とあるポケモンマスターの日常   作:スプラッシュニート

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調子のいいのはここまで。
 
第一話 転生者の始めかた


第一話 転生者の始めかた。

 なあ、“転生”って知ってるか?

 確か仏教に関する概念だったと思う。人によってはネット小説の“神様転生”を思い浮かべるかもな。ほら、あれだ。二次創作とかでよくあるやつだ。

 でだ、なんで突然こんな話をしてるのか、ってぇとだな、

 

 どうやら俺は、その転生ってのをしたみてぇなんだ。

 

 いや、俺だってこれが他人から聞かされた話なら、「こいつ何言ってんだ?」からのゴミを見るような目をプレゼントするところなんだが、これは実際に俺自身が経験しちゃている出来事なわけであり、

 

 前世の記憶も(うっすらとだが)残っちゃってるわけである。

 

 本来なら「何でこんなことにっ!?」と言いたいところなのだが、俺にはこうなってしまった原因に心当たりがあるのだ。実は。

 それは俺がこの世界に生まれる前までさかのぼり………………………………………

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 前世で何らかの理由で死んだ俺は、とても不思議な場所にいたんだ。

 そこは白い光に包まれていて、体なんかもう無いのに心地よい暖かさを感じて、何も無い空間なのになぜかとても美しく感じる、

 

 そんな、場所に。

 

 その空間で呆然としていると、徐々にだが自分が“自分”だとか、そういったことが曖昧になっていったんだ。

 そして理解したんだ。

 ああ、きっと“俺”は、いや、“ぼく”に限らずすべてのひとが、こうやって生まれかわっていくのだろうと。

 そう思ったんだ。

 その時、突然、声がきこえたんだ。

 男性のようにも、女性のようにも、

 老人のようにも、幼子のようにも、

 感情が籠もっているようにも、

 まるで機械音のようにも聞こえる声が。

 その声が、言うことには、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     「あっ、ミスった」

 

 世界が黒に包まれた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 そこからは急展直下、記憶のリセットが中途半端に終わった俺の魂はどっかの赤子の中にシューーーーー!!超!エキサイティン!!!され、気づいた時には新生児、やることなんて泣くことぐらいってなもんよ(白目)

 神様のミスでお詫びに転生っ!(ハート)

というのはよく聞くけれど、魂の洗濯中にミスして転生って……。

 ……あの神(仮)何してんだ?

 まあ幸い(なのかは知らんが)精神が体に引っ張られてかなんか、年相応のガキとして振る舞うことができたと思う。考えてみれば当たり前のことで、一つの人生を経験済みの“魂”(弱洗濯後)があっても、肉体(脳も含めて)真新しいものなんだから、特別大人っぽすぎて気持ち悪っ!っていうことにならないのは当然のことといえる。

 でもあれだな。こうして自分で転生をしてみると……、

 

 結論、よくある二次創作は大嘘。

 

 だって幼少の時から才能(笑)を発揮して、子供のころから世界最強とか、常識的に考えてありえねぇだろ!

 いくら“ポケモン”の世界だからといって

も、子供がポケモンの育成とかしてたら引くわ!っつうか本来なら流暢に言葉を話してるだけでもきめえよ!

 俺もこうして考えることはなんとかできるが、実際にしゃべろうとするとびっくりするほど舌がまわらない。子供なめてた。

 いや、俺だって何もしなかったってわけではないんだよ?一応オリ主としての使命感(笑)から、草むらに入ろうとしてみたりしたんだ。

 結果は、母さんに止められて終了。話のタネにもなりやしない。

 まあ親の立場から考えれば当然なんだけどな。

 とまぁそういうわけで俺は、転生したからといって特にどうということもなく過ごしていたんだ。

 最初のころはポケモンマスターを目指してやるっ!とかも思っていたけど、実際にこの世界住んでいるとそれが並大抵のことではないことがわかる。

 ゲームの時とは違う“本当の”ポケモンバトルには、俺の知識アドバンテージはなきに等しいだろうし、トレーナー以外の仕事だって当たり前に存在する。

 むしろ俺の知識的には、研究職の方が向いてるだろう。

 何にせよ、俺はこの世界で、特に何も成すことなく思っていたんだ。

 

 ーーーーーーあの時までは。

 

 当時七歳だった俺は、あるポケモンと出逢うことになる。

 そのポケモンは今にも倒れそうなくらい傷ついていて、それでも尚立ち続ける姿はどうしようもなく美しかった。

 俺はその後、嫌がるそのポケモンを無理やり連れ帰り、近所のポケモン博士に治療してもらったんだ。

 ここが、本当の出発点。

 戦う“彼女”の姿にどうしようもなく魅せられた俺の、最強を目指す物語の……!




•何でこんなことに!? etc
主人公の口癖(予定)。これ言った時の恐らく半分は主人公の自業自得。
•何にでも聞こえる声
神様(仮)の声。元ネタは禁書。作者はアレイスターの声の描写を読んだ時「神様の声ってこんな感じかな」って思った。
•「あっ、ミスった」
主人公が神があまり好きではない理由。故に度々罵倒する。
•超!エキサイティン!!!
バトルドーム。よくみるネタ。
•“ポケモン”の世界
さらっと言っちゃう主人公。
•七歳児
 赤 ん 坊 時 代 全 カ ッ ト
まあ、だれも興味ないでしょ。作者も書くのだるいし。
•“彼女”
ブラッキー(今はイーブイ)です。
•物語の始まりだ……!
続かない。
“Road To Pokemon Master!”
とか主旨じゃないから。タイトル通りとっととこいつをポケマスにしたい。
 
 と、いうわけで第一話。こっから先は時間がかかると思います。
 後何かDSの容量の問題かな……?本文がこれ以上かけない……。なんだろ、SDカードとか買わなきゃだめなの?
 プロローグの時は結合させて何とかしたけど、このままじゃ細かいとこまでかけぬ!
 こうなったら前書きと後書きも併せて本文書いてやろうか?(錯乱)
 ではまた次回。

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