インフィニット・ストラトス ~蒼天の魔王~   作:ハルン

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Gジェネの方も投稿したいけど進まない。

4月までにはGジェネの方は終わらせたい。


王の学園生活と再会

千冬を除いた楽しい食事をした翌日、一夏は教室に向かうと予想だにしない事が起きた。

教室に入ると真っ先にセシリアと目が合い、一夏は怖がられるか再試合を申し込まれるなと思った次の瞬間。

セシリアはその場で土下座したのだ。

しかもただの土下座ではなく、その場で2回転宙返りと共に華麗なる土下座をした。

あの高貴な雰囲気を出していたセシリアが土下座したことに口を大きく開け、驚くクラス一同。

一夏は驚くと同時にまるでサーカスの一芸の様なアクロバティックな動きに少し、感動していた。

一同困惑する中、一夏は一足早く現実に戻り、セシリアに普通に謝罪するように言うと腰を90度曲げて謝罪した。

それを見た一夏は心の中でこう思った。

 

 

――最初っからそうしろよ。

 

 

 

 

 

 

そして、朝のSHRまで時間が進む。

 

 

「では、1年1組の代表は織斑一夏君に決定ですッ!!あ、1繋がりで良い感じですね」

「ヤッパリネ」

「一夏が勝った時点で結果は目に見えてたでしょ」

「マジかー。駄姉のいるここに長期間拘束されるのかー。まつろわぬ神と戦えないいじゃん。神殺しと戦えないじゃん。戦えないとか死活問題だよ...。あ、正史編纂委員会というか甘粕に言えば何とかなるんじゃね?」

「個人の理由で国と組織を使わないで」

「勝手に試合を申し込まれて、勝手にクラス代表にされた!(バンバン」

「ハイ、そこ。机を叩かないでね」

 

 

あまりの事態に台パンする一夏。

 

 

「この私を倒したのですから、一夏さんにはクラス代表として相応しい実力見に付けてもらわないと困りわすわ!き、恐悦ながら私が一夏さんのIS操縦を教えて差し上げようと思うのですが...どうでしょうか?あ、もしよければ今度、放課後に協ty――激しく罵ってくれとありがたいのですが」

「生憎だが、一夏の教官は足りている、この私が直々に一夏を鍛える。そして、その―――」

 

 

箒が何か言っているが話が長くなるなと思った一夏はポケットに入れていた耳栓を着け外部からの音を遮断し、箒と言い合いにをしているセシリアの背後に女性版暴君ネロ(織斑千冬)が宝具『生徒を律する戦乙女の剣(出席簿アタック)』を繰り出し、耳栓をしていたのにも関わらず聞こえた打撃音が一夏の耳に響いた。

 

 

「何時まで馬鹿騒ぎをしているつもりだ、もうとっくにSHRの時間は終っている

ぞッ!クラス代表は織斑一夏に決定で良いな」

 

 

静かになったのか確認するため耳栓を取った一夏に聞こえたのクラス代表確定宣告だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

代表が決まろうが、何が起ころうが、よほどでない限り授業は始まる。

今回の授業はグラウンドでの実技指導であった。

 

 

「ではこれよりISの基本的な飛行操縦を実戦してもらう。織斑、オルコット試しに飛んで見せろ」

 

 

一夏はすぐさまイメージを固め、ISを展開すると千冬が飛べという命令に従い、一夏は大空に向かい羽ばたくとある程度上空まで飛ぶと制止する。

 

 

「先日もそうですが、ISを数回起動させた初心者と思えませんわ。なにか、心構えやコツの様なモノがございまして?」

「慣れとしか言いようがないな。まぁ、そこは深く言及しないでくれ」

 

 

不満そうにするセシリア。

一夏はISの展開は権能の発動、飛行は黄金に輝く太陽と鳥を使った時の感覚で飛んでいるので、普段通りといえば普段通りである。

展開時の聖句は『我は白き鎧を身に纏いし、神殺し成り』とある程度短い聖句を脳内で紡ぎ、展開している。

「織斑、オルコット急降下と完全停止をやって見ろ。目標は地表から10センチだ」

先に行こうとした瞬間、セシリアが右手で制止させ、先に行くと言いだしたセシリアに一番目を譲る。

指示通り10センチとぴったしで止まるセシリア。

 

 

「じゃ、行きますか」

 

 

目標地表から10センチと狙いを定め、急降下する。

一夏は別世界の彼のようにグラウンドに穴を開けるという失態は起こさなかったがある予想外の事が起きた。

 

 

「最初にしては上出来だな。9センチだ」

「アレェー」

「地面に衝突しないだけ上出来だ」

 

 

いつもの感覚通りなら、10センチぴったしで止まっていたのだが、1センチずれてる事に驚いた。

一夏は飛ぶ時に少し違和感があった。一夏の思考に白式が反応するのに権能使用時と比べると少し、タイムラグがある事を思い出した。

一見すれば、何とも無いミスだが、多くの実戦...ましてや格上であるまつろわぬ神や同族(神殺し)相手だと致命傷になりかねないモノだった。

ISで、彼らに戦いを仕掛ける事は無いから問題ないかと結論付ける一夏にとってISはさほど重要ではないのだから。

(IS使って戦ったらひどいことになるからな。特に翠姐さんにやったら絶対地獄を味あうわ)

ISという慢心した状態で羅濠教主に戦いを挑んで返り討ちに合い、昔以上の修行させられる姿が容易に想像できた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日の授業が終わり、食堂でクラス代表就任記念パーティーをやるという事で、マハード達と一緒に向かう一夏。

 

 

「Let's Party!! とか久しぶりだな」

「確かにそうですね。Let's Party!! するにも三人ではいつもと変わりませんからね。何故、筆頭風に言ったのですか?」

「そう言うお兄ちゃんも筆頭風になってるんだけど...」

「あれ?」

 

 

一夏につられ、某独眼竜の様な言い方をしてしまったマハード。

食堂に着いた一夏達は軽く挨拶をするとコップを取ると好きな飲み物を選び飲み始めた。

 

 

「はいはーい!!私新聞部2年の黛薫子。これ名刺」

 

 

食堂に突撃インタビューを仕掛けてきた新聞部の薫子に対し、マハードが一夏の前に行き、行く手を阻む。

 

 

「残念ですが一夏に対する質問は私を通してもらいたい」

「其処を何とか~。ね?お願い」

「引く気が無い様ですね。ならば私を倒し、貴女「やめんか」!?」

 

 

マハードの行動は行き過ぎている所があるな、と思いながら一夏はマハードの頭にチョップを喰らわし、静かにさせる。

この時、マハードの発言に数名の女子が黄色い歓喜の声を上げたとか、上げてないとか。

 

 

「別に問題ないだろ。なんで、そうヤケになって止めようとするんだ?」

「このインタビューで記事の捏造等によって、一夏の今後の学び舎での生活に支障が出ると考えたからです」

「世間ではそう言う記事もあるが...流石に学校でそんな事しないだろう。ね?」

 

 

マハードの言葉にビクッ、となった薫子に念のために釘を刺す一夏。

薫子は何度も頷き、その姿を見たマハードはやや疑いの眼差しで見つめ、してもいいと頷く。

 

 

「ちょっと、やりにくいインタビューだけど...。まずは織斑君ね。それじゃあまずは、クラス代表になった感想となった意気込みは?」

 

 

薫子はどこから出したのか、マイクを一夏に向けた。

 

 

「国家代表候補だろうが国家代表だろうが神様だろうがなんだろうが『勝ち方』を見つけて勝利する。キャリアや実力の差なんて関係ない。俺は勝者であり続けるまでだ」

「おぉ!いいね。こう言うのが欲しかったのよね。じゃあ次はセシリアちゃんね?」

「私、こういうコメントはあまり好きでは無いですが、しょうがないですね...お答えしますわ」

 

 

口ではそう言うが髪をかき上げて、いつでも来いとスタンバっている。

 

 

「では、どうして私は辞退したかというと―――「ああ、長そうだから良いや写真だけ撮らせて」」

 

 

これは長くなると思った薫子速攻で切り上げる。

 

 

「さ、最後まで聞きなさいッ!!」

「いいよ、適当に捏造するから...よし織斑君に惚れた事にしよう」

「なっ...なっ...ななっ!!」

 

 

顔を真っ赤にしながら後退するセシリアに薫子の一夏に惚れた説に心当りのあるクラス一同。

たった一度、コテンパンにされたからと言って、人の態度や思考が180度変わるかというとそうではない。

そこで考えられるのが一夏に惚れたという薫子の嘘から出た仮説である。

少し前までの態度でセシリアが好きですと言っても相手が答えてくれるだろうか、女尊男卑の思考を持ったまま上手く結ばれるだろうか?

答えはNOだ。そう考えた場合、セシリアの態度の豹変に納得がいくのだ。

そう思った瞬間、クラスメイトは子供を見守る親のような気持を抱き始めた。

ついでに言えば、あの戦い以降、一夏に対して新たな心理の扉(マゾの世界)に片足を突っ込みかけている事も周知である。

 

 

「はいはい、とりあえず並んでね。写真撮るから。注目の専用機持ちだし、ツーショット撮らないと」

「撮った写真は頂けますよね?」

「そりゃ、もちろん」

「では着替えて...」

「時間掛かるから駄目、はいさっさと並ぶ」

 

 

薫子はそう言うと、カメラを構える。

 

 

「それじゃあ、撮るよ? 1+1は!?」

「「2!」」

 

 

お決まりの合図に答えた直後、なぜかその場に居た全員が集まっていた。その中にはマナの姿があった。

 

 

「お前は参加しないんだな」

「一夏が言えば、参加しましたが言わなかったので参加しませんでした」

「お兄ちゃん空気読めないよね」

「私は空気を読んだぞ。読んでいないのは一夏とセシリア殿のツーショットなのに、突然入り込んだマナ達の方だと思うのだが?」

「グッ...。正論過ぎて何も言えない」

「まぁまぁ、気にしないで。やりたい事もやったし、というわけでスタコラサッサよ!」

 

 

これはこれで記念になると、納得する事にした薫子は颯爽とその場から去っていった。

 

 

 

 

 

 

「そう言えば、新しく転校生が来たらしいよ」

「へー」

「あんまり、関心ないんだ」

「俺の関心は未知との遭遇だ」

「それはまつろうわぬ神と神殺しの事だよね?」

「その通り」

 

 

一夏の回答に頭を抱えるマナ。

もう少し、その関心を別の方向に向けて欲しいと心から思った。

 

 

「来月にクラス対抗戦がありますが、なにかする事はありますか?」

「クラス対抗戦はどうでもいいから、ちょっと護堂の見張りに行ってくれ。俺の神殺しとしての勘が今日、何かが起きると言っているんだ」

「分かりました。では、何かあったら連絡します」

 

 

マハードは一夏の命令を聞くと教室のドアを開け、退場した時に聞き覚えのある女子の声が聞こえた。

 

 

「一年の中で専用機を所持してるのは四組と一組だけだから一夏なら余裕じゃない」

「フリーパスの為に頑張ってね」

「そうだよ、織斑君が勝ったらこのクラスは嬉しいからね」

「そうやっていられるのも今の内よ、そう簡単には負けないんだから!!」

「その情報、古いよ」

 

 

すると、教室の入り口に一人の少女が扉に背を持たれ掛けながら言う。

 

 

「久しぶりだな鈴。元気だったか?」

「久しぶりね一夏、そっちも元気そうね。まぁ、IS学園にいることには驚かされたけど」

「まぁ、実際行く気はなかったし、駄姉が勝手に進めて現在に至る」

「勝手ねアンタのお姉さんは...」

「全くだ。それと後ろ注意」

 

 

鈴は背後を見ると其処には般若(織斑千冬)がいた。

 

 

「予鈴は既に鳴っているぞ。さっさと自分の教室に帰れ」

「ち、千冬さん」

「ここでは織斑先生だ。それから聞こえなかったのか?私は教室に帰れと言ったが?」

「は、はいっ!!」

 

 

千冬による怒号で鈴は脱兎の如く、自分の教室に戻っていくのだった。




近い内にオリジナルの神殺し戦をやりたい
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