インフィニット・ストラトス ~蒼天の魔王~   作:ハルン

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一夏に思いがけない出来事が!

ネタは少なめですが次回は多めにしてます。


新たな従者と小さな衝突

エルリックらを最寄りの魔術結社に預けようとした時、面倒事に巻き込まれたくなかったのか、断ったが一夏がカスールと雷の槍をちらつかせ、半ば強引に了承させ、何かしたら潰すぞと目が笑って無い笑顔で、脅迫し、勢いよく、首を縦に振っているのを確認するとそのまま、日本へ帰国した。

 

 

「あーあ、社会マジ鬼畜」

 

「鬼畜?それは貴方の事でしょ。ハーブティです」

 

「どうも。実際そうだと思うんだがね、お前の淹れた紅茶は美味いなー」

 

「感謝の極み」

 

「そういば一夏さん、フランスのデュノア社で暴れた人がいるみたいですわよ」

 

「らしいな」

 

 

朝の教室で、話題となっているのが新聞一面を使って表示されてる『デュノア社襲撃!?』である。

 

 

「犯人は一人で、生身との事ですが。その様な人が実際にいるのでしょうか?生身であそこまでの被害を出すのは不可能かと」

 

「さぁ、出来る人にはできるんじゃない?」

 

「居るのでしたら、ぜひ会ってみたいですわ」

 

(居ますよぉぉ!!目の前にその人が居ますよッ!!)

 

 

セシリアの言葉にマナはその犯人兼可能な人がいる事に内心突っ込んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

「そうだ一夏。僕、お父さんと仲直り出来たよ」

 

「そうかよかったな」

 

 

一夏は屋上で横になりながら、何かを掴むように手を伸ばしながら聞いていた。

 

 

「一夏って王様だったんだね」

 

「王の前に魔がつくがな」

 

「ねぇ、一夏がISを動かせたのって、神殺しだから?」

 

「さぁ、俺達神殺しは人の身でありながら、本来なら殺す事の出来ない神を殺した一種のバグだ。最初に神殺しを行った時に、神殺しの母(パンドラ)によって転生する。それが原因で動かせたのなら、アレクや剣馬鹿にあの狼爺も動かせることになるな、新参のアイツも」

 

「そうなんだ。お父さんが自分の事やお母さんとの出会いとか、色々話してくれたんだ」

 

 

そういい、シャルロットは数時間前の事を思い出す。

 

苦手だった父親からの電話、失敗したことがばれたのかと思ったが、実際は違った。

 

最初に聞こえた言葉、謝罪の言葉だった。

 

そして、エルリックは話せる限り、シャルロットに喋った。

 

その中で、一夏や魔術についての話もあった。

 

 

「一夏君は『神殺し』『王の中の王』『魔王』『カンピオーネ』と呼ばれる存在なんだ」

 

「カンピオーネって、イタリア語でチャンピオンって意味だよね?」

 

「そうだ。カンピオーネとは神と争う事が不可能な人間が自分の実力と運によって、神

を倒した規格外な存在だ。神殺しは倒した神の力――権能と呼ばれるモノを確率的に手に入れる事が出来る。幼い時に行った旅行先で神殺しを成し遂げた最年少の神殺し、それが一夏君だ」

 

「神殺し...、昔お母さんが話してくれたお話に出て来た人だ」

 

「ヒルデも魔術を扱うし、神殺しの事は知っている。神殺しは人間離れした生命力と回復力、人を超えた呪力を得た事で特別な方法でも無い限り、魔術や呪術が一切効かない体質になり、並の人間や魔術師では勝つことは不可能と言っていい。例え、ISに乗ろうが、世界最強のブリュンヒルデと全てのISを使ったとしても、無理だと断言できる」

 

「そ、そこまで強いの?」

 

 

シャルロットはエルリックの言っている事に実感を持てずにいた。

 

 

「そうだな、一夏君を例にするのであれば、過去に地図を大きく創り変える破壊行動、跡形も無く消えようが再生する肉体、まつろわぬ神を一撃で仕留める雷霆、一度暴れれば被害額は兆越えなど色々あるな」

 

「色々、可笑しいよそれ!?」

 

「神殺しなら可能だ。神殺しについて書かれたとある論文の一文に『神殺しは人にあって、人にあらず』というモノが存在するくらいだからな」

 

「そ、そうなんだ。一夏はどれくらい神様を倒したの?」

 

「倒した数だけで言えば、30は超えているな。持っている権能は把握しているだけで11柱か、恐らくそれ以上持っているだろう。彼は戦闘狂だからな、まつろわぬ神が現れれば、すぐ戦い挑みに行くぞ」

 

「一夏って、戦闘狂なんだ...」

 

 

話を聞いたシャルロットは苦笑いをしていた

 

 

「まぁ、私の感が正しければ、彼も父親と似て、天然の女たらしだろうな」

 

「一夏のお父さんと知り合いなの?」

 

「大学の同期でな、一夏の両親とヒルデがそうだな。私達の間である約束をしたのだが、これをどうするか...」

 

「約束?」

 

「約束って何お父様?」

 

 

昔の約束を離すか悩むエルリックに、今まで話さなかったエルザの声が聞こえた。

 

「やっほー、元気にしてるシャルちゃん」

 

「え、エルザお姉さん...」

 

「何を思ってるのか分かるけど、昔の私と今の私は違うわ!今の私は恋する一人の乙女よ!」

 

「は、はぁ」

 

 

あれ?こんなひとだっけ?、とシャルロットは昔のエルザと比べた。

 

いつも、義母の命令を聞く、ロボットの様な人間だったが、今だと、年頃の女の子の様な反応だった。

 

 

「話してもいいか。受け入れるか、忘れるかは当人次第だからな」

 

「で、どんな約束なのお父様」

 

「昔、大学に居る時だったな。四人の間である約束をしたんだ」

 

「そ、その約束って...」

 

 

ごくり、と生唾を呑む二人。

 

「内容は『お互いに子供を産んだ時、それが互いに異性だった場合、その子供同士を婚約者にする』というモノだ」

 

「「え?」」

 

「つまり、シャルロットは一夏君の許嫁という事になるな」

 

「え?えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!??」

 

「私、私は!?」

 

「エルザは...半分私の血が流れてるからな...。正確な内容は『私とヒルデ、一夜と夏燐が生んだ子供』だから外れるな」

 

「そ、そんなぁ~」

 

 

あからさまにがっかりするエルザと頭の中で整理が付かないシャルロット。

 

 

「シャルロット」

 

「な、何お父さん!」

 

「この約束だが、一夏君の両親は行方不明、一夏君自体知らないモノだ。一応、約束をする時に証言はあるが、親同士が決めた勝手な取り決めだ。君達の今後も左右しかねない、故に私はこれを無かった事にしようと思うのだが、お前はどう思う?」

 

「ぼ、僕は別に、い、いいと思うよ。一夏の力になりたいから、僕に魔術を教えてくれないかな?」

 

「そうか、約束はそのままにし、一夏君には私から伝えておくよ。魔術の事に関しては一夏君や従者である、マハード君に師事してもらうと言い。一夏君もそうだが、マハード君は魔女と同等の力を持つ、そうだな...分かりやすく言うと国家代表レベルの実力者だ。遠くにいる私よりも近くにいる二人に教えてもらうと良い。何かあったら教えなさい、私が結社総出で対処しよう」

 

「お父さん、それ過保護過ぎだよ!?何かあったら、連絡するよ」

 

「そうか? 一度きりの学園生活楽しんできなさい」

 

 

そういうとエルリックは電話を切るのだった。

 

 

「僕が一夏の許嫁...か」

 

 

IS学園を卒業し、神殺しである一夏の右腕として隣に立ち、純白の衣装を身に纏い周囲から祝福され、子供を産み、家族団欒至福の時間を過ごし、夜になれば―――一夏との将来を予想し始め、枕で顔を沈め、体をクネクネさせるシャルロットであった。

 

 

 

 

 

「といわけで、シャルが新しく、魔術の世界に入り込んできた」

 

「成り行きは分かりました。要するに教え子が一人増えるという事ですね」

 

「だな」

 

「えーと、新しく一夏達の弟子入りした魔術師見習いのシャルロットです、よろしく」

 

「同じ見習いのマナよ、よろしくね」

 

「世間では魔女と同等の男性とされている一夏の右腕のマハードです。魔術の基礎を一

から教えるので、頑張ってください」

 

「白き王、夜叉王、地獄への水先案内人など呼ばれている、一夏だ。この学園には俺が知ってる限り、魔術関係者は四組の簪と知っている一般人なら、二組の鈴がいるな」

 

「へぇー」

 

 

軽い挨拶をした後、魔術関係者を教える一夏。

 

「そうだな、取り敢えずは俺とマハードの魔術を取り入れた格闘戦でもするか」

 

「分かりました。人払いの札を張りますね」

 

マハードはお手製の札を貼ると少し、華美な装飾がされた大剣を取り出し、一夏は刀を取りだす。

 

 

「ルールは戦闘の続行不可もしくはリタイヤでいいな」

 

「構いません」

 

「じゃ、行くぞ!」

 

「うわぁ!?」

 

 

両者ともに接近し、刀と大剣がぶつかり火花が散る。

 

「相変わらず鋭い一撃ですね」

 

「それを真っ向から受け止めるお前も大したものだよな」

 

「あり難い言葉です、ねッ!」

 

「ほいっと」

 

 

マハードは刀を払い除け、上段から一撃繰り出すが、一夏は剣先を蹴るとそのまま、後退し、縮地を使い再度接近する。

 

 

「セイッ!」

 

「クッ」

 

 

下からの切り上げを大剣の側面で防ぐと、数歩後退すると飛翔の術を使い上空に退避する。

 

 

「空を飛んだ!」

 

「アレは飛翔の術って言ってね。その名の通り空を飛ぶ術で、さっき一夏がお兄ちゃん

に一瞬で接近したのが、縮地って言うだよ」

 

「本当にそう言うの存在したんだね...!」

 

 

目の前で起きている、幻想的な光景に目を輝かせるシャルロット。

 

ISを使えば空を飛べるが、それは女性限定で、飛翔の術を覚えれば、男女問わず飛ぶ事が出来る。

 

 

「お前が飛ぶんなら俺も飛ぶか。我は天を飛ぶ不死鳥なり、我は輝く太陽なり!」

 

「来ますか。業火斬!」

 

「飛翔ッ!鳳凰斬!!」

 

 

互いに放った魔術を併用した斬撃は片方は炎を纏い弧を描き、もう片方は鳳凰を思わせる形になりながら衝突する。

 

 

「あそこまで行くのは魔術に詳しく、アレンジを加えるレベルまで行ったらあそこまで出来るね」

 

「す、凄い」

 

 

拮抗した斬撃は次第に炎の斬撃が押し始め、やがて鳳凰を切り裂き、一夏を襲う。

 

 

「イッテェ。力加減ミスった?まぁ、押されるとは思わなかったな」

 

「私の実力も上がってるという事ですよ」

 

「なら、敬意を表してこの技を送ろう。一歩音を超え...二歩無間...三歩絶刀!無明三段突き!!」

 

「グアッ!!」

 

炎の斬撃により少し、火傷した一夏は一度、後退すると構えを取り、縮地による連続移

動後、お得意の無明三段突きを放ち、マハードの持っていた大剣に亀裂が生じると、そのまま拡大し、砕け散る。

 

大剣が壊れてもなお、伝わってくる衝撃に少し、後ずさり、態勢を崩した一瞬の隙を一夏は見逃さず。

 

 

「さて、チェックメイトだ。マハード」

 

「グッ...。私の負けですね」

 

「試合終了。勝者一夏!」

 

 

間合いを詰めた一夏はマハードの喉に剣先を当たらないギリギリで突き出し、武器を失い、これ以上の戦闘は不可能だと考えたマハードは降参し、それを見かねたマナが勝利

宣告をする。

 

 

「まぁ、今回はお前の上達も見れたし、収穫はあったな」

 

「それは良かった。ですが、一夏にはライバルがいますよね? 彼女と戦った方が上達す

るのでは?」

 

「だーれが、アイツをライバルと認めるか。自称『いっくんのライバル』、とうるさい世界のお尋ね者を俺はライバルと認めない」

 

「一夏は彼女が嫌いですからね」

 

「視界に入れた瞬間、権能を使って襲う自信がある」

 

「ヤンデレ?」

 

「違うわ!!」

 

 

一夏はマハードの実力が上がってることを喜んだが、マハードから出された自称ライバルを謳う神殺しの事を思い出した瞬間、不機嫌な顔つきになり、マハードの天然?に声を上げる一夏。

 

マハードは人払いの札を剥がすと簪が血相を変えて、一夏の所に走って行った。

 

 

「た、大変だよ。一夏!」

 

「どうした?」

 

「ラウラがセシリアと鈴を...」

 

「なんか問題が起きたか...。あぁ、メンド―だなー。取り敢えず案内して」

 

「う、うん。こっち」

 

 

問題が起きた事に頭を搔きながら、簪に案内してもらう一夏達だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現場に付いて見た光景は、ボロボロになった甲龍を纏った鈴が気絶しているのか、アリーナの隅に横たわっている姿と、傷一つ無いシュヴァルツェア・レーゲンを纏ったラウラが甲龍同様ボロボロになったブルーティアーズを纏うセシリアがラウラの近くに倒れていた。

 

「うううっ...」

 

「イチカさん...」

 

「ただ見ているだけか、なら!」

 

 

辛うじて意識のある鈴に掴もうとした時

 

 

「たくよ、俺をあんまりイラつかせるんじゃねーよ。なぁ、贋作者(フェイカー)

 

「グッ...貴様!?」

 

 

ISのハイパーセンサーでは捉えることが出来ない速度で移動すると一夏はラウラの腹部に飛び蹴りを喰らわせ、その衝撃で手放された鈴を抱えそのままセシリアも同時に回収するとマハードの近くに行く。

 

 

「悪いが此奴らの処置を頼む」

 

「畏まりました」

 

「さて、悪戯好きな兎の躾をしないとな!」

 

「クッ...!」

 

「どうした、どうした!さっきまでの威勢はよ!!」

 

「舐めるな!!」

 

「こいつは...」

 

一夏はラウラに接近し、殴る、蹴るの連撃をするが軍人という事もあり、それなりに防

ぐが完全に避ける事は出来ずにいた。

 

一夏がもう、一発殴ろうとた時、身体に違和感を感じると思うように動けずにいた。

 

 

「どうだ!停止結界の味は!!なぶり殺しにしてやる!!」

 

「フッ...。やれるものなら、やってみな」

 

「強がりもここま...!?」

 

 

ラウラは一夏の強がりだと思い、手刀を構えた時だった。

 

二挺の大型拳銃を呼び出した一夏は不敵な笑みを浮かべ。

 

「この程度で俺を拘束したつもりとは...笑止!」

 

「なっ!」

 

「俺を止めたかったら、神様の道具(神具)(権能)でも持ってくるんだな!!」

 

 

停止結界を強引に破った一夏はラウラに狙いを定め、放とうとした瞬間。

 

「お前達、そこまでだ。これ以上の戦闘した場合は、私が相手になる!」

 

「!!」

 

「ほぉ」

 

 

千冬は右手にIS用のブレードを装備し、今回の死闘を止めに入った。

 

 

「だが、生憎私は学園から、私怨による戦闘は禁止されている。だから、今度行われる対抗戦で決着をつけてもらう」

 

彼女の提案にその場にいた全員が納得し、解散した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

 

 

「諸君、私はシャルロットが好きだ

 

諸君、私はシャルロットが好きだ

 

諸君、私はシャルロットが大好きだ

 

 

 

声が好きだ

 

金髪が好きだ

 

容姿が好きだ

 

笑顔が好きだ

 

泣いているのが好きだ

 

笑っているのが好きだ

 

怒っているのが好きだ

 

照れているのが好きだ

 

 

 

 

この地上で行われるシャルロットのあらゆる行動が好きだ

 

 

 

諸君、私はシャルロットの幸せを望んでいる。私に着き従う、諸君はシャルロットの一体何を望む?」

 

 

『ホープ!ホープ!ホープ!ホォォォプッ!』

 

 

 

 

「あの忌々しい、女は消えた。シャルロットは今、白き王と共に居る。だが、彼は全能ではない。故に有事の際は私達がシャルロットを護り、幸せにする。

 

私の愛娘シャルロットは白き王に恋心を抱いた。だが、敵は多い中には神殺しやまつろわぬ神もいる。

 

我らは僅か、百人、されど百人の凡人魔術師に過ぎない。だが、私は諸君が一騎当千の猛者であると信じている。ならば我らは、諸君と私で総勢百人のシャルロットの幸せを望み隊となる!

 

 

行くぞ諸君!我らが聖女、シャルロットの元へ!!」

 

『ウオオォォ!!』

 

 

各々武器を掲げ、エルリックの背後にあるシャルロットの写真に幸あれ、と雄叫び声を上げるのだった。

 

 

 

 

「うわぁ...」

 

 

それを見ていた娘は只ドン引きするのであった。

 

 




今回の三蔵イベは面白いんだけど、ダビデはいつも通りで、三蔵ちゃんの声があの人で、技がどっかのスパロボで見た感じだし、具体的に謂うとヤルダなんとかのあれでしょ。


呂布は今回色んな意味で役得だろあれ。三蔵ちゃんの馬という役で肩車をする...今すぐ変わってくれ。
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