セイバー顔が多いからいつかは来るだろうなと思ってたよ。
そして、宝具は予想通りの内容でした。
簪との再会と謝罪から時間は過ぎ、クラス対抗リーグ戦初日、第一試合は一夏が代表を務める1組と、鈴が代表を務める2組の試合となった。
そして、当日。
両者、試合開始の合図を待っていた。
『それでは両者試合を始めてください』
ブザーが切れると同時に一夏はカスールと雪片弐型を呼び出し、まずは銃撃戦に入る。
鈴が手に持った異形の青龍刀で銃弾を弾いて行くが、完全に対処しきれていないのか、所々、掠っている。
「ああ、もう!鬱陶しいわね」
「もう、オコか? カルシウム足りてないんじゃないの?ほら、攻撃して来いよ!俺の
事知ってんならわかるだろ。本気出さないと秒殺されちまうぞ」
「そうね...。なら、手加減はいらないわね!」
甲龍の肩アーマーが開き中の球体が光るのが見えた瞬間、一夏は雪片弐型を地面に刺し、そのまま上空に退避する。
「ん~。あれは衝撃波か?」
「やっぱ、初見で見破るのね...。まぁ、予想していたけどね」
一夏は上空に回避した時、地面をみたら、自分が居た所より少し、後ろ側の地面が、何かにぶつかったのが原因なのか、地面が砕けていた。
それを見た、一夏は似たような事をする自分の師匠の権能を思い出しながら、先程の攻撃を見破る。
鈴自体も見破られることを想像していたのか、そこまで、驚いていなかった。
鈴は先程の攻撃、龍砲が通じないと分かると青龍刀で、接近戦を仕掛ける。
「へぇー、俺に接近戦で挑んでくるんだ」
「龍砲でチマチマ、攻撃するより、こっちの方が有効だろうからね!」
「あ、そう」
一夏は雪片弐型で受け止めると、反対側の手に持っていたカスールを向けると、一夏は龍砲の発射口と思われる肩アーマーを連続攻撃する。
「甘いわ!」
「それはどっちかな?」
鈴は動きが止まった一夏に龍砲を叩きこもうとするが、一夏は青龍刀を受け流すと態勢を低くすると、そのまま逆立ちをすると、腕の力で身体を回転させ、回し蹴りを繰り出す。
「グッ」
「まだ、俺の攻撃は終わってないぜ!」
「グヘェ!?」
攻撃を中断し、一夏の回し蹴りを防いでいた鈴だが、一夏はその回し蹴りを辞め、脚を鈴の首に絡めるとそのまま、背負い投げの要領で鈴を投げる。
投げ飛ばした時に鈴から、潰れた蛙の様な悲鳴が聞こえた。
「今ので、『ハイ、負けました』何て言わないだろ? ほら、早く立ち上がれよ」
「本当に容赦ないわね。おかげで変な悲鳴だしちゃったじゃない」
一夏の言葉に、すぐ立ち上がる鈴は青龍刀を構えなおすと、雪片弐型を肩で担ぐとカスールを鈴に向けた直後
ズドオオオオンッ!!!
「!?」
「ん?」
アリーナの遮断シールドを破って、現れた異形のISがその巨大な砲身を一夏達に向けると、そこから熱線が放たれるが、一夏が前に出ると雪片弐型で斬っていく。
「大丈夫?一夏」
「この程度で、へばると思う?」
「全然、思わない」
攻撃が終わると、ガチャンっと何かが切り替わる音が聞こえた瞬間、一夏は砲身にあるモノが見え目を疑った。
「アレは...ルーン文字...」
砲身に見えたルーン文字が輝くと、火炎弾が放たれ、一夏は上体を逸らし、避けると火炎弾はアリーナの壁に着弾するが、その威力は先程の龍砲とは火力が違い過ぎた。
それこそ、ISの絶対防御を貫ける程の火力だった。
「ッチ。鈴、邪魔だから、何処かに逃げな」
「流石にあの火力を見て無理して戦う気はないわよ。一夏も無理はしないでね」
「問題ない」
一夏は雪片弐型を地面に刺し、両腕にルーン文字を描いていく。
「目には目を、歯に歯を、ルーンにはルーンってね!」
そして、一夏はここで、周囲の監視カメラと人の眼を権能を使い騙し、欺く。
これにより、周囲は一夏と鈴が共闘してるように見えているだろう。
「じゃ、行くぜ!」
ISを解除し、両腕に炎を纏い、所属不明機の懐に縮地で潜り込むと、顔面を殴る。
「この感触...やっぱり、機械か。だから、生気も殺気も感じなかったのか。犯人の特定
も、てか、一人しかいないから、すぐ分かったな。今度会ったら、ムッコロス!」
「あ、犯人死んだわ。ご愁傷さま」
「受けてみなッ!俺の拳を!!」
一夏が所属不明機を何度も殴り、そのまま下から拳を打ち上げると、態勢を崩した所属不明機が頭部から落ちてくると、その頭部を掴み、アリーナの地面に押し付けながら走り出す。
「アッハハハハハ!!!」
「相変わらず、戦う時は生き生きしているわね」
一夏が走った所には所属不明機の部品が転がり落ちており、人が乗っているのなら血のラインがあるはずなのだが、その痕跡は無く、血の代わりにあるのはオイルだった。
その事から、先程の所属不明機は無人機だと理解した鈴。
当の一夏は無人機を掴んだまま、一度跳躍し、そのまま地面に叩きつけると機体の至る所が欠け、頭部は半分以上が消失し、残りの半分はルーンの炎によって融解し始めている為、元の面影は殆どなかった。
何かに気づいた一夏が上空を見ると、新たに二機の無人機が降り立った。
「そろそろ、違う武器が使いたいわ。という事で、よろしくマハード」
「一夏!新しい武器です!!」
穴の開いた壁から姿を現したマハードが、持っていた日本刀を一夏に投げると一夏はそれを受け取ると抜刀する。
「じゃ、やってみますか」
真剣な顔つきになった瞬間、抜身の刀の如く、触れれば斬られると思う程の真剣な顔つきになる。
「速く、鋭く!我が剣にて敵を斬る!」
一瞬で居合いを詰め、十七の物体に切り刻むと残りの一機に集中する。
「秘剣の煌めき、受けるが良い!一歩音を越え...二歩無間...三歩絶刀! 無明三段突き!」
1歩、2歩と跳躍して姿を消し、敵の前に出現して一瞬にして三段突きを放つ。
本来なら、ほぼ同時ではなく、権能を使う事によって、
突きを放たれた所から、オイルが噴水のように飛び出ると一夏は刀に着いたオイルを横に振り落すと、鞘にしまう。
「また、恐ろしい技を使うわね。誰かに使ったの?」
「剣馬鹿との死合の時に使ったな」
「
「ん~。皆、強いから無理をしてナンボだからな」
「まぁ、死ななきゃ安いもんね」
「そうそう」
そんな会話をする一夏達だが、ここで一夏はある事に気づいた。
「なぁ、マハード。そこで、蓑虫みたいになっている箒はなんだ?」
「一夏達が戦闘している時に箒殿が何処かに行くのを見かけたので、尾行してみると先
程まで実況していた所に行くのが見えたので、何をするのかと思い見てみると、中に居た人を気絶させマイクを握り始めたので、このままでは色々面倒になると思い、独断で気絶させ、縄で拘束させました」
「理由は分かった。馬鹿だな箒は」
「何、応援でもしようと思ったの?馬鹿なの、アホなの、死ぬの?そんな事したら、私
達の気が逸れるだけじゃなくて、自分や気絶させた人が危険になるって想像できなかったのかしら」
「出来ないからしたのでしょう。彼女の頭は単細胞なんですよ」
「お前、偶に毒を吐くよな」
箒の行動に対して、三者三様の感想を言うと、マハードの毒舌発言に若干苦笑いする一夏。
「そういえば、一夏。あの衝撃砲、躱す以外にアンタなら、どう対処する?」
「似たようなことする人が居るから余裕。斬る事も出来るぜ」
「バカスカ撃たなくて正解だったわね」
「ん?ん"んん!?ん"ん"ん"ん"ん!!」
「五月蠅いから、もう一回寝てろ」
「......(ガクッ」
鈴が一夏に衝撃砲のどう対応するか聞いていたら、箒が目を覚ますが、鬱陶しい思った一夏が、髪の中に隠していた麻酔針を箒の額に刺し、もう一度、夢の国に誘う。
「アンタ、一体何所にそんなの隠していたのよ」
「師匠に色々、叩きこまれた技術の一つ。『権能を使わずに様々な状況で対応したい』と言ったら、その仕方を教えてもらっていつの間に暗器使いなりました」
「同い年のはずなのに...異常よそれ。どんな人生歩んできたのよ」
「真面な人生は歩んでいないと断言できる」
「いや、それ色々アウトだから」
「一夏は中国武術も出来ますからね」
「本当に芸達者ね!?」
そんな会話をしていると接近してくる教師陣に気づいたマハードはその場から、離れ、遅れてきたISを纏った教師に一夏達は保護された。
その日の夜、一夏は困惑していた。
一夏に簪からあるメールが届いたのだが、その内容に一夏は戸惑っていた。
『助けて』という三文字の内容だが、一夏は胸騒ぎをした。
「マハード。悪いが簪の住んでいる部屋に行って、本人が居るか確かめてくれ。胸騒ぎがする」
「分かりました」
一夏はこの胸騒ぎが、最近、見るようになったあの夢が何かの前触れなのではないかと考えているとマハードから連絡がきた。
『簪殿は居ません。部屋には誰一人居ません。簪殿の部屋に同室者は居ないんですよね?』
「居ない。本人がそう言っていたからな。分かった戻って良いぞ」
一夏が電話を切ると数分もしないうちに、着信音が鳴る。
「『スターバースト...ストr』もしもし護堂か?そうか...分かった。すぐにそっちに行く。こっちも同じ被害に同じ犯人にやられてるんでね。ちょっとお灸を据えてやらねぇといけねぇみたいだ」
「ただいま戻りました。探索範囲を広げた方がいいでしょうか?」
「いや、犯人の目星がついたからちょっと、出かけてくる。お前もすぐ出かけられるように準備しておけ」
そういうと、一夏は炎の翼を広げ、護堂と待ち合わせしている場所に向かう。
今回の事件の決着をつけるために。
強いの出すのいいけど、HP100万とか多すぎるのは何とかなるけど、二コラの宝具発動早すぎや!