あと総合評価が1000越えました~ どういうことなの……?初期の予想最高評価数の10倍にも……
と、言うわけで……皆さん、本当にありがとうございます!!
感謝の意を込めてそれでは、どーぞ。
ツンデレ - デレ な3DSのせいで書き直し4回目……
ーーー魔法の森。
「うう……頭痛が痛い……えげつない……これは酷い」
感謝の意を込めて。と言っていきなり酷い出落ちだけど俺の名は 八雲 緑 。多分、小規模な狐神だ。
「どーしたぁっ!緑っ!二日酔いか~?」
と、言ってくる鬼のスイカ。鬼のわりには小柄で背が低く、現在は名前を漢字に変換できないがその力は鬼に匹敵する力を持つ。今現在、彼女の胴より太い丸太を三本片手で担いでいるがこの表情だ。あの筋肉の量であんな力が何故出r……そうだった、ここは幻想郷だ。二日酔いでこんなことまで忘れてしまうとは……
今、スイカとやっているのはこの前の約束の家の建築だ。これが出来上がれば藍達に迷惑がかからなくなるし色々と趣味等が出来るが藍達とは気軽に会えなくなりそうだ。紫は問答無用で入ってくるけど。
あと、何故か形が神社に似てきている件について。賽銭箱としめ縄を置けば完全に神社だ。謀ったな、スイカ。
「……ちょっと……休憩……うぇ……」
その場で座り込む。胃袋には何もないが吐き気が酷い。食べ物の話題を聞いたら胃がよじれるだろう。
「緑~!情けないぞ~」
誰のせいだいっ。と言うかあのお酒アルコール60度以上って絶対飲用じゃないって……きっと燃料か消毒用だって……
「ちょっと、お茶入れてくる……」
そう言い残し、俺は完成したばかりの台所に向かう。台所だけは内装が完璧なのだ。俺は二日酔いにやられながらテキパキとお湯を沸かし冷茶を作る。
「……あれ?」
突然、外の様子が暗くなった。おまけに霧がかかりじめっとした空気が漂う。
「スイカー!頼んだー!……うっぷ」
危うく大声を出したせいで吐きそうになる。危ない危ない……
「はいよー、それっ!」
軽く返事するとスイカは一枚のカードをかざす。すると赤い煙がスイカから出てきて天候を変えた。天気は何時もの晴れだ。
「いやいや、あんたの近くじゃ変な天候が多いねぇ……」
「はいはい、どうせ雨男ですよっ……と」
俺は冷茶を縁側に一つ置きながら言い返す。左手に持った冷茶を飲みながらスイカが屋根から飛び降りるのを見届ける。冷茶はお茶の風味が良く出ており渋味や苦味が少なく飲みやすかった。
「おお、悪いねぇ」
お茶を片手に持ち一気に飲む。あんた、お酒じゃないんだからさ……
「……あれ?そう言えば霊夢達って今は何しているんだ?」
お茶を半分程飲んで俺はスイカに問いかける。
「さあ?でも最近騒がしいねぇ……地上も空も」
空? どういう事か聞こうと思ったがスイカがプハーッ!と飲み干して立ち上がって行ってしまったので聞けなかった。
(……まあ、気にしててもあんまり意味ないか。後で少し顔出せば良いし)
俺は残りのお茶を底に溜まった粉ごと一気に飲み干したーーー
「はいはい、それじゃあ、私はここで上がるとするよ」
外装はほぼ完成し、後は中に家具作ったり買ったりして家に入れれば完成だ。思ったより早く終わりそう。
「おう、またな」
「うん、また飲み比べしようね~」
……絶対、嫌だ。
俺は取り合えず神社に向かって飛んでいる。
目的は簡単な報告と様子を見に行く事だった。後は魔理沙に近所に住みましたよ的な事を言えば良いかな?うん。
「……え?」
飛んで見えた神社の黒い屋根は何時もより低かった。
勿論、神社が縮んだ訳でもなく、周りの木が大きく育った訳でもなく、
「……倒壊…してる」
見事に屋根が落ちてしまっていた。見たところ到底人が住める様子はなかった。
「……!霊夢!もしかしてそこに居るのか!?おい!」
ハッと我に帰り呼び掛けてみる。もしかしたら生き埋めになっているかもしれない。なので懸命に呼び掛けてみたが……
「よお、悲劇的ビフォーアフターだよな。私も最初は驚いたぜ」
後ろから風を切る音がしたと思ったら魔理沙が箒で側を飛んで来た。……あと数センチ左だったら完全にぶつかっていたな……怖っ!
「……何だ?霊夢の趣味が変わったとかじゃないよな?」
「さあ?だがあいつは地震が起きたとか周りが日照り続きだとかいってたな」
魔理沙の言葉、「日照り続き」が妙に引っ掛かる。
「……!気質ってそういう事か」
「おん?なんか知ってる様だな?」
「ああ、スイカから聞いたんだが確か……って、おわっ!?」
右足を後ろに下げるとそこにレーザーが飛んでくる。……あっぶな。
「おい!?何でいきなり……」
「何か異変を知ってそうだったんでね。お前を倒して、話を聞かせてもらうぜ!」
「だからなんでスペルカード戦なんだよっ!」
そう言いながら俺もスペルカードを取り出して備えたーーー
「行くぜ!スペルカード!」
辺りが小さな星形の弾幕で覆われている中、魔理沙が一枚のスペルカードを宣言する。
「魔符『スターダストレブァリエ』!!」
確かこのスペルカードは大量の星形の弾幕で埋め尽くす技だったはず……が、
「はい!?グッ!」
まさかの箒に乗っての体当たり。これはとっさに刀の峰を前に出し受け止め魔理沙を力ずくで弾き返す。此方もパワー技だったが魔理沙も体を張ったパワー技である。が、弾幕じゃない。
「弾幕とは何だったのか……っ!」
「地上用と空中用だぜ!」
飛んでくるレーザーをほんの数センチ体をずらして避け、銃を左手に、刀を右手に持ち構えながら迫る。
「……やっぱり、接近戦か。だが、此方には秘策があるんだよっ!」
ミニ八佳炉を構えている魔理沙に刀を振るう……が、その姿は無く、上からの異常な光と熱気から魔理沙が上に逃げた事、そして魔砲を放つ事が良く分かった。
「さあ、とどめを決めてやる!」
ーーー間に合わない。
「星符『ドラゴンメテオ』!!」
構えたミニ八佳炉は魔力を圧縮し一気に俺を中心とした真下に極太のレーザーとして放つ。
その後は強い爆発と土煙が立ち込めたーーー
「……ありゃ、とどめが本当にとどめになったか?」
魔理沙がそう言いながらスタッと地面に降りる。
「……いや、とどめになっていない。と言うか何だ、本当にって」
体についた砂埃を払う。こりゃ、また水で服を洗わないとなぁ……洗濯はわりと大変。特に最近は変な霧が立ち込めやすいから尚更だ。後、この前に人里へ遊びに行ったときに洗濯物を大量に干している場所を歩いていたら湿った霧が立ち込めて悲惨な事になったけど……俺のせいかねぇ?
閑話休題。
「まあ、何とか間に合ったかな?」
「ああ、そうだな。だが、次の魔砲は避けられないぜ?」
そう言いながらミニ八佳炉を前に出す。でもな、魔理沙。
「……ちょっと勘違いしてない?俺が言った間に合ったかと言うのはーーーあ、十一行程上のやつ、宣言撤回な」
「?」
首をかしげる魔理沙にあるものを見せる。それは弾(霊力)を撃ち尽くし、スライドが開ききり銃口から霊力の小さい煙が立っている銃。
「何!?」
はい、大成功。魔理沙が降りて来そうな所を中心に設置しておいた俺の得意の二本のレーザーがぐるぐると回りながら弾幕を張る。
「回狐『霊光夢弾 囲』……!」
宣言して少し経った時には魔理沙が地面に大の字で倒れていたーーー
「へえ、スイカにねぇ……」
頭の尖り帽子を抱え込みながら神社 だ っ た 物 の屋根に腰かけた魔理沙は呟く。
「ああ、で、お前さんの気質は……」
「雨だな。通りで逃げても逃げても雨が追いかけてくる訳だ……」
頭をポリポリと掻きながら魔理沙が納得する。
「……で、その「気質」……まあ、天気はその気質の持ち主の周囲にしか起きないのか」
「ああ、本当に雨関係はろくな奴がいないな……で、やっぱりそれは異変だと思うんだが……」
この今は主人が居ない神社を見て俺と魔理沙は目を会わせた。
「……今ごろ、『私の神社を建て直せ!』とか言って元凶のもとに押し入っているんだろうな」
「……鬼巫女になった霊夢が想像できる。今頃大惨事だろうな、あっちは」
はぁ……と溜め息を息ピッタリに吐いた。今俺が行ったら纏めて退治されそうだ。怒りで我を絶対忘れてる。もう、妖怪バスターは勘弁。
「じゃ、鬼巫女さんとやらが帰ってくるまでその新築とやらに行ってみるとするかい」
と、魔理沙が笑顔で言いながら座っていた屋根から地面に降りた。少し瓦がずれたが、神社自体が壊れているので問題ない……多分。
「まあ、家具とかはまだ無いが……盗ってくなよ?」
そう言うと魔理沙が『ちぇっ』と呟いたのを聞いてはぁ、と息を吐いたーーー
「おお、なんだ、随分立派になったじゃないか」
新築の一件家を見ておぉ!と歓声を上げる。最近は建物の新築が少ないって紫が言っていたっけな……まあ、昔っぽい雰囲気に立派な文化住宅があったらねぇ……
「何だよ……まるで今まで見ていた様な言い方じゃん」
「いや、あの柱の家からこんなにとは……やっぱりスイカのお陰か?」
「……ああ、スイカのお陰であんたの家みたいにガラクタまみれの家じゃないな」
うっ と、魔理沙が俺の少し自虐的な言葉に声を詰まらせる。俺だって頑張ってたんだ、失礼だろ。
「へぇ……ま、これで暇潰しが一つ増えたな。じゃ、確認も済んだし……私は取り合えず家で休むとするか。さっきの戦いで疲れたぜ……」
暫く家の色々部分を見る(物色する)と、何時もの帽子を被りながら言い玄関に立て掛けてあった箒を走りながら掴み玄関から数歩先で箒にまたがる。
「おう、じゃ、またな」
「また来るときにはちゃんと物を置けよ。せめてちゃぶだい位はな」
「ああ、その時にはちゃんと盗み対策の魔法を習っとく」
うげっ と笑顔で困った様な仕草をするとフワッと箒は上に浮き、魔理沙の家に向かって飛んでいった。
「……最近、妖力とか分かるようになってきたなぁ、紫」
「うぇ!?」
驚いた様な声と共に目の前で空間が裂けた。そこから紫の上半身が出る。
「……今までは気づかなかったのに」
「ほら、あれだ。神様パワーだ……ってか、目の前に居たからだと思うぞ?」
もしくは能力。多分、紫の能力は俺の場合の「区切りを操る程度の能力」の副作用みたいな物だろう。この能力自体は人とかに「ここから先は入れない」等と認識させたりやったことないが結界を強化するのがメインだが、他にオマケの効果があるのだろう。
……余談だが、妖怪の時に紫の能力を使うと凄くショボイ。市販で売られてるバターやチーズに切れ目を入れる程度だった。コンニャクはギリギリ切れない。何故。
「ふぅん……で、緑。その家に住むの……?」
うん。と、答えようとしたが紫の少し寂しそうな声を聞いてうっ と声を詰まらせた。……なーんか気まずいよーな……
「いや、まあ、今すぐじゃないよ……何時か自立する時に……」
少しあたふたしながら否定する……が、紫はそれを見るとクススと笑う。
「あらあら、気を使ってくれてありがとね」
ぐっ と声を漏らした俺を見てクススとまた扇子を口に当てて笑う。……何時もの紫色の扇子が少し橙色の太陽の光を反射させている。もう、こんな時間かぁ……
「フフ……うん、それじゃあ帰るわよ、緑」
「はいはい、取り合えず真下にスキマを開くなよ?」
「分かっているわよ……もう水飴は御免だわ」
そう言いながら紫の開いた気味悪いスキマを潜り何時もの家の玄関に出た。
テストが近くても更新。息抜きは大事(失敗フラグ
と、言うわけで少し遅れた更新です。色々とすいません……
今回は緋想天の「体験版ストーリー」の様な感じで緑の本当の行動ではありません。多分。
今回は異変解決には参加しない立場で……しかし、戦いはやや多目に……
それでは、次回でお会いしましょう。
感想、批判、アドバイス等をよろしくお願いします。