東方の幻想日記 ~人間妖狐迷走記~   作:0%0%0%

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 緋想天編はまだまだ続くっ!しつこいぐらいっ!(コラ


~二十一頁目(紅魔館~魔法の森)~ 中編その弐

 ___大広間。

 

 紅茶を一気に飲み干した後、レミリアと向き合い何時でも動けるようにする。

 

 ……え?前回戦いに備えたのに何で移動したかって?

 ……あの後頭冷やしてみると戦うには狭いレミリアの部屋で暴れるのは不味いと思ったから移動した。折角伏せてた過程を言わせるなよ、恥ずかしい。

 

 「私の準備は良いけど?そっちはどうかしら?」

 「適度に。本当にここで暴れて良いのか?」

 

 そう言って周りを見渡す。床には魔法陣があるがこれといった影響は出てない。後は紅い壁だが本当に大丈夫なのだろうか……?

 

 「大丈夫よ。そうじゃなかったら私が弾幕を飛ばすわけないじゃない」

 

 レミリアはそう言い、腰に手を当てて少し自慢げに言い返す。

 

 ……と言うか、大丈夫でも槍は飛ばさないでください。

 

 「ああ、長すぎて退屈だわ。まだかしら?」

 「あー、わかったわかった。今戦う」

 

 そしてカードを構え___

 

 「……あれ?この霧は何だ?」

 「ああ、また出てきたわね……」

 

 ふぅ……と息をつきながらレミリアは言った。周りには薄いが霧の様な物がかかってきた。

 

 「ほら、すぐそこの暖炉とかから流れてくるのよ……自分の「気質」だからって苛立つわ……」

 「気質ってなんだ……霧か?」

 

 薄く漂う白い絹のような物を手で扇ぎながら聞く。

 

 「ええ、そうよ。私気質は「濃霧」。確か……吸血鬼っぽくなる程度の天気だったわね」

 

 頬に指を当てながらレミリアは言う。つまりなんだ。効果がわからん。

 

 「ああ!もうっ!さっさと戦うわよ!」

 「わかったって600字も長々と見せられて読者さん達もつまらなくなりそうだし」

 

 そうしてレミリアはスペルカードを掲げて宣言する___

 

 「運命『ミゼラブルフェイト』!」

 

 

 そう言い終わると片手を此方に向けて紅い鎖を伸ばす。鎖は俺を追って曲線を描いたりグルグルと回ってまで追ってくる。

 

 「さあ、捕まえたわよ」

 「うわっ!?」

 

 気がつくと左手に紅くぼんやり光る鎖がグルグルに巻き付いていた。いつの間にっ。

 

 そして鎖が徐々に破裂し此方の鎖に導火線のように迫ってくる……

 

 「だったら途中で切ってやる!」

 

 この弾幕から思い込み限定で幻覚も叩ききれるこの金治丸。弾幕と同じ物から作られた鎖を切ることは容易いことだった。

 

 「クッ!」

 

 更に激しく巻き付こうとしてくるが刀を振り回して回り込む鎖を弾き、切る。

 連続で襲い掛かってくる鎖が止んだ僅かな時間に銃からゆっくりと飛ぶ弾丸を周りにばら撒き、そして此方もカードを出す。

 

 「銃断『霊妖弾斬』!」

 

 三回ほど刀を振るうとゆっくりと飛んできた弾丸が細かく切られて小さな無数の玉になった。

 

 「これは……っ!」

 

 しかし紅霧異変の時と同じ様に、相手は動きが素早い。弾幕が細かくでも素早く飛び易々と避けて見せた。

 ……やっぱり、欠けちゃったせいで弱くなっちゃったな……割りと気に入った技だったりするのに。

 

 「この程度かしら?」

 「いやいや、もうちょっと続くな」

 「!?」

 

 レミリアが煽る様な言葉を返してきたが俺が一枚のカードを見せた瞬間、顔に焦りが浮かんだ。

 

 「___狼狐『霊光夢弾』」

 

 宣言した瞬間、レミリアを囲む様にレーザーが回り出す。あの時の様に囲い終わるとばらまいていた弾丸が一斉にレミリアに当たる筈___だったが、

 

 

 「紅符『不夜城レッド』!」

 

 その宣言をした瞬間に眩い紅い柱が出てきて弾幕を吹き飛ばした。

 

 「ハァ…ハァ……あの時の様には……いかないわよ?……」

 「うわっ。どうしよう……これ以上続いたらまた中編長引くよ……」

 「こんな時にメタ発言するなっ!」

 

 疲れてきてるだろうに、うがーっ!と怒った仕草をしながらまたカードを取り出す。スペルカードだ。

 

 「夜符『ボンバードナイト』!」

 

 そう宣言するとレミリアは高く飛び上がり、天井に足をついてピタリと止まる。

 

 「何だ?……っ!?」

 

 レミリアの姿が一瞬霞んだと思ったら体当たりが飛んできた。それをまともに喰らってしまい、吹っ飛ぶ。

 

 「っ……くぅ……」

 

 あまりの痛みで体が上手く動かなくなった。このままではスペルカード戦以前に戦闘不能で負けてしまう。

 しかし、こんな時に妙案が浮かんだ。

 

 (神力の使い道……!)

 

 神力を僅かに出し、腕、腹、太股、足……と神力を纏わせて回復させる。すると妖力等では比べ物にならないスピードで痛みは引き、体が軽くなる。

 

 「何ですって!?」

 

 少し体に違和感を感じながらゆっくり立ち上がると攻撃の手を止めて待っていたレミリアが『あり得ないわ……』とでも言いたそうな顔をしていた。

 

 「あり得ないわ……」

 

 ……本当に言ったよ。

 

 「……あれ?お前なんか元気になってないか……?」

 

 先程は息切れをして霊力等も弱まっていたのだが先程より少し回復している。何故?

 

 「あの時言ったでしょ?天気よ。気質の効果」

 「……嫌だが理解」

 

 吸血鬼っぽくなる程度の天気。

 恐らく血を吸うのと同じように相手の体力を吸収出来るのだろう。分からないのはその効果が働くのはレミリアだけなのか、だ。

 ……白状すると、最初は雰囲気が吸血鬼っぽくなるだけだと思って嘗めてました。はい。

 

 「だったらどれだけ回復したかわからないが……その分を取り返してやる」

 「へぇ……じゃあ、続けるわね?」

 

 俺は回復の為に出した神力を止めて銃をリロードして備える。レミリアもちょうど天井に張り付いた頃だった。

 

 「行くわよ!」

 「さあ、来い!」

 

 その声を合図にレミリアは一気に急降下して床に紅い壁のような衝撃波を出す。

 

 「チッ!行けっ!」

 

 俺は宙に上手く避けてレミリアに標準を合わせてレーザーを二発撃ち込む。

 

 「そんなの当たらないわ!」

 

 レーザー当たる直前でレミリアはまた高く飛び上がる。レーザーは追尾対象のレミリアを見失い曲線を描いて飛んで行く。

 その時、上を見上げるとレミリアはスタッと天井に張り付いていた。

 

 「これで終わりよ!」

 

 そして一気に急降下する___

 

 「その言葉。そのまま返しておく」

 

 「!?」

 

 先程外れた筈の二本のレーザーがいつの間にかレミリアの周りを囲い始めた。

 

 「くっ……!」

 

 そのまま衝撃波を床に撒き散らした時にはレーザーは弾丸を配置していた。

 

 「___狼狐『霊光夢弾 囲』」

 

 その声がレミリアが弾幕に当たる少し前に聞こえた___

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あー……また同じ様な技で負けちゃった……」

 「大丈夫だ。『囲』が加わっているからな」

 「何の違いが!?」

 

 俺に聞くな。そんな会話をしているとレミリアはスカートをパンパンと埃を払い、立ち上がる。

 

 「……それに何か寒くなってきたし」

 「あれ?本当だ。いつの間に」

 

 恐らく俺の気質の天気___霧だと思ったがレミリアの気質を見ると違う様だ。

 

 「……でも!次は必ず勝って見せるわ!宴会の時に絶対戦いなさいよ!」

 「おう、そうかい。じゃ、他の所にも声をかけてくるな」

 

 ビシッ!と指を指してくるレミリアに軽く返答し入ってきた戸を開けて出ていく……前に、

 

 「レミリア?」

 「何?」

 「……途中からカリスマ忘れてるぞ?」

 

 指摘されてうがーっ!と怒ったレミリアを後にして戸を急いで閉じて外に出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ___魔法の森。

 

 

 「だーっ!何処に居るんだよ!」

 

 各地を散々探していた俺は一度家に戻って縁側に勢いよく倒れこんだ。

 

 「あとこいつ一人なんだがなぁ……」

 

 メモを見ると殆どは声をかけてオマケに戦ったのだが一人___小野塚小町と言う名の人物には会わなかった。

 

 「……それに、また霧が出てくるし!」

 

 気がつくと湿気を含んだ霧が立ち込めてきた。しつこくて異常に腹立つ自分の気質だけど。

 

 「___お、こりゃ珍しい」

 「へ?」

 

 突然聞こえた声に変な声で返事をしてしまう。直後に地面を踏みしめる音が耳に入った。

 

 「ああ!あんたが緑だね?」

 「そうだが……って言うか誰?そして俺知ってるのか?」

 

 縁側の先にいたのは赤い髪の女性。しかし、片手に持った大きな鎌が普通の女性ではない事を証明していた。

 

 「私の名前は小野塚小町よ。それよりあんた、変わった気質を持ってるね……幻想郷じゃ絶対見れない気質をね」

 「幻想郷じゃ見れない?」

 「うんうん、確かこの湿った空気に立ち込める霧の様な雲。多分、「やませ」だね」

 

 はぁ、と返事をする。こんな所で思いもよらない情報を手に入れ、何よりも探していた本人がやって来たのだ。これは嬉しかった。

 

 「ああ、そう言えば小野塚さんだっ_『”小町”で良いよ』__ああ、分かった。小町?スイカから宴会の誘いが来てるんだが……」

 「お!本当にかい!それは嬉しいねぇ」

 

 言いたい事を伝えると直ぐに笑顔になる。取り合えず言いたい事は伝えたしこれで終わり___

 

 「……所であんた、私とちょっと戦って見ないかい?」

 「……はい?」

 「いや、戦って見ないかい?」

 「聞こえなかった訳じゃない。ってか何で?」

 

 分からない様なジェスチャーを加えて聞く。

 

 「そりゃ……話に聞いた奴と一回戦ってみたいからさ。それに暇でしょうがないんだよ」

 

 ……最後の言葉がメインな気がするけど……

 

 「分かった。一様、宴会には参加するんだな?」

 「そりゃ、勿論。楽しめるもんは楽しまなくちゃねぇ」

 

 小町が鎌を構えるのを見て此方も銃を持って構える。

 

 「それなら宴会参加特典だ。思いっきりやってやる!」

 

 その言葉を合図にスペルカード戦闘が始まった___

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「やっぱり…!話に聞いた通りだね!」

 

 鎌を振るい斬撃を放ちながら小町が言った。

 

 「誰の話かは知らないがなっ!」

 

 そう返して一気に寄って刀を振る___が、途中で鎌に防がれる。

 

 さっきから接近戦をしているがどちらも体力を消耗する一方だった

 

 「これなら……どうだい!?」

 

 片手に掴んだ物___小銭を投げてくる。しかし、所々隙間があり簡単に避けれた。

 

 「やっぱり、調子が可笑しいね……」

 

 そう呟いたのが聞こえたが構わず此方も銃を出して五発ほど撃ち込む……が、

 

 「はい!?不発!?」

 

 五発撃ち込んだ筈が何故か二発しか飛んで行かず、小町には同じように簡単に避けられてしまう。

 今までこの銃が不発した事はなかったし変な音もしていない……

 

 「……!そうかい、わかったよ」

 「何がだ……?」

 

 突然話しかけてきた小町を見て此方も攻撃の手を止める。不意打ちだなんつ使って来ないはずだ。

 

 「この弾幕が中々飛ばせれないのもあんたの気質が原因だね?」

 「いや、聞かれても知らないんだが……」

 

 あ、そう。と簡素な返事が帰ってくる。弾幕が飛ばしにくくなる天気……厄介だなこりゃ。

 

 「……弾幕を飛ばしにくい。でも___」

 

 後ろに飛んで距離を取った小町がカードを取り出した。

 

 「スペルカードなら別だね!___霊符『古き地縛霊の目覚め』!」

 

 

 宣言すると薄桃色の浮遊物が周りに漂い始めた。

 

 「……!?周りに発生する系は良い思いでがないな!」

 

 バッ!と高く飛び上がるがまだ俺の周りに霊魂の様な物が発生し続ける。鈴仙の時のようになるかもしれないし、何よりも邪魔。目の前に薄桃色の霊魂が漂うので邪魔で仕方ない。触れても何もないのが救いか。

 

 「……ふっ!」

 

 突然、小町が鎌の棒の部分の先端を地面に叩きつけた___と、思うとやはり霊魂は爆発し始める。

 

 「うわっ!……と、危ない危ない……」

 

 微調整しながら飛んで爆発を避けて迫る……が、

 

 「甘い……ねっ!」

 「グッ!?」

 

 切りかろうとした刀を無理矢理横にして迫る鎌を防ぐ……




 「ほら、見ろ。言わんこっちゃない。また続くな」by緑

 良いところでまさかの文字数オーバー。先は長い。

 余談ですがこのストーリーの時列は(間違ってなければ)天子のストーリーモードの少し前らへん(スイカが皆に天界に集まる様にする声かけの手伝いみたいな感じ)です。要するに「解決」よりも異変に乗ってる感じ……?

 それでは、次話をお楽しみにっ!


 (別サイトで書いている小説と少し連動させようとか考えるテスト)
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