それと相川=カリスよりも榊原=龍騎の方が若干長くなってます。
文中に出てくるものの内、<>はカリスがラウズカードと言う技を放ったりするために使うカードを通した音声で【】は龍騎が武器を召喚したりするために使うカードの読み取り音声です。
あの襲撃のときに相川と榊原が玉藻と合流するまでに一体何をしていたのかを書いています。
~Side相川良治~
「おい敵襲だ!!直接戦える奴らは全員前に出て黒沢とかの本人に力が無い奴らを守れ!!!」
「!?なんだって!!」
俺が見張り番の交代のためにどうにか眠い中起きて移動しているとそんな叫び声が聞こえた。
確か今の時間見張り番をやっているのは俺と、魔法化高校のアプリの能力を持った確か桐原だったかな?あいつも近接戦闘系の能力だし援護に回った方が良いだろう。
そう思った俺は急いで声が聞こえたほうに向かった。
だが、正直見通しが甘かった。甘すぎた。
このとき俺は変身してから向かえばよかったんだ。そうすればあんなことが起きるのを防げたのかもしれないのに。
俺が走って現場に到着したとき、すでに戦場は過酷なものになっていた。
腹からナニカをぶちまけている狼のような存在や、傷だらけになりながら戦う近接戦闘系の能力を持った奴。そして必死に戦う仮面ライダーたち。
だが、俺はあることに気付いた。
「あそこにいるのって・・・・五代さん!?」
仮面ライダークウガに変身する能力を得て、「これで俺も雄介のように誰かの笑顔のために戦える!!」ってサムズアップしながら言っていた彼は腹から血を流して倒れていた。
そしてそのすぐ横には加賀さんも同様に腹から血を流して倒れていた。
俺は彼らを助けるために駆け寄った。
・・・・・・・・・・・だけど、それは罠だった。
「うわ!!」
荒れる戦場の中を駆け抜けて倒れている彼らまであと数メートル。というところで俺の視界は急に上下反転した。
急に反転したせいか頭に血が上ってくらくらする中、どうにか頑張って上の方を見ると、俺の足首には縄か何かで作られたわっかがかけられておりその先はロープが続いていて、近くにあった木を通して俺を釣り上げていた。
そしてそのさらに上の枝には光る眼があった。
「ガルルルルルルルル」
俺とその光る眼の視線が合わさった瞬間、それはこちらに向けて何か鋭いものを持って飛び降りて来た。
「くっ!!」
俺がそれをかろうじて避けると、それは今度は下から俺を突き刺そうとしてきた。
「やられてたまるか!変身!!」
下からの攻撃が当たるぎりぎりで俺はカリスに変身した。
「ガルゥゥゥゥゥゥゥ・・・・・・」
「この状況を変えれるカードは・・・・!!」
俺は腰についているカードケースから2枚のラウズカードを取り出し、次の攻撃が当たる前にベルトについているスキャナーに通した。
<TORNADO DROP >
その2枚のカードを通した瞬間俺の体は嵐に包まれ、そして嵐の風圧で少し浮いた体でつま先蹴りをつるしているロープが引っかかっている枝に向けて放つことでこの窮地を脱出した。その際に俺に襲いかかっていたナニカの正体も目視することができた。
それは人型の狼だった。
「人型の狼!?ウルフアンデッドは今ここに♡の11があるから解放されてない。だからこいつはアンデッド関係じゃない!!一体何なんだ!!」
俺の叫びに答えをくれるものはなく、そして襲いかかってくるの物はその混乱を黙ってみてくれはしなかった。
「チィッ!!」
再び襲いかかってきた人型の狼を俺は手元に召喚した醒弓カリスラウザーで斬り裂いた。
「ハァ・・・ハァ・・・・・。」
その場で少し息を整えながら、これまでの戦闘で受けた疲れの反動か変身解除してしまった俺はそのまま五代さんたちの方に駆け寄って顔色などを見て確認すると、そこにはもう顔色を黄土色にし、冷たくなった二人の姿があった。
「間に合わなかった・・・・・・本当にすみません!!」
俺は二人の亡骸がある方に向けて頭を下げた後、部室棟の方に向けて走り出した。
(おそらく敵の狙いは俺たちのような能力者!だからこのままじゃタマモがあぶねぇ!!)
多分、この判断を人は非情だとか人間的ではないというかもしれないけど、俺からしたらそれで頭がいっぱいになっちまったんだ。
そして、そう思ってグラウンドを走り続ける俺を邪魔するかのように人型の狼が目の前にどんどん出てきてこちらを襲ってきた。だが、俺は・・・・・・
「邪魔だぁ!!!!!」
<TORNADO DROP FLOAT >
俺の叫びとともにラウザーから読み取り音声が鳴り響く・・・・・
次の瞬間、俺の体は高速で回転して行く道をふさぐように現れた人型の狼をすべて蹴散らしながら部室棟の方へ進んで行った。
~Side榊原博康~
自分が割り振られた部室でパズドラのモンスターを使役する能力を持った二人と雑魚寝状態でどう戦うかの連携を考えていたら
「敵襲だ!!!」
そう言いながら誰かが部屋の外の廊下を駆け抜けていった。
「マジか!?」
「出るぞ!」
声が聞こえたとたん二人はそう言ってパズドラのモンスターを召喚しながら部屋から飛び出していった。
「おい待て!まだ連携は完全に煮詰まってないしお前ら自身は前線で戦えないだろ!!!」
俺がそのことに慌てて声をかけるとあいつらは
「それでも!今ここで動かなかったら後悔する!!」
そう言って玄関に続く階段の下の方へと姿を消した。
「っ!ったくこうなりゃアドリブで全部決めていくしかねぇ!!」
少し躊躇した後、俺も部屋にあった鏡に龍騎のデッキをかざし、Vバックルを腰に巻いてから後を追ってバックルにデッキを挿入しながら飛び出した。
・・・・・・・だけどその少しの躊躇した後に飛び降りた階段の下は地獄絵図が広がっていた。
「なんだよこれ・・・・。」
本来入口以外はすべて閉鎖されているはずの外とつながる扉が
そしてさらにそこから大量の人みたいな体格をした狼が次から次へと中に侵入し、戦っている奴らを後ろから斬り裂いたりして臓物を辺りにまき散らしていた。
「それに・・・・なんであんたがここにいるんだよ!青井さん!!」
そしてその次々に現れる狼たちの後ろにはまるで玉座に座る王のつもりなのだろうか、初期の戦闘時に電灯が割られたのかうっすらとしか見えないが、その輪郭から人の腕やなにやらで作られた椅子に座って足を組んでいる青井のクソ野郎が居た。
~以下回想~
青井京谷という先輩が俺の高校時代にはいた。
彼は人当たりが良く、そして俺が所属していたサッカー部の副キャプテンを務める2つ上の先輩だった。
・・・・・というのが彼の表の顔。実際はひどいものだった。
自分がその違和感に気付いたのはサッカー部に所属はしたものの、高校外部のチームに所属していた関係であまり練習に参加していなかった俺が久しぶりに練習に参加したときだった。
「・・・・・これがサッカーだって言うつもりなのか?あの副キャプテンは・・・・。」
俺が見た光景はラフプレー何でもアリ、スパイクで顔面を蹴り飛ばし、文句を言えばさらに腹を蹴りを入れる・・・・。
そんな一対一を狂ったような笑い声を上げながら俺の同級生と物陰でしている青井先輩の姿だった。
そのことに気付いたのは本当に偶然だった。
俺が練習に参加して数分後に顧問の先生が緊急で行われた教員会議で「しばらくの間このメニューに沿って練習しろ」と言ってグラウンドを離れて行ったあと、青井先輩がその同級生を近くに呼んで
「ついて来い。」
そう言って物陰の方へボールを持って歩いていく光景を偶然少し離れたところで水を飲んでた俺は見て、
(なんで物陰にボールを持って行くんだ?そもそも今は先生が残したメニューをするはずなのに・・・。)
そう思ったからそれを追いかけて行ったらさっき言った光景が広がっていた。
(こんなの・・・・・こんなのサッカーじゃねぇ!!)
その同級生が顔面をけられ続けたせいか鼻から血を吹き出し他のを見た瞬間俺は
「何のためにそんなことをこんな場所でしてるんですか!!!」
そう言いながらその場の方へ飛び出した。
すると青井先輩は
「くそっ!てめぇのせいで見つかったじゃねぇか!!」
そう言うと、同級生の頭をおそらく全力で蹴り飛ばし、額から血を流させるとこっちにすぐ近くにあったバケツを投げつけてすぐ後ろの鉄柵を越えてどこかへ逃げ出した。
それを見てすぐにでも追いかけてやろうかと思ったけど、さっきまでひどい目に遭っていて今もなお頭から血を流している彼の様子がどう見ても危険だったから俺はすぐにキャプテンを呼びにグラウンドの方へ走り出した。
頭から血を流した彼は命に別状はなかったけど、その代わり、長い間運動ができない体になってしまった。
人づてで聞いた話だから信憑性は薄いけれども、どうも俺が見たあの日のときに首の骨の神経系のあらゆるところに傷が入ってしまったらしい。そのせいで日常生活もまともに送れるのかどうか・・・レベルの事態になっているらしい。
事実。彼の姿は俺が高1の冬になるまで見ることはなかった。そして彼はそのままサッカー部を退部した。
・・・・結局そういった大事になった関係で顧問の先生やキャプテンに呼ばれて、俺が見たことを報告した結果、青井先輩はサッカー部から追放。その後、彼がどうなったか知らなかったけど、まさかこの大学に居るとは思ってもみなかった。
~回想終了~
「なんで、あんたがここにいるんだ・・・・。答えろぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
俺がそう言いながら
「そうか、お前。あの時のか。」
そう言いながら奴は指一本立たせた左手を何かの指揮をするように振った。すると、奴の近くにいた狼たちがその指揮に従うかのように動き出した。
「あの時お前にさえ見られなければ俺は他の奴らをしいたげ、罵り、そして一番上に立てたというのに!!」
指揮をしながら奴が叫んでる内容は完全な逆恨みだった。何より俺が許せなかったのはその次の一言だった。
「お前らみたいな雑種は高貴な俺様の下で這いつくばって俺の言うことやることすべてに従えばいいのだ!!!あの屑も本望だろうよ歩けない体にされて。この高貴なる俺様から一対一でボールを奪うなど死に値するのに生かしてやっただけありがたいと思うべきだな。」
その発言にはやられた彼本人ではないとはいえ、流石に頭に来た。
「ふっざけんじゃねぇぞこのクソが!!!」
俺は即座にデッキからアドベントカードを取り出し、そしてそれをドラグバイザーに読み込ませた。
【
廊下をかける俺のすぐ横のガラスからドラグレッダーが飛び出し、そして青井先輩を抱え込んでそのままガラス越しにミラーワールドへ戻って行った。
俺もそれに続いてガラス経由でミラーワールドへと飛び込んだ。
飛び込んだこのミラーワールド内で戦えるタイムリミットは残り9分55秒
それを過ぎれば俺も先に放り込んだあのクソも粒子になって消える。
だからそれまでの間に俺はあのクソをぶっ倒さないといけない。
そして俺はミラーワールド内に到着した。
このミラーワールドはすべてが鏡越しに左右反転した世界。
そしておそらくミラーモンスターもたくさんいる。
そう思ってドラグレッダーを探し始めたらグラウンドの方で火の手が上がった。
俺はドラグレッダーが既に戦闘を始めていると思い、そちらに向かった。
その後の戦況はこちらが終始優位だった。
おそらくドラグレッダーと戦うためか、自分自身もあの狼のような姿になって能力の底上げを図ったであろうあのクズにまず最初に後ろに陣取り、
【
ストライクベントのカードを読み込ませ、ドラグクローを手にはめた。そして
「はぁーーーーーー!!!!」
高速で俺のすぐ後ろに回ってきたドラグレッダーが俺が手を突き出したタイミングに合わせて火球を吹く・・・・ドラグクローファイヤーを放った。
「グッ!!」
その火球をクロスした腕で防御しているすきに
【
ソードベントのカードを読み込ませ、ドラグブレードを召喚。そして接近してその腕を斬り裂いた。
「ガァ!!」
そしてそのままドラグレッダーとともに攻撃を繰り返し・・・・・
【
ファイナルベントのカードを読み込ませながら俺は両手を左側で上下配置になるように構えさせながら両足を開いて中腰になった。すると、ドラグレッダーが俺を周りから守るように俺の周囲でとぐろを巻いた。
それを確認してから空へと飛び上がり、空中でひねりを加えながら回転し、そのままドラグレッダーの口から吐く火炎に乗ってクズへと必殺の蹴りを放った。
そしてそのままクズの体を物理的に蹴り抜いた。
「・・・・なぜ!!なぜだぁ!!!!!!!」
そう叫びながらクズは爆散した。そしてクズは光の塊となってドラグレッダーに捕食された。
「・・・・・あれってモンスター扱いだったんだな。さて、俺もあっちに戻んねぇとそろそろ時間g・・・あそこに落ちてるのなんだ?」
俺はクズが死んだ場所で何かが落ちて光っているのに気付いた。この電気が無く、今は空が曇っているため月明かりもないこのミラーワールド内でそんな光景があるわけないから不審に思って近くまで行って確認してみるとそれは何かのアプリが起動中のスマホだった。
「なんだこれ?なんのアプリなんだ?・・・・・っともう時間がねぇ!」
俺はそのスマホを持って校舎一階の窓にはめてあったガラスから現実世界に帰還した。
帰還したら何十人もの狼たちが何かしている真っ只中だった。
「っ!!」
さっきのクズとの戦いで今使えるカードはもうガードベントしかない。そして武器も今持っているドラグブレードしかなかった。普通ならもう一度ミラーワールドに突入して逃げるとかそう言う選択肢を取るけど、この場合はそういう訳にはいかなかった。
なぜなら一瞬揺れた狼たちの壁の中で誰か女子がハイライトの消えた瞳で狼に犯されている姿が見えたから。
俺はそのままブレード片手に狼たちに向かって特攻を仕掛けた。
右からくる攻撃を下にしゃがみながら全店することで左に居る敵にくらわせ、そしてそのままどんどん中心へ。まず最初にあの子を助けることからだ!
そう思いながら中心にたどり着いた俺が見たのはもとは白いマントだったと想像できる布きれを下に敷き、そして狼たちに今もなお犯され続けている女性だった。
俺はすぐさま犯している狼の首を斬りとばし、そしてそのまま彼女を抱いて廊下へと教室の扉を蹴飛ばして飛び出した。
そこで相川と合流して二人でその教室内に居た狼たちを全員斬り殺した。
「よぉ。無事だったか、相川。」
「お前もな、榊原。それとこの子は?」
「さっきそこで口にも言えないひどい目に遭ってた子だ。」
「そうか・・・・・俺は今からタマモの所へ行くけどお前はどうするんだ?」
「俺も行く。あいつとは短い縁だけどあんなもの見ちまったらあの子もあぶねぇはずだ。」
「じゃあ急いでいこうぜ・・・ってその子どうしようか?」
「とりあえず救護室に行こう。そこなら誰か一人はいるはずだ。」
俺はさっきまで犯されていた子を背負って俺たちは一階の真逆の位置にある救護室まで数秒で走りぬけた。ライダーに変身している今の俺達ならそれくらい造作もないことだった。
救護室にたどり着き、部屋に入るとそこには多くの負傷した生徒がいた。
「すいません、この子をお願いします!」
俺は近くにいた女子生徒に頼みながら背負っていた子を預けて、そしてすぐに相川と一緒にタマモがいる階へと階段を駆け上がり始めた。
階段を駆け上がり始めてから数秒後、具体的には俺達が二階分上がったときにそれは起こった。
タマモがいるフロアまであと半分階段を登ればいいというタイミングで激しい光が廊下を通してこちらまでやってきて、俺たちの視界を真っ白に塗りつぶした。
光が収まって、顔を見合わせた俺らがさらに急いでタマモがいる部屋に駆け込むとそこには黒い拘束着のような露出度が高い服を着て、冷たい目をしながらこちらに敵意を向ける
少し残念なお知らせがあります。
来月は自動車学校に行くうえ、TOEICがあるのでおそらく更新ができないと思います。
もしくはできたとしてもそれは本編ではなくて、登場人物の紹介になると思います。
これからもよろしくお願いします。