東方の幻想日記 ~人間妖狐迷走記~   作:0%0%0%

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東方緋想天を買いましたー、今日届きましたー。

 ゲームを受け取ったあと、急いで階段を登ったときに転倒しました。俺って「駄目人間属性」でもついているのかなー?

 ちなみに、やっと魔理沙に変換できましたー。感動。

 それでは、どうぞ。


~十二頁目(白玉楼~???)~

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 「霊夢、緑を隔離した理由は知っている?」

 

 「……なによ」

 

 つい口が尖ってしまったが気にしない。今は一刻を争うのだ。

 

 「……あの時の幻想郷中の花が咲いたことを覚えてる?」

 

 確か春の異変……いや、現象の事だろう。

 

 六十年に一度だけあのような現象が起きると聞いた。

 

 しかし、あの現象は勝手に解決して終わったはず……

 

 「あれが原因でもあるの。冥界では全く起きなかった現象が何故か今更起きたのよ……こんなことは私達も予測できなかったわ」

 

 その言葉には嘘が見れず、予想を上回っていた事に恐怖心を持っている様に見れるのは気のせいだろうか?

 

 「……!おい!たしかあの時はありとあらゆる花が満開になった。その異変の影響が出ているならーーー」

 

 魔理沙の言葉が後方から聞こえる。いつもの私の勘では……!

 

 「「あの妖怪桜が花を咲かすって訳(か)!?」」

 

 私と魔理沙の言葉がピッタリと重なった。

 

 「くっ……!行くわよ!魔理沙!」

 

 「あ!?あ、ああ…今すぐ行くぜ!」

 

 嫌な予感を感じ取り、紫に背を向けて私は飛んでいった。

 

 「ええい!そんな飛び方じゃ遅いだろ!乗ってけって!」

 

 「わぁ!?」

 

 魔理沙が後ろから追い付き私の背中をつかんで箒に乗せた。

 

 その時後ろを見ると紫が私達を見ていた……私たちを止めないのかしら……?

 

 でも、そんなことはどうでもいい。目指すは元凶。この先にある妖怪桜!!

 

 

 

 

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 「……それと俺を追い出した事となんの関係が?」

 

 一通りの説明や真相を聞いたが……いまいち訳が分からない。分かったのは六十年に一度の現象が最近起きて、その影響が今さら来た。それだけで追い出した理由はわからなかった。

 

 「あら、これは理由を分かりやすくするためのお話よ。そしてあなたを『追い出した』わけじゃなくて『隔離』、つまり守っていたのよ」

 

 「……どう言うわけだ?」

 

 「あの桜は再封印して力を弱める必要があるのよ……その為にはあの”死を誘う気”に長時間さらされなければいけないの……あなたがそんなところに居たらとても、とても危険だわ。だから用がすむまでこうするつもり……だったのにねぇ……」

 

 そこで彼女が桜を見ていた目を此方に向けてきた。その時に俺は警戒心をもとに戻した。

 

 「……兎に角、あの桜をどうにかすればいいんだろ?」

 

 右手で持った刀を強く握る。

 

 「駄目よ、私の友人のお願いだもの。止めないと」

 

 「……それは親切とかじゃなくて良い迷惑って言うんだが?」

 

 「あら?いつからあなたへの親切と思ったの?私の友人への親切。あなた宛じゃない」

 

 相手は扇子を此方に向けてくる。俺は左手で銃のグリップを強く握る。その瞬間にお互い自分の霊力を高める。

 

 「……そうだ、名前は何だ?」

 

 「幽々子よ。あなたに名前の全てを教えたら厄介だからこれ以上は言えないの、勘弁してね」

 

 向けた扇子をまた口元に持っていき微笑んだ。

 

 「あー、まあ、どのみちあんたを倒してあの気味の悪い桜を止めるさ」

 

 「やることは決まりね……さあーー」

 

 

「倒してみせるぜ、家族の友人!」

「止めてみせるわ、妖狐の人間!」

 

 その言葉が弾幕ごっこの開始の合図だったーーー

 

 

 

 

 

 

 「うりゃっ!」

 

 銃から雨の様に弾丸が飛んで行くが幽々子は軽く後ろに飛んで避けた。

 

 「だぁー!全く当たんない!」

 

 不機嫌そうな顔になりながら更に叩き込む。結果は同じ、どれも避けられて周りの桜に軽く跡を残しただけだった。

 

 「うふふ、ちゃんと練習したら?」

 

 「うっ…うるさいっ!」

 

 幽々子の言葉が図星だったのでつい言い返した。この銃使うの久々だな、そういえば。だから下手なんだろう、うん。

 

 「うふふ……さあ、行くわよ!?」

 

 そう言い幽々子は一枚のカードを出して宣言したーーー

 

 「亡郷『亡我郷 ~さまよえる魂~』!」

 

 宣言した瞬間に俺の左から弾幕が回り込んできた。おまけに右からは何本ものレーザーが迫ってきた。

 

 「うわっ!?ちょちょちょ……っ!狼狐『霊光夢弾 周』!」

 

 弾幕に潰される前に俺は宣言して2発レーザーを撃つ。するとレーザーは俺の周りをグルグルと回りながら外に銃弾をばらまき、幽々子の弾丸と相殺して消えた。

 

 「早撃ちは見事ねぇ」

 

 「……感心しながら弾幕で潰そうとする奴がいるかっ!」

 

 消した途端に迫ってきた弾幕の隙間を通り、レーザーを避けながら突っ込む。笑ってやがる……悪魔だろ……アイツ……

 

 「……っと!あらら、避けられちゃったようね」

 

 フッと消えた弾幕を見て幽々子は呟いた。既に俺は結構傷だらけ。かなり不味い。

 

 「ここで直ぐに止めないといけない…」

 

 「?あの桜、どれだけの妖力を吸収すれば気がすむんだ?」

 

 「気がすむ事はない。私たちが出来るのはあの桜を封印するか、まず無理だけど弱らせるぐらいよ」

 

 「そんな厄介な物をよく処分命令出されずに済んだな……」

 

 カチャリと鳴らしながら銃口を相手に向ける。

 

 「あの桜を封印するためにもう決めるわ……」

 

 そう言い出したのは一枚のカード……

 

 「亡舞『生者必滅の理 ~眩惑~』!」

 

 宣言して出てきたのな蝶を型どった弾幕の舞。綺麗な列を作って迫ってくる。

 

 「うわっ!?何て言う量だよ!?」

 

 列を上手く潜り狙って飛んでくる弾幕を避ける。

 

 「うっ!?……チッ!クソッ!」

 

 列を作って飛んできた弾幕が足に当たってしまった。オマケに撃っても撃っても途中で弾幕に遮られて届かないでいる。そこでマガジンを取り替えて今までの弾丸より多い量の霊力を込める。

 

 「……!これで、どうだっ!」

 

 バン!と鳴って出てきたのはレーザーだ。魔理沙の貫通レーザーを真似して作ってみて使うのは初めてだったが上手くいった。弾幕をつき抜けて幽々子に当たる。

 

 「うっ!……やられるとは……」

 

 被弾した幽々子は声を上げたがあまりダメージを与えていない様子だった。

 

 「……でも、倒さないとな!?」

 

 「……ええ、決着を決めましょう?」

 

 そう言い幽々子の弾幕は一層激しくなり、俺の弾丸の量も一気に増えた……その時、

 

 「!?」

 

 「っ!?」

 

 体に付きまとう様な妖力。異常な量が突風、もしくは津波の様に流れ込んでくる……その勢いで幽々子と俺の弾幕は吹き飛ばされてしまった。

 

 「……あれは…?」

 

 「……西行妖」

 

 微かに震えた声で幽々子は呟いた。

 

 その先には美しく、本能が危険と言っている量の妖力を放つ花を咲かせた桜が生えていた。幹や枝は他とは違い墨の様に黒かった。

 

 「っぅ……」

 

 「なっ!?おい!?幽々子!?」

 

 突然、幽々子が前に倒れてしまった。息はしていたが呼び掛けても特に反応しない……

 

 「緑!おーい!」

 

 後ろを振りかえると魔理沙と霊夢が箒に乗って此方に飛んできた。

 

 「緑!?これは一体……?」

 

 「知らない!でもあの桜が花を咲かせた時に倒れた!」

 

 霊夢の疑問を早口で答える。俺を含めたそして三人は大きな桜。西行妖を見た。

 

 「……ねぇ、魔理沙。花見は好き?」

 

 「ああ、大好きだな。だが、今は桜狩りの気分だ」

 

 「……俺も、幻想郷らしい桜狩りをしたいな」

 

 札を数枚指に挟み、ミニ八佳炉を右手に持って桜に向け、右手に刀、左手に銃を持って刀を桜に向けた。

 

 「……幻想郷流の桜狩りの準備は?」

 

 霊夢の声がして、

 

 「何時でも」

 「狩れるぜ」

 

 俺と魔理沙の声がして、

 

 「いくわよっ!」

 

 霊夢の声を合図に三方向にそれぞれ飛んで桜に向かったーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「霊符『夢想封印 集』!」

 

 輝く光弾が霊夢から放出され、一度前に飛んでいくが直ぐに霊夢の周りに戻って霊力を辺りに撒き散らす。

 

 「くっ!やっぱりスペルカードが効かない……!」

 

 そう言い霊夢は横に飛びながら札を投げ続けている。

 

 「……駄目だ!この桜、どんなに魔法を当ててもウンともスンとも言わないぜ!?」

 

 魔理沙が魔法のミサイルを飛ばしても爆発せず消滅する。

 

 俺も彼女達と同じでどの弾丸も効かないでいた。

 

 「どうする!?私達の作戦はもうほとんどないぜ?」

 

 「兎に角あの桜を弱めれば封印できるけど……」

 

 「…それどころかッ!……と、ピンピンしてるぞッ!」

 

 掠めてくる花弁の弾幕を避けながら霊夢に話しかける。そして来るレーザーをひょいと避けた。

 

 「うわっ!?」

 

 しかし、魔理沙は箒にレーザーが当たり、少し遠くに飛ばされてしまった。

 

 「魔理沙!?」

 

 「……!?霊夢!正面!」

 

 そう言うと霊夢はとっさに結界を張って花弁の弾幕を防いだが、防いだ体制のまま地面に落とされてしまった。

 

 「っ!」

 

 そのまま霊夢を狙うかの様に弾幕が降り注いでくる……

 

 直ぐに結界を張ろうとしたが間に合わない……

 

 「霊夢っ!!」

 

 ズガギッ!

 

 「うっ!」

 

 今までで一番のスピードを出して彼女のもとに飛び、銃を捨てて両手で刀を持って当たる直前で弾幕を切り裂いたが、あまりの衝撃に手が体から離れて飛んでいく感覚がした。

 

 しかし、それだけではなかった。

 

 「……!?刀が!?」

 

 今の衝撃で手から刀が吹き飛んでしまった。

 

 「!緑!あれ!」

 

 霊夢が指差した先は桜と桜の太い根と幹の中間に深々と刺さった刀だった。そして桜が徐々に花弁と共に妖力を散らしていく……

 

 「霊夢!今だ!あの桜を止めろ!」

 

 遠くからボロボロになっている魔理沙が霊夢に叫んだ。

 

 「っ!いくわよ! 封夢『二重封印結界』!!」

 

 そう宣言すると桜の周りに札を投た。すると、空中でそれぞれ止まり札同士が光る線で繋がり大きな正方形が出来上がってそのまま桜を封じたーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「……終わったのか?」

 

 魔理沙が箒を杖代わりにして寄ってきた。

 

 「……ええ、桜狩り。したわ」

 

 額に汗を流しながら霊夢はその場に座り込んだ。見た目以上に体力を消耗した様子だ。

 

 「……本当にやりとげたなぁ」

 

 俺はしみじみと呟いて一気にその場に崩れ落ちるかの様に座る。

 

 「幻想郷流の桜狩り、どうだった?楽しかったか?」

 

 魔理沙の笑顔に対して疲れた顔で

 

 「こんなに疲れるなら次誘われた時は断る」

 

 と、めんどくさそうに俺は返す。そして霊夢がクスッと笑い、それにつられて三人で笑ったーーー

 

 

 

 

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 遠くもなく、近くもない場所から出ていた妖気が消える……

 

 「……ふぅ、やっと…やったのね……」

 

 傷だらけで桜に寄りかかりながら咲夜は一人で呟き、左手に持った赤いナイフを地面に小さく放り投げた。

 

 「……こんな雑用なら…トイレ掃除の方が比べ物にならないぐらいマシね……」

 

 そう言い側に仰向けで同じぐらい傷だらけで倒れている妖夢を見る。

 

 「……うっ……うう…」

 

 ちょうど、妖夢が上半身を起こして周りを見渡した。

 

 「……これは…一体……?」

 

 「あなたの家の問題桜はどうにかなったみたいよ?」

 

 起き上がった妖夢は咲夜を見て、桜のある方角を眺める。

 

 「これが、貴方達と私達の目指していた結末よ」

 

 「……ハッピーエンド……ですか?」

 

 妖夢が疑問の顔で答える。

 

 「いえ、こう言う時には…」

 

 目を少し細めて、

 

 「めでたし、めでたし…と言うのよ」

 

 と、言い口を吊り上げて緑の時と同じくらいの笑顔を作ったーーー




少し駆け足で終わった感じ……更新、大変遅れました……すいません。

 次回は前回と同じ、EDです。
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