東方の幻想日記 ~人間妖狐迷走記~   作:0%0%0%

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 何時も「やべ!あれ書かなきゃ!」とか考えては忘れてしまい書き込めないんですよね……
 そして思い出してもどうでも良く思えてきてやっぱり書き込めないんですよね……何のこっちゃい。


 それでは、どうぞ!


~二十四頁目(自宅)~

 やあ、今作主人公の(筈の)緑だよ。

 

いきなりだけどタイトルの部分にちょっと名前が変わった事に気がついたかな?

 

 あ、わざわざ変な前書きを越えてスクロールしなくても良いから良いから……で、言ってしまうけど“仮自宅“から“自宅“なったんだ。

 

 

 ……と、言うわけで。

 

 

 

 「緑ー、持っていくのはこれで良いの?」

 「ん?メモに書いてある物が揃ってるなら大丈夫だ」

 

 現在絶賛引っ越し準備中。と言っても重要な物は大抵持ち歩いているし日記はリュックサックの中だ。

 ……そう言えば、リュックサックの中身を詳しく調べてなかったな……なんで調べなかったんだろう。因みに日記と万年筆とインクと小銭(賽銭)入れ以外は黒い包みに包まれている様だ。不気味に思って開けてなかったけど……

 

 必要な物を持ち、貸してもらっていた部屋から出る。すると目の前に膝ぐらいの小山。道具の山が出来上がっていた。

 

 「……頼んどいてあれだけどこんなに頼んでたっけ……?思ったより多い気がする」

 「あら?注文より多くも少なくも買ってないわよ?」

 

 不意に隣の襖から紫出てきた。まだ夏なのにこんなに暑そうな服を着てよく大丈夫だな……妖怪だがら大丈夫でも視覚的に暑い。俺が。

 

 「それじゃ、行けるな」

 「はいはい、藍達が向こうで待ってるわ。行きましょう?」

 

 そう言うと紫は目の前にスキマを作る。不気味な目がたくさんある空間を潜り、これから見慣れる風景のある場所に出た。

 

 「……藍?何やってるんだ?」

 「っ!?……何だ、緑か……ビックリしたな」

 

 ふーっと胸を撫で下ろすのを見て「ごめんごめん」と謝る。にしても障子を揺らしたりと何をしているんだ?

 

 「なんで障子を揺らしたりとしてるんだ?」

 「ん?ああ、これか。ちょっと家が頑丈かどうか確かめたりしてるところだが……」

 

 ……成る程。確かに博麗神社は地震で沈んだがここは大丈夫だったし、あのレベルの地震が起きると紅魔館も無事ではすまないと思う。

 

 「らんしゃまー!蛇の脱け殻ー!」

 「!?」

 

 突如、縁側の下から猫又___橙が体に脱け殻を少し巻き付けた状態で飛び出してきてビクッ!とした。結構ホラーだった。

 

 「橙!蛇とかに会わなかった?大丈夫?」

 「うん!会わなかった!」

 

 藍は速やかに橙の肩に手を乗せて聞く。若干過保護な気もするがこのぐらいじゃないと橙の様な式神は扱えないのだろう、と無理矢理だが理解する。

 ……この光景を見ると式神の関係じゃなくてむしろ親子の様に思える。

 

 「蛇の脱け殻は……!緑、はい。財布にでも入れると良いぞ」

 「いや……流石に丸々一匹は……」

 

 蛇の脱け殻は多少曲がっているのに片腕ほどの長さがある。流石に金運とか上がっても財布に入れれなきゃ意味がないし、入れたとしてもお金が入らなそうだ。

 ……取り合えず霊夢にでもあげておこう。勿論親切で。

 

 「はいはい、遊んでないで荷物の移動をするわよ」

 「……あんた、手伝わないだろ」

 

 紫は扇子で口元を隠しながらその為の藍でしょ?と言ってスキマに入ってしまった。つまり、逃げた。

 

 「まあ、むしろいない方が捗るかもしれないしな」

 「それもそうだな」

 

 「藍も緑も酷い!?」

 

 そんな中、八雲家三人の引っ越し作業(手伝い)が始まった___

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「藍、橙、オマケで紫。ありがとな」

 「オマケ!?」

 

 家に必要品が運び込まれるのに掛かった時間は三十分だった。わりと早い。

 

 「ああ、礼には及ばないさ。……それにしても緑も遂に自立かぁ……」

 「自立って何?」

 「大人になったらわかることだよ、橙」

 

 寂しそうな雰囲気が橙の疑問により吹き飛んだ。スイッチのオンオフが完璧な式である。

 

 「なに、自立と言っても何時でも会えるじゃん。……紫は勝手に訪問してくるだろうし」

 

 フフ……と指摘された張本人は笑っていた。いや、笑うところじゃないだろ……その前に反省しろ。

 

 「あら?そう言われると思ってこんなのを用意したのよ?」

 「?」

 

 紫は俺に扇子を渡してきた。色は蒼色で絹の布には小さく泳ぐ魚の背中の絵が刺繍されていた。

 

 「これは?」

 「これは私の能力を少し加えた扇子よ。使えば私達の家に繋がるわ」

 

 ほら、直ぐに会えるじゃん……じゃなくて、これは有難い。でも能力が加わっているって事は……

 

 「俺にもスキマが!?」

 「私達の家と貴方のいた場所にしか繋がらないけどね」

 

 少しガクッと肩を落とす。あの便利な移動術が身に付いたと思ったら場所固定か……でも凄い便利な事には変わらない筈。あと、紫の能力の俺版ははっきり言って使えない、宝の持ち腐れ?

 

 「フフ……じゃあ、私達はこの辺で」

 「ああ、それじゃあまた何時かな」

 「じゃあな、緑」

 「じゃ~ね~」

 

 紫の開いたスキマに紫が入り、橙が入り、藍が入る……と思ったら足を止めて振り替える。

 

 「ん?どうした?」

 「……いや……まあ……その……」

 

 藍が徐々に苦々しい顔になり、遂には『あ“~ぐぁ~』とか唸りだしなんかビビった。何時も冷静なイメージのせいで尚更何事かと思った。

 

 「……」

 

 遂に何か答えを見つけたかの様な表情になり俺は生唾をゴクリ、と呑んだ。

 

 「……げ…元気でな……?」

 「ん?あ…ああ、そちらこそ」

 

 悩んで悩んで出だ言葉に思わず疑問を返してしまったが言い返す。すると少し赤面になりながら藍はスキマに入って行った。

 

 「……?まあ、良いのかな……?」

 

 藍の最後の尻尾が完全に入り、スキマが閉じたのを見て独り呟いていた___

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ここを開けて……おお!太陽が見える!当たり前なのになんか感動!」

 

 とか変な事をやって俺は家を隅々まで調べている。なんか新しい自宅から見える太陽が眩しく感じられる。

 

 「まあ、取り合えず……昼飯はどうするかねぇ……」

 

 ご飯については紫が定期的に冷蔵庫に材料等を送るそうだ。因みに冷蔵庫の動力元も不明。霊力だと思っていたけどよくわからない。謎は思ったより近くにある。

 

 取り合えず、今日はあっさりしたそうめんにでもするかな……

 

 「……んん?なーんか家具が充実してるって言うか何て言うか……」

 「……勝手に盗ってくなよ?」

 

 台所に向かおうとした時、縁側から魔理沙が乗り出していた。

 

 「うげぇっ!?……何だ、緑か……びっくりしたなぁ……」

 

 ……うげぇっ!?って何だよ。

 

 「勝手に乗り出していた勝手に驚かれてもな」

 「勝手にってまだ入ってないだろう……まて?と言うことは……引っ越した!?」

 「大正解」

 

 そう答えると「よっし!」と嬉しそうにしていた。そんなに嬉しいか?

 

 「……と言うことは……引っ越し蕎麦を送って貰わないとな」

 「なんで西洋風な奴が引っ越し蕎麦なんて知ってるんだよ」

 

 確かに魔法の森の境目辺りだが蕎麦なんて考えてない。と言うかそんなことする予定は無かった。

 

 「……仕方ないな」

 

 台所にそうめんがあるのを思い出して台所に向かった___

 

 

 

 

 

 

 

 そうめんを二人分お湯に入れて待つ。火を起こすのは薪を使ったがライター等便利グッズがあったのでそこまで苦労しなかった。

 

 因みに魔理沙は銃のメンテナンス様のオイルに興味津々だった。最近変な音がする時があるので最近は頻繁にやっているのだが……

 

 「……お、もういいかな」

 

 鍋を火から下ろして網に水ごと麺を流す。そして水を出して冷やしてガラス製の皿に分ける。そして瓶の鰹節の汁を薄めてこれも二人分作る。

 

 「出来たっ!」

 

 勢い良く言うと魔理沙が「待ってましたっ!」と軽快に返事した。お前もせめて手伝えよ……

 脳内で文句を言いながらガラス製の皿にそうめんを少しずつ入れる。そして紫に頼んでいた鰹節の汁を薄めて同じような容器に入れて持っていく。

 

 「ほら、これ食ったら何処かに行けよ」

 「此方は色々用事があるんだよ」

 「ぜー?」

 「”ぜー?”って何だよ。まあ、霊夢にも届けに行かんといけないから早めにしとけよ」

 

 ツルツルとそうめんをすすってしたが、そう言うと魔理沙のすするスピードが異常な速さになった。そしてそうめんを飲み込み口を開いた。

 

 「……お前、私には渋々なのに酷くないか?」

 

 今度はこっちが速くそうめんをすする番だった。口の中のそうめんを飲み込んで反論する。

 

 「お前……霊夢の生活環境を知ってるだろ……?」

 

 そう言うと次のそうめんをすすろうとしていた魔理沙の手が止まり、麺が汁に落ちる。

 

 「……ああ、仕方ないな」

 「ああ……だよな……」

 

 「なんでそんなところで意見がまとまるのよ!」

 

 「いだぁっ!?」

 「痛いっ!?ってか、霊夢!?何でこんな所に?とかそれ以前にお前ら無許可で人の家上がり込むなああぁぁぁああ!!」

 

 頭を抱えて叫ぶ。外で鳴いてた鳥の声が一瞬途切れた。

 

 「よっ!霊夢!何してるんだ?」

 「あんたの言葉、そのまま返したいわ。私は紫から聞いて来ただけだわ」

 

 そう言い霊夢は私もそうめん待ってるわ。と言って踵を返した。

 

 「……お?霊夢、らしくないな。何時もなら私の分は?とか言うのにな」

 「……言えるわけ……ないじゃない」

 「?」

 

 小声で聞こえなかったのでつい聞いてしまう。魔理沙もよく聞こえなかったらしく耳を傾けていた。

 

 「……おーい、霊夢、何ていったんだ?」

 

 そう聞くとゆっくり振り返り……

 

 「……そんな失礼な事言えるわけないじゃないのって言ったのよっ!」

 「ぐはぁっ!?」

 

 何故か霊夢は怒鳴り、札を投げてきた。俺は飛んできた札を避けれず見事命中し、地面に倒れた。

 霊夢はそのまま去って行き、去った後はセミの鳴き声がやかましく響いた。

 

 「……俺、なんかしたか?」

 「したって事でいいんじゃないか?」

 

 その後、霊夢に届けたが本人はさっきの事があってか少し恥ずかしそうだった。取り合えず何か変なことが無ければ良いんだが……




 伏せん放置しないためのプランを二つ用意したフラグ。意地でも放置ないっ。

 一様、この小説では「恋愛」ではなく「好感度が高まる」程度を目標にしてるんですけどねー……なんで中途半端なのかって?恋愛系は勉強中なので(殴

 それでは、次回をお楽しみに。

 感想、批判、アドバイス等よろしくお願いします。

 ああ、急展開が書きたいなぁ……
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