第1話
アラガミ……僕を変えてくれた希望
人、、、醜いもの。
ただただ醜い日々が続く世の中なんて喰われればいいんだ
そうさ、壊れればいいんだ。
xxxx?なんでって、君もそう思うだろ?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ふと目が醒める。あたりは薄暗くまだ日が出るには早い時間だと分かる。あれからどれくらい経ったろう?みんなはまだ寝てるようだが、運転席にいるビネイは起きているようだが、声は聞こえない。
『早く起きちゃったな......てか、まだ着かないのぉ?』
独り言が響く。
『みんなでも見るかぁ.....いや、寝よう』
寝た。たまにあるでしょ?こういうの。最近はこんな感じの日々をおくっている。ゆっくりとした時間が流れる。恐ろしいことなんて何もないように思わせられる。そう思い込んでしまう、それだけ日常が続いていた。
『 ザザッーーみんな起きろ。ーーーアラガミだ。』
ビネイの艦内放送が聞こえる。さて、今日もいつもと同じように行きますか!
…………………………………………………………
【ったく、こんな朝っぱらから叩き起こされて……成長するもんもシネェじゃねぇかよ…おいビネイ!!身長伸びなかったらお前のせいな!】
『ンなこと知るかガキ。まあ、せいぜい死なずに戻ってきな。チビだから攻撃当たんねぇだろ?』
【んなっ!!ウルセーババア!!】
『……飯抜きな』
他愛もない会話。いつもと同じ!今日も正常!
ビネイ・プロージェ・シータ。19歳。この車の艦長!頼れるお姉さん!神機には適合しているけど、人員いなくて運転手!
そしてちょっとうるさいのが、ヴァカル・フォン・キューアリ。15歳。貴族の息子さんで負けず嫌い!
『さて、みんないいかい?レーダーに反応したのはお馴染みのコンゴウちゃんとグボちゃん。真逆の位置にいるから各個撃破が望ましいな。前衛がヴァカル、後方支援を瑠奈、お前が行け。』
佐藤瑠奈。17歳。極東が故郷の神機使い。適合率はそこそこ高く、戦闘もなかなかのもの!
《了解ですぅ!いやぁーだるいなぁ!ね、ビネイ、今日の朝ご飯はなに?美味しいのがいいな!》
『ふ……生きて帰ってからの楽しみにしとけ』
《わぁい!またレーションだね!……イラネ》
『テメェも飯抜きな』
こんな感じの日々が続く。これが彼らの日常であり、普通なのだ。彼らはGOD EATER。神を喰らう者。彼らはいつもと同じように戦場へ出る。そう、これが真実なのだ。偽りの無い。
……………………………………………………………
朝日が射し始めようやくあたりが見えるかという時間。足音が聞こえてくる。ドシンッ、ドシンッ、バキバキッ!ボキッ!!ここはもともとアメリカと呼ばれていた地域だ。アラガミが世界を喰らい初めて世界は変わった。今では誰もが知ってる常識。アラガミが近ずく。
『今回の作戦目標はアラガミのコア回収、及び神機の運用テストだ。しかし無理はしないように。可変旧型神機のお前たちが太刀打ちできない敵と遭遇したら即座に逃げるように。以上だ』
《【了解!!】》
軽快な返事が返ってくる。あいつらならば緊急事態にならない限り大丈夫だろう。目標は瑠奈たちにすれば雑魚にすぎ無い。彼らは隊長クラスの腕前を持っており、この部隊自体、神機使いの中でもエリートが集まっている。旧型ではあるが。
【お、unicorn 1、目標を目視で確認!敵は……コンゴウ複数!ざっと5体か?そっちはどうだ?】
《こちらmoon 1、まだ確認できて無い……近くから物音はするんだけど……引き続き警戒するわ》
【んじゃ、先にサクッとやっちまうか!】
ヴァカルの神機はショートブレード・バックラーの旧型神機だ。刀身の名はグラム。盾の名は天岩戸。ヴァカルは混合の群れに向かって走る。一匹のコンゴウがこちらに気が付く。が、声を上げる間もなく絶命した。グラムを水平に構え一閃、首を落とした。その勢いを生かし縦回転、もう一体のコンゴウに突撃、下段から上段への切り上げを繰り出す。辺りを見渡す。残りのコンゴウは3、内2体は射撃体勢に入っている。もう一体は転がり攻撃を仕掛けようとしている。向かってくるコンゴウ。ヴァカルはそのまま真上に跳んだ。飛翔してきた空気圧縮砲を盾で吸収する。だがそれは「盾」といっても従来のそれとは違うものだった。その盾は従来のバックラーから比べて極小であった。だが攻撃から全身を守っている。
【うはぁ……きっつぅwでもおまえら、胴体がら空きだぜ?切ってくださいって言ってるもんじゃん!!】
後ろに剣を突き立てる。コンゴウに命中。そのまま
【喰らえ、グラム!】
体に力がみなぎる!バーストモードに入る。
その時刀身が「変形」した。
ヴァカル達、「凡庸旧型神機研究所所属新荒神探索部隊」と呼ばれる組織は旧世代の神機運用の問題を解決すべく設立された。新型の変形のノウハウを旧型の神機にも取り入れ、研究、実用化に向けて活動している部隊である。簡潔に説明すると、剣形態のまま違う剣形態に変えるといったように、万能に戦える。そんな装備の研究を行っているのだ。ヴァカルや瑠奈はそのテスターだ。
【まとめて消え失せろ!エクス…カリバー!!!】
残りの二体をオラクルの衝撃波とともに吹き飛ばした。
『おいおい、そんなかっこいぃー(笑)技なんてでるんだなw』
【なっ……う、うるさい!いいだろ別に////】
《あのーこっち来てサポートしてくださいません?》
ヴァカルのバーストが終わる。刀身が元に戻る。ヴァカルは瑠奈のもとへと走る。
『レーダーの範囲外だ。瑠奈、そっちの状況は?』
《グボロ・グボロ2体なのですが……うち一体は堕天種です。対処はできますが、来ていただけるとより効率的だと考えます。》
グボロ・グボロは遠距離型のアラガミだ。瑠奈もまた遠距離であった。神機はアサルト→スナイパー→ブラスト。万能に対応できる。が、変形までに少し時間がかかるため、複数体での戦闘では危険が伴う。だが、従来の遠距離型神機と違うことがある。それは神機に盾があることだ。その名も八咫鏡。攻撃を跳ね返す偏食場を発しているためほとんどの遠距離を跳ね返すことができる。この神機の一番の問題点はオラクル効率であり、そこは調節中だ。
《まずは一体…駆逐するッ》
銃身から雷の大量の弾丸を通常グボログボロに吐き出す。相手は体の結合を破壊されながら咆哮し撃沈した。もう一体の水流弾が迫る。瑠奈は横にステップしながら神機を変形させる。モードはスナイパー。弱点部位にロックオン。狙撃弾をぶち込んだ。グボロが怯んだその隙に敵に向かってダッシュし、ブラストに変形。神機を構える。大きく開いたその口に。
《チェックメイト。あっけないね。》
その時ヴァカルが到着した。
《遅いよ、早くコア回収して。》
【コア回収って……粉々じゃねぇかよ!!!】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『お帰り。朝ごはんできてるよ。神機はちゃんと整備室に運んで。そしたらみんなでご飯だ』
【おうよ。腹減ったよ~】
刻一刻と近づく死へのカウントダウン。137。