インフィニット・ストラトス ~蒼天の魔王~   作:ハルン

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最近仕事が忙しくて、全然書けなくてストレスが溜まってスランプ気味...。


今年中に終わらせる予定なんだけど終わるかな...。


幼き王 託された杯

簪との買い物を終えた一夏は寮に戻り近くにあった椅子によしかかる。

 

 

「あー、疲れたー。やっぱカラオケで歌いすぎたか?喉がカラカラだぜ」

 

 

簪と近くのカラオケで好きな曲をマイクを離さず歌い続ける事4時間。

 

流石の演歌、洋楽、ヘビメタ、アニソンetc様々な曲を歌った一夏は冷蔵庫を開けると新品のボトル目に入る。

 

 

「簪が買った奴かな?これ以外飲み物ないし、簪はいま楯無の所だし...。まぁ、後で飲んだ事は謝っておこう」

 

 

一夏はボトルを開け、一気に呑みこむと疲れが来たのか瞼をこすりながらベッドインする。

 

このとき一夏は気づいていなかったボトルの底に兎のマークが入っていたことに。

 

 

 

 

 

 

 

簪にとって至福の時間が過ぎ、学生や社会人とって憂鬱な気分になる月曜日。

 

 

「はぁー、今日からまた学校かー」

 

「月曜日ってなんかやる気起きないよね」

 

「早く、来週になって彼氏と会いたいなー」

 

『だまれ!このリア充!!』

 

 

早朝、一年一組の教室はいつもながら賑やかだった。

 

 

「そういえば、いつもなら、もう織斑君たち来ているのに今日は遅いね?」

 

「マナちゃんやマハードさんもいないけど...篠ノ之さん何か知ってる?」

 

「いや、朝迎えに行ったらマハードの奴が『一夏は少し調子が悪いので、先に行ってください』といい中に入れてくれなくてな」

 

「ふーん、一夏体調悪いんだ。後でお見舞いに行こうかな?」

 

「でしたら、このセシリア・オルコットが真心を込めて手料理を振る舞ってあげますわ!」

 

『それはやめて!』

 

 

授業が始まる5分前になっても来ないことに疑問に思った一人が箒に聞くも、箒も特に事情を知らない様子だった。

 

一夏に対して少しでもポイントを稼ごうとお見舞いに行こうとするシャルロットに同調するようにセシリアが料理を振る舞うと言い出したが、セシリアの料理を知っている全員が止めに入る。

 

 

「みなさーん。授業を始める前にお話があります。ほら、皆怖くないから大丈夫ですよ」

 

「はーい」

 

 

幼い子供の声が聞こえると、中に入ってきたのは白銀の髪に一夏をまんま幼くした感じの子供が中に入ってくる。

 

 

「えーと、僕は一夏、織斑一夏です!」

 

「え?一夏」

 

「うん、僕一夏」

 

『えぇぇぇぇぇ!!??』

 

 

 

 

 

 

目の前の子供があの魔王系男子の一夏であるという、ミステリーに直面した一年一組。

 

 

「山田先生!なんで一夏はこんなに小さくなってるんですか?」

 

「それは私が説明します。事の発端はこちらの飲み物が原因とさされています」

 

 

クラスメイトの一人がなぜこうなったのか聞くとマハードはビニール袋に入ったボトルをクラスメイトに見せる。

 

 

「見た感じ、普通の飲み物みたいだけど...」

 

「えぇ、ですが此方はとある天災印の特製ドリンクで、千冬殿がご本人に確認に取った所、飲んだ相手を精神的、肉体的に幼くするというもので、効果は一日だそうです」

 

「そのことが分かった途端織斑先生は『ちょっと兎狩りをしてくるので、一日有給を取らせてもらいます』と言って完全武装して行きました」

 

「また、姉さんの仕業か...」

 

「せんせー!授業まだですかー」

 

「あ、はい。今しますから少し待ってくださいね」

 

 

事の成り行きを説明する中、箒はその実行犯が自分の姉であることに頭を抱える中、当の一夏は授業を受ける気満々なのか文房具を片手に待っている。

 

 

「取りあえず、一日通常通り授業を受けさせますが、くれぐれも一夏に悪影響が無いようにお願いしましすね」

 

「では、この方程式の問題ですが...」

 

「ハイハイ!」

 

「えーと、一夏君」

 

 

数学の問題を書く山田先生は誰に答えさせようか周りを見る中、人一倍元気よく挙手をする一夏。

 

幼い一夏に問題が解けるのか疑問だったが、あそこまで自主的に手を挙げる生徒を見逃せず、指名すると一夏は教卓まで上がると、黒板を見上げる。

 

何を要求しているのか分かったマハードは幼くなっているという事は必然的に身長が縮んでいるというで、今まで届いていたものが届かなくなっている可能性があるという事。

 

台を用意すると一夏はマハードを見ると。

 

 

「ありがとう。優しいお兄ちゃん」

 

「あ~、これが、これこそがアヴァロンなのですね!」

 

「お兄ちゃんが変な扉開けかけてるぅ!?」

 

「この笑顔を見れば誰だってこうなりますよ」

 

「にぱー」

 

 

ショタ一夏の穢れなき笑顔にマハードは『護りたいこの笑顔』という意味を理解した。

 

だが、傍から見れば危険な人になりかけてると思ったマナは声を上げるがマハードは一夏の笑顔をクラス全員に見せると約数名、花から赤い愛情が溢れていたとか。

 

 

「カワイイ!」

 

「先生!今日の授業は中止でいいですよね!!」

 

「やだ、カワイイ...。お菓子あったかしら」

 

「待って!今取りに部屋に戻るわ!!授業?そんなのより目の前の天使を愛でるのが優先よ!」

 

「皆のモノ!この天使に貢ぐ準備はいいか?」

 

『オオオォォォォ!!』

 

 

授業など完璧に消え、一心不乱の大行進をするクラスメイト達。

 

 

「せんせー。授業は?」

 

「今日は一日中自主勉強にします!先生も少し離れますね!!」

 

「やだーこのショタコン製造機」

 

「自主勉強?じゃ、僕は本読む!」

 

 

一人の存在によって、完全に学級崩壊が起きた瞬間である。

 

 

「ねぇねぇ、一夏君!お菓子あるけど食べる?」

 

「食べる!」

 

 

自室から戻った女子は早速一夏にお菓子を挙げると一夏は笑顔で受けとる。

 

 

「モグモグ」

 

「私の荒んだ心が浄化されいく...!これが儚き理想郷(アヴァロン)!!」

 

「t0ee!(特別意訳:カワイイ)」

 

「カメラ足りないよ!なにやってんの!!」

 

「ショタは概念!」

 

「次は私よ!このキノコの様な飴を上下に――」

 

「何をしている貴様ら!」

 

「ゲッ!?織斑先生!!」

 

 

至福の時間というものはすぐ過ぎ去ってしまうもの。

 

赤く染まった刀を担ぎながら兎の討伐を終えた千冬に心底いやそうな顔をする。

 

 

「授業をサボった罰としてそのカメラと菓子は没収する!さっさと席に付け!」

 

『HEEEEYYYY、そんなのあァァァんまりだァァアァ!!』

 

 

ショタ一夏がお菓子を頬張るその様子は小リスを沸騰させ、鼻から愛情を流しながらガッツポーズを取りながら、興奮する中戻ってきた千冬は授業をサボった罰としてお宝映像を没収宣言すると某奇妙な冒険に出てくるとあるサラリーマンの様な声をした柱の男の様な顔芸をする。

 

折角得た至宝を尽く奪われたせいか、意気消沈状態の生徒は授業を真面に受けれるわけも無く、大量の打撃音が響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「授業楽しかった!」

 

「高校生の授業に平然とついてこれる頭脳...。一夏はこの時から頭が良かった?」

 

 

午前の授業が終わり昼休み、食堂ではショタ一夏の周りでは各々の昼食を持って集まっていた。

 

一夏の頭脳はそのままなのか、ISの授業に問題なくついてくるこのショタの頭脳の高さに驚くマナ。

 

 

「所で、お姉さんたちだれ?」

 

「私はイギリスの貴族、セシリア・オルコットですわ!」

 

「安産型高飛車系没落貴族?」

 

「なッ!?ぼ、没落貴族ではありませんわ!」

 

「優雅さのないセシリアにはお似合いね」

 

「何ですって!?」

 

 

どこで覚えたのか疑問の浮かぶワードを並べるショタ一夏。

 

 

「まぁ見てないさいって。ほら、鈴お姉ちゃんって言ってみなさい」

 

「ちんちくリンリンお姉ちゃん!」

 

「え?もう一回行ってみて」

 

「ちんちくリンリン!」

 

「小さいって言いたいの!胸がないって言いたいの!?」

 

「ひんぬーちんちくリンリン?」

 

「うがー!」

 

 

どう足掻いても悪意しかない呼び方に敵意をむき出しにする鈴。

 

 

「うわー、この人怒った!助けて忠誠神なお兄ちゃん!」

 

「何でしょう...力が漲ってきます...!今なら魔術師百人抜きとか出来るかもしれませんね!!」

 

「やっちゃえ!バーサーカー!」

 

「■■■■■■■■■■ッッー!!」

 

 

一夏に助けを求められたマハードは小さくなったマスター()を護る姿はさしずめサーヴァント(従者)である。

 

ショタになったせいか、鬼畜ロリとギリシャ神話の大英雄の姿がちらつくのは気のせいだろう。

 

 

「小さい頃って一夏口悪い?」

 

「自分に素直なんだと思う」

 

「箒そっくりー!お姉ちゃん名前は?」

 

「む?私は篠ノ之箒だ」

 

「じゃ、モッピーだね!」

 

「モッピー違うよ。私の名前はモッピーじゃないよ...」

 

 

幼い方が毒強くない?と思い始める一同。

 

モッピーと呼ばれた箒は体育座りをしながら『モッピーじゃないモッピーじゃない』とつぶやいている。

 

 

「つまり、一夏が心の奥底で思ってる事なのかな?なら、僕は一夏の許嫁だからそんな変なのにはならないね!僕はシャルロット、君のお嫁さんだよ」

 

「え?ごめんなさい、妄想恋愛は他所でやってください。僕に婚約者何ていない!」

 

「も、妄想!?違うよ、これは確固たる事実なんだよ!」

 

「この人、夢と現実が曖昧だ!危険だよ!!」

 

 

自分は婚約者だと名乗るシャルロットだが、一夏が許嫁が居るという事実を知ったのはつい最近の出来事であるため、幼い一夏が知る筈も無く危険人物認定される。

 

 

「えーと...私は更識...簪」

 

「簪...お母さん?」

 

「え?」

 

『な、ナンダッテー!!』

 

 

根暗だとか、言われるんだろうなーと思っていた簪。

 

だが以外!言われたのはお母さんだった。

 

散々な目に遭った人たちが納得できないと言った表情で詰め寄ってく。

 

 

「何故だ!私はモッピーだというのになぜだ!母性なら私の方が!!」

 

「僕なんか事実を言っただけなのに危険人物だよ!?なんで簪だけ!!」

 

「だって、お母さん似てるんだもん!」

 

「フフフッ...私が一夏のお母さん。つまり、母性=胸があるっていうわけじゃないんだ」

 

 

一夏を自分の膝の上に乗せ、頭をなでる簪。

 

 

「ん~、じゃ私は?」

 

「ポンコツ駄目お色気担当弟子」

 

「それ、大人一夏の評価じゃないかな...」

 

 

大人一夏の記憶も混ざってる?と幼い一夏から放たれる言葉は毒しかないようだ。

 

 

「あれ?簪ちゃんその子は...」

 

「一夏と私の子」

 

「お母さん!」

 

「嘘だッ!」

 

 

ショタ一夏の毒のあるあだ名を聞いていると楯無が登場するも上機嫌な簪は冗談を言う。

 

本来なら分かるような嘘だが、一夏そっくりな子供が簪をお母さんと呼んでいる為、信憑性は鰻登りに上がり、某ひぐらしの様に吐きながら簪に詰め寄る。

 

 

「嘘!いつの間に!?せっかく私が『奥までぎっしりツイン更識姉妹丼計画』が!!簪ちゃんに先越された!?」

 

「ねぇねぇ、あの人何言ってるの?」

 

「うん...私のお姉ちゃんだけど、色々残念なところがあるから...」

 

「まるきっし駄目で残念なお姉ちゃん...。つまりマダオだね?わかるとも!」

 

「グハッ!?」

 

とんでもない計画を暴露するも当の計画の要因の一つである簪に呆れられ、その被害者になる予定のショタ一夏は簪から聞いた情報を整理し、渾身の名を送る。

 

 

「ゴメンお姉ちゃん...。さっきの嘘で篠ノ之博士によって小さくなった一夏」

 

「A○TX4869!?実用化されたの!」

 

「見た目は子供!頭脳は大人!名探偵一夏!」

 

「何処の子供探偵よ!てか、小さくなってかわいい!!」

 

「ギャァァァァ!?」

 

 

ショタ一夏が考えた仇名に思わず倒れかけるもショタ一夏の姿を再度見た瞬間、簪の膝の上に座る一夏を器用に奪うと頬ずりをする。

 

 

「ほっぺなんかマシュマロみたいにぷにぷにして柔らかい!いつもは魔王とか暴君みたいだけど今はかわいさ百倍の別の生き物よ!」

 

「HA☆NA☆SE!」

 

「嫌がる姿とか凄く斬新!あ、なんか興奮してきた...!」

 

「離せって言ってるでしょうが!この変態!!」

 

「ふぎゃ!?」

 

 

一向に解放しようとしない楯無に堪忍袋の緒が切れたショタ一夏は思いっきり振りかぶり頭突きをすると顔面にクリティカルヒット。

 

あまりの痛さに頭突きを喰らった顔面を抑え、頭突きをしたショタ一夏は楯無の腕から逃れる際、サマーソルトを楯無の顎に食らわせ、体操選手よろしく空中三回転後綺麗に着地し、その見事な身のこなしにショタ一夏に拍手を送る。

 

 

「僕はお師匠様に鍛えられてるからね!負けないよ!!」

 

「ほぉ、因みにどのような修行をしていたのだ?」

 

「腹筋・腕立て・背筋100回3セットに懸垂100でしょ...」

 

 

この時点で子供がやるトレーニング内容ではないと思う一同。

 

 

「最近だと身体が慣れて負荷が足りないってことで木に足を引っ掛けて腹筋とか三本指で片手で腕立てとかするようになったなー」

 

「え?体は大丈夫なの...」

 

「最初は半分熟せればいい方だったけど、今はちゃんとこなせるから問題ないよ!」

 

 

笑顔でサムズアップするショタ一夏だが、一同はどんな幼少期送ってるんだ、と不安になる一方一夏にこのような修行を課す師匠はきっと屈強な肉体を持つ巌の様な巨漢の姿をしているのだろう想像する。

 

 

「昔はお師匠様と一緒にお風呂に入ったこともあるんだよ!」

 

「一緒に風呂か...。まぁ、同性同士なら問題ないな」

 

「何言ってんのこのモップ。お師匠様は女性だよ!しかもすごく綺麗!!」

 

「えええぇぇぇぇぇっ!?一夏の師匠って女性なの?!」

 

「私は一度だけお見えになったことありますが大変綺麗な方ですよ」

 

 

爆弾発言は不発で終わったかのように思えたが、一夏の追加発言によって盛大に爆発した。

 

 

「羅濠教主は世界に存在する神殺しの中で最古参の1人で、一夏に体術や戦い方を教授したお方です」

 

「あれ?その師匠って声や姿を見たら償いをさせるって人?」

 

「えぇ。私の場合実力もさることながら一夏が進言してくださったので問題ありません」

 

「一夏の話だと人は有益かどうか疑問視してるとか、現代社会も蒸気機関の発明から堕落したとか言っちゃう人らしいよ」

 

「最近だと一夏も言っている意味理解できるとか、女尊男卑のせいで」

 

「あれ?もしかして人類オワタ?」

 

 

もしかして私たち積んでる?っと他の神殺しがどれほどの強さか分からないのと他に日本に神殺しが居ないと思っている箒たちは一夏が見捨てたら終わりだという事実に一夏が人類を見捨てないように努力しようと思うのだった。

 

 

「あぁ、最古の神殺しの一人に一夏の事を弟と呼ぶはた迷惑な方が居ましたね」

 

「ん?アイ―シャ夫人のことお兄ちゃん」

 

「えぇ」

 

「アイ―シャ夫人?」

 

「思い込みの激しい、行動の全てが傍迷惑で楽天的でおっちょこちょいで行く先々で奇跡と面倒ごとを起こす聖女と悪魔のような女性ですよ」

 

 

誰にでも礼節を弁えた発言をするマハードがここまで言うのだから相当な人物なのだろうと予想する一同。

 

 

「一夏を弟だという理由は『幼い頃に家族全員を亡くし、愛を知らずに育ったから捻くれてしまったに違いない。なら、私がお姉ちゃんとしてしっかり面倒を見ないと』ですからね」

 

「え?何その妄想癖怖い」

 

「千冬さんが姉だって言っても「同性同名の人を姉だと思い込んでる」とか言っちゃたらしいよ」

 

「彼女が起こした面倒ごとは基本一夏が後始末をしますし、権能もうまく制御できていないので被害がとんでもない」

 

「戦い方えぐくてねー。例えば戦うそぶりを見せずに権能の暴走で不意打ちを加え序盤から切り札の『冥府落とし』で相手を地下深くへ叩き込む、「氷の大蛇」で拘束した敵の真下に冥府の穴をあけ金剛三鈷杵による神の雷で追い打ちを加えるなど。あの戦闘狂な一夏ですらドン引きするレベルだからね」

 

 

どのようなものか想像できないが、冥府と言う言葉から相当危険なものなのだろうと想像する。

 

 

「権能の中にはこことは違う場所につながる権能も存在します。一夏の場合はアトランティスとヘルの領土ですね。行き方はそれぞれ違いますが」

 

 

ジョン・プルートのオベーロンの森の様に一夏も持っているがそれぞれ触媒や方法が違う。

 

例を挙げるのであればアトランティスに行くとするのであれば大量の水とあらかじめ用意した魔法陣に血を流し満たすなどがある。

 

 

「最近師匠が、気を肉体の回復だけじゃなくて、攻撃にも転用したらって提案してきたの」

 

「因みにどのような?」

 

「えーとね<キーンコーンカーン>放課後みせるね!」

 

 

この後全員が知ることになる。この時から一夏は規格外であるという事実に

 

 

 

 

 

 

 

「魔神拳!輪舞旋風ゥ!吼えろッ!獅子戦孔!」

 

「なっ!?ぐぅぅぅぅっ!!」

 

「我が剣は王の牙!闢・魔神王剣!」

 

「うわぁぁぁぁぁぁ!!馬鹿なァァァァァ!?」

 

 

 

放課後一夏が考えたという技を実演するという事で相手(生贄)に選ばれた箒。

 

一夏は開始早々、縮地で距離を縮め、拳による連撃後放たれた衝撃波により後方に飛ばされるも絡め取るような回し蹴りで敵を引き寄せると獅子の形をした気を放つ。

 

獅子に吹き飛ばされた箒だが、一夏の攻撃は終わらず、吹き飛ぶ箒を追跡し、腰に帯刀していた刀を抜き高速の斬撃を放ち打ち上げると、権能で大気中の水分を集め、箒を拘束すると大上段から一刀両断する。

 

それまでの一連の動きに余分なものは一切なく洗礼されていた。

 

 

「最近箒がやられ役として磨きがかかってるような...。」

 

「其処は触れないことにしましょう」

 

「多分技名からして、元ネタはテ○ルズだね...」

 

「さりげなくポセイドンの権能を使うあたり容赦ないですね」

 

 

一連のコンボ技を喰らった箒はその場で轟沈、意識を手放すことになった。

 

 

「最近は獅子戦孔をもっと強力に出来ないか考えてるんだ」

 

「真・獅子戦孔じゃなかな」

 

 

アニメやゲームの技を真似るのは小さい子供がよくやることだが、環境と言うのもあるだろうがそれを現実にする一夏の努力は並みならぬものである。

 

 

「もう少し、暴れたい!」

 

「ゑ?そうだ!そろそろ晩御飯の時間だから!一夏は何が食べたい!」

 

「一番辛いマーボー知ってるから、それ!」

 

「そのお店何処にあるの?」

 

「日本にお店出した神父さんが言ってた!」

 

 

そういうと一夏は電話を取り出すとどかに掛け始める。

 

恐らくは先ほど言った店に電話しているのだろう察する一同。

 

 

「もしもし神父さん?外道愉悦ラーメン10人前お願いします」

 

「え?外道?愉悦?...それって...」

 

「まさか紅洲宴歳館・泰山じゃ...」

 

「うん。よく知ってるね」

 

「\(^o^)/オワタ」

 

 

一夏が出前で頼んだモノの正体がわかった一同は一瞬にして顔を青を通り越して真っ白になる。

 

 

「15分後に来るって」

 

 

こうして、残り僅かな余命宣告を小さい悪魔は囁くに出会った。

 

 

 

 

「はい、ラーメン10人前」

 

「え?ラーメン」

 

 

15分後、体格のいい何処かでラスボスはってそうな中年の男性が入ってくると全員の前に料理を並べていくがその料理が可笑しかった。

 

 

「赤い...」

 

「えーと、これは...」

 

「ん?麻婆豆腐だが」

 

「ラーメンは何処いったの!?」

 

「麺など飾りだ。麻婆の海の底に申し訳程度に入ってる程度だ」

 

「うわぁぁ!?ラーメンのスープすらない!全部麻婆のあんかけだ!!」

 

 

出されたのは鮮血よりも赤いラーメン...というより麻婆である。

 

恐る恐る一口口の中に運ぶ。

 

 

「見た目通り辛い!?まるで地獄の様に辛くていひゃい...」

 

「文句の多い客だ。少年を見習ったらどうだ?」

 

「え?」

 

 

一口食べた一同の感想を鈴が言うと店主はショタ一夏の方を見る様に言う。

 

 

「ゴクッ...ゴクッ...。口と胃の中が焼けただれたようにズンガズンガして汗と震えが止まらない...。でもやっぱおいしい!」

 

「もはや料理の感想じゃない!?その割には目が死んでる!」

 

「言うまでもないが、お残しは許さん。どうしても無理と言うのなら、首から下を土に埋めて直接麻婆を流し込んでやろう」

 

 

普通の人が言えばそこまでも怖くはないだろうが、言っている見た目かそれとも声のせいか、逆らったら命がないような気がした。

 

 

 

 

 

 

 

「ごちそう...ざしゃまでじた」

 

「喜べ、少女たちよ。これで君は一日分のカロリーを摂取したことになる」

 

「どこまで残酷な料理なのよ!」

 

 

綺麗に食べられた食器を満足そうに見ながら、男性は少女たちにとって残酷な事実を漏らす。

 

 

「そういえば、何故少年が私が出会った時の姿になっているのかね?あの番号私が認めた相手にしか教えていないのだからな」

 

「実は―――」

 

 

マハードは事の成り行きを言う。

 

 

「ふむ、なるほど。そういう事があったのか」

 

「事は内密に」

 

「私としても少年の信用を失うような真似はしたくない。それと少年が元の姿に戻ったらこれを渡してくれ」

 

 

男性は黄金に輝く杯を置いていく。

 

 

「これは?」

 

「綺麗...」

 

「嘗てとある二人の考古学者から借りたものだ。少年であればこれが何かわかるだろう」

 

「貴方がその考古学者にお返しすればよろしいのでは?」

 

「これはメソポタミアと呼ばれる今のイラクの一部だった昔の国が作ったものなのだが、分けあって借りていたが二人が行方不明になって返すタイミングを逃してな。その二人の子供である少年に返しても問題はなかろう」

 

「そういうことでしたら承ります。できればお名前を教えてもらってもよろしいでしょうか?」

 

「名乗るほどの名などない。呼びたければ言峰とでも呼ぶがいい」

 

 

そういうと男性、食器を仕舞い、帰宅の準備をする。

 

 

「それと少年の麻婆ラーメンだけ特別性でね。あるものを仕込んである」

 

「まさか...毒!」

 

「そのようなものは仕込んでいない。一度だけ、対象を最善の状態に戻す神具を使ったまでだ」

 

「最善に...?まさか...!」

 

 

言峰が何か盛ったことを明かすと、マハードは毒ではないかと考察し、オリハルコン製の剣を構えるが、言峰はそれを否定し、何を言っているのか理解したマハードは一夏の方を見ると一瞬、光り輝くとそこには元に戻った一夏がそこにはいた。

 

 

「どうやら、問題なく作動したようだな」

 

「あれ?俺は何を...」

 

「全く私も柄にもない事をするものではないな」

 

「悪そうな顔をしてアンタ意外といい人なんじゃないの?」

 

「さぁ、それはどうかな?もしかしたら、見た目通り悪人かもしれんぞ」

 

 

そういうと言峰はその場から消える。

 

 

「そういえばこの杯はなんだ?物凄い力を感じるが」

 

「なんでも一夏のご両親から借りていたもので、メソポタミアに由来するものだそうです」

 

「メソポタミア...杯...この感じ神具だとすると...」

 

 

一夏は知識をフル活用しモノが何なのか理解した瞬間一夏は今までに見たことの無い顔つきになる。

 

 

「え?もしそうだとすると、俺の両親やばくね?」

 

「一夏?その正体はなんの」

 

「メソポタミア、大杯、神具この三つから俺が導き出した答えはウルクの大杯。聖杯の原点とも呼べるものだ」

 

「へぇ~聖杯なんだ...え?聖杯!?」

 

 

聖杯、それはロンギヌスの槍で刺されたキリストの血を受けた聖なる器のこと。

 

現在アレクが探し求めている物の一つであり、現在残っている物は模倣した贋作とされている。

 

 

「ウルクの大杯って...俺の両親どんだけよ」

 

「巡り巡って一夏の下に届くって運命を感じるね」

 

「何はともあれ、それは一夏が持っていた方がいいでしょう」

 

「あぁ、そうだな。ところでなんか食べない?例えばラーメンとか」

 

『絶対食べない』

 

 

この時一夏を除く全員の心が一つになった。




鬼ヶ島復刻やったぜ。

アガルタも間近、これは仕事の事を忘れてやるしかない!
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