東方の幻想日記 ~人間妖狐迷走記~   作:0%0%0%

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 宣言通り、番外編です。

 この話は番外編をいくつかまとめたものです。とりあえずこれから(出たら)番外編は2~3話をのせるつもりです。

 この小説内で幻想に隠された話や出来事に妖怪との関わり……

 あなたも覗いてみませんか……?



【ちり紙箱裏】東方の番外日記その一 

 

 

 

 

 

 

 ~緑の服装編(紅霧異変前)~

 

 

 

 俺は今八雲家で問題を抱えていた……ある意味大きく、人によってはどうでも良い問題。

 その問題は……

 

 「服装よ。服装」

 「文章殺ししないでよ……いま言いかけたのに……」

 

 そう登場したのは紫だった。隙間から特徴的な扇子で口に押さえて微笑みながら出てくる。

 

 「……さてさて、どうするか……」

 

 服装の問題が出た原因は余りにもこの世界には外の世界の服装が目立つことだ。

 ある程度知識のある妖怪はこちらの服装をしている、もしくは俺みたいな妖怪だとよっぽどじゃない限り襲わないと思う。だけど、話によれば低級や人型じゃないものは違らしい。

 里の人間だろうが妖怪だろうが服装で判断しているのも多いため襲われてしまうそうだ。怖いねぇ……本の話によると耳と鼻の穴とかから脳を吸い取るらしいよ?

 

 「答えは簡単。この世界の服を着ればいいのよ」

 

 とは言うもののこの世界で服を買えるところと言えば人里だが、妖怪が里に来て「服ください」と言ったらどうなることやら……

 服を買いに行って退治されたら本末転倒だ。

 

 「人里以外で買うところ何てあるか?」

 「あら、買うところはないけど手に入れるところならあるわ」

 

 紫はそう微笑みながら言うと人差し指で空をなぞり、隙間を作って上半身を入れた。

 

 「うーん……この辺りにそれっぽいものが……」

 

 ……この動作を見るとアレを思い出すな……ドラえm

 

 「あったあった」

 

 紫はそう言うと紫色の服を取り出した。

 

 「あー、これって……」

 

 取り出したのは見たことある服。……まるで紫と瓜二つ……

 

 「……お前の服だよな?」

 「 ええ、お古よ」

 「何故それを選んだ」

 「いいじゃない、それに妖怪も寄り付かないわよ?」

 「人もな。あと知り合いも」

 

 俺はこんな服を着る趣味はない。着たら恥ずかしすぎて引きこもるから。と言うか着ないから。

 

 「あら、残念」

 

 今度投げつけるのは加熱された水飴にしよう。そう俺は何かに誓った。

 

 

 

 ……本当に何に誓ったんだろう、俺。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 言ってしまうがその後も良いものは無かった。

 その後出てきた服は藍の服に博麗の巫女の服(何故あるのかは聞いたらいけない気がした)、それに何処かの魔法学校の蛇寮の制服など変なものだった。

 

 「難しい客ね。え?心配しないの。必ずピッタリ合うのをお探しするわ」

 「お前はいつからオリ●ンダーさんになったんだ?」

 

 俺が突っ込んだ後に笑っていた顔が真剣になった。俺の顔も会わせるかのように真剣になる。

 

 「もしかして……」

 「映画の方で似た台詞を聞いたぞ」

 

 

 真剣になった俺がバカだった。

 

 「……これはどう……?」

 

 そう取り出したのは薄い蒼がかかった和服だった。わずかにかかっている蒼は蒼天を思わせた。って言うか、その乗りまだ続いてるんですね。

 それを受け取った俺は和服の表裏を交互によく見てからそばにあるタンスの影で着替えた。

 

 

 

 「あら、お似合いね」

 「……だと良いな」

 「……その服はね……貴方のような者がこの世界に来たときにあげた服なのよ」

 

 紫が懐かしむ顔で語る。しかし、俺は違う事に意識が集中していた。

 

 「なあ、紫。その者って……動物好きか、動物関係?」

 「え?ええ、そうよ?」

 「やっぱりな……なんで服の中に動物の毛がたくさんあるんだよ!!」

 

 そう言い俺は袖とかから手を入れ毛を掻き出す。うわっ、まだ出てくる!

 

 「あらら、とりあえず毛を取れば良いのよ。清潔なはずだしね」

 「おいいぃぃ!!そこを人任せにするなああぁぁぁ!!」

 「ほら、首もとから……」

 「ぎゃああぁぁああ!」

 

 

 

 

 

 

 「……ハァ……紫様、なにやっているとですかねぇ……」

 

 仕事の結界の点検を終え、戻ってきた藍はその様子を見てため息をついた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~魔法習得自習編(紅霧異変終了後)~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ___紅魔館の大図書館

 

 

 俺の背丈と比べ用のない高さの本棚がずらりと並んでいる図書館は薄暗く、埃が舞っている訳じゃ無いが見通しがとても悪かった。

 

 

 「ふーむ、どの辺りかな……」

 

 あの後、パチュリーに教えてもらうはずだったがまずは自分で本を探し、ある程度覚えるという(手抜き)修行だった(本人は「この修行は魔理沙のほうが教え方がうまい」とのこと。良かったな、魔理沙)。

 

 時々飛んでいる妖精や小悪魔に合ったりぐるっと回って戻ってきてしまったりと中々進まなかった。道案内とかほしいな……

 

 

 

 

 

 「はい、それでは、わからなくなったら聞いてくださいね?」

 「ああ、ありがとな!」

 

 俺はあの後、小悪魔に聞いて本のあるところにたどり着いた。あの小悪魔、かなり親切でありがたかったな……

 

 「えーと……これは魔法使いの弟子。今の俺の状態だな……次は……挨●の魔法……関係無いし、ややアウトだし……次はクイックスペル……なんで番外編はこの手のネタが多いんだ?次は……」

 

 

 大きい図書館の本の数は多い。これを改めて知った……

 

 「あったあった……魔法魔道書初級~中級……」

 

 

 それを取りだし俺は明るいところに移動し本を開く。羊革紙がパラ……と雰囲気ある音を出した。

 

 「え……っと……印呪文……?地面に足で印を描き、魔力を込める……」

 

 だいたい分かったが問題は使えるかだ。魔理沙が(館の壁に)魔法(砲)を放つのを何度か見たことあるが使えるかどうかは別の話だ。

 軽く地面を足でなぞり、俺は目を瞑って集中する……集中力が欠けるとうまく使えないのだ。

 

 

 「~~~~~~……とりゃっ!……わっぶぶ!?」

 

 印を踏みながら唱えると体から魔力が出る感覚を覚える。魔力は霊力のような青白い煙に妖気が適度に混ざった黄色い霊気みたいな感じだ。

 他の魔法使いは違うのかもしれないが………そんなことより魔力を出すのに成功したので唱えたが、上からバケツをひっくり返したような雨が降ってきた!

 

 「うっぷ!コイツは酷いな」

 

 濡れて滴った袖を絞り、俺は愚痴のように言葉を吐く。

 

 一度出ると止まらない気のする言葉も目の前を見た瞬間詰まって、濡れた俺の尻尾は毛を逆立てた猫のようになった。これは意思に関係せずになるから仕方ないんだよな……心境が駄々漏れって結構辛い。

 そんなことより目の前にいるのは……

 

 「……確かに私は魔力を使っても良いとはいったわねぇ……?」

 

 パチュリーだった。あ、これはブチ切れ状態かなー?

 そりゃ、大切な本を豪雨レベルに洗浄されたら……ねぇ?オマケに俺でも読めるように一部は防御魔法を解除していたらしいし……

 

 「……良い?魔法は集中力が欠けるとうまく使えない。うまく集中すると……」

 

 そこまで語るとパチュリーは彼女の腰ぐらいまである本を開き、何かを少し唱えてまた口を開く。俺は生唾をゴクリと飲んだ。

 

 「自分の実力以上の力で出せるのよ!!日符『ロイアルフレア』!!」

 

 「ギャアアアァァアア!?」

 

 

 

 

 

 本日の教訓、魔法はすごい!

 

 

 

 

 

 ……いや、なんか間違っているような……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 番外編初の一回目が終わりました。

 短編を今回は二回混ぜてみました。なんでこんなものを作った!?と言われても困らないようにこの小説終了後にちょっと関係するように……って、最初のコンセプトはどこいった……



 こんなオマケ話ですが感想、批判、アドバイス等よろしくお願いします。
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