……遂にやってしまった……前編、後編に分けるのを……!出来るだけ控える様にしたかったのに……って、前も何度か分けていた気が……?
あと、(気紛れで)話を推敲しています。一様1~2話推敲完了。先は長い。
あと、これからは更新頻度が異常に少なくなります。
色々とぼやいていましたが、それでは、どうぞ!
~十九頁目(仮自宅~迷いの竹林)~ 前編
あの日から数日後。
霊夢はとっくの昔にやりとげた様な顔で戻ってきて、周りが少しドタバタしていたのも収まってきた。何でも壊滅的な地震がおきかけたらしいね。地震怖い。そんでもってまた神社が何者か同士での戦い大破したのだから霊夢不憫すぎる。天災の次に人災……祟られてる?
……で、とある何でもない日のたった今。俺はため息をついた。
「誰だよ、不法侵入した挙げ句に置き手紙残したやつ……」
家具も何もないはずの自分の家(仮)。畳しかないはずの家に一枚の和紙が置いてある。……読まなくてもそばにある見覚えのある酒瓶で分かった。
「……アイツか」
アルコール70%と明らかに俺を殺そうとしている度数を確認してから置き手紙を見る。俺は八岐大蛇じゃねーんだぞ。あれ?この前は60%だった気が……度数見たときは酔っていたのかな?
置き手紙の内容はこんな感じ。
『やぁ、私だよ私、スイカだよ。
で、お願いなんだけど今度ここら一体の人間、妖怪、気が向いた奴を呼んで宴会を開こうと思うんだけど、声かけしてくれない? 適当に回って呼び掛けるだけで良いから』
……気が向いた奴をって……随分大雑把な感じだな……色々と問題起きないの?これ。
取り合えずもう一度手紙を見る。
『少し厄介な奴とかは私がやっとくから普通な奴とかはそっちでお願いね~』
……ここに普通な奴とかは居ないから……自称、普通の魔法使いも魔法使いの時点で普通じゃないし、動物も植物も何かと少し違う。普通なのは雑草や豚や鶏ぐらい。人里の人も変わった人達が多い。
そしてもう一枚の小さな紙には何人かの名前と”気が向いた人”と書かれている。こいつらを呼べば良いんだな?
「……しゃーない、やってやるか」
名前の乗った手紙を懐に入れて銃を持ち、外に出た。
因みに、オマケで『そのお酒は前金だよ~。美味しさは保証するから一気に呑んでね』と、書いてあった。
……鬼のせいで俺の肝臓がヤバイ。
ーーー魔法の森。
まず、近場に住んでると思われる魔理沙を訪ね色々と説明した。「思われる」と言ったのは森が深くて光が入らず、時間とかがよくわからないから。でも、日時計考えた人は偉大だと思う。
「魔理沙はロンのモチ……と。次は……」
魔理沙に宴会やるけど用事とかない?……と、聞いたが愚問だった。幻想郷の住民は用事なんて殆ど無いし、用事があっても大抵は宴会を優先する。……作者もそうだね。勉強より小説を優先するし。主に現実逃避のために。
「アリス……?ああ、あの時の奴か」
確か猫を渡した奴だよな。魔理沙情報だと此方の方角らしいが……何故か不安だ。因みに魔理沙の家には様々な盗品がそこら辺に転がっていた。……家も防犯対策やろうかな。堀とか。
「おおお、何か拓けていると思ったら立派な家が」
洋風の家を見て軽く確信する。これがアリスの家だろう。……まちがっても気が向いた奴って事で。
あと、この殺人酒を渡そうかなぁ……無理矢理でも。誰が呑めるかい、こんな飲む液体燃料。
「さあ、じゃあ訪ねるか……玄関<プチッ!!>はこっt……プチッ?」
……なんか、蜘蛛の糸っぽいものを切った気が……っ!?
「っっっ!?」
玄関まで数歩の所で首もとに銀色の物体______槍が迫っていた。
槍の持ち主は小さな人…いや、人形だ。数は五体。人形は姿形が一緒で槍が俺を向いている事まで一緒だった。
「誰……って、貴方ね」
ガチャリ。と、扉を開けて出てきたのはやはりーーー
「で、何の用なのかしら?」
「と…取り合えずこの物騒な人形を退散させてくれ……刺さってる刺さってる!ギリギリ刺さってるって!」
首もとを狙う一体がうっかりしているのか少しずつ首の動脈に槍を軽く刺している中、この少女______アリスは片手の指を少し動かして退散させる。やっと首の圧力が消えた時に殺していた息をフーッと吐き出す。
「そう言えば、あの後解決したのね?異変」
多分、『春雪異変』の事だろう。
「ああ、そういや解決したな」
「ふーん……で、結局何しに来たの?」
「……あれ、なんだったっけ?」
先程の緊張により、すっかり忘れてしまった。俺は必死に思い出す。うーん……?
「あら、じゃあまた何か押し付けに来たのかしら?猫とか」
「確か……そんな感じだった気が……」
「ああ、もう!今は忙しいからそんな御願いはお断りよ!」
そう言い一枚のスペルカードを掲げ……
「足軽『スーサイドスクワッド』!」
宣言し、後ろにひょいと下がる。
わりと挨拶代わりの弾幕と言う事がよくある。些細な事から始まったり本当に遊びだったり異変解決、撃退用の手加減等と種類はたくさんあるが不意打ちで攻撃せず、少しでも会話等があれば直ぐに弾幕ごっこを初めても問題ないらしい。問題なのは通り魔の如く退治して行く巫女だと思う。
「行きなさい!私の可愛い人形達!!」
アリスの影から大量の人形が出てくる。そしてそれぞれの人形にオレンジの光が途絶え途絶えに出ていた。
パチュリーの話ではオレンジの点滅するような光だと確か……!
一つの嫌な結論に着いた直後、一斉に人形が此方に飛んでくる。
「うわわわわっ!?特攻!?捨て身タックル!?」
後ろに高く跳ぶと立っていた場所に爆発が起きる。パチュリーの話ではあの光を放つのは爆発の前触れ……だったはず。あと、可愛い人形をそんな扱いにするって……
「……って!?二回目って…させるかぁ!!」
スライドを後ろに引いて両手で銃を持ち、引き金を引く。すると何発もの小さな弾丸が弧を描いて人形に当たり相殺する。久々だな、特殊弾。
全ての人形を撃ち落としたのを見届けている隙にアリスが次のカードを出す。このままではらちが明かないと思ったのだろう。
「剣符『ソルジャーオブクロス』!!」
そう宣言すると今度は先程の槍を持った人形を投げてきた。くるくる回りながら迫ってくる。
「うわっ!……と」
最小限の動きで避けて避け続ける……が、きりがない。銃で撃っても槍に弾かれる。
ここで大技!……と、行きたいところだが宴会に誘いに来たのに険悪ムードになるのは御免だ。出来るだけ本体を倒すより先程のように攻略が良い。……そんなゆとりは無いが。
(えーっと、えーっと……人形、人形の弱点ってなんだ!?)
まず、火を想像するが狐火はまだ使ったこともない。火の魔法は飛び抜けて苦手だ。だって魔法の火って普通なら魔法の発動地点から近くて(ちょっと嫌な表現だが)火をつけると燃える手から出せる様だけど、俺にはもっと燃えやすい耳と尻尾があるから使うと愉快な事になる。何が愉快だい。
閑話休題。
ちょっと考えをずらしてみる。本体を倒す訳でもない。人形を倒す訳でもない。
「……そこだっ!」
鞘に納めていた先の折れた刀で空を切る。するとプツツ!と何かが切れる音と共に人形が地面に落ちた。
そう、俺はアリスと人形を繋ぐ糸を切ったのだ。糸を切ってしまえば人形は動かない……って自分が卑怯に思える不思議。
「……ふーっ、こんなとこかな?」
刀を鞘にしまい、息をつく。すると目の前に何かを持った人形。赤い服を着た他とは違う人形が目の前に来た。槍でも剣でもなく立派な……
「……白旗?」
棒に白い布。それをパタパタと振るう赤い人形を呆然と見ていたら声が聞こえた。
「はいはい、参りました。……で、何の用だったのかしら?」
アリスが両手を顔ぐらいまで上げて言う。……なんか手加減してないか?
まあ、今は有りがたいが。
「あ!思い出した、思い出した。スイカが今度宴会開くから宜しくってさ」
予想外の事だったのかアリスは「あら、そうだったの」と反応した。
後、アリスの家の玄関に置きっぱなしだった酒瓶を見て色々思い出す。
「あと、この酒なんだけど……」
「……いや、今のところ間に合って___『ト●ロのお化け屋敷の下りをされたくなきゃ受け取れ』……はい」
流石ジ●リ。言霊の強さが凄い。
まあ、お陰で小説が消える可能性もあるわけで……うん。
___一回ぐらいしか来たことなかった竹林。
名称、迷いの竹林と呼ばれる場所。
その名の通り、下手に入れば迷ってしまい、ここの湿った土の養分になってしまう……
「……そんな所に入る奴は居ないだろ」
竹林を前にウロウロとしている狐の青年。軽く変質者にも見えなくはない。
「取り合えず、此処等に住んでいる誰かに会えば……」
「宴会に誘う予定の鈴仙達に会えるかもしれないね」
「うんうん、永遠亭なんて何処にあるんだか……」
あれ?
俺が話しているの……誰?
「うのわっ!?」
俺は変な声をあげて一歩凄い速さで下がる。そこには兎の耳がついた少女がいた。なんか、動物関係の耳やら尻尾やら生えてる妖怪とかに親近感が沸く……しかし、紫が言うには俺だけなんだよね、こう言うのに親近感が沸く人って。
そしてこの広げた紙を当たり前の様に見ていた兎の妖怪。あの時の兎だろう。
「あー、確か……!お久しぶり~」
「……今度からは平然と空気に混ざるな。俺の寿命が縮む。3cmほど」
「ほらほら、長寿に気を使わないと早死にするよ」
まるで話が噛み合わない。そう言えば神様って寿命あるのかn……そんなわけないよね。幻想郷的に考えて。
「……で、何のようなの?」
「ああ、この永遠亭の人ってこの先に居るのか?」
「私もそうだけど?」
「えっ」
……新事実。灯台もと暗しってこう言うことか……まあ、結果オーライだけど。
「あ、でも責任とかそんなところは私の分野じゃないから……ちょっと待って、そろそろ……」
何だ?……と聞こうとした直前、竹林の奥深くから金属製の何かがガラガラと雷の様な音を立てた。おかげて耳鳴りがする。
そして走る音とともに、
「ていいいぃぃぃぃぃいい!!」
と、声が聞こえた。やっぱり3DSに歴史的かな使いは無理だったかー。また推敲するのかぁ……
……と、考えていると強い風が吹いてくる。うっかり手紙を手放しそうになった……手紙によると、後一人ともう一つのグループに会わないといけないし……
「よっし!大成功!」
と、ガッツポーズをそばにいた白兎が取る。
「てい!全く何で仕事をサボってまで……って、誰?その妖怪」
出てきたのはウサミミ生やした制服姿の少女だった。何のコスプレですか。
「いや、コスプレじゃ……」
あ、聞かれてた。と言うか声に出してた。
「……貴方が鈴仙さんですか?」
「あ、はい。そうですよ?」
紙を取り出して確認する。確かに永遠亭組に「鈴仙」と書かれていた。
「それじゃあ、スイカから宴会の呼び掛けなんだけど……」
「お断りよ。鬼関係は悪いけどね」
鈴仙が息をつきながら断ってきた。でも、スイカに頼まれちゃってるし……
「こっちもスイカに頼まれているんだが……」
「ああ!もう!武力を使ってでもお断りよ!」
そう言うと鈴仙はスペルカードを取り出す。
「追符『脅迫限界(オプセッショナー)』!」
うわぁ!中二病!古典的な中二病だ!!よくスペルカードの名前にしたな!?
「煩い!思ってること口に出てるわよ!」
あらら、また口に出てた。さっきから心の中で突っ込んだら口に出てる気がする……
そして鈴仙は手を銃のようにして構えてこちらに向ける。多分だけど弾幕を飛ばすのだろう。
「行くわよ……発射!!」
そう言うと指先から弾幕が……
「……出ない?」
てっきり指先から弾幕を飛ばすと思っていたが何も出てこなかった。いや、鈴仙は何してんの?
……とか考えてた自分が一寸前にいました。
凄いタイミングで文字数オーバー。これが神様パワー(ぇ
次は中編で続くか後編で終わるか(多分前者)は分かりませんが気長に待っていただくと有難いです。
それでは、続きます。
日常とか恋愛っぽいのを書きたいですが、イチャイチャ要素が上手く書けない自分が悔しい……