七大罪魔王の赤龍帝 作:フェる
俺が駒王町に帰って来ると、妙な魔力の流れを感じた。
魔力の感じから言ってどす黒い魔力、バウンティハンターとしてははぐれ悪魔だと推測する。
そして、魔力の流れを感じた場所に向かうと、強い血の匂いが俺の鼻が感じ取った。
これだけの強い血の匂いがするという事は相当な数の人間を喰らったという事だ。
それに中には腐敗した匂いも混じっている、喰われてから相当な時間が経っている者もあるのだろう。
俺はそう思いながらその場にあった建物の中にへと入って行く。
そこには死体が山のように積み上げられていたり、周囲に喰い散らばっていたりしていた。
「胸糞ワリィな」
俺はこの町でこんな事をしでかしたはぐれ悪魔に対して激しい嫌悪を抱いた。
すると、俺はこそこそと後ろから近づいて来るゴミに向かってこう言った。
「俺の町を喰い物にしてんじゃねぇよ、カスが‼」
俺は革手袋を外して無色の炎を放つ。
"
無色の炎は真っすぐはぐれ悪魔に向かって行き、声を上げさせる事無く一瞬にして燃え散らせてしまった。
「カスは黙って死んでろ」
俺はそう吐き捨ててからその場を去って行く。
俺がコンビニに寄ってから家に帰って来ると、1匹の黒猫が俺の傍にやって来る。
「ただいま、黒歌」
俺は黒猫の名前を言いながら頭を撫でてやる。
「ニャー!」
黒歌は頭を撫でられて気持ちいいのか、甘えた声で鳴いてすり寄って来る。
俺は黒歌を抱きかかえてリビングに向かい、俺は着ていた黒コートをハンガーにかけて夕食の準備に取り掛かる。
今日の夕食はコンビニで買ってきたおでんと冷酒である、黒歌には身を解して骨を取り除いたアジの開き。
俺達が食事を始めると、暴食の悪魔ベルゼブブが話しかけてくる。
『アノ、御主人様。』
「何の用だ、ベルゼブブ。飯の時と寝てる時は話し掛けてくんなと言ったはずだが?」
俺は食事の手を止める事無く、ベルゼブブと会話をする。
『ソウ言ワナイデ下サイヨ、ソレヨリモ御主人様ノ通ッテイル駒王学園ッテイウ所二私達トハ違ウ悪魔ガ居ルジャナイデスカ。ドンナ味ガスルンデスカネェ、食ベチャッテイイデスカ?』
ベルゼブブの言葉に、俺はこう言った。
「うるせぇぞ、てめぇが喰われてぇのか?」
俺は魔力を静かながら高め、重いプレッシャーを感じさせる。
『御主人様、ソンナニ魔力ヲ高メナイデ下サイヨ。ソレジャア、ソノ悪魔共二気付カレチャイマスヨ?』
ベルゼブブの言葉に俺は魔力を抑え、こう言った。
「高めさせた原因が良く言うな」
俺がそう言うと、ベルゼブブは身体の中にへと引っ込んでいった。
その後は、何の反応も出さずに1日の終わりを迎えるのだが、俺にはやる事があった。
「黒歌、こっちにおいで」
俺がそう言って黒歌を呼ぶ。
「ニャー」
そう鳴きながら俺の膝に乗って来る。
俺は膝に乗っている黒歌にこう言った。
「元の姿に戻れ」
それを聞いた猫の黒歌が変化していく。
その姿はダイナマイトボディの女性が着物を着た姿であると同時に猫であった事を感じさせるかのように猫耳と2本の尻尾が露わになっている。
しかも、着物ははだけさせているため、北半球が見えてしまっている。
黒歌は完全に人の姿になると、俺の首に腕を絡ませて来て、胸を顔に押し付けてくる。
「うふふ、ご主人様~♪」
黒歌は甘えた声を発しながら思い切り抱き着いて来る。
それと一緒に俺の顔には黒歌の胸が迫って来る。
「黒歌、離れろ」
俺がそう言うと、黒歌は素直に俺の顔から胸を離す。
「それで何の用かにゃ?」
黒歌はそう言いながら首をかしげてくる。
「お前は俺に付いて来て後悔はないのか?」
俺がそう言うと、黒歌はこう言って来る。
「後悔なんてないにゃ、私は自分の意思でご主人様についていく事にしたのにゃ」
その言葉に、俺はこう言った。
「そうか」
その一言は安心を示すかのような一言に聞こえた。
そうした会話の後、俺達は眠りについた。
PS.黒歌が俺のベッドに侵入してきたが、自分の部屋にへと押し込んで置いた。
今回はベルゼブブと黒歌の登場です。
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