邪ンヌもスキルマできたし、後はイベントに逝くのみ!
誤って、ピックアップ十連回したらジャック出ずに、カレスコ...。
凸させようにも凸したのとは別にあと一枚欲しいな...。
進軍すると言ったものの、とくにどうするか決めていない一夏は取りあえず、ステージを進むことにした。
「さて、どうするかなー。取りあえず、この塔を上るか」
そういうと一夏は上り詰めていく。
(さて、誰が出るかな?箒、鈴、ラウラ、簪、シャルかな?遠距離タイプのセシリアが前面に出てくるとは考えにくい)
敵がどう出る考えていると急にスポットライトが当てられ、その光に照らされたシンデレラは、銀髪のストレートで、両手に軍用のコンバットナイフを装備していた。
「次はお前か...」
「私はこの時を待ちかねたぞ!
「おい、後ろにガンダムって文字が見えたぞ!」
「今日この日......私は師匠を倒し、超えていく!」
ガキン、とナイフと鞘が衝突する。
ナイフ二刀流で突っ込んでくるラウラ。
逆手に持ったナイフを、右に左にと振り抜いていく。
一夏も僅かな動きで攻撃を躱し、いなし、受け止める。
「流石は師匠!剣を抜かず、私の二刀流についてくるとは!」
「まぁ、見切れない速さじゃないし。剣馬鹿に比べたらねー。足元注意っと」
「くっ...!」
ラウラの二刀流を難なくかわすとラウラの行動に合わせ、鞘をラウラの足に引っ掛けさせ、転倒させようとするも現役軍人と言うこともあり、すぐさま体勢を立て直す。
次の一手を打とうとしたとき、一夏の横に影が現れる。
「切り捨て御免ッ!」
「はーい、奇襲は叫びながらやると失敗しますよ」
一夏は抜刀し、日本刀を構え、上空から奇襲した箒と鍔迫り合いになる。
「流石は一夏だ!私の奇襲を難なくクリアするとは!!」
「あれを奇襲と言うなら、全世界の暗殺者に謝罪した方がいいぜ」
「グッ...!」
二人の剣戟がぶつかり合うと一夏は右手に持った大太刀で箒を押し返すと、すかさず間合いを詰め、左手に持っていた鞘の鯉口で箒の腹部に強く打ち付ける。
「戦術が剣道のベースだから、動きが読みやすいんだよなー」
「篠ノ之流にそのような動きはない!お前の流派はなんだ!!」
「だーかーらー、俺は我流だってかなり前に言ったろうに」
「我流であそこまで完成させるのは不可能だ!」
実戦で磨き上げてきたものだからな、などと言えるはずもなく一夏は刀を鞘に納めると後方から音もなく一夏を襲撃しようとしたラウラの攻撃を受け流す。
「奇襲ってのはやっぱそういいのだよな。フンッ!」
「グアッ...!?」
受け流した時にがら空きになったラウラの腹に鞘を叩き付けると一夏は苦しむ二人を無力化し、眺めていると、その後ろから、ひたひたと近づいて来る者がいた。
「っ!?」
「何やってんの?」
咄嗟に後ろを振り向き、居合の構えた一夏。
するとそこには、水色髪の少女が立っていた。
しかも、一夏の頭の上に手を伸ばそうとしていた状態で...。
「大体予想着くけど何しに来た?」
「え、えっと...」
一夏の冷静な対応に、一瞬身じろぎした簪。
恥ずかしそうに顔を赤らめて、ドレスの裾を握ってモジモジとしている。
「い、一夏の王冠を...その...」
「ヤッパリネ」
弱々しくそう言う。
やはり簪も一夏の被る王冠を求めて来たようだ。
「そんなに欲しいならやるよ」
「え?本当!?」
飽きたから渡して楽になろう、と一夏が王冠に手を取った瞬間...。
「ビリッと来た!?」
「っ!?」
『自責の念によって、電流が流れます! あぁ、何ということでしょう......王子たちの国を思う心は、そうまでして重いのか......。
しかし、私たちは見守ることしかできません! あぁ、何ということでしょう!!』
思わぬ電撃にびっくりする一夏だが、そこまでダメージはない。
そして、先のアナウンスにイラッときた一夏は刀を抜く。
「ガァァベラストレェェトッ!」
『うわっ、危ない!?』
人を参加させておいてこの対応にイラついて刀を投擲した一夏は恐らく悪くない。
「あ、武器なくしちゃった。しゃーね、短刀使うか」
『嘘ッ!ボディチェックした時に無かったのに!?こうなったらポチッと!』
一夏は隠し持っていた仕込みナイフの『七夜の短刀』を取り出すとその光景に驚く楯無は何やらボタンを押す。
グイイィィーーーーン
塔の上に居た一夏と簪は音の発信源を見た。
と、その正体を見た瞬間、一夏と簪は驚愕した。
「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃねーか。完成度高けーなオイ」
『アームストロング二回言った!そんな卑猥な大砲なわけないでしょ!?』
どこぞの雪まつりに出てきた雪像を思い出した一夏は思ったことを言うと、楯無が突っ込みを入れる。
そんなことをしているとゆっくりと砲身が移動する。
射角を揃え、刀奈の押したボタンに反応し、アームストロング砲の砲弾が発射された。
「本当に撃つなよ。たくっ」
クラウチングスタートの様な姿勢になるとそのまま放たれた大砲めがけ進み、短刀で大砲を真っ二つに切断する。
「こんな事いつまで続くんだか...。で、お前は俺と戦うの?」
「僕は一夏を助け様としただけなんだけどなー...。...アハハッ」
一夏は剣先をシャルロットに向けるも敵対する気はないといい、その手には防弾ガラスで出来たシールドを持っていた。
そんなことを言いながら一夏達は進んでいくと塔の中に進んでいく。
一夏の耳に中が押される音と何かが稼働する音が聞こえる。
一夏達は音のした方を視線を移す一夏達。
すると、今まで壁だと思っていた城壁が、両手開きのドアの様にパカリと開く。
だが、開いた先に問題があった。
どこからそんなものを持ち出したのかと疑いたくなる様な、巨大な鉄球が現れたからだ。
「なっ!?」
「嘘っ?!」
現れた鉄球は、コロコロと坂道になっている道を転がってくる。
そしてその行く先に、一夏達の姿あった。
「こっち着てるよ一夏!!」
「その楯でなんとかならないの?」
「無理だよ!嫌だ!?死ぬなら一夏と一線超えてから死にたい!!」
「シャルロット...後で倒す...」
迫りくる鉄球に平常心を失いけてるシャルロットは自分が今一番叶えたい願望を言うと簪から黒いオーラが出始めたのは気のせいだろう。
その光景に溜息を吐きながら一夏は前に出る。
「死夏・十七分割」
一夏の姿が一瞬消えると、鉄球に一閃した。
そして、次の瞬間には言葉通り、十七の鉄くずに成り果てる。
「ねぇ...。あれが何かわかる?」
「一夏が編み出した『七夜の技』と呼ばれる技の一つ。その技の一つ一つは相手を確実に倒す事を念頭に置いて編み出された一夏だけの技しかわからない...」
一夏が編み出した一夏だけの技であり、同族である神殺しが相手の時、もし呪力が切れ権能が使えないときのことを想定して編み出した技。
その技の一つ一つはISでは相手にならず、神殺し相手でもそれなりに対抗できる技である。
現に一度、技の一つである極死・七夜という技でヴォバンと兎の魔王を倒している。
『さぁっ! ここからは、フリーエントリー組の参加です! みんな、王子様の王冠めがけてガンバってぇ~~っ!!!!』
「What?」
「「な、なにぃ~~っ!」」
驚愕するシャルロットと簪だが、楯無の言葉とともに、雪崩れ込んでくる一般生徒たち。
「じゃ、ここから別行動ってことで」
塔の壁を切り刻み、そのまま降りるとあちらこちらに参加した一般生徒が沸いていた。
その中で、まだ人がいない場所めがけて着地すると、ふと、足を掴まれた。
「此方です」
「誰だ?」
「私の事は後で説明します。今は追われているのでしょ?」
確かに、もう追っ手がそこまで迫ってきている。
少し休むかと、一夏は目の前の女性についていく。
「私、『みつるぎ』という会社の営業担当をしております、巻紙 礼子と申します。我が社の新作製品のご紹介を――」
「そんなまどろっこしい説明要らないよ。用件だけとっと言ってくれない?」
「...ですから、我が社の新作製品のご紹介をしようと」
「くどいぞ、愚民」
「っ!?」
突如、放たれた一夏の威圧感に思わず後退する礼子。
「お前の白式を奪いに来たってとっと言えばいいものを...。お前から匂う血の匂いは表社会の営業が着くわけないだろ」
「へぇ...、餓鬼だと思って甘く見ていたけど...。なら、リクエスト通り...さっさとその機体を寄越しな!!」
突如、礼子からの蹴りが放たれた。
咄嗟に一夏は後ろに避け、蹴りを躱し、臨戦態勢に入る。
「お決まり文句言うけど、お前何者だ?」
「あぁ? そんなもん決まってるだろう......てめぇの専用機をもらいに来た、謎の美女だよッ!!!!!」
突如、礼子の上着のスーツが膨れ上がる。
そして、それを突き破り、中から8本の金属の棒が現れた。
「ハッ、自分の顔を鏡で見てから言えよ。BBA」
「ぶち殺す!」
礼子の体にも、光が溢れてくる。
光が収まると同時に、その姿にも変化が......。
赤黒い色と黄色という、とても不気味な色合いを基調としたIS。
先ほどから攻撃していた8本の棒は、全て地面に着き、脚のようなっていた。
その他に、自身の腕につけられた装甲。
全ての手足を合わせると、10本にも及ぶ。
一夏はその姿に心当たりがあった。
「アラクネ...。それがお前のISか?」
「そうさ!これがてめぇをぶち殺す機体の名で、そして倒す人物の名はオータム様さァ!」
一夏は短刀を構えながら、直進する。
「いい的だぜ!」
「――閃鞘・七夜」
「グッ...!」
アラクネの腕で攻撃しようとしたオータムだが、一夏に攻撃を当てずに、逆にダメージを負う。
閃鞘・七夜
一夏の編み出した『七夜の技』の一つ。
一直線に突き進み、相手の懐に潜り込みながら相手をすれ違いざまに斬り付ける技だが、その速度はISでは到底反応することが出来ない速さである。
「オラオラオラオラオラッ!!!!!」
アリーナの更衣室という、ISの戦闘ではまず狭すぎる場所にて、銃撃戦が始まっていた。
そう
一夏は『閃走・水月』とい『七夜の技』に置いて高速移動術の基本であり、床を、時には壁や天井などを使い三次元移動で行動し、避けている。
「ちっ! ちょこまかと......! 逃げ回るしか能がねぇのかっ!? おいっ!」
「なら、リクエストに応えてやるよ...!」
「グワァ!?」
閃鞘・一風
接近し肘打ちで相手を怯ませ掴みかかり、後ろ側に脳天から地面に叩きつけるように投げる。
そして、怯んだ隙に、10本にも及ぶ腕を一つを切り落とす。
「ふんっ! たかだが腕一つやられただけだ!」
「む?」
一夏は残りの腕を使った掌打を最初に放った腕を足場に体を捩りながら避ける。
一夏が避けている間にオータムは体勢を立て直し、攻撃を再開する。
「オラッ!」
「フッ!」
ブレードが付いた足が、一夏に迫りくるが、一夏は短刀で受け流しながら近づくと閃鞘・七夜で更に腕を切り落とす。
「クッ...、このクソガキがぁぁっぁ!出てこい!!」
腕を切り落とした後、一夏は近くのロッカーを使い姿を消し、一向に姿を現せない一夏に苛立つオータム。
そんな時、オータムのすぐ近くで、カラン、と空き缶が転がる。
(これは罠か...。あっちに気を取らせて背後からの奇襲が目的か!)
そんな考えをしているとオータムの考え通り背後から音がするとすかさず制圧射撃を繰り出し周りを穴だらけにする。
立ち上がった土煙が消えると、そこには穴だらけになった床と壁しかなく、一夏の姿はどこにもなかった。
「なっ!?奴はどこに...、アァァァ!?」
当たりを捜索しているオータムに、突如、頭上から現れた一夏は頭上から相手の脳天目がけて切り付ける。
閃鞘・八穿
上空より姿を現し頭上から相手の脳天当たりを斬り付ける技。
閃鞘・八穿により頭部ヘルメットに罅が入る。
「はっ、ははっ! いいぜ、最っ高だよお前! まさかあん時の弱虫小僧がここまで強くなるとわよ!」
「あの時?」
「あぁ、覚えてねぇのか? なら教えてやるよ......いつだったか、お前を拉致った時があっただろう?拉致ったのは、俺たち亡国機業なんだよ......っ!」
「ふーん...」
オータムの告白にどうでもよさそうな反応をするが内心違った。
自分を誘拐し、千冬の二連覇を阻止したことが憎いか?違う。
自分を誘拐したことに対する侮辱か?これも違う。
自分を誘拐したことで、マハードやマナ達に心配させた後悔と怒りが一夏の中で激しく燃えていた。
「吾は面影糸を巣と張る蜘蛛。
――――ようこそ、この素晴らしき惨殺空間へ」
「一体何を...ぐぁぁ!?」
一夏はオータムに接近すると無尽蔵に斬撃をばら撒く。
閃鞘・八点衝
無尽蔵に斬撃をばら撒く。前方に斬撃を乱れ打ち、敵を切り刻むと同時に接近及び反撃を防ぐ技である。
「蹴り穿つ!」
「グハッ!?」
だが、一夏の攻撃は終わらず斬撃をばら撒くのをやめると瞬時に同じ箇所目掛けて斜め上に向かって蹴りを六発叩き込む。
閃走・六兎
奇襲用の高速蹴技。瞬時に同じ箇所目掛けて斜め上に向かって蹴りを六発叩き込む。
だが、一夏の攻撃は終わらず、がら空きになった頭部を掴むと地面に叩き付ける。
「俺の記憶が正しければ、ぼ、亡ナントカだったよな。
「グッ...、調子に乗るなよ!このクソガキがァァぁ!!」
オータムは両手に持った大型のビーム砲を一夏に向けるが、短刀で銃口をズラし、空いた手でもう片方のビーム砲の銃口をずらす。
「待ってたぜ!この時をォ!!」
両手が塞がった今が好機と思ったオータムは脚部のビーム砲で攻撃する。
頭部を消し炭にした衝撃で、後ろに倒れる一夏。
「ハハハハッ!このオータム様をなめた罰だぜ!!地獄で後悔しやがれってんだよ!!」
「馬鹿だなお前...」
「あ?」
ビーム砲で頭部を消し炭にしたことで、確実に殺したと思ったオータムは高笑いをするが、聞こえるはずのない声が聞こえると消し炭になった頭部が燃え上がると、瞬時に炎が消えるとそこには何事も無かったように首を回す一夏の姿があった。
「...な、なんで」
「なんで生きているか?それは俺が不死の男だからだよ」
「クソっ! クソクソクソッ! なんなんだよテメェはッ!」
「ただの神殺しだよッ!」
斬撃をばら撒きながら前進し、交互に飛び蹴りをし、逆袈裟で切り付けつける。
「化け物野郎がッ!」
脚部ビーム砲からルーン文字が現れるとルーン魔術とビームが交わり一夏を襲う。
「遅すぎるんだよ!」
「...グァァァ!?」
閃鞘・七夜でオータムを切り付けると残った腕を二本切り落とすと、オータムの首目がけて回し蹴りをする。
先の蹴りを受けたオータムは理解した。
新米の魔術師のオータムは神殺しと言う存在を甘く見ていた。
所詮は同じ人間、こっちにはISがあるのだから勝てると自身を過信していたが、その過信は今この瞬間完全に崩壊し、目の前にいる
そして、オータムの取った行動は...。
「たっく、一夏の奴何処に行ったのよ?」
「知らん。一夏に無力化されたからな」
「師匠...、お腹が痛いです...」
「一夏は壁を壊してどこかに行ったから、その先は分からない...」
「人間離れした技を見れたけど...、なんか怖かったな...」
「痛いですわ...。マナさんとマハードさんに思いっきり殴られて銃も壊されて散々ですわ!」
舞台の広間にて、専用機持ち達というか滑稽なシンデレラ達は一夏を探すために集まっていた。
『緊急事態です! 未確認のISが学園に侵入!繰り返します!!
「「「「「「ッ!!!!!?」」」」」」
『専用機持ちは、直ちにISを展開! 一般生徒及び、来客の避難誘導と、周囲の警戒を行ってください!』
マイク越しに真耶の緊迫した声が聞こえた。これは間違いなく、訓練ではない。
専用機持ち達は思わぬ状況に息をのむ。
そんな中、ラウラがあることに気づいた。
「師匠は!師匠は大丈夫なのか!?今回の襲撃は師匠が目的ではないのか!!」
「何だと!今すぐ、私と赤椿が一夏を救いに!!」
「待ちなさい。貴女達は一般生徒と来客の避難誘導と周囲の警戒をお願い。一夏君は私が助けに行くわ」
自身の専用機
「あれは...!」
「一夏!!」
「ISも纏わずに無謀ですわ!!」
逃げ回っている間に一夏によって切り落とされ、4本足になったアラクネと、短刀を一つで攻撃をいなし、反撃する一夏。
閃鞘・四辻
短刀で斬りつけ、返す刀でさらに斬り、閃鞘・七夜のように突進して斬る連続攻撃後、閃走・六兎で追撃する。
「どうした?その程度か」
「こんな...はずじゃ...」
「物事思い通りなるなんざ、極々稀だ。今まで運が良かっただけに過ぎない」
「この...クソガキがァァ!舐めるなぁァァ!!――ッ!?」
「舐めているのはお前だ...。 極彩と散れ!」
諦めの悪いオータムは残りの脚部からビーム砲を一斉射撃するが、間を縫うように進む一夏だが、途端にスピードの緩急を極端にし、相手の体制が崩れた所を上空、下段から高速での斬撃を相手に叩き込む技である閃鞘・迷獄沙門を叩き込む。
「ガハッ...!?」
「つくづく無能だなあ?オマエ...」
誰もが息をのんだ。
勝ったのだ生身でISに乗るテロリストに。
だが、誰もがその現実を受け入れることが出来なかった。
IS=世界最強という図式が出来上がってる社会に置いて、一夏のした事は偉業とも取れるだろう。
テロリストである以上、最低でも国家代表候補クラスの実力があるはずの相手に生身で勝ったのだ。
だが、一夏の目を見た瞬間、誰も声を掛けようとしなかった。
相手の弱さに悪態を突く一夏の瞳はいつもの優しい目ではなく、敵ならば斬るという、明確な敵意と殺意の孕んだその瞳を見た瞬間、蜘蛛の巣に捕らえられた羽虫の様に身動きが取れないでい居た。
「本当に...一夏なんだよね...?」
「ん?あぁ、そうだ。俺は俺だ、それ以上でそれ以下でもない」
「やっぱり、お姉さんに一夏君の秘密話してもらおうかしら?」
「お、お姉ちゃん!!」
「先の戦闘を見て、警戒心を上げたか...。まぁ、当然の事だな」
先ほどのオータムの戦闘の一部だけとはいえ、その戦闘力は異常である。
国を守る暗部の長として、学園を守る生徒会長して、一夏に矛先を向ける楯無。
「簪ちゃんは静かにしてて。私は生徒会長として、学園の生徒を守る義務があるのよ」
「違う!一夏は私たちの敵になんかならない!!あの時だって...!」
「危険な人物を簪ちゃんの近くに置いておけないわ!あの時の様に危険な目に遭うかもしれないのよ!?」
「一夏はそんなことしない!今も昔も、一夏は私を助けてくれる
「か、簪ちゃん!?」
一夏に敵意を向ける楯無に簪が一夏の無害を主張するとやがて、姉妹の間で口論になる。
そんな二人を眺めながら、どうするか考えていると複数の光線が楯無と簪に牙を向ける。
楯無はISを展開しているのでそこまでダメージを負わないだろうが、簪は生身の状態である。
そんな状態で、攻撃を食らえばどうなるかは目で見るより明らかである。
「たく、口論するのはいいが...、そのせいで周囲の警戒心が薄れるとか駄目だろう」
「貴方...、なんで...?」
「さぁ?気が付けば動いていた。理由ぽっく言うなら、何となくかな」
二人の前に出た一夏は持っていた刀で防ぐ。
一夏は攻撃したであろう蝶を連想させるデザインのISが一夏を見下ろしていた。
(あいつから僅かながら、妙な気配がする...)
刀を構え、目の前の敵を見つめる。
「あぁ、やっとやっとやっと会えた!私の愛しい
狂喜に満ちた少女の声が木霊した。
少し、七夜の技を使わせたけど...。
七夜の技一覧みたいなの作った方がいいかな?