱量がぶつかり合い、相殺する。
「……最早、言葉もないな。御姫様には」
そこに現れたのは、一ノ瀬シンだった。
「やっぱり、君なんだね」
「やっぱり、俺なんだろうな」
オウム返しの様に、嗤う。
「ドラグーン接近まで、あと1分です!」
生徒手帳から耳障りな警告が鳴る。そう焦らなくても、決着にそんなに時間がかかるはずもない。
「叩き直せ、血牙美刃」
シンが二股に分かれた刃を生成する。実戦形態のその刃を手で掴み、血が滲みでる。
周囲が息を飲む、それは次の瞬間に訪れる刹那を見逃さぬ為に。
「喰らえ、血牙美刃 百花繚乱」
心臓にその刃を突き立てる。
膨大な熱量が、その体を溶かし、焼きつくして、打ち直し、精錬されていく。
五臓六腑も存在しない、無駄な肉も、戦闘に必要の無い一切合切を全て捨て去って、魔力を生成し、剣技を振るうだけの人形が、打ち直された。
「成程、化物だ」
一輝の言葉に、楽しそうに微笑む人形。最早そこに一ノ瀬シンであった面影など、人間であった頃の形など、存在しない。
(唯一あるのは、愛する人の蒼髪だけ、か)
ドラグーンへと向かうその姿は、まるでおとぎ話の様な光景だった。
「両翼破損率30%! 胴体部被弾あり! 出力82%まで低下!」
「はっはっは、これが東洋の戦闘人形か! 凄まじいな!」
博士が愉快と言わんばかりに声を張り上げて笑う。
「……まさか単体でこれと渡り合う伐刀者がいるとは」
次々とエラーを吐き出す計器に迅速に対応していく助手。他にも乗員が対応しているが、剣撃が一撃当たる毎に損傷率は増えていくばかりだ。いくら自己修復が出来る伐刀者がいるとは言え、この速度では間にあうこともない。
「ドラゴンブレスだ! 修復は捨てて構わん!」
乗員は博士の命令に驚く、下手を打てば快復様の魔力も無くなってしまうかもしれないのに。
「ドラゴンブレス発射準備、シークエンス入ります」
計器がカウントを吐き出す。助手の対応に遅れながらも乗員が対応していく。
「撃てぇぇ!」
己の血と骨と肉を打ち直して作りだす刃は、薄さが日本刀と同じでありながら、丈夫さと修復能力を備えている。長さも変幻自在ではあるが、音速に近い速度で飛ぶ物体にまで有効かと言われれば、そう言う訳にはいかない。
何度撃ちこんだところで、表面を削りとるだけで、飛行を停める事も出来ない。
「……!?」
苦し紛れか、先ほどの熱線を繰り出してきた。明らかに先程とは目標が違う位置に向けられている。
「……」
相手に手加減などない。致命傷を負った獣にそんな意識などあるはずがない。ならば、正面から受けるしかない。爬虫類の様な顔の正面に立ちふさがり、伐刀の構えをとる。
―――秘剣 不要弐太刀―――
魔力精製炉を外部に起き、大気中にあるエネルギーを全て魔力に変えるその体は、無尽蔵にエネルギーを扱う事ができるが。
魔力量の器が違うドラグーンとの撃ち合いで無事ではすまなかった。それでも、その太刀は額を打ち砕く。
「はっはっは、よく健闘した! だが、そこまでだ!」
博士の声が響く。シンの姿は既にボロボロだ。幾ら再生能力があっても追いつかない、下を飛び抜けていくドラグーンを見送るだけだ。
「損傷率63%! このまま破軍学園に突入します!」
「……まて!」
助手の努号が響く、計器の一部が魔力を観測している。僅かではあるが、異質なそれはあるはずの無い反応だ。
ドラグーンの背には、影が出来ていた。シンが上空にいるから、そこに影がある。這い出るように出てきたのは、黒鉄一輝だ。
「……一刀修羅」
最初から、全力、一刀に全てをかけると好機を伺っていた。背骨と尾の付け根を一刀で吹き飛ばす。
これで終わると言ったな、あれは嘘だ(迫真
ラストバトル(意味深)は分けたかったので、次が本当に最終話です。
ここまで読んで下さった方に最大の感謝を