インフィニット・ストラトス ~蒼天の魔王~   作:ハルン

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最新話の投稿です。



そして次回は臨海学校です!


王の買い物 不安な未来への暗示

戦国魔王、織田信長との戦いから数週間が過ぎ、来週から臨海学校が控えていた。

「一夏!海だよ!!来週には海に行けるんだよ!!」

「あーもう、朝から五月蠅いな! 二年一回のペースで世界中の海に連れて行ってるだろ!!」

「大勢で海に行くのは初めてだから楽しみなの!!」

「マナの言いたいことは分かりますね。海に行くにしても大体、いつもの三人とごく稀にガガが居るくらいですからね。私はそこまで浮かれてません」

「この前、スポーツショップで新しいボードを買おうとしていた奴が何を言うか」

海に行けるという事ではしゃぐマナとその意見に賛同するマハード。

自身はそこまで、浮かれていないと主張するが、サーフィンの道具一式を買うか悩んでいる所をとある後輩魔王が目撃し、一夏の耳に届いていた。

「そう言えば、一夏は買わ無くていいのですか?」

「何を?」

「水着です」

マハードの水着という言葉に何名かが、ガタッ、と言う音を立てる。

「ん~、特に買うつもりは無いかな。エーゲ海の時に買ったので十分だし、国からのアルバイトがなー」

「あ(察し」

「そう言う事だ。変な連中の駆除しに行かないと」

「人をまるで害虫のように言いますね」

「仕方あるまい。アイツら、まるで黒光りするGの様な驚異的な生命力で復活するんだから」

一夏が国から頼まれた事とは、違法組織の壊滅である。

今の社会に不満を持った人物が、今の社会を壊そうとまつろわぬ神の降臨や、人体実験など行っている組織が世界各地で山のように存在する。

それは日本も同じで、一夏は時折、その組織の破壊を頼まれることがある。

勿論、報酬もあるので一夏はアルバイト感覚でやっている。

因みにその、一回の報酬額は一般サラリーマンの年収より多い。

「一夏、貴方の財はどれ位あるんですか。もう、学生が持つ金額ではないですよね」

「上限突破通帳が、どれ位あったかな?まぁ、稼いだ金は俺が経営している孤児院に当ててるからな」

「最近、その孤児院に行って無いよね?なら、行った方がいいんじゃない」

「仕事帰りに土産買っていくか」

あまり知らされていないが、一夏は孤児院を経営している。

それは、一夏が世界中飛び回って、貧困に飢える子供達を何人も目にしている為、少しでも多くの子供を助けたいと言う一夏の善意によって、日本に設営している。

最初は小さな孤児院だったが、徐々に人が増え、建物が圧迫しているので、近い内に改築する予定である。

勿論、改築費は一夏のポケットマネーからである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「一夏、今度の休み――」

「用事があるから、無理」

「最後まで言って無いよ!?」

「今度の休み、臨海学校に向けて買い物に付き合ってだろ」

「よ、よく分かったね」

「箒、鈴、セシリア、簪と連続で来れば、大体同じ内容だったから、容易に想像が出来た」

授業が終わり、一夏が廊下を歩いているとシャルロットが話しかけ、その内容を察した一夏は無理、と断る。

「そこをお願い! ね?」

「...ちょっと待て、用事の日程を変えれるか聞くから」

「本当!」

そう言うと一夏はスマホを取り出し、依頼主と連絡を取る。

「もしもし、甘粕か」

『どうかしました、織斑さん』

「この前の依頼だけど、あれさ日程、速めてもいいか?」

『問題ありませんよ。実行するのはそちらですから』

「了解。じゃ、明日は授業休んでやるから、そっちから連絡してくれるか?」

『分かりました。そちらに関しては任せてください』

一夏は通話を終え、スマホをポッケに仕舞う。

「え?一夏明日学校休むの」

「国という後ろ盾がある以上、問題ない。小遣いも手に入るし、張り切るかな。取り敢えず、来週の土曜日でいいか?」

「あ、うん。それで大丈夫だよ」

「じゃ、明後日な」

そう言うと一夏は自室に戻るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

次の日の昼頃、東京湾近くの孤島が突如、地図から消失したというニュースが報じられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よ、元気にしているか?ちびっ子達」

「あ!一夏兄ちゃんだ!!」

「「「「「わー、一夏兄ちゃんだ!」」」」」

仕事帰りに、一夏は孤児院に寄ると、一夏の姿を見つけると孤児院のあちらこちらから、足音が聞こえると、一夏の周りに子供達が集まってきた。

「思ったより元気だな。お?」

一夏は集まった子供達の中から、三人の子供を見つける。

「ジン、ラグナ、サヤ。元気にしてたか」

「兄さんもサヤ、元気だよ」

「うん!ここに居る、皆元気だよ」

「ケッ、来るのがおせぇんだよ」

「最近、中二病に目覚めたらしいじゃないか。死神、ラグナ=ザ=ブラッドエッジ君」

「な、なんで知ってんだよ!?」

「セリカに教えてもらった」

シスタァァァ!、と木陰でてへぺろ(・ω<)してるポニーテイルの女子に対して叫ぶラグナ。

この三人は一夏が最初に保護した子供であり、行く当てのない三人とセリカの四人を見つけ、(国を脅して)作った孤児院に住まわせ、生活に必要な物や光熱費その他諸々、一夏が払っている。

最初こそ、反対していたが、先に折れ一夏からの支援を受けることにした。

そして、何時しか一夏が、世界中の行く当てのない子供を捨て猫を拾うような感覚で連れてきているため、何時しか、四人で暮らしていた孤児院兼教会は20人以上の子供達でいっぱいになっていた。

「ほらよ、お前が考えたラグナ=ザ=ブラッドエッジの衣装だぜ」

「何であるんだよ!?いつ作ったんだよ!!」

「暇つぶしに作った。ジンの分も考えていたよなお前。『ユキアネサ』も作ったぞ」

「ぼ、僕の分」

「サヤは巫女服が欲しいとか言ってたからな、ホレ」

「ありがとう!」

ラグナは秘密の書物(黒歴史の産物)に書いた衣装と武器を渡され、どうすればいいのか迷い。ジンは武器だけだったため、そこまで恥ずかしくない模様で、サヤは着てみたかった巫女服が着れるという事で嬉しがっていた。

「ラグナのいいなー」

「ジン、後で貸して!」

「それなら、アイツに...は?」

ラグナ達のお土産に羨む子供達にラグナは一夏に言え、と言うと思い一夏の方を見ると其処には

「もふ?(何だ?)」

「何きぐるみ着てんだよ!」

「ボ〇太くんだ!」

「もっふふー!(俺、参上!)」

犬だかネズミだかよくわからない茶色のきぐるみがそこにいた。

「ふーもふもふも、ふーもふもふもっ♪」

「「「ふもっふもっ♪」」」

「人気者ね」

「どっかの笛吹き男かよ」

「私の願い事が叶った!」

「お前が原因かよ、ノエル...」

ラグナは目の前のきぐるみが居る原因が、新しく来たばかりの新人、ノエルだったことに肩を落とす。

「ねぇ、兄さん」

「なんだ、ジン?」

「その衣装、着ないの?」

「ゑ?」

ラグナは困惑した。

ジンが言っているのは先程渡されたモノだ。

ラグナは断ろうとしたが、ジンやサヤ、ノエルの期待の眼差しに押し負け、ラグナは更衣室に向かった。

「き、着替えたぞ...」

着替えてから数分後、ラグナは赤いジャケットに剣を装備し、何処か恥ずかしそうな表情をするラグナ。

「もも、もっふー!(さぁ、考えた技を使ってみろ!)」

「いや、何言ってるから分かんねぇよ」

「そうだね。兄さんの考えた技見てみたいよ!」

「何で通じてるんだよ!てか、やるかよ!?」

「お兄ちゃんやらないの?」

「ラグナさん、やらないんですか?」

「うっ」

最愛の妹と彼に片思い中の少女は涙目+上目遣いでラグナを追い込む。

「わ、分かったよ!やればいいんだろ!!」

ラグナは一呼吸入れると真剣な顔になり

「デッドスパイクッ!って、えぇぇぇ!?」

「す、凄いよ兄さん!!」

ラグナが剣を振り上げると、黒い獣の頭部の様なモノが現れた。

「いや、(ルーン魔術で)出るようにしたから、これで攻撃も出来るぜ」

「マジかよ...。俺、本当に使えるのかよ」

「ユキアネサも使えるぜ。氷だけど」

「本当!?」

「ボ〇太くんが居ない...」

「次の用事があるから帰ったぞ」

「そうなんだ...」

ここ居る、子供達は全員魔術の事を知っている子達であり、中には将来有望な魔法使いになれる子もいる。

「よし、今日は俺が腕を振るって晩飯を作ってやる。たっぷり、食べな!」

「「「「やったー!」」」」

「お前の料理絶品だからな、今日は食うぜ!」

「一夏さんの料理、久しぶりだね」

「お兄ちゃん達も、シスターも一夏さんの料理大好きだからね」

「うっ、また体重が...」

「どうしたんですか?」

「...何でもないよ」

一夏の料理を食べれるという事で、大喜びする子供達と一人、食後に起きる現象に悩む女性の姿があった。

「あ、今度この教会改築するから、ある程度、広くなるぞ」

「大分、狭くなったからな」

「最初はシスターと四人だったけど、いつの間にか大勢の人が集まったからね」

「さて、晩飯の準備でもするか。誰か皿運んでくれるか?」

「僕が運ぶよ」

「しかたねぇ、手伝うか」

「一夏さん、タオカカの分もお願い」

「あいよ」

「にゃー」

全員の分とペットの猫の分を作る一夏、久しぶりに大量の料理を作った一夏はいい汗かいた、と清々しい顔をしていた。

「じゃ、みんな、一夏に感謝を込めて」

「「「「「「いただきまーす!」」」」」

「おう、おかわりもあるから、沢山食えよ。育ち盛りなんだから」

一つの教会で、賑やかな笑い声と笑顔に溢れ、その光景を見た一夏は

「この笑顔がある限り、俺は戦える...」

「ん?何か言ったか」

「何だ?から揚げ食わないのか。なら、俺が」

「誰がやるか!これは俺のだ!!」

この平和な日常を守ろう、そう思いながら、一夏はつかぬ間の一時を楽しんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャルロットとの買い物をするという事で一夏は待ち合わせ場所の喫茶店でコーヒーを飲んでいた。

「てか、シャルルの奴遅くね?もう、一時間以上待ってんだけど!!」

持っていたカップで受け皿を叩き始める一夏。

「ゴメン一夏!この鶏が下水道に挟まっていてね、助けるのに時間が掛かっちゃった」

「んなの知るか!時間返せこの野郎!!」

「ゴゲー!?」

「あ、一夏!僕じゃなくて、鶏の方を殴るとか!」

こうして、一夏とシャルロットの買い物が始まったのだった。

 

 

 

「因みにこの鶏、今度は富豪の格好じゃないと表に出ないって言ってたよ」

「コケ―」

YES富豪、NO表と書かれた看板を持つ鶏。

「んなこと知るかッ!燃え尽きろ、このチキン野郎!!」

「ゴキゴッゴー!?」

「あ、一夏!僕じゃなくて、また鶏の方を!」

殴ると見せかけておいて、隠していたライターで炙る一夏。

なお、殴る、炙ると色々やられている鶏だが、耐久力が高いのかギャグ補正なのか今も生きている。

そして、IS学園で飼育されることになったのはまた別の話である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それにしても熱いな」

「うん、そうだね」

「クソッ、蝉の野郎...いい具合に鳴きやがって、余計熱く感じるぜ」

「でも、蝉って一週間くらいしか生きられないから、今はそっとしておこうよ」

「え?あれって、『死にたくないッ!死にたくなぁぁィィィ!!』て言いながら一生懸命、鳴いているのか!?」

「違うよ!?」

今日も絶好調なボケをかます一夏とそれに対してツッコむシャルロット。

「で、何買うんだ?」

「取り敢えず、日用品とかな」

「了解」

「あれ? 開始早々なんか疲れてきたよ...」

モノの数分で疲れを感じるシャルロットであった。

シャルロットの買い物として、日用品その他諸々、何処で買うか一夏は決めていた。

「最近、レゾナンスという場所が出来てな、其処は大抵のモノが揃ってるらしい」

「じゃ、そこへ行こうよ」

「てか、着いてるんだよな。ホレ」

「え?」

一夏が指差す所には大きく、『レゾナンス』と書かれた看板があった。

一夏が待ち合わせに指定した場所はレゾナンスの一角にある喫茶店だったのだ。

「さて、時間は有限だ。さっさと買いに行こうぜ」

「待ってよ、一夏!」

一夏はシャルロットの手を掴むと人ごみの中を歩き始める。

 

 

 

 

 

 

 

日用品を買い、最大の目的である水着を物色している。

「暇だな」

一夏は買い物にそこまで悩むことは無く、即決で買う為、時間は掛からないが、やはり、女子の買い物は長いと思いながら、自販機で買ったコーヒーを飲んでいく。

今回一夏が買ったのは水着ではなく、漫画とゲームと魔法のカード(課金)である。

「にしても、次は水着イベントか...。欲しいキャラが出る以上、全力で行かせてもらう」

簪とよく遊ぶアプリゲームのイベントに備え、育成と闇のゲーム(ガチャ)に挑む準備をしている。

「まぁ、それはさておき。...何してんだ、アイツら?」

一夏は背後から感じる視線を隠していた手のひらサイズの鏡を反射させ、確認する。

そこには箒、セシリア、ラウラ、簪、マナの姿があった。

「にしても、何か言ってるな。ここは読唇術を使って」

様々な、技術を身に付けている一夏は恐らく尾行してきたであろう、一行の会話を読み解く。

『ぐっ、シャルロットの奴抜け駆けしおって!』

『一夏様と一緒なんて羨ましすぎます!今度の臨海学校の時、日焼け止めを塗ってもらっわないと割に合いませんわ!!』

『ふむ、師匠とシャルロットの中に入るとするか』

『こう言うの邪魔しちゃいけないと思うよ。にしても、シャルロットいいなー』

『パルパルパルパルパルパル』

上から、箒、セシリア、ラウラ、マナそして何やら、呪詛を呟いている、簪。

「そして、簪たちより後ろに駄目生徒ストー会長の姿があると。尾行している奴に尾行が着いている、謎の図が出来上がってるな」

「ちょっと、そこの男。これ戻しておいて」

「いや、そんな事言われても...」

「ん?」

一夏は聞き覚えのある声が聞こえるな、と思いした方を見ると後輩魔王こと護堂の姿があった。

「護堂、そんな女性ほっておいて私の水着選んでくれないかしら」

「じゃ、恵那のも選んでよ。王様」

「イチャつかないでとっと、戻しなさいよ!」

「なんか増えてる。そして、絡まれてる...。おい、そこのおばさん」

「お、おばさん!?」

面倒事に巻き込まれるのは今の世界上仕方のないのか、それとも神殺しはそう言う要らない恩恵でもあるのか、と思いながら一夏は面倒事に絡まれてる後輩の所に行く。

「アンタ、今なんて言った!!」

「おばさんにおばさんと言って何が悪い」

「この男性風情がッ!」

「そうやって、女尊男卑な性格だから、彼氏も出来ないで独身なんだよ。性格悪い生涯独身確定おばさん」

「あ、あの一夏さん...?」

「グフッ」

暴言と共に現れた一夏は目の前の女性に対して、遠慮の無い言葉を言い、その姿に戸惑う護堂。

「で、出会いさえあれば...」

「出会い?ハッ、その出会いを真っ向から潰している奴に出会い何かあるかよ。鏡の前で自分を見直せや、まるっきし駄目なおばさん。略してマ・ダ・オ!」

「うわぁぁぁぁん!お母さん!!」

叫びながら、女性はいずこかへと去っていった。

涙を盛大に流しつつ。

「面倒な奴は追い払ってやったぞ」

「追い払うのは良いんですけど...。もう少し、穏便に出来なかったんですかね」

「穏便?何それ美味しいの」

「アッ、ハイ。ナンデモアリマセン」

敵に対して、容赦のない一夏だが、一夏は一般の女尊男卑主義者にも容赦がないのだ。

「にしても、更に増えてるな。千鳥ヶ淵での、一件はお前だろ」

「な、なんで知ってるんですか?」

「理由は二つ、あんな馬鹿デタラメな事が出来るのは神殺しとまつろわぬ神だけだ。日本産の日本在住の神殺しは二人、俺とお前だ。俺はやっていないので残りの方がやった確率が上がる。後は時間遡り、過去を見たから」

「最期の反則じゃないですか!てか、何時権能使ったんですか!?」

「聖句を必要としない権能なんだよ」

一夏の権能の中には聖句を必要としないモノが二つある。

時間関係の権能を今回使う事で、ある程度事態を掴んでいるが、一夏にはある疑問がある。

時の観測者は時間関係の事ならある程度できるが、()()()()()()未来に関することだけ見る事が出来ないのだ。

視ようとするも、ある一定の未来からは何も見えず、真っ暗なままなのだ。

まるで、そこから先の未来が自分には存在しない、と言われているようなそんな気がしてならないのだ。

「まぁ、初めての奴もいるから自己紹介はしておかないとな。俺は白き王、織斑一夏だ」

「なら、恵那も自己紹介しないとね。清秋院 恵那、王様に仕えてるんだ」

「ふーん、まぁ、此奴は色々苦労するぞ。俺と同じで」

「一夏さんと同じって...」

「自分の周り、見直してみろ阿呆が」

一夏は周りの恋愛感情には敏感だが、自分のに関しては滅法だめなのである。

「そういえば、一夏さんは何でここに?」

「知り合いの買い物に付き合ってるの」

「へぇー、因みにどんな人なんですか?」

「名前はシャルロット・デュノア、フランスから来た女性。って感じの声」

「うわぁ、万里谷に声そっくり」

シャルロットの声真似をしながら言う一夏。

その声を聞いた、護堂達は双子の姉妹と言っても過言ではないレベルで同じ声に驚いていた。

「声が似ているね...。エリカよ、こう、硬くて、凛々しい感じでキリッとした声に出来るか?」

「む、こんな感じか」

「あー、似てる似てる。俺のファースト幼馴染にそっくりだわ。性質が似てるから行けるかなと思ったけど俺の目に狂いは無かったか」

「どんな感じの幼馴染なんですか?」

「そうだな、よく言うなら、武士道で悪く言ううなら、猪突猛進で周りが見えない危ない人かな」

「全然、いいイメージが持てないんですけど」

「なんか俺に依存してるみたいでよ、うざってぇたらありゃしないよ」

ハァー、と溜め息を吐く一夏。

そんな一夏に万里谷そっくりな声が一夏を呼ぶ声がした。

「うあぁ、一夏さんの声真似と同じじゃないですか」

「さて、呼ばれたから俺はいくぞ。何かあったら呼べよ助けてやるから」

そう言うと、一夏は自分を呼ぶシャルロットの下に行くのだった。

 

 

 

 

「ねぇ、一夏。さっきの人たちは誰?」

「あそこにいた男性が草薙護堂で、一番新しい神殺し、つまりは俺と同類だ」

「え!?一夏と同じ、神殺しなの!歴戦の勇士みたいな感じじゃなかったけど」

「あいつは数か月前に神殺しになった新参者だからな。まだ、弱い弱い」

「一夏からしたら大体が弱いような...」

「俺の師匠なんか、とあるドラゴンボール顔負けの戦闘してくるかな」

「え?何それ怖い」

そんな会話をしながら、買い物を進める一夏達だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一夏達が買い物をして居る最中、マハードはタロット占いをしていた。

これまで、クラス対抗戦、タッグトーナメント戦と学園のイベントにはよくない事が起きていた。

二度あることは三度ある、故に今度の臨海学校でも何かが起きるかもしれないとマハードは考えたのだ。

そして、一枚目の出た結果...教皇の逆位置『自分の立場を悪用、周りに注意すべし』

二枚目の結果...月の正位置『隠れていた敵との遭遇、それに伴って起きる不安定化』

三枚目の結果...死神の正位置『終わりへの一歩、現状の終わり新たな始まり』

四枚目の結果...太陽の正位置『希望と祝福、新たな生命の誕生』

五枚目の結果...世界の逆位置『未完成、部分的な成功』

「太陽の正位置以外はあまりいい結果とは言えませんね...。これは...」

マハードがタロットカードを仕舞おうとした瞬間一枚のカードが落ちる。

「吊るされた男ですね...。意味は試練と忍耐そして、隠されたもう一つの意味は『魂の昇華』...」

只一枚のカードが落ちだけなのに、何故だか、ただの偶然では無く何かを暗示しているように思えた。

そして、マハードは出た結果を一度整理する事にした。

教皇の逆位置の結果から、何者かが自分の立場を利用し、周囲に危害を加えるという事なのだと分かったが残りのカードの意味が分からなかった。

「一つ、一つでは読みづらいが、繋げて読めば恐らく...」

マハードは二枚目以降の結果を繋ぎ合わせ、一つの答えに辿り着く。

「隠れていた敵との遭遇によって、誰かの肉体もしくは精神が不安定になり、今の日常が壊れ、新しい何かが始まる。その何かを打ち破る新たな存在の誕生...だが、その存在は完成された存在ではなく未完成な存在として誕生し、数多の試練を乗り越える事で、完成した存在になる」

だめだ意味が分からない、それらしい答え辿り着いたが、一体、何処で誰に起きるのかその具体的な内容まで見ることは出来なかったが、マハードの頭に一人の顔が浮かび上がる。

「一夏...。もし、そうだとしたら私は一夏を護る事が出来るのだろうか...」

読み取ったモノが本当なら、一夏に待っている未来は相当過酷なものになるだろう。

そんな状況で、自分は一夏の力になる事が出来るのだろうか、と不安になると同時に一夏がどこか遠くに行ってしまうようなそんな気がしたのだった。

 




今回のイベでは回さず新章で回すぞー!

円卓勢だけでもやべぇのにオジマンディアスとクレオパトラ?だと...

課金必須じゃにですかー、ヤダー

前回の様な変なバグ出すなよ!(フラグ)


どうっでもいいことですが無事に我がカルデアにスカサハ師匠を迎える事が出来ました
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