多分あと二、三回は続いちゃうと思います
そのかわりというかどうかは分からないけど毎日投稿する予定なので許してください
※作者の銃知識はにわかです。変な点があったら教えてもらえるとありがたいです
「んーー。アメリカ初上陸だな!!いやぁ、MI6に会ったときにはどうしようかと思ったぜ」
アメリカの東海岸について背伸びをする。距離を縮めて誰もいないことを確認してイギリスから跳んだので色々な意味で大丈夫なはずだ。
なお、この
タワーブリッジやロンドン塔は健在だし、大英博物館やバッキンガム宮殿はさまざまな資料があって楽しかった。日本が戦勝国になったといっても欧米が直接爆撃を受けたということではない。むしろ日本側は爆発物を敵国に送ることなく
と、話が変わるがこんな有名な観光スポットを回っていればカメラに顔が映るのも当たり前で、国際手配されている犯罪者の俺は追い回される羽目になったわけだ。一般人の目のある中でいきなり襲ってくるようなことがなかったため予想以上に楽しい観光だった。以前ロシアを訪れた時などなりふり構わず俺を捕まえようとしてきたので返り討ちにするのも面倒なくらいだったのだ。ったく、十五歳の純粋な子供を黒服の怖い顔したおじさんがおいかけてくるなんて、なんて常識のない行動をとる国なのだろうか。
町のほうに歩くと海辺だからかあまり人がいない。俺が上陸したのは、地図が正しければロングアイランド島というニューヨークに接する島なのでゆっくりアメリカ最大の都市を目指そうと思っている。まあ、人気がない朝方の時間に能力を使ってショートカットすることはあるが極めて健全な徒歩の旅を楽しむとしよう。
☆
「
「
その挨拶だけを済ませて宿を出る。宿泊するときに宿の主が面白そうな話を聞くのがこの仕事のやりがいだと言っていたので、俺が旅してきたいろんな国の感想や体験を話したわけだ。そしたら予想以上に人が集まり宴会気分になったのは反省だ。ビールを飲むは散らかすわで昨晩は大変だった(未成年の良い子の皆はお酒は飲んじゃだめだよ!!)。宿泊客の大半がノリのいい人でなんやかんや楽しかった。
なお英語は覚えた。前世でも日常会話くらいは問題ないくらいに覚えていたし、この世界では他にも中国語やドイツ語は覚えている。だてに中学に通っていないわけではないのである。
「さて、今日は銃を見に行ってみるか」
アメリカに来た理由その一である。この
そんな殺伐としているようなご時世だが、やはり銃と言えばアメリカという印象が強かったので、そのアメリカに来たからには銃を見てみたいと思った。場合によっては今の「
やはり犯罪の抑止力の大半が
中に入るとショットガンやライフルなどの大型の銃は壁などのケースに並べて展示され、ピストルなどの小型銃はカウンターの鍵のかかったディスプレーケースの中に入れられている。ショットガンは興味ないしライフルはもっと興味がない。よって奥に入ることはしないことにし、ディスプレーケースを見て回り始める。店員は珍しく女の人が一人でやっているらしく他に人も見当たらない。アメリカ人にしては珍しい茶髪で腰までストレートに伸ばしている。身長もなかなかあるらしく座っているだけでも様になっている。
「アンタ、日本人?」
拳銃を見ていると店員から声がかかった。日本語を聞くのは久方ぶりなので少し驚いて返事をする。
「あ、ああ。あんた日本語話せるんだな」
「ああ、たしか1/8日本の血が通っていてね。言葉は色んなのを覚えていただけよ。そんなことよりアンタ、ガキがこんなところにくるんじゃないよ。見たとこまだハイスクールの生徒でしょ」
どうやらこちらの心配をしてくれていたようだ。あと俺は年的にはジュニアのほうだが。
「ああ、気にしなくていいよ買うつもりはないし。あと、俺は一人旅のついでに寄ってみたちょっと変わったお客様だと思えばいいよ」
それを聞いて驚いた表情を見せる。
「アンタ、一人旅ってどこから来たんだ?ワシントンとか?」
「いや、日本在住だよ。方法は聞かないでくれ」
そんなことをいうとこちらに興味を持ったようで立ち上がってこちらに来る。……うん、すごい俺が見ても綺麗だと思う。というか、彼女も俺とそう変わらない気がするんだが。こんなところの店員していて大丈夫なのだろうか。
「何歳なのよアンタ?」
「十五だよ、そういいうアンタもこんな商売でアルバイトする年齢には見えないんだが?」
「十六、この国じゃ立派な成人よ」
一歳の差しかないことに驚いた。この国じゃこんな子供が働いているのか…。
「俺は黒鉄将季、将季でよろしく。あんたは?」
「イングナよ。ん?黒鉄って聞いたことあるような……」
やはり黒鉄の名は世界に響いているらしい。正直爺さんの威光はあまり好きじゃない、親の七光りに見られたりするし。
「さあ?なんかと混同したんじゃなか?」
「まあ、いいか。ところでなんで将季みたいなのが銃なんてものを見てんの?」
「ああ。知られても困るもんじゃないが」
少しためらうが銃が
「
「ああ、拳銃なんてあまり見たことなくてな。このアメリカという銃大国に訪れた機会にと思ったわけだ」
それだけ話すと「
そのあとイングナはその他人行儀な態度とは裏腹に、こちらにかなり丁寧に銃について話してくれた。銃を手入れする機会なんてなかったのでそのあたりは新鮮だった。所持するわけではないので役に立つ機会は来ないと思うが勉強にはなった。分解しないと火薬がたまって危なくなったり、動作不良を起こすので注意が必要なんだそうだ。
ちなみにイングナは親がこれを扱う仕事を
「ありがと、参考になったよ。今後扱うことは無い気がするけど勉強になった」
「いや、私も年の近い子と話すのは久しぶりだったしいい気分転換になった」
店のなかで礼を言って店を出―――ようとして誰かが入ってくるので避ける。見たところ黒い服の何の変哲もない男だが、俺の長年の
「次の依頼だ。金はいつも通りの場所に振り込む」
「あんた、一般の客がいるのにそんな話をするの?いいんだけど、あの子の状況はどうなの?」
「あそこまでは聞こえんだろう。手は尽くしているがまだ駄目だそうだ。変化があれば連絡が入るだろう」
「……それもそうね。とにかく了承したわ。とっとと帰って」
――――――これは面白そうな気配がするな。
評価、感想お待ちしております!なおきたら作者のやる気がバーニングで投稿速度up!!
最近冬休みの学生がこんなことしていていいのか疑問に思えてきた作者である(´・ω・`)