上司からブラック宣言やイベントなどにより思うように筆が進みませんでした。
今年中に終わらせる予定とか言ったけど、正直無理ですたい。
Gジェネの方も展開は決まっているのに進まないという体たらくですよ。
ピリピリとした空気、鼻腔を突き刺す硝煙。
そして、この身を滅ぼす神々の権能。
そうした日々の戦闘に疲弊した少年はこう思うのだ。
―――そうだ、栃木に行こう。
「その回想で何処をどうすれば、栃木に行こうになるのか小一時間ほど問いただしたいのですが...」
「きっと一夏も戦いや神殺し関係から離れたいんだよ」
「栃木って日光東照宮とかあるしさ、それに俺の神殺しの勘がここに面白い事が起きるって」
「アカン、それは戦いが起こるパターンの勘や」
「後輩魔王こと護堂も誘おうっと」
だめだこの人...早く何とかしないと...、長い間戦いに身を焦がし続けたせいか自然と
善は急げと言わんばかりに一夏は護堂に電話を掛けている。
『あ、もしもし三河屋でーす』
『一体だれの物まねをしてるんですか!?』
『知らないのか?日曜の由緒正しきアニメを』
『知ってますよ!ナンデ早々にそんな物まねをしているんですかって話ですよ!』
『悪いな、俺はネタから始めるタイプなんだ。その事は置いておいて、今度栃木行かない?移動手段は俺が用意するから』
『あ、こっちも用事があるので問題ないですよ』
ネタを交えながら会話を進める一夏は細かい日程と集合場所を決めていく。
「よし、十月上旬の三連休で栃木に行くぞ」
「やはり、栃木か......。いつ出発するの?私も同行しよう」
「花京...じゃなくて簪」
「私とお姉ちゃんが始めて行った―――」
「SHUUUUUUUUTTTTUPPPPPPPPPP―――!!!それだと本当に奇妙な冒険になっちゃうからダメ!」
「なら、旅行先はエジプトに変k「アウトォォォォ!」DI○とかいねぇかな...」
「伏字になっていない!?」
賑やかな会話が響く中、その会話を物陰に隠れて聞く人影があった。
「今度の三連休...一夏は栃木に」
「旅行かー、最後にお父さんとお母さんと行ったのも栃木だったわね...」
「日本を学ぶという名目で同行すればあるいわ...」
「日本を学ぶのであれば秋葉原がいいと、副官のクラリッサが言っていたぞ」
「合ってるような間違ってるような...。アニメとかのサブカルチャーなら間違ってない......。ウゴゴゴ」
「僕は一夏の婚約者...僕が一夏の一番の伴侶...。そうだよ、僕がこそが一夏の...なら教えてあげないとね...。ウフフフ」
「相当、ショタ一夏君に言われたことが響いたようね...。魔界の瘴気の様などす黒いものを感じるわ...。面白そうだからお姉さんも同行しようっと!」
この時、一夏を含め思いもしなかったこの後に起きる戦いを持って理解するのだった神殺しとまつろわぬ神は常識では計り知れない存在なのだと。
草薙家近くの駐車場に一台のバスが駐車していた。
「えーと、一夏さん。これに乗るんですか...」
「そうだな。もう少し小さいのでよかったんだ十人位の奴でよ。だけどよ、手配したはいいんだが、どうやら話が漏れていてね。こっちで追加が出てね急遽大きめの奴を手配したんだ」
「だからって、こんな大型じゃなっくていいでしょ!!修学旅行とかそんなサイズですよこれ」
「仕方ないだろ。手配したのキャンセルして、
「可笑しい、絶対に可笑しい。普通こんな大きいバス持ってるはずがない」
「後同じサイズが4台ほどあるな」
「そんな大人数で何処か行くことあるんですか...」
「孤児院の子供を選んで連れていくと面倒ごと起きるからね。なら全員で行けばいい。簡単でしょ」
ダメだこの人...ナニカが可笑しい...と戦慄する護堂に一夏は早く乗るよう促す。
「何をもたついていやがる。早く乗りやがれ、後が閊えてんだ」
「あ、すいません。よろしくお願いします」
「...(コク」
護堂の挨拶に頷く運転手に違和感を覚えた護堂。
一夏はその様子を察し、一夏は護堂の疑問に応える。
「そうそう、この運転手は俺の権能で現世に呼び出した死者だから」
「は!?いやいやいや、なにこんな真昼間から権能使ってんですか!」
「運転手呼んでもいいけど、こっちの方がお得だし、しかも涼しい」
「いやいや、そうじゃないでしょ!」
「権能の事か?大丈夫、神殺しについてはここに居る全員知ってる」
「そうじゃない!」
ぜーぜー、と一夏の予想外な行動に思わず叫んだ護堂は辛く呼吸を乱す。
「仕事とプライベートのギャップはありますが、今後長い付き合いになるんですから今のうちに慣れておいた方がいいですよ」
「にしても、お前はあれかこんな多くの女性を近くに置いてなに、ハーレム願望でもあんの?このジゴロ」
「いやいや、一夏さんほどではないですよ。俺より多いですし、世界各国飛び回る一夏さんなら現地妻とかいるんじゃないんですか?」
「HAHAHA!此奴口だけは達者だな。いいだろうその不敬、不問とするぞ草薙」
表情は笑っているが、その目は笑っておらず、互いに女性関係に突っついて藪から蛇どころか、ドラゴンが出てきそうなほど、不穏な空気を互いに出し合う二人。
周りからしたら似た者同士、どんぐりの背比べ、同族嫌悪などこの状況にぴったしな言葉を頭に浮かびながら触らぬ神殺しに祟りなしと傍観に努める一同。
「まぁいい、今度その当たりきっちりさせようじゃねーか、腰軽男」
「えぇ、そうですね。互いに譲れないものがりますからね。女難王」
「「あ?」」
言葉の矛は引くことを知らず、互いに攻撃し、取っ組み合いを始める始末。
これ以上危険だと判断した、マハードはこのまま進むとこのあたり周辺が廃墟になると確信し、行動に出る。
「一夏、シャルロットに魔術について教えるんですよね?移動まで時間はありますからご教授したらどうでしょうか、ね?」
「え?ウン、ボクマジュツニツイテシリタイナー」
「護堂、このバス熱いわ。ちょっと飲み物持ってきてくれない?」
互いに一度睨むと鼻を鳴らし、自分たちを呼んだ人たちの近くに座る。
「悪いな、出発が遅れた。これから出発するから席に付けよ。アレン、運転よろしく」
こうしてハラハラドキドキ(別の意味で)な旅行が始まるのだった。
「シャルロットは呪力少ないから、俺が使う魔術はあんまできんぞ。てか、伸びしろ悪すぎるんだよなー。マナの方が見込みあるぞ」
「なんか、ゴメン」
「シャルロットも精進しないとね」
一夏の一言が胸を抉る様に刺さるシャルロットに対し、見込みがあると言われたマナは胸を張りながら、どや顔をするのであった。
「やるとしたら、魔術の近代化だな」
「魔術の近代化?」
「俺のカスールとジャッカルは弾丸を変える事で五属性の弾丸やルーン魔術の派生であるガンドを放つことが出来るんだ。魔術師の心臓を材料に使った呪殺手榴弾とか色々あるぞ」
「へー」
「近代化のメリットは前もってストックを作ることが出来る。デメリットはその逆、ストックが無くなると戦力が下がることだ。まぁ、魔術を極めるのであれば自分の『起源』をしることだな。一族から伝わる魔術とかかな」
「デュノア家は置換魔術とルーン魔術に特化してるからそこを攻めた方がいいかもしれん」
「ルーン魔術は分かるけど、置換魔術ってあんまり聞かないんだけど」
聞いたことない魔術に首をかしげるシャルロットにマハードが説明する。
「
「デュノア家レべルであれば置換魔術は、空間と空間を繋げたりすることも出来るはずだ。こんな感じに」
一夏は分かる様に一度投げたナイフを置換魔術でナイフの飛ぶ空間を固定する。
「じゃ、問題。この空間を固定したナイフはどういった状態でしょう」
「通常ナイフの切れ味は肉体を切断するほどの切れ味は存在しない。筋肉や油などが刃の切れ味を鈍らせるため、せいぜい切る程度だ」
「だが、空間と空間を固定させる事で加速させ続ける事で威力を上げ、反応できない速さで攻撃することも出来、どこに置換するかで相手の死角を突くことも出来る」
「な、なるほど」
「一夏は魔術に精通してますから、知らない事があったら一夏に聞くのが一番ですね」
「あの一夏さん...」
一夏が問題形式で教えるとラウラが、補足を入れる中護堂が申し訳なさそうに一夏の近くに来る。
「んだ?何しにきやがったこのヤロー」
「さっきはすみませんでした、もう二度と言いませんので話の輪に入れてください」
「あぁん、なんで?」
「いやー、その...」
何故こちら側の輪に入りたいのか気になった一夏達に護堂は視線を一夏達より前の席で盛り上がってる一団に視線を向ける。
「エリカ姉さまが、お兄さまのご正室でいらっしゃるのですか?」
「えぇ、ひかりもこれから護堂の近くを侍るつもりなら、私のいう事をよく聞いて、姉の祐理を補佐するつもりでいなさい」
「つまりチームワークが大切という事でしょうか...!?」
そういう事か、と納得した一夏だが、そう易々と許すほど機嫌は良くなかった。
だからといって、人の行為を無下にするほど根性は腐ってはいない。
「いいだろう、ただし条件ある。この超激辛麻婆を完食したら、此度の不敬、不問としてやろう」
「なんだ...これは...」
一夏は根性は腐ってないが外道であり、愉悦を好む為、ちょっっとしたロシアンルーレットに使おうと持ってきた紅洲宴歳館・泰山特製麻婆を持参してきたのだ。
「なに、完食すれば二日分のカロリーが摂取できるぞ」
「どんな料理ですか!?」
「え?二日分...。それ何に使おうとしたの?」
「よくあるわさび入りロシアンをこの麻婆に置き換えてやろうとしたまでだ」
「なん...だと...」
「匂いを嗅いだだけで鼻が...!?」
一夏の発言に戦慄する一同だが、その恐怖の遊び(カロリーと味覚が)が無くなる可能性が
その人物は鼻腔を刺激する匂いに危機感を覚えるも、これは食わなければ精神的にキツイ思いをするか、肉体の一部(主に味覚)を犠牲にしてでも許しを請うか選択するまでも無かった。
「あんな生き地獄喰らうのなら、この一瞬の痛みに耐えるまで!!」
「無茶ですよ!今なら引き返せます!!」
「逝くって言ったんだ。男に二言はないよなぁ?ほれ、口の中をドバァーと流し込め」
「やってやるです!――――ギャァァァァアアアアア!!??」
「苦痛に満ちたいい悲鳴だ。あぁ、麻婆三杯行けるね。フフッ、愉悦」
予想以上の辛さを通り越した痛みが全身を駆け巡り、悲鳴を上げる護堂と、この
そして護堂は心の中でこう思った、この人に喧嘩売ったら倍返しでは済まないレベルで帰ってくるという事、そして料理は時として凶器になることを実感した。
「ところで、お替りがあるが...食うか?」
「食うか!」
麻婆恐怖症になりかけた護堂はめでたく完食し、一夏達の輪に入ることに成功した。
「で、なにが聞きたい?あの麻婆の作り方か?」
「いえ、あれに関してはもうこりごりです...。いや、本当真面目な話」
「そうか、残念だな」
「一夏さんって意外とS?」
「どうでしょう...。仲間や家族に対しては基本慈愛とお節介ですが、敵や仲の悪人、自身の気に食わない人には辛辣、外道、徹底的に叩きのめすタイプですね」
「え?やっぱ、この人怒らせては駄目なんですね」
「今更ですね」
身内には優しく時折愉悦、敵には厳しく外道で徹底的というのが一夏の性質なので認めてさえもらえれば最大限の力を使って守るし、手加減なしで滅ぼすだろう。
「所でマハード。俺ライディングデュエルがした」
「おい、デュエルしろよと言いながら決闘が始まるんですね」
「いや、
「そっちか!?」
「大丈夫だ、問題ない。Dホイールならもう二台作っている」
「まさかの現実可能!?」
一夏が突拍子もない事を言い始め、準備万端と言う一夏に驚きを隠せない護堂。
そして、とてつもなく参加したいと思う気持ちはやはり彼も
一夏の謎技術に驚きながらもやってみたいと思う護堂。
一夏は今度、東京に(国に内緒で)ソリッドヴィジョンを施そうなどと考えている。
なお、Dホイールで簡易的なソリッドヴィジョンが出来ると悪友に言うと「最高にCOOLだぜ一夏!俺はお前に一生着いて行くぜ!!」と興奮状態であった。
女性一同はカードゲームの何がいいのかわからなかった。
日光東照宮に着いた一夏ご一行は二手に分かれる事にした。
護堂と祐理、ひかりそして何かあったときの保険に一夏+αで簪とシャルロット。
他のメンツはエリカやリリアナと行動することになるがやや不満の表情を見せる。
「なんか嫌な予感がするからお前らこれを持ってろ」
「む、これは...」
「お守り...ですか?」
「綺麗...」
「使っている宝石はラピスラズリだ。古くから邪気を祓うとされているものでな、そこに俺の権能を施してあるからある程度の権能や魔術は防げるぜ」
紺青色の宝石の中心に燃える柱、もしくは目をもった五芒星が描かれたお守りを人数分渡す。
「大丈夫ですか?その権能は貴方がが最も拒んでいる権能ですよね...」
「自分の身の危険なんかより、自分の大切な人を護る為なら拒んでいる権能だろうと喜んで使ってやろう。その結果俺が俺じゃなくても後悔はない」
「危険ですよ...。その考えは」
「理解している。だが、それが俺だ」
その考えがいつか自分を滅ぼすとしても一夏は止まることはないだろう。
それこそ、自分が本当の意味で滅ぶまで止まることの無い暴走列車の如く彼は走り続けるだろう。
「所で万理谷はそのナントカの祠に行ったことがあるのか?」
「はい、媛巫女になる前に一度。本殿に入っただけで、祠にはいきませんでした」
「わ、私も同じ」
祐理と簪は迷わぬ足取りで、東照宮の鳥居を進んでいく。
「ここには徳川家康を神格化して祀ってあるけど、もしかしたら会えるかもしれんな」
「誰にです?」
「東照大権現、つまりは徳川家康にさ」
「歴史上の偉人も出てくるんですか?まつろわぬ神として」
「可能性はなくもないな。現に俺は第六天魔王波旬、織田信長と戦ったしな。勿論、権能もゲットだ」
いつの間にそんな戦いをしてんだと思いつつ、以前建築中のビルや道路が破壊され、遂に日本にテロか!ってテレビで取り上げられた事を思い出した。
「まさか、以前テレビであったテロ疑惑のあれって...」
「あぁ、それ俺だな」
「ですよねー」
やっぱりか、と思いつつ修学旅行でおなじみのコースから外れの場所に向かう。
ひかりがある場所を元気よく指差す。
「ほらっ、あそこにおさるさんがいますよ!お兄さま!!」
「なろほど、ここは見ざる聞かざる言わざるの場所か」
目・耳・口を塞ぐサルの彫刻を見て一夏はこの場所の見どころを思い出した。
「そう言えば昔から、サルが馬の病気を治すという言い伝えがあってな、だからこの馬小屋周辺にはサルが多いんだっけな」
「へー、そうなんですか。だが、なんで徳川家康にサルが関係するんだ?」
「時代的に考えるとサルの異名を持つ豊臣秀吉が関係しそうだが、また別だろ。サルに関係するまつろわぬ神か何かが関係してるんじゃないのか?」
「西天宮に祀られてる神君は、猿猴神君さまとおっしゃいます!おサルさんの化身で竜の庇護者だそうですよ!」
「ん~サルが関連する神話関連だとインド神話のハヌマーン、スグリーヴァとか中国だと朱厭、後は孫悟空かな。庇護者と言う意味ならハヌマーンか孫悟空当たりが妥当か?」
「一夏はいつもこんな感じなの?」
「キーワードがあれば推察して、いざと言うときに対処できるようにする。前もって会うことが分かっているのなら予め予想していく事は大事だぜ。先輩としての助言だ」
一夏がカンピオーネの先輩として助言しながら、先に進む。
準備が出来たひかりと『弼馬温』呼ばれる宝刀を携え扉を開けていく。
扉を開いたそこは幽世と呼ばれる生と死の境などと呼ばれる場所につながっていた。
そして、万理谷の霊視によって、この幽世が神君を封じ込めるための檻だと告げられる。
そして、目的の場所に場所に着くと、一夏はいつでも、戦闘に移れるように準備した。それは護堂も同じようだった。
「あ、おサルさんが居ます!」
ひかりが指さす方には、ニホンザルとは別のオレンジ色に近い金色の体毛のサルが居た。
一夏達カンピオーネはこのサルを見た瞬間確信した、此奴は『まつろわぬ神』だと。
「我が宮殿によく参った。久しぶりの客人じゃぞ。しかも神殺しも混ざっとる!」
80センチ程度の猿が元気に飛び起きる。
「お前が、猿猴神君か」
「我を封じ込めた連中はそのように呼んでおるよ。我にはもっといかした真名があるのだが、そいつは封じられているのでな」
かなり明るいというよりもお調子者の様な性格をしたまつろわぬ神だと思った一夏と護堂。
一夏は同じ幽世にいる年中酔っぱらってる日本のトリックスターと呼ばれた人物を思い出しながら目の前のまつろわぬ神を見据える。
「小さい方の女の子がお前の巫女さんをやるかどうか悩んでいるんだ。それで今日は、下見に来たんだけど」
「あぁ。最近、巫女さんが遊びに来ないと思ったんじゃ」
「遊びに、だと?」
「そうだとも。我の遊び相手をする巫女よ。雑談したり、追いかけっこをしたり、双六をしたりな。我は賑やかな遊びが好きでな、舞や歌が得意だと点数が高くなる」
なんともまぁ、牧歌的な仕事だなと思う一夏たち。
「あのー、もしかかして神君様の遊び相手をするだけなのでしょうか...。私、とても重要なお仕事だからぜひやってほしいと頼まれて、悩んでいたのですが...。」
「遊びだけだと失敬な。毛並みを整えたりしてもらうぞ。......ま、我が要求する賦役それくらいよのぉ。むしろお主たちが我に剣呑な頼みごとをするのではないか」
「私達...媛巫女が、ですか?」
「うむ、やれあの蛇を追い出してほしい、あの竜を倒してほしいと泣きついてくるであろう?そのたびに昔取った杵柄で、暴れまわるのじゃ」
「ん?お前は竜を庇護するんじゃにのか?」
「庇護はするのぉ。ただし、ぶん殴って子分にした後でな。我はこれでも《鋼》の端くれ、竜蛇の類の類にそういう振る舞いをするのは慣わしでの。ひぃ、ふぅ、三度暴れたか。最後はお主ともめた時かの?」
猿猴君臣の問いかけに一夏と護堂は首をかしげる。
この神様相手にもめ事を起こしたことは二人にはないのだ。
だが、猿猴神君は一夏達など気にせず続ける。
「どこぞの都で暴れていた地竜を打ち取った後にお主とやりあったんじゃ。決着はつかず、我がねぐらに戻る刻限となった。お主はあの後祠の扉を壊そうとしたのじゃろ?」
「えぇ。そうすれば、あなたの居場所にたどり着けるかもしれぬと考えたからです」
「え?...この声まさか...」
突如、聞こえた女性の声。猿猴神君はこの声の主と話していた分かったが、一夏は聞き覚えのありすぎる声に顔色が真っ青になり、今すぐこの場から消えたいと思い始めた。
「祠とそばにあった社を壊しただけで、ここへと繋がる回廊に押し入る事はできませんでしたが...。わたくしたちの暦で100年近くも前の話です」
猿猴神君の視線の先には一匹の蜥蜴が居た。だが、そこから感じる堂々たる王者の威圧に一夏は確信した。間違いなく
「あ、あなたはまさか!?どうしてこのような場所に!?」
「どうしたんだ、万理谷!?」
祐理は顔面を蒼白に、唇を震わせていた。ガチガチと震えている。恐怖ゆえに。
護堂は祐理を宥めようとした。
「ご、護堂さんっ。あちらにいらっしゃるあの御方は、御方は...!!」
何を霊視したのか説明を求めようにも混乱している祐理を落ち着かせるために肩に手を置き、この中で一番カンピオーネ歴が一夏に説明を求め様とした護堂の眼に入ったのは驚愕の光景だった。
「もうだめだぁ...おしまいだぁ...」
「えぇ!一夏さん!!」
「ど、どうしたの一夏!?」
「お前らにはわからないのか!勝てっこない、勝てるはずがない。あの人は伝説のスーパーカンピオーネなんだぁ...。勝てっこないよぉ」
完全にヘタレていた。それこそ某摩訶不思議アドベンチャーのセリフを使ってる当たりふざけているのでは?、と思う一同だが完全に一夏は伝説の某スーパーな人に遭遇したM字野菜人状態である。
現に先ほどまであった戦闘意欲の高ぶりは完全になくなっている。
「ほぉ、媛巫女とやらですか。なるほど、さすが神祖達の遠い遠い裔。わたくしの素性を視るとは、よい目をしています。そして―――」
蜥蜴から白い煙が立ち上る。
ちっぽけな蜥蜴はみるみるうちに絶世の美少女に変化した。
古い中華の服装、漢服に身を包んだ黒髪の美少女はいまだヘタレている一夏を一瞥する。
「義弟」
「(ビクッ!」
「なんですかその体たらくは?わたくしは言ったはずです...。常に心を強く、余裕を持ち、そして、優雅たれと。ですが、わたくしの言葉を忘れてしまった様子...もう一度、骨の髄まで叩き込まないといけないようですね」
「殺される...殺される...。ぶっ殺される...!もうだめだぁ...おしまいだぁ...」
修行以外では、基本顔合わせたくない一夏。
理由は何故か?幼少期に最初に戦った時のトラウマが蘇り、一夏の戦意を完全にそいでしまうのだ。
一夏の弱弱しい姿に、この人にも天敵はいるんだなと思いつつ、どのような関係なのだろうと疑問に思う一同。
「お主なんと言ったかな?名を訊いてもいいかね、同郷の神殺しよ」
「あなたの記憶に名を刻めなかった未熟さ、口惜しく思います。ならば、ふたたび名乗りましょう。そして、死を以ってふたたび忘却させて上げましょう」
猿猴神君に向け、可憐な唇が冷たく宣告する。
「我が性は羅、名は翠蓮、字は濠。正教の教主にして、武の頂点に君臨するものです」
恐るべき魔教教主、羅濠もしくは羅翠蓮。
一夏の師匠にして古くから存在する古参のカンピオーネは、苛烈にして壮絶な乙女であった。
始まった新水着イベ!
狂ノッブはEXでどっかで聞き覚えのある技名や宝具でオラオララッシュしてくるし。
フランちゃんは喋るし、かわいい!!やったー!
シーtニトクリスは何処のメジェドだよと思いつつ、宝具は伝承通りで。
水着ネロは、てんこ盛り過ぎ!?艤装にファンネルにガイナックス立ちとか
頼光ママは自分で風紀乱してるし、エレナママどこの光の戦士で、どこのキングのDホイール持ってきてるんですかね?
水着オルタ社長の趣味てんこ盛りすぎ
イベント内容もいつも通りでよかった