FGOの新イベもよかったが、なにより6章が良かった。
あれは心に来た。ヴェルヴィエール...。君は素晴らしい騎士だ。
ランスロとマシュちゃんのやり取りは笑ったw
ストーリクリア後の10連で、孔明が出ました。個人的にガウェインか槍セイバーが欲しかった。
夕食の時間、自由時間の間にジャンケンで決まった通りに、一夏の隣にはシャルロットと簪が座っている。
「違う、シャル。箸は中指をあいだに入れて親指と人差し指で動かすんだ」
「一夏は簡単に言うけど、これはかなり難しいよ?と言うか、なんでマナはそんなに上手にお箸を使えるのさ?」
「伊達に一夏と何年も同じ屋根の下で過ごしていないわよ」
「私は日本生まれだから、出来て当然」
一夏の正面に座っているマナを見ると、箸を上手く使っていた。
一夏の下で何年も過ごし、指導を受けてきただけの事はあり、箸の使い方はマスターしている。
そして、流石は日本育ちという所か、簪は箸の使い方がうまく、一つ一つの動作に気品が感じられた。
「所で一夏。これは?」
「本わさですねー」
「本わさ?」
「本物のわさびをおろしたやつのことを言うんだ。最近は練りわさびが多くなってきたから、結構珍しいんだぜ? 学校の定食についてるやつは、練りわさびだな。原料は、ワサビダイコンとかセイヨウワサビだな」
「へー」
一夏の説明を聞いたシャルロットは本わさびの山を醤油に溶かすが、量が量なので、溶ききれるはずもなく、刺身を付けたべると、背筋を伸ばし、そのまま倒れ、鼻を抑えなが蹲っている。
「大丈夫か?」
「らいひょうふ...」
それでも笑顔を見せようとするあたり、本当に優等生だと感心を通り越して呆れていると簪がシャルロットの近くに行くとシャルロットの足の裏を小突く。
「ふみゃ!?」
「やっぱり、足がしびれてたんだ。無理しないで崩せばいいのに」
「だ、だからって小突かなくても...」
「大丈夫、別に一夏と許嫁とか親同士が決めた婚約者とか羨ましがってないから。そういう関係に嫉妬して八つ当たりで今も小突いてるわけじゃないから」
「あっ...ちょ...んぅ...。これ以上敏感な所(足)を責めないで!!」
「ここでしょ?ここがいいんでしょ?」
「やめんか」
色々と危ない二人を止めるために一夏はその元凶を作っている簪にチョップをする。
「とっとと、飯を食うぞ」
「一夏、取れたてのホタテを持ってきました」
「そのホタテを七輪で醤油をかけて焼こうぜ」
「あ、余ったら僕にも分けてくれないかな?」
「いいか。マハード?」
「構いません」
食事を終えた一同は自室に戻る中、簪とマナは無くなった飲み物を補充するために、売店に行き、その帰りに一つの群れを見つける。
「何を――むぐっ!?」
「(ちょっ、静かにしなさいよ......! 今大変なんだから!)」
「(た、大変?)」
「(いいから聞いてみなさいって!)」
鈴の言われるがままにマナと簪は耳を澄ます。
『一夏、久しぶりだから少し、緊張してますか?』
『そんな訳あるか。――あっ! す、少しは加減をしろ......』
『分かりました。そんじゃあここは......と』
『くっ!アッァァァァァァーー!』
一部を除いて腐方面の映像が膨らんでいく。
「い、いいいい一夏さんは一体何を......?」
「「......」」
(や、やはり、ここは事実の確認を――)
そこで、バンッと勢い良く扉が開かれ、三人が転がった。
「......何をしているか、馬鹿共」
「す、すみません......」
「こ、これは......たまたまで」
「そ、そうっ! た、たまたまですわ!」
見つかった途端、三人は一気に逃げ腰になった。さっきまでの好奇心と落胆は、一瞬で恐怖へと変わる。
だが、セシリアもシャルロットも箒も良く分かっていた。千冬相手に逃げ切れるはずもないことを。世界最強を前に、逃げる術などあろうはずがない。
三人は覚悟を決めたが、千冬の言葉は以外なものだった。
大体何が起きているか正しい方向で予想した残りの三人は面倒事に巻き込まれたな、と思った。
「盗み聞きとは感心しないが、ちょうどいい。入っていけ」
恐る恐る、部屋に入るとそこにいたのは、肩の具合を確かめるように軽く回す一夏と、軽く汗を流していたマハードだった。想像していたような衣服に乱れはない
「ああ、そうだ。――篠ノ之、ついでにボーデヴィッヒも呼んで来い」
「は、はいっ!」
箒は駆け足でラウラの部屋へと二人を呼びに行った。
「あの一夏とマハードはさっき何をしていたんですか?」
「一夏の腕の骨をはめ直していました」
「「え?」」
「一夏は自分の身体を酷使しますし、自分で骨をはめ直しますが、本来の状態から歪んだ状態で過ごすと今後、支障をきたす可能性があるので、その歪みを正すために一夏の骨をはめ直しているのです」
「お前、力いっぱいやるから痛いんだよ」
「中途半端な力でやっても意味がありません。痛みは生命活動の証拠です」
どこぞの狂化しまくってる婦長の様な事を言うマハード。
「お前ら、少し汗臭いから風呂に入ってこい。そろそろ時間だぞ」
「よし、行くか。マハード」
「ご一緒させていただきます」
そう言うと、風呂道具一式携え、部屋から出ていく二人。
入れ違いでラウラと呼びに行った箒が戻ってくる。
「ようやく揃ったな...では、まず聞こうか、この中で家の愚弟に惚れている者は挙手しろ」
箒、セシリア、マナ、簪、シャルロットが挙手すると千冬が意外そうな顔をする。
「お前らは惚れていないのか?」
「私は師匠として、尊敬はしていますが、恋愛感情は持ってません」
「確かに一夏はいいところ尽くしだけど、最初は好意はあったけど無くなったわ。今は親友というポジションで満足ね」
「ほぉ、中々興味深い事を言うな」
「ライバル多すぎでしょ。秘書みたいな年上の人と居たり、褐色のシスターみたいな人と居たり、相手のレベルが高すぎて、対抗する気が無くなちゃったわよ」
鈴の言っている人物が誰なのか分かったマナは確かにレベルが高いと納得する。
「何?それは本当か」
「『夏休み日本に居る時間が少ないなー』ってぼやいていたわよ。で、色々お得な一夏に好意を持ってる勇者はにどこが好きなのか言ってもらおうかしら?」
「何故お前が仕切っている」
鈴を睨む千冬だが、どこ吹く風と流している。
「えっと、私は......昔、小学校の頃、助けてもらって......その時の一夏に、はい」
「普通にラブでコメるような展開ね、つまらん」
「そんな!?」
自分から語れといってきたくせに、いざ語ったらこの扱い。
あまりにあんまりな扱いにさすがの箒もショックは大きい。
部屋の隅でしくしくと体育すわりで泣き始める箒。
「いい加減にしろ馬鹿者」
「イタッ!?」
チョップで鈴を鎮める千冬。
鈴を鎮める事で主導権を取り戻した千冬はセシリアを指さす。
「次、オルコット」
「私は一夏さんの...強い所が―――」
「なんだ、只のドMホイホイか」
「違います!!」
「次、更識妹」
「聞いてますの!?」
セシリアの抗議を無視し、千冬は話を進める。
「私は小さい時に、一夏に助けてもらったのが理由です。あの時一夏が居なかったら、今の私はいないと思います」
「今より根暗にでもなっていたか?次だ、次」
「順番的に私?私はエジプトに来た一夏に出会ったのが初めてで、その後一夏に私達三人の命を助けてもらったのが切欠かな。妹のガガも一夏に好意を持ってるから、本当にライバルが多いですね」
「なんだ、そのヒーロー系のアニメみたいな理由は?デュノア、GO!」
「えっと、その、僕性別偽って入学してきたじゃないですか。その一件で一夏に助けられたと言うか、助けてもらえるきっかけを作ってもらったというか...一夏と許嫁というのもありますから、僕は一夏との許嫁は大いに歓迎ですね」
「許嫁だと!?お姉ちゃんそんなの知らないぞ!!」
「ちょ!?近い、顔近い!それにお酒臭いですよ!!」
てか、さっきから飲んでいたのは酒か!、と内心ツッコむシャルロット。
「一夏の許嫁...一夏どこか行っちゃう!お姉ちゃん一人になっちゃうぅぅ!!一人になったら私はァァァァァァ!!!」
「誰かこの酔っぱらいを止めてぇぇぇ!!」
酔っ払いに絡まれたシャルロットの悲痛な叫び声が響いた。
その後、戻ってきた一夏によって気絶させられ、お開きとなった。
合宿2日目。ISの装備とデータ取りの準備をしていると千冬箒を呼ぶ。
「ああ、篠ノ之。お前はちょっとこっちに来い」
「はい」
打鉄の装備を運んでいた箒を呼び寄せた、その時だった。
「いっくーーーん!!」
「親方!空からおんn...天災が!!」
青空から現れた人影は一夏に抱き付こうとするが
「セイヤァァ!!」
「え?ちょ!?あわ、あわわわわ!!アッー――!」
半弧を描き、背後を取るとそのままタイキックをかまし、ザバッーン、と海へ落ちる人影。
「朝から耳に悪いの聞いたなー。あー、こりゃ一日中機嫌悪いわ。ととっとやって、ととっと終わらせようぜ。アイツのいた場所に一秒たりとも居たくないんだよ」
「気分が悪い貴方に束さん印のこのお手製ドリンク!疲れが取れと同時に未知の事象へ導いてくれるよ!!」
「あまり煩わせるな。面倒だ」
「ぺっぷし!」
「消えろ!この天災(笑)ガァァ!!」
「ひどいなー。束さんは正真正銘の天災―――待って!その技は危険だよ!!??」
「キン〇ドライバーだぁぁ!!」
(あ、逝ったな)
海藻類やタコなどを付けた状態で這い上がってきた束は一夏にアイアンクローされた後、地面に叩きつぶされ、起き上がると今度は両足首を掴んだ状態で上昇し、空中で逆さになった相手の腋に足をかけてそのまま落下する。
「痛いよ、いっくん!でも、束さんはいっくんと「屑がぁ...」ふおおおぉぉぉぉぉぉッ!?」
人外染みたタフさ持つ束はけろっとした表情で起き上がるが、束にラリアットをかましながら、岩盤に衝突する束。
顔面を鷲掴みにし、何度も岩盤に押し付ける。
「もう、終わりかぁ...?」
「む、無念...」
「終わったな...。所詮、クズはクズなのだ!!」
「伝説の...スーパーサイヤ人...。勝てるはずがないよぉ...」
「あ、悪魔だ...」
「誰かカカロット呼んで!」
フフフ、ハハハッ、ハーハハハハハ!と大笑いする一夏。
一連の流れのせいか、一夏の姿がブ〇リーに視えてしまった一同。
「可笑しいですわね。あの岩盤にクレータが出来ているように見えますわ」
「流石、師匠!私達に出来ない事を平然とやってのける!」
「其処にしびれるぅ!憧れる!」
「おら、とっとと用事済まして帰れよ(ゲシゲシ」
「やめてあげてよぉ」
とある奇妙な冒険に出てきそうなセリフを言うラウラと簪。
一夏はピクリとも動かない束を蹴り続ける一夏。
「てか、本当に何しに来たんだよ。ア”?」
「何って、勿論いっくんをハグをしてその後、熱い時間を――」
「何?自殺願望あるの?分かった、無明三段突きの後に流星一条ぶっぱした後に破壊神の手翳で滅ぼしてやるよ」
「やめてください。そんな事したら束さんは跡形も無く消えてしまいます」
「それとも、今開発中の
「あれー、それって過剰な呪力を暴走させて、擬似的な暗黒物質を作って、周囲のあらゆる存在を取り込む超激やば魔術だよね。そんな事したら、束さんどころかその周辺が更地になるよね!?」
「俺だけの呪力じゃ、足りないので龍脈に接続しないといけないがな」
「いっくんは束さんと同じ領域にいるんだね!いやー、手取り足取り教えたかいがあるよ。今までの授業料として束さんのお婿さんに!」
流石の一夏も限界があり、ある程度抑えていた束の態度に怒りが天元突破した。
「秘剣・燕返し!」
「おっと、やめてよね。これ以上
「グッ!」
いつも通り隠し持っていた木刀で円弧を描き、三つの斬撃を権能を使用し、同時に放つが束はそれを容易に避け、一夏の腕を掴むと一夏は今の束に違和感を覚えた。
いつもとは違う何かを感じ、まるで違う誰かが束になり替わっているようなそんな感覚だった。
「束、時間を押している。ささっと済ませろ」
「はいはーい。じゃね、いっくん
と天を指差した。
全員が上を見た。
その直後、轟音と共に何かが落着した。
すると青いひし形の物体があった。
「ラミ〇ル?」
「いやいや、加粒子砲とか撃ったりしないから」
コンテナがじょじょに開いていき、そして、中から現れたのは―――紅。
そう! 私が箒ちゃんのために愛とか愛おしさとかその他もろもろをとにかく詰め込んだ箒ちゃん専用IS! その名も―――『紅椿』!!」
「わ、私の専用機!?」
「そう、箒ちゃんの、箒ちゃんだけの力。私が箒ちゃんの為に作り上げた、第四世代のISだよ」
「第四世代か...」
「そう! 第四世代! なんとこの紅椿! 展開装甲って言う状況等に応じていろいろ変わる装甲とかを持ってて、パッケージ換装とか無くてもあらゆる状況に対応できちゃうのだ!」
「待て束! 未だに第三世代もまともに出来ていないこの現状で、よりによって第四世代だと!?」
世界が第三世代の着手し始めた段階で、この天災は第四世代を作ったのだ。
一夏は呆れて、眉間を抑えている。
「さ、箒ちゃん。ちょちょっと調整済ませちゃおう!」
「えっと、は、はい......」
そんな千冬の頭痛をよそに、束は箒を紅椿に押し込むと、紅椿に端末を接続し、目にも留まらぬ速さで仮想キーボードをタイプする。
「ほい終了! はっやいねぇ、さすが私! さ、箒ちゃん、飛んでみて飛んでみて!」
「飛ぶ......」
時間にしておよそ20秒かかったか否か。
その極短時間で調整を終えると、束は箒に飛行するよう促す。
今まで専用機は持っていなかったが、授業の中で操作はしてきた。
そのときの感覚を思い出し、箒は宙を舞う。
箒はいつの間にか束が取り出したミサイルポッドから放たれるミサイルを避けたり、両手に持った刀で切り払ったりしている。
その動きにはまだぎこちなさは残っているが、それでもルーキーの動きとしては破格の動きを見せている。
その一連の行動を見ていた一夏はこう思った。
「振り回されてるな。性能に、自分の力に...。そして、浮かれている」
「これは危険ですね」
「あぁ、そうだな」
一夏とマハードの意見は合致した。
箒は第四世代というまだ見ぬ領域の力を手にしたことによって、新しいおもちゃを手に入れた子供のように浮かれていると感じたのだ。
一夏は多くのまつろわぬ神と強敵と戦ってきた事で学んだことがある。
それは強い武器を使うものが強いのではなく、武器を使いこなすものこそが強い、である。
多くの権能を持つがその権能は本来の担ぎ手ではなく、簒奪したモノであり、十全に扱うことは出来ない。
故に多くの書物を読み、その権能の特性を理解し、十全に扱えるように己を鍛えなければならない。
でなければ、権能に振り回され、そんな姿を晒すようであれば、簒奪したまつろわぬ神に対して面目が立たない。
そんな事を思っていると、切羽詰まった様子で山田先生がこちらに近づいてくる。
「織斑先生! 緊急事態です!」
「どうした? 山田先生?」
普段の山田先生からは考えられないような様子に、千冬もその表情を引き締める。
しばらく、山田先生は間を空け、そして口を開いた。
「......アメリカ、イスラエルが共同で開発していた軍用IS、
束と一夏は顔を合せると大体こんな感じですね。