アカメが斬る!‐Crazy Merc is DEAD POOL‐ 作:魔黒丼
-死んだから転生する。以上説明終わり。
………
……
…
…「ちょっと待てぇ!説明
-何だよ?ウルセェなぁ。ありありな説明なんか二次創作に慣れた読者たちには不要だろ?
「いきなりメタるな!それに肝心な過程をすっ飛ばして結果だけを突きつけても誰も納得しねぇよ!!」
-んな事言ったって、今さら説明は不要だろ?タイトルにもでかでかと出ちゃってるしなwww
「それでもだ!物事には順序ってのが必要なの!!あと「」使って会話しろ!!」
-いちいち細かい
「―――で?とりあえず確認ついでに聞くけど、俺は死んだんだよな?」
「そうだ。癌だったが、金も無く、保険にも加入していなかったお前は碌な治療も受けることが出来ず、癌に蝕まれながら…それでも精いっぱい生きて死んだ」
先ほどのツッコミキャラからは一変し、目の前の白鬚を蓄えた神様コスプレをした作sy「やめろ、それ以上はいけない」―――もとい神様(仮)は神妙な面持ちで俺に言った。
「―ОK、わかった。でもって転生させてくれるんだよな?」
「ああ。だが元の世界には転生できない。お前には他の世界…いわゆる異世界で新たに生まれ変わって貰う」
「ノープロブレム。元の世界に未練はない。身内も恋人も居ないし」
DTも捨てたしなwww
「…でだ、生まれ変わるにあたって新たな力を与える」
「つまりは特典だな?」
テンプレですね。分かります。
「…ハァ、何か疲れてきた」
こめかみを抑えながら神様(仮)はげんなりした様に顔を顰める。
-寝不足か?
一瞬イラッとしたようにこちらを睨んでから神様(仮)は話を続けた。
「そこで、だ。希望する能力や力があれば言うが良い。限度はあるが、ある程度なら叶えよう」
「…さっきから思ってたけど、転生とか特典とか色々と気前が良すぎるよな?何でだ?たかだか癌で死んだその辺の奴にここまでしてくれるなんて、都合の良い話にも程があるぜ」
甘い話には裏があるって言うしな。
「え…」
「……ん?」
「……」
「……」
-え、無いの?理由。
「……強いて言えば」
「うんうん」
「むしゃくしゃしてやった」
「おいコラ
「五月蠅い!お前にとって不都合じゃないんだからいいだろ!!」
「そんなんしてる暇あったら他の作品さっさと更新しろ」
「えぇい!
うわっ実力行使に出やがった!キレる爺とか絵面的にもキツイwww
だが、その前に聞きたいことがある。
「特典の前に一つ教えろ!俺が行くのはどんな世界だ?」
すると神様(仮)は急に冷静な表情に戻って俺に告げた。
「あぁ…お前が行くのはな。悪の大臣が牛耳る腐敗した国で…殺し屋と言う汚れ稼業の傍ら、国を正す為に暗殺と戦いに身を投じる主人公た…」
「あ。『アカメが斬る!』だな。知ってるわソレ」
「…最後まで言わせろよ」
いじけるな爺。
ストーリー全部知ってる訳じゃ無いけど、結構ハードな世界に行かされるんだな。
「とりあえず、それを知った上で特典は何が良い?」
立ち直った神様(仮)が俺の希望を催促する。
そうだな。
「それじゃあ俺が好きなマーベルヒーローの…『デッドプール』で!」
「えー…」
なんかちょっと引き気味の神様(仮)。
あ?何?文句あるの?
「文句あるの?」
「いや…あえてそれって…マーベルなら他にも色んなヒーロー居るじゃん。『スパイダーマン』とか、『アイアンマン』とか…それこそ、罪を裁くって意味で『ゴーストライダー』とか」
あー、ゴーストライダーかー。カッコいいよな。
好きなんだけど…
「…ほかにやってる
「いや、だからってデッドプールって…お前」
「そうそう、『ヒーリング・ファクター』だけじゃなくてサノスの不死の呪いも付けといてくれよ」
「話聞けオイ」
「それに衣装や武器弾薬もな」
俺が要求を全て言い終えると、神様(仮)は諦めたようにため息を吐いた。
「ハァ…つまり…デッドプールなり切りプレイだな」
「分かってるじゃん♪」
「分かった。しっかり用意しとくが、転生したらお前は■■■■じゃ無くなる。それでも良いな?」
■■■■なんて伏字で誤魔化してるけど、元々の俺の名前なんて用意してなかったんだろ?
「……」
あ、黙っちゃったwww
すると神様(仮)はくるりと背を向け、再び口を開いた。
「さて、これで必要なこと決まった訳だ。あとはお前を転生させるだけだが…」
ん?何か怪しげな雰囲気醸し出してるけど…嫌な予感が…
「これまでの流れで分かっているとは思うが…俺はテンプレやお約束ってヤツが好きでな」
―あっ(察し)
「ま、待とうぜ?な?話せば分かる…」
「何を怯えてるんだ?転生させてやるんだ。喜べよ」
アカンこれ。
少しからかい過ぎたか!
「おお、落ち着けって!やり方なら他に幾らでも…」
「いやいや、お約束と言えば……これだろ」
直後、俺の足もとに穴が空き―――って
「ぁぁあああーーーーーーーーーーー!!!!」
お決まりのように落ちていった。
………
……
…
そして誰も居なくなった部屋で、髭や衣装を取り払った男がパソコンの画面に向かって座った。
「……さて、やるか」
そう言って男はタイトル欄に文字を打ち込んだ。
タイトル―――[アカメが斬る!‐Crazy Merc is DEAD POOL‐]