ロリ博士とかどうでしょうか?
眼鏡助手♂も付いてくるんで、今ならセットでお得!
見た目どうすっかな~、黒髪ロングにすっかな~、俺もな~
そんなgdgd状態ですが、オリジナル、チートオリ主、ステラ姫退去、その他諸々おkな御方、どうぞ!
小柄な少女が机の上で高らかに宣言する。
「どうだ! 我が研究の結晶、『グングニル』寸分たがわず目標に届いたぞ! 威力も理想値の72%、充分実用の範囲内だ、はっはっは!」
長身痩躯の青年がてきぱきと部屋の中の片づけを行っている。
「自慢の演説ならまた次の機会にしてください。さっさと撤収しないと、博士が捕まったら面倒なことになりますよ」
「私の研究の成功を喜ぼうという気持ちはないのか、君には!?」
「ビジネスですから」
そう一蹴すると本当に必要なモノだけまとめて、外の用意してある車に乗り込む。
走り出して数時間、研究所が抑えられたと言う情報が入った。
「これで足止めになればいいんですがね」
根回しはしているが、それでも動く人間全てに息が掛かっている訳ではない、アクシデントも想定に入れなければならない。
「当然だ! 私の研究を見て、資料を確保したがらないはずが無い、仲間割れをしてる可能性も考えられるんじゃないか!?」
流石に研究者が取り押さえに来るとは思わないが、大きく外れてはいないだろう。現場の人間には分からないが、お偉いさんから研究所内の情報を集めることを最優先にする命令が届いているはずだ。
「もしもし、魔術研ですが」
携帯端末と接続された車内のモニタを操作すると、電話がつながる。
「……今君たちは捕縛対象になっているのだが、随分と堂々としているんだな」
「……ビジネスですから」
運転しながら、相手の反応を見る。
「はっはっは、成程。どうやら随分手強い様だ、狭い島国で話をするのは窮屈だろう。移動手段を準備するから、指定の場所まで来ていただけるかな」
端末が震える、地図が表記され乗る飛行機と時間を指定されていた。
「御協力感謝いたします。私達と御社と御国に幸あらんことを」
そういって電話を切る。
魔術研の集会が行われる。集められたのはDランク以下の伐刀者と無能力者だ。狂集まっているのは解放軍の面子が殆どになっている。魔術研はその性質上、解放軍の協力が得やすい。なおかつ、政治的にも利害を合わせやすく、犯罪行為を推奨している訳でもないため、各国で黙認と言う形が取られることが多い。その中でも一番大きい理由としては、独占を目的としない団体だからだ。技術の発展と開発を謳い、魔法の利用を考えるが、その内容を秘匿することは殆どない。その恩恵と取引が行われることで、グングニルの一件も実質御咎めなしで事が済んでいる。
トン、トン、トン
見た目通り、軽い足音が会場に響く。博士が壇上に立つとざわめく。
(まだ子供じゃないか?)
(本当に、魔術研なのか?)
そんな言葉がひそやかに交わされる。それすらも承知の上だ。
ダンッ!
教壇を両手で叩き、その身からは想像もつかない声量が放たれる。
「諸君、まずは本日この場に集まってくれた事に感謝の言葉を捧げたい。ご存知の方も多いと思うが、我々は魔法を科学的に利用し、利益を還元する為の集まりだ」
集団が息を飲む。全員が博士に見入っている。
「我々は、ランク制度という基準を持ち合わせていない! 魔力の有無も問わない、何故ならば、そんなものが人間の価値を決めることはないからだ!」
「グングニルの一件を知られているだろうか。個人では絶対に不可能と言われていた大陸間魔法を我々は成し遂げることが出来た、幾百という伐刀者の協力の上で成り立ったことだが、これらは全て、ランクD以下の協力者のみで成り立っている」
再び会場がざわつき始める。噂は本当だったのか、そんなことが可能なのか、そんな言葉が飛び交う中で、さらに言葉をねじ込んでいく。
「諸君! ランク等些細なことだ! そんなものがあろうがなかろうが、我々には不可能を可能にする力がある! それは全人類に備わっているものなのだ! 我々が求めるのは、個人に責務を押し付ける奇跡ではない、不可能を可能にする協力なのだ!」
「諸君! 我々には、貴方達の協力が必要だ! 不可欠だ! 貴方達の協力があって初めて我々には不可能を可能にする、前人未到の地へ向かう翼を手に入れる事が出来るのだ!」
会場のボルテージが上がっていく、期待が博士へと集まり昂っていく。
「本日集まって頂いたのは他でもない、協力者を募る為だ。我々は個人ではない、個人では何も出来ない。だからこそ、貴方達の協力が必要だ。協力と言う翼を持って、不可能を可能にする!」
「さぁ、共に選ばれし地への翼を手に入れよう、解放軍!」
雄たけびの様な叫びがこだまする。中には涙するものも、狂喜するものもいる。魔力を持たず、虐げられてきた者。魔力を持ちながらも、生まれながらに劣等感にさいなまれ続けた者、それらは拳を突き上げる。
「自分は無駄な人間ではない、と」
「その通り、無駄な人間などいない」
壇上を降りて、控室に戻ると助手がタオルを用意していた。
「成程、モノは言い様と言う事ですね」
「実際、Aランクなんて自我の塊をとりこんで利用する術など、開発に時間がかかるうえに、それ以上を求める事は不可能に近い。それほどまでに完成された形だからだ。だからこそ、それに反逆する為には団結しなければならない」
「その為の旗持ちですね」
博士が微笑む。
「理想の為ならば、これくらい造作も無いことだ」
「……なるほど、それはそうと操作系の能力者で目ぼしい伐刀者を見つくろっておきました」
「そうか、直接出向こう」
助手が溜め息をつく。
「そう嫌そうな顔をするな、鉄は熱いうちに打てというだろう? 今のタイミングで行く事が交渉として有利に進むはずだ」
「処理の準備をしますので、少々お待ちを」
そう言い残して、助手は部屋を出ていく。
「あぁ、ドラグーンの飛翔の日も近い」
もうちょっと格好良い演説書けないかなぁ。
!マークで勢いつけてるだけだから、中身なんてないぜ!
今回特に内容が無い敵サイドの話なので、興味が無い人はスキップ推奨
ここまで読んで下さった方に最大の感謝を