七大罪魔王の赤龍帝   作:フェる

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前作では大変ご迷惑をおかけしてしまいまして申し訳ありませんでした!!

今回の作品は完結にまで持っていきたいと思います!!


七大罪魔王としての覚醒?

とある国のとある場所の廃工場にて人身売買が行われていた。その廃工場では毎日のように多額の金と人間が取引されている。

 

なんとも反吐の出る行為だろうか、それが人間のする所業だというのか。

 

今宵の夜も肥えた豚どもの欲情を満たす狂宴が始まろうとしていた。

 

そんな場所に1人の男が来店してきた。

 

その男は青いレンズのサングラス、黒いコートを身に纏って、闇色の革手袋を嵌めていた。

 

男は高校生くらいの体格であるが、裏に生きる者が纏う雰囲気を醸し出していた。

 

すると、来店するなり、男は煙草に手を伸ばす。

 

煙草を咥えこみ、火をつけて煙を吸い込んで一気に吐き出す

 

たったそれだけの行為だというのに、どこか哀愁を漂わせている男の姿にその場に居た全員が視線を男に向けるのだった。

 

すると、煙草を吹かしている男に1人の男が近づいていき、下卑た笑いをしながらこう言った。

 

「お客様、今回はどんなモノをお探しでしょうか?言っちゃなんですが、ここは人身売買の会場としては商品の質はピカイチですよ!!お望みの品がいないならご注文いただければ翌日には仕入れておきますよ!!」

 

男の言葉を聞いていた男は煙草の煙を吐き出すと、こう言った。

 

「じゃあ、てめぇらカス共の命全部だ」

 

男はそう言った瞬間、火のついたままの煙草を男の目に押し付けて消火した。

 

「ぎゃああああああっ!?」

 

いきなりの男による凶行に周囲の者達は呆然としてしまっていた。

 

「燃え散れ」

 

男は凶悪な笑みを浮かべながらそう言って黒手袋を取り外し、手に青い炎を宿らせる。

 

そうした後は分かりやすかった、それは人身売買の者達を燃え散らせたのだ。

 

その後、商品とされていた人達の記憶を改竄した後眠らせる。

 

後の事は警察に任せるとして、男は速足でこの場を離れる。

 

そして、男は人気のない海辺に来ると、男の背後に大口を開けて舌と涎を垂れさせながらでいる黒い蛇の化け物が現れる。

 

「リヴァイアサン、海を凍らせろ。日本までだ」

 

男がそう言うと、リヴァイアサンと呼ばれた化け物はこう言って来る。

 

『ハイヨ、主ハ悪魔使イガ荒イナ…」

 

リヴァイアサンという悪魔の言葉を聞いて、男はこう言った。

 

「テメェ等の食事にこんな所まで来なきゃなんねぇ事に比べればマシだろうが」

 

それを聞いたリヴァイアサンは言い返す事が出来ないのか、面倒くさくなったのか無言で海を凍らせる。

 

男はリヴァイアサンの上にへと乗り、こう言った。

 

「行け」

 

リヴァイアサンはその言葉に従って、凍った海を進んで行くのだった。

 

「日本に戻ったらコンビニに寄ってから帰るか」

 

男は煙草を吹かしながらそう呟き、夜の街にへと消えていくのだった。

 

 

男の名前は兵藤一誠、七大罪魔王と大罪を司る炎を肉体に宿し、使役するもの。

 

だが、兵藤一誠の身体にはもう1つ強力な力を宿している。

 

それは二天龍の1体・赤き龍の帝王ドライグの魂を宿した籠手型の神器「赤龍帝の籠手」を宿している。

 

これは兵藤一誠の過ごす物語である。

 

 

 

 

 

 

日本に帰って来た俺は町を歩きながら自分の両腕に目を向ける。

 

そして、俺は昔の事を思い出す。

 

俺がこの七大罪を司る悪魔と炎に目覚めたのは5歳の頃だった。

 

その時、覚醒したばかりの俺には炎をコントロールすることが出来ず、いきなり発現した青い炎が俺の両親を燃え散らせてしまった。

 

俺は自分の力が両親に向いてしまい、殺してしまった事を俺の心は深く傷つき、正気ではいられなかった。

 

「うっ、ううっ、お父さん、お母さん…!!」

 

そうやって涙を流しながら悲しみに暮れている俺の前に七対の化け物が姿を現れ、俺に向かってこう言って来る。

 

『『『『『『『オ前ハ何ヲ望ム?』』』』』』』

 

7体の化け物は俺に何を望んでいるかという事を問い掛けて来る。

 

だが、俺にそんな事を今は堪えられる訳が無く、7体の化け物にこう言った。

 

「何なんだよ、お前らは⁉」

 

俺の言葉に対して、7体の化け物はこう言って来る。

 

『我ラハ七ツノ大罪ノ悪魔ナリ。我ハ七ツノ大罪「傲慢」ヲ司ル悪魔・ルシファーデアル』

 

『俺様ハ七ツノ大罪「憤怒」ヲ司ル悪魔・サタンナリ』

 

『ギャハハハハハッ、俺ハ七ツノ大罪「嫉妬」ヲ司ル悪魔・リヴァイアサンダ』

 

『僕ハ七ツノ大罪「強欲」ヲ司ル悪魔・マモンダヨ』

 

『シシシ、俺ッチハ七ツノ大罪「怠惰」ヲ司ル悪魔・ベルフェゴールダゼ』

 

『アハハ、私ハ七ツノ大罪「暴食」ヲ司ル悪魔・ベルゼブブデス』

 

『ウフフ、私ハ七ツノ大罪「色欲」ヲ司ル悪魔・アスモデウスヨ』

 

俺の問いに答える七つの大罪の悪魔達。

 

だが、突拍子のない話に俺は混乱をしてしまう。

 

「ち、ちょっと待てよ!いきなりそんな事を言われて信じられると思ってるの‼それに、悪魔って空想上の生物じゃないの!?お父さんからはそう教えられたよ‼」

 

そう、俺は父親に聞いてそう言われた。

 

悪魔なんて架空の生物であるという事を。

 

だが、それは目の前に存在する悪魔達の1体「憤怒」の悪魔サタンによって否定された。

 

『ソレハ違ウゾ、我ガ主。我ラハ人間ノ欲ト罪ガ存在スル限リ、消エル事ハナイ。不死身ノ存在ナリ。居ナイトイウノハ人間達ガ勝手ニ思イ込ンデイルダケダ』

 

ルシファーが俺に向かってそう言って、父親の言葉を否定しにかかって来る。

 

普通であるならばそれを否定するだろうが、俺はそれを聞き入れ受け入れた。

 

「…そうか、悪魔は実在したんだ。あの時、お父さんが言った事は間違ってたんだ。俺が正しいって事だ‼」

 

昔、俺は父親に悪魔は居るのかと聞いたことがあった。

 

その時、父親は悪魔なんて居ないと言っていた。

 

それがどうだ、俺の目の前には七つの大罪と呼ばれている7体の悪魔が居るじゃねぇか‼

 

俺は年端もいかない子供とは思えない狂気に満ちた笑みを浮かべる。

 

すると、悪魔共は俺の前で傅き、「傲慢」の悪魔ルシファーが腕を広げながらこう言って来る。

 

『ソウ、我ガ主ハ正シイ。ダカラコソ、貴方様ハ選バレタノデス。我ラ七ツノ大罪ノ悪魔ト我ラヲ象徴スル大罪ヲ司ル炎ヲ従エ、平伏サセル者トシテ。七大罪ヲ統べる魔王トシテ‼』

 

「傲慢」の悪魔の言った事に他の七大罪の悪魔達が声を上げる。

 

『早クコノ世ノ私ノ大罪ヲ食ベサセテェ‼』

 

そう空腹を露わにしてくるのは、ベルゼブブ。

 

その罪は暴食、大罪を司るだけの食欲はあるようだな。

 

『私モ自分ノ大罪ヲ食べタイワ‼』

 

色っぽい声でそう言って来るのはアスモデウス。

 

こいつも自分を抑えられないのか、舌舐めずっている。

 

『怒リダ、怒リガ足リネェゾォ‼』

 

そう叫んでいるのはサタン、お前の怒りは如何ほどだ?

 

『俺ハノンビリシテタイナ~』

 

ベルフェゴールはやる気がないな、怠惰の悪魔だからか?

 

「僕ハ金が欲シイナ、主ニハ金ガ必要不可欠ダカラネ』

 

マモンは何か現実的だった。

 

『ギャハハハハハッ、俺ハ腹ガ減ッタゾ。嫉妬ヲ喰ワセロ‼』

 

リヴァイアサンも空腹で騒ぎ出す。

 

『コノ世ハ欲ト罪デ溢レカエッテイル。コレガ悪魔ノ源ナリ』

 

ルシファーもそう言っている。

 

俺は悪魔共にこう言った。

 

「黙れ」

 

俺の言葉を聞いて、7体は黙る。

 

「誰の許可を得て遊び騒いでやがる、馬鹿共が」

 

俺はそう言うと、悪魔共を鎖で縛り上げてしまう。

 

すると、俺は自分の身体の変化に気付く。

 

「これは俺の腕なのか?」

 

俺の腕は爪が鋭くなっており、呪いのような文様が浮かび上がっていて悪魔と言うに相応しい腕となっていた。

 

俺が腕をまじまじと見ていると、ルシファーがこう言って来る。

 

『我ラヲ宿シテイルトイウ事、マタハ炎ヲ使役スルトイウ事ハ主ノ身体ガ悪魔二近ヅクトイウ事ダ』

 

それを聞いた俺は悪い気分ではなく、すがすがしい気分になっていた。

 

「そうか、俺は悪魔になるのか」

 

そう言いながら俺は顔をニヤけさせている。

 

この時点で俺は裏の世界にへと身を投じて行く事となっていった。

 

 

 

 

 

 

「それが始まりだったな…」

 

そう、あの日から俺の世界観と人生は変わってしまった。

 

俺は裏の世界に身を投じて、バウンティハンターになった頃から七つの大罪以外の悪魔・堕天使・天使などの存在が居ることを知っていく。

 

そして、俺はある日から黒猫を飼うことになった。

 

まぁ、こいつの事はまた今度でいいか。

 

俺はこう思った、世界は俺を楽しませてくれる、と。




話数を重ねるごとにタグを追加することがあるかもしれません。

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