二人目のオリキャラだーわーい
終夜「いきなり騒いでどうした。頭おかしくなったのか?」
フフフ……オリキャラだよ? 賑やかになるな~
終夜「まさかあいつもここに呼ぶ気か……」
大正解!
えーこの辺から盛り上がってくると思います。どうかよろしくお願いいたします
終夜「まためんどくさくなるな……」
フランは気になることがあった。この男の声をどこかで聞いたような気がするのだ。
しかし思い出せないまま終夜が口を開いた。
「チッ、誰だ……お前は」
「おっと失礼。名乗るのが遅れました。私は正純暁雅(マサズミキョウガ)といいます」
暁雅は笑顔を崩さず名乗る。
「何をしに来た」
終夜は暁雅を睨みながら質問を続けた。フラン、魔理沙、美鈴は身構えながら二人の会話を聞いている。
「そうですねぇ~詳しくは言えないのですが、というか言うのがめんどくさいのですが――」
次の瞬間、暁雅が目の前から消えた。
「今から貴方を半殺しにします」
気づくと暁雅は終夜のすぐ横にいて、耳元でそう囁いて来た。刀に手を添えた状態で
「なっ!?」
終夜はすぐに後方にジャンプした。
その直後に暁雅が抜刀し、刀で終夜がいた所を凪ぎ払う。その刃は終夜の服を少しかするだけに終わったが、本当にギリギリだった。終夜の反応が少し遅れていたら、終夜の上半身と下半身はわかれていただろう。
「な……動きが全く見えなかったぜ……」
暁雅の速度は、魔理沙が驚愕するほどのスピードだった。
「あ、お三方は手を出さないでくださいね~。一対一ですよ」
暁雅がそう言った瞬間、終夜と暁雅を中心に巨大なドーム状の、しかも透明の壁が現れた。透明と言っても、ガラスと同じように認識はできるが、ガラスという訳ではないようだ。
「終夜!!」
フランが壁を叩きながら叫ぶ。
「フラン、絶対にその壁を壊すな。お前なら一瞬で壊せるが、怪我人、もしくは死者が増えることになる」
「お、勘がいいですね~終夜さん。終夜さんの言う通り、この壁はあなた方なら簡単に壊せますが、壊した場合、私のターゲットは終夜さん一人から、四人へ、つまりあなた方全員になるわけです。あ、ちなみに助けを呼ぼうとした場合も同じですよ♪」
暁雅は壁越しに三人を脅す。笑顔を絶やさずに。
「逆に言えば、その壁を壊さなければお前らの安全は保証される。半殺しにされるのは……俺だけでいい」
横目にそう言う終夜だったが、フランは納得しなかった。
「でも……!!」
「フラン、今は終夜の言うことを聞いたほうがいいぜ」
「私もそう思います」
魔理沙と美鈴がフランを止める。
「先ほども言った通り、おそらくあの人はヤバイという言葉が似合うほどに強いです。私たち四人でも勝てる可能性は決して高くない。そんな奴に一人で挑んでくれた終夜さんの勇気を裏切る訳には行きません。終夜さんの言うことを聞きましょう」
美鈴の説得で、フランは静かに頷き、言うことを聞いてくれた。
「いやぁ~感動的ですねぇ。しかも、正しい判断です。さあ、フィールドは直径15m、高さ10mのドームの中。決して広くないですよ。初めましょう終夜さん」
「ああ」
終夜が二本の刀を抜刀し、構えると、暁雅が相変わらずニヤニヤしながら口を開いた。
「その刀面白いですねぇ。妖刀ですか」
「チッ、さすがにバレるか」
「こういうのには敏感なんです」
「そうか、俺もだ」
終夜は、暁雅の腰に差さっているもう一本の刀を見て言った。
「あれ? バレてます? まあいいや」
暁雅は再度構えた。そして次の瞬間、またしてもすごいスピードで距離を詰め、終夜の喉に突きを繰り出す。それを終夜は、自分の刀で暁雅の刀の剣先をずらし、なんとか防ぐとすぐに後退して距離を取った。
このまま殺り合っても終夜に勝ち目はない。防ぐことさえギリギリなのだ。そのことをわかっていた終夜は、宣言した。
「終極「劣化のない憤怒」」
何も起きない。が、終夜は急に暁雅の所へ歩き出した。
一瞬戸惑った暁雅だったが、すぐにもう一度さっきの突きを放った。だが、終夜の方はさっきと同じではなかった。暁雅が突きを放った瞬間、終夜の目が薄い赤から青になった。そして、暁雅の突きをかわすと同時に暁雅の後ろに回りこみ、五つの弾幕を放つと同時に二本の刀を使って暁雅の背後を攻撃する。
対して暁雅は、直ぐに振り返って、終夜の攻撃を一本だけで受け止め、弾幕は弾幕で防いだ。
続けて終夜は黒い方の刀で暁雅の刀を封じながら、もう片方の刀で暁雅の腹に斬撃を放つ。
暁雅は一旦後退し、距離を取った。
「一気に強くなりましたね。しかも二刀流となると厄介です」
「お前ももう一本刀があるだろ」
「私は二本同時に使うの苦手なんです」
「そうかよ」
二人は同時に距離を詰め、お互いの刃を打ち合い始めた。
壁の外から二人の戦闘を見守っていたフランは、暁雅の声をどこで聞いたのか再度考え始めた。もしかしたらその答えが暁雅の正体の鍵になるかも知れないと思ったからだ。
こういうときは他の条件からも考えると思い出しやすい。なので、暁雅が終夜を狙っていることから、終夜に関わることだと思い、考える。
「終夜に関わること………………… あ!? あの時の……終夜が死にかけた時の声の主だったんだ……」
「驚きました……フフ。終夜さん貴方、攻撃を受ける度に強くなってますねぇ?」
暁雅はまだニヤニヤしながら終夜に問う。
「よく気付いたな。まあ、正確にはお前の攻撃パターンや癖を記憶して、それの対応策を体に叩き込んでるだけなんだが」
「なるほど、それが貴方の能力」
「ああ、使いこなす程度の能力だ。なにも、物を使うだけの能力じゃないんだよ」
「フフ……面白い」
二人が打ち合いを再開しようとした時だった。暁雅がいきなり立ち止まり、呟いた。
「あ……ついにバレちゃったみたいですね」
「何言ってやがる!」
それに構わず、終夜は暁雅に斬りかかる。
しかし次の瞬間、終夜の身体は吹き飛んでいた。
「なっ! ぐわぁ!」
いきなり終夜にだけ突風が吹き、終夜を吹き飛ばしたのだ。
その直後、フランが叫んだ。
「終夜!! その人はあの時の!! 終夜を救ってくれた声の主だよ!!」
それを聞いた瞬間、終夜は驚愕した。
「なに……お前、どういうことだ!!!」
終夜は暁雅を睨み付け、問いただす。
「あ~あぁ、バレちゃったらしょうがないですね」
暁雅は刀を鞘に収め、後ろを向き、終夜たちに手を振った。それと同時にドーム状の壁も無くなった。
「また会いましょう♪」
「待て!!逃げるな!!」
終夜の言葉をきかずに、暁雅は消えた。
「チッ……」
終夜は舌打ちすると、刀を鞘に収めた。それと同時に三人が駆け寄って来た。
「終夜、なんとも無いの?」
フランが問いかけてきた。
「ああ、まただ……。怪我どころか疲れも一切ない。おそらく、奴の仕業だろう。何を考えているんだ……」
「終夜さん、とりあえず紅魔館に戻りましょう」
「……そうだな」
紅魔館
終夜は自分の部屋のベッドに寝そべり、独り、考えごとをしていた。
暁雅という謎すぎる男についてだ。
「奴は手を抜いていた……なぜだ」
独り言をもらし、考える。
なぜ暁雅が手を抜いているという考えに至ったのかと言うと、美鈴が言った暁雅の実力と、終夜が交戦して感じた実力が違いすぎるからである。
しかし、だからと言って暁雅が手を抜いていたと言う結論に直結するわけではない。考えられる理由は他に二つあり、一つは美鈴が間違っているという理由。だがこの理由は美鈴の能力上、考えにくい。
二つ目は終夜が強かったという理由。この理由もあり得ない。終夜はフランや美鈴と闘って経験値を得ており、終夜の能力もあって実力が格段に上昇しているが、まだまだだ。美鈴があんな表現をするような実力を持った奴と互角に戦えるはずがないのだ。
すると考えられる可能性は、相手が本気ではなかったということくらいだろう。暁雅が一度終夜を助けていることも考えると、これが一番納得がいくというわけだ。
だが何故手を抜いていたのかがわからなかった。そもそも本当の目的が何なのかがわからない。終夜を半殺しにするというのは嘘と考えた方がいいので、本当の目的はさっぱりわからなかった。
「チッ 表情から予測することも、ずっとニヤニヤしてやがったから不可能だな……。本当に何を考えてるのかわからないな、奴は……」
想像もつかず、予想するのは困難なので終夜はお題を変えた。
暁雅の能力の予想である。
鍵となりそうなことは四つ。速すぎて、しかも静かすぎる移動。いきなり現れた透明な壁。斬りかかった瞬間、終夜の所にだけ発生した突風。そしてもう一つは終夜の致命傷を一瞬で治したこと。この四つから能力を予想する。
「…………クソッ、わからない。四つ全てを実行出来る能力なんて思い付かない…………ん? 待てよ……四つ目は奴がやったという確証はない。奴の声がしただけだし、それもフランが言ったことだ。四つ目は奴の能力とは関係ない可能性がある」
そう考え、条件を三つにすると、すぐに答えが出た。
「空気を操れるなら全て説明がいく……」
空気、つまり大気を能力で操れるならば、この三つを実現することが可能なのだ。
一つ目は空気との摩擦を無くし、うまく風を起こすことで可能かも知れない。終夜は科学者ではないので確信はないが(作者も同じ)
二つ目は空気中の様々な物質を固体に変え、形を作ることで可能かも知れない。終夜は科学者ではないので(ry (作者も(ry)
三つ目は空気を終夜に向かって高速で移動させれば可能である。終夜は(ry (ry)
「大気を操る程度の能力か……」
だが四つ目については不確かであり、それを考えると、この結論も確信はない。
白玉楼
「あ~あ 終夜さんいい線行きすぎですねぇ」
「暁雅さん、楽しんでませんか?」
「アハハ ちょっと何言ってるかわからないです」
白玉楼の縁側に暁雅が座ってお茶を啜っており、その隣に小さい霊のような物体を後ろに連れている銀髪の少女が、座って自分の刀を手入れしている。
「盗聴で楽しむのもほどほどにしたらどうですか?」
「人聞きの悪いこと言わないでくださいよ妖夢さん。まあ意味は合ってますが、ズズッ いつも聞いてる訳じゃないですよ」
暁雅はお茶を啜りながらも相変わらずニヤニヤしている。
「まったく……それにしても、便利な能力ですね。紅魔館の部屋から出る音、つまり空気の震えをこの場に共有させて、この場にもその部屋と同じ音を出す。合ってますか?」
妖夢は手を止めずに自分の予想を暁雅に話した。
「おお! 流石妖夢さん大当たりです。ズズッ あ、今は私の耳にしか聞こえませんが、妖夢さんにも聞こえるようにしてあげましょうか?」
「私は盗聴なんて嫌ですよ」
「つれないですねぇ。ズズッ そうだ妖夢さん。久しぶりに稽古お願いしてもいいですか? 木刀ではなく真剣で」
暁雅は湯飲みを置いて立ち上がり、妖夢に稽古を申し込む。
「今手入れしたばかりなんですが……まあいいでしょう。受けますよ。全然久しぶりじゃありませんが」
「ヤッター」
以上ですっ
イヤー最後のシーンは書くの楽しかったんですよね~
終夜「そんなことどうでもいいからやることをやれ」
うっ……ごめん
二人目のオリキャラ、正純暁雅君です
暁雅「よろしくお願いしますぅ」
終夜「めんどくさい奴が来やがった」
暁雅「ワーイあとがきですよー! ヒャッハー!」
流石暁雅君、うるさいね
さて、今さらながらオリキャラのプロフィール的なのを書いておきます
孤月終夜
能力 使いこなす程度の能力
特徴 独りで山にいた孤児だった でも何故か頭がいい
いつもは薄い赤色の目をしているが、能力使用時には青くなる
性格 無愛想 それだけ
好きなもの 特にない
嫌いなもの 特にない
正純暁雅
能力 不明
特徴 何を考えているのかわからない
いつもニヤニヤしている
(まだ言ってないことありますけどねぇ)
性格 マイペース 地味に戦闘狂
好きなもの 面白い戦闘 刀
嫌いなもの つまらない戦闘 強い臭い
今後は暁雅の謎をどんどん明かして行こうと思います
暁雅「皆さんも考えてみてくださいねぇ」
あと、終夜の謎も
終夜「フッ」
それでは、ありがとうございました~