ハイスクールD×D 勝利と栄光のウザい聖剣   作:ユリヤ

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ハイスクールDDとソウルイーターのエクスカリバーの小説を書いてみました。

よかったらみてください


第1章
ウザい聖剣、その名はエクスカリバー


「私の伝説は12世紀から始まった」

「……」

 

 

行き成りバカ丸出しな場面ですまない。俺の名は浅尾(あさお)勇真(ゆうま)、駒王学園の2年生だ。現在は授業中……なのだが、俺の隣で五月蝿い奴が居る。

 

 

「なぁ、今は授業中だからさ静かにし「私の武勇伝が聞きたいか?」いやだから授業ち「武勇伝が聞きたいか?」静かに「そうあれは熱い夏の日、いや身も凍る冬だったか?いやいやぽかぽかな春だったいややっぱり夏だったか。そうあの日は身の凍る冬だった」……」

 

 

と言いながら勝手に武勇伝を話し始める。コイツが話を始めると、当分話は終わらない。コイツは俺の話を全く聞かない。コイツは言わば身勝手な奴だ。しかも要点も無くダラダラと長い話をするし、正直先生のつまらん授業の方が何百倍もマシである。

ゴチャゴチャ言うのもあれだからハッキリ言おう……すごくウザい。コイツが意味の無い話を延々と話し続けているせいで、俺の苛々は限界に達しそうだ。

 

 

「あぁもう、うっさい!!」

 

 

俺は思わず怒鳴ってしまい、ハッとして周りを見渡す。周りの生徒は俺の事を何かあったのかと見ていた。

 

 

「おい浅尾、どうした?」

「あッすいません、耳元で虫がブンブンうるさくて、つい」

「そうか?しかし浅尾、お前少し顔色が悪いな。無理すんなよ。だめだったら保健室な」

 

 

先生に心配され、俺は深い溜息をついた。何が悲しくて先生や他の奴等に心配している眼差しを向けられるとは……

 

 

「まったく、授業の中で大声を出すとは、恥ずかしくないのか」

「もとはと言えばお前のせいだろが」

「ヴぁかめ!自分の失敗をこの私に押し付けるではない!」

 

 

俺は言い返す気力が失せ、机に突っ伏す事にした。コイツの相手をするときは、あんまり気にしない事を忘れてしまう。コイツを気にしていたら俺自身の身がもたない。

さてもうお気づきの人達がちらほらと居るはずだ。コイツは武勇伝を語っているが、俺以外の生徒が誰も反応していない。何故反応していないかって?簡単だ、俺しかコイツは見えていないんだ。

普通なら何言ってんだ?と言われるだろうが、今の武勇伝を語っているコイツは人間ではない。白いシャツを着て白い長い帽子をかぶり、白い杖を持った全身白のヘンテコな生き物だ。そしてこのヘンテコ生き物の正体は

 

 

「なぁ、授業中に武勇伝を語るのは止めてくれないか?……エクスカリバー(・・・・・・・)

「ヴぁかめ!お前に決定権はないのだ!」

 

 

コイツ……エクスカリバーは杖を向けながらそう言った。

なんでコイツの名前があの有名な聖剣のエクスカリバーなのかって思う奴はいるはずだ。俺も最初はそう思った。だけどこのエクスカリバーは本当にあの伝説のエクスカリバーなんだよねぇ……

 

 

 

 

俺とエクスカリバーの出会いは1年と数ヶ月まで遡る。

あの日、俺は瀕死の状態であった。……いや行き成り瀕死の状態じゃ分からないって?それもそうかすまない。では順を追って説明しよう。

高校受験にて、俺は念願の駒王学園に合格した。合格したお祝いとして、イギリスでメディアでも取り上げられている料理人をやっている両親に、イギリスへと招待された。

イギリスで楽しくやっていたが、俺は前々からハイキングへと向かう事を考えていた。健全な魂は健全なる肉体と健全なる精神に宿る、なんて中二臭い事を考えていた。だったら鍛えるなら山だなんて馬鹿な事を考えていた。その時の俺は山を舐めていたんだと今でも痛感している。

登りは問題なかったんだけど、下りで濃い霧が出始めた。山では無暗に動くと遭難すると言われていたが、軽くパニックになっていた俺は急いで下ろうとして、霧で見えなくなっていた崖に落ちてしまった。

次に気が付いた時は、暗い洞窟の湖の小さな岩場に倒れていた。落下した衝撃なのか、体が全然動かなかった。頭から血が流れ続けているし吐血もしている。意識が朦朧としてもう俺は死ぬんだと思ったその時。

 

 

『少年よ、まだ生きているか?』

 

 

突然誰かの声が聞こえた。俺は辺りを見渡したが俺以外誰も居なかった。居るというよりあるのは俺の目の前にある金色の何処か神々しさがある剣だけだった。

まさか剣が喋るなんて、中二な俺が死ぬ前にくだらない幻聴を聞くのかと思ったが

 

 

『もし生きたいと言うのなら、私と契約しろ。さすれば貴様の傷を癒してやろう』

 

 

今度はハッキリと聞こえた。本当に剣が喋っている。剣は傷を癒してくれると言っている。もし本当なら……と俺はズリズリと体を引きずって剣へと近づく。こんな所で一人さびしく死ぬなんてまっぴらだ。どうせ死ぬんなら綺麗なお姉さんと結婚して、爺さんになって死んでやる。俺は剣の柄を掴んだ。

 

 

『少年よ名を言え。そうすれば契約は完了する』

「名前……俺の名は浅尾勇真だ」

『アサオ……フッまるであの男の名の様だな。では浅尾勇真よ!ここに契約は完了した。わが名は勝利と栄光の剣、エクスカリバァァァァッである!』

 

 

剣が自身をエクスカリバーと名乗った瞬間、洞窟が金色の光に包まれた。俺は余りの眩しさに目をつぶった。

光が消え、俺は目を開けると頭の血が止まっており、あれだけ痛かった体中の痛みが嘘のように消えていた。

まさか本当に剣が癒してくれたのかと思い、剣があった場所を見てみると、あの白いヘンテコな生き物が立っていた。

これがエクスカリバーとの出会いである。

俺は最初はエクスカリバーに感謝した。命の恩人だからな。でも……そんな思いは直ぐに消えうせた。

エクスカリバーが何処から来たと尋ねてきて俺が答えようとすると『私の伝説は12世紀から始まった。聞きたいかね私の武勇伝を』と行き成り別の事を話そうとする。

俺が戸惑っていると、1から12で好きな数字はあるかと聞かれ、俺は適当な数字を答えると。『ヴぁかめ!君に選択する権利は無い!私の伝説は12世紀から始まったのだ』と聞いておいて選択の権利はないと言う始末。

それ以降もエクスカリバーは色々と聞いては俺が答えても『ヴぁかめ!』と言われて全然聞いてはくれなかった。俺は感謝はしたがこの時点でエクスカリバーをウザいと思っていた。

そして最後にエクスカリバーは表裏にビッシリと書かれた紙の束を俺に渡してきた。其処には『エクスカリバーの使い手になるにあたり守ってもらいたい1000の項目』なるモノを渡された。

項目の中に、5時間に及ぶ朗読会は絶対参加しろと書かれていた。

俺はこう思った。ああブラックな企業ってこういう事を言うのかなって……

因みに洞窟からどうやって脱出したかと言うと、エクスカリバーが瞬間移動を使い、洞窟から脱出出来た。これには素直にスゲーと思った俺であった。

 

 

 

 

なんて事が起きて早1年ぐらいが経った。エクスカリバーの力によって普通の人間にはエクスカリバーの姿は見えない様になっている。見えたら大問題だからな。

だが見えないからエクスカリバーの相手を俺がずっとやんなくてはならない。脈路のない話を延々と聞かされ、質問に答えても『ヴぁかめ!』と言われる。そして5時間にも及ぶ朗読会……正直俺はこの1年間よく耐えたと思う。

だけどエクスカリバーと契約して悪いことばかりじゃなかった。まず最初に身体能力が格段に上がった。100mを何と6秒で走ったのだ。これには皆や俺自身もポカンとしてしまった。さらに病気にもかかりにくくなり高1の時は無欠席であった。まぁ身体能力は格段に上がったが、その代わりにほぼ毎日で精神力をガリガリと削られているが……

まぁ2年となるとスルースキルを身につけられるようになった。と言っても偶にイラッと来るときはあるが

 

 

「起きろユウマよ。もう午前の授業は終わったぞ」

 

 

エクスカリバーが俺の頬を杖で突いてきた。

俺は目を覚まして時計を見てみると、本当に授業が終わっていた。あの後本当に寝てしまった様だ。

 

 

「まったく授業中に寝るとは、学生としての自覚が足りないのではないのか」

 

 

エクスカリバーが呆れているが、誰のせいだとツッコみたかった。

俺は肩や首を回していると、3人の男子生徒が近づいてきた。茶髪に坊主に眼鏡の男子は心配そうにしている。

 

 

「なぁユウマお前大丈夫か?」

「さっきも大声出してたし疲れてるのか?」

「無理しないで保健室に行った方がいいぞ」

 

 

彼らの名は茶髪が兵藤一誠、坊主が松田で眼鏡が元浜である。彼らは数少ない男子生徒で俺の友人である。中でも兵藤一誠いやイッセーは小さい頃からの親友である。イッセーは仲間想いで目的のためには努力を怠らない真面目な奴、俺はそう言うイッセーを親友として誇りに思っている。思っているのだが……

 

 

「なぁユウマ、今日こそは行こうぜ!男の夢とロマンを……おっぱいを見によ!」

「男なんておっぱいを見てれば疲れなんて吹っ飛ぶぜ!」

「疲れてる時はたまってる時だ。そういう時は抜いたほうが体に良いぞ」

 

 

この3人はどうしようもないスケベなのだ。まさに性欲の塊、エロの化身である。俺は呆れて顔を覆いたくなった。イッセーなんてスケベじゃなかったらモテそうなのに、このスケベな性格で未だに彼女ゼロ。

駒王学園はもとは女子高で最近になって共学となり男子生徒は少ない。男子生徒が少ないせいでこの3人は悪い意味で有名で

 

 

「またあの3人が浅尾君を変な事に誘ってる!」

「女の敵!変態!浅尾君を巻き込むな!」

「浅尾君の幼馴染だからって調子に乗るなエロ兵藤!」

 

 

クラス中の女子生徒が3人に非難の嵐を浴びせた。流石に多勢に無勢でイッセー達はたじたじである。

 

 

「ちょッちょっとまって皆!確かにイッセー達の言ってる事は不快感がある事だけど、俺の事を心配してくれたから、そこまで言わないでほしい」

 

 

いくら変態でもイッセーは親友だ。親友を悪く言われるのはいい気はしない。

 

 

「そッそう?浅尾君がそこまで言うならもう言わないけど」

「けど浅尾君もそんな馬鹿な男達に付き合う事はないよ?」

「浅尾君が言うからもう言わないけど、浅尾君に感謝しなさいよエロ兵藤!」

 

 

自分で言うのもあれだけど、顔はいい方のだと言われている俺がイッセー達を擁護すると、女子達も引き下がってくれた。

 

 

「わッ悪いなユウマ、庇ってくれて」

「いいよ。友達だろ?誘ってくれるのはありがたいけど、そう言うのは無しの方向で誘ってな?」

「おう!今度またカラオケでも行こうぜ!」

「行こうぜイッセー」

「今日こそは見るんだろ?」

「あぁもちろんだ!じゃあユウマ、俺行かなきゃいけない所があるから。待ってろよ!まだ見ぬおっぱいよ!!」

 

 

イッセーは大声でおっぱいと叫びながら教室を後にした。本当にあのスケベが少し収まればモテるんだと思うんだけどな。

 

 

「ユウマよ早く食堂へと向かうぞ」

 

 

エクスカリバーが杖を向けながらそう言う。

 

 

「あぁハイハイんじゃ行くか」

「早く行くぞ。私の午後は一杯のアフタヌーンティーで始まるのだ!」

「それで朝は一杯のコーヒーから、夜はパジャマになって寝るんだろ?」

「ふむ、少しは私の事が分かるようになったではないか」

「そりゃ何回も聞いてたらな」

 

 

エクスカリバーは飛び乗り、俺の肩に乗った。そこが定位置らしい。

そして俺はエクスカリバーを乗せて食堂へと向かったのであった。

 

 

 

 

 

放課後となり、帰宅部の俺は何もせずにボーッとしていた。今エクスカリバーは近くにはいない。アイツは時々どこかへフラッと散歩するクセがある。まぁ帰って来るから別段心配はしていないけど。

時折部活の助っ人の依頼が来るが、今日は何もなく暇である。時折女子が挨拶をしてくるから挨拶を返す。

と何も目的も無く学園を歩いていると、イッセー達3人が何かをしていた。

 

 

「何やってるんだ?」

 

 

俺は変な行動をしている松田と元浜に声をかけた。

2人はビクッとした後に、俺にシーッとジェスチャーした後に、手招きをした。

俺は近づいてみると、小さな穴があった。2人が覗いて見ろと言ってきたので、仕方なく見てみる。俺はこの時イッセー達が変態行為をしているとすぐ気付くべきであった。

覗いて見ると、そこには剣道部の女子部員が着替えてる最中であった。中にはブラを外して胸が見えてる子もいる。

 

 

「うわぁ!?」

 

 

俺は驚いて大声を出してしまった。俺の大声で女子達も俺が覗いている事がバレテしまった。

松田と元浜は慌てて退散、イッセーも急いで逃げようとするが、それよりも早く女子部員たちが竹刀を持って集まってしまった。

 

 

「またアンタ達?」

「今度は浅尾君を連れて来るなんてホントサイテー」

 

 

同じクラスの村山さんと片瀬さんがイッセーを睨みつけていた。どうやらイッセーが覗いたと勘違いしている。

 

 

「いッいや俺は覗いてなんか……!」

 

 

イッセーは必死に弁解しようとするが、日ごろの行いのせいでイッセーの言ってる事を信じようとする女子は一人もいなかった。

 

 

「この……エロ兵藤!」

 

 

片瀬さんがイッセーに竹刀を振り下ろした。覗いていないのにイッセーが殴られるのは流石に理不尽だ。

身体能力が高くなった俺は目もよくなっている。片瀬さんの竹刀がスローで動いているようだ。俺はイッセーに振り下ろされる竹刀を白刃取りで受け止めた。

 

 

「えッ!?浅尾君!?」

 

 

片瀬さんは俺がイッセーを護ったのと、竹刀を受け止めた事に驚きを隠せないようだ。片瀬さんは結構な実力者だ。そんな人の竹刀を受け止めるのは普通だったら難しい。まぁ俺はエクスカリバーのおかげで常人の域を超えてるけどね。

 

 

「片瀬さんゴメン。本当は俺が覗いたんだ。松田と元浜が覗いて見ろって言って来て、俺も直ぐにくだらないことだって気づくべきだった。君たちの恥ずかしい格好を見てしまい本当にごめんなさい。それと今回イッセーは無実だ」

「そうだったの……だったらあのエロザルとスケベ眼鏡を探して袋叩きよ!」

 

 

村山さんと片瀬さんは松田と元浜を探しに行ってしまった。ポツンと残される俺とイッセー

 

 

「わッ悪いユウマ。おかげで助かった」

「いいよ親友だろ?でもあんまりこういうことするなよ。これ以上は庇いきれないぞ」

 

 

俺はイッセーの頭を小突いた。イッセーも素直に頭を下げる。

俺とイッセーは松田と元浜を探すが、近くの茂みに隠れていた。

 

 

「災難だったなイッセー」

「うるせ!ユウマを置いて逃げやがって、こっちは大変だったんだぞ!!」

 

 

元浜がニヤニヤしながら言い、イッセーはガーッと怒鳴る。

 

 

「まぁまぁ、それでユウマよ……覗いてみてどうだった?」

 

 

松田がにやりとイヤラシイ笑みを浮かべながら俺に聞いて来る。俺は先程の光景を思い出して、顔を真っ赤に染める。

俺も女の子には興味を持っているが、あれは流石に刺激が強すぎた。

 

 

「おッおいユウマ、お前が赤くなるほどなんて、そんなにすごかったのか!?あぁ俺も見たかったなおっぱい!」

 

 

イッセーが空を見上げて本気で残念がっているが、俺は今のイッセーを殴っても許される気がした。

とそのイッセーは空を見上げながら固まっていた。俺もイッセーが見上げている方を見てみると、其処には旧校舎の窓から紅い髪の綺麗な女性が俺達を見降ろしていた。

女性は俺達を一瞥すると、そのまま教室の中に入って見えなくなってしまった。

 

 

「旧校舎に人なんかいたんだな」

「だね。使われていないと思ってた」

 

 

松田と俺がそんな事を言っていると

 

 

「いいなぁあの真っ赤な髪」

 

 

イッセーがウットリしたような顔で言っている。あれは何時ものスケベな感じではなく、本気で見惚れている表情だ。

と元浜が眼鏡をクイッと上げながら

 

 

「リアス・グレモリー。上から99.58.90。3年オカルト研究部部長、出身は北欧という噂だ」

 

 

リアス先輩の情報を教えてくれた。というか何でスリーサイズを知ってるんだ元浜よ、まさか犯罪紛いな事をしてないだろうな。

 

 

「リアス先輩かぁ……あんな綺麗な人と付き合ってみたいなぁ」

 

 

イッセーが未だ顔を赤くしながらそう呟く。

そんなイッセーを松田と元浜が笑い飛ばす。

 

 

「お前が?無理無理!リアス先輩はガードが堅いって噂だし、殆んどの女生徒が彼女に憧れているからな。イッセーがリアス先輩に近づいたら即抹殺だぜ」

「俺達みたいなおっぱい馬鹿が、ましてや俺らの中で人一倍おっぱい好きなお前がリアス先輩と付き合うなんて、天変地異の前ぶれだろ」

「うッうっせーな!やってみないと分からないだろ!!」

 

 

イッセーは松田と元浜にムキになって言い返す。

 

 

「まぁ確かにイッセーは顔はいい方だし、仲間想いで真っ直ぐな奴だ。俺はイッセーだったらもしかしたらリアス先輩とも……なんて考えているよ」

「ゆッユウマァ……」

 

 

イッセーは感動しているのか目を潤ませている。

 

 

「だからイッセー、お前はもう少し性欲を押さえろ。失くせって言ってるわけじゃない。少しは落ち着きを持ったらどうだ?」

「う……はい」

 

 

俺が注意して、思う所があるのか反省をしているイッセー

さて帰ろうかと思った矢先

 

 

「見つけたわよアンタ達」

「こんな所に居たのね」

 

 

松田と元浜を探していた女子剣道部の皆さんがやって来た。

その直後に変態3人の悲鳴がこだましたのであった。

 

 

 

 

そのころのエクスカリバーはと言うと

無人の体育館で一人でタップダンスをしていたと言う……

 

 

 

 

結局3人は剣道部の皆さんにボコボコにされた。

覗いていないイッセーも連帯責任としてボコボコに、まぁ日ごろの行いという事で、俺は別に止めはしなかった。因みに俺はわざと覗いたわけではないという事で何もなかった。

ボコボコにされ、もう夕日が傾いていた。はぁと溜息を吐き、橋に手を置き落ち込むイッセー

 

 

「暗い青春だ。このまま俺は花も実も無く、おっぱいに触れる事も出来ないのか」

「それ位で落ち込むなよ。と言うかおっぱいおっぱいって言うのも抑えろよイッセー」

「何だとユウマ!?お前はおっぱいが好きじゃないのか!?おっぱいを揉んだり突っついたり吸ったりしたいと思わないのか!?」

「だからそれがイケないって言ってるんだよ!傍から見たら性犯罪者が言ってるような事だぞ!というより、そういう事をしたいなら大人になってからしろ!」

「今したいんだよ!俺のおっぱいに対する熱い思いは溢れそうなんだ!それを理解してくれないなんて……ユウマ!俺はお前にがっかりだ!」

「俺はその汚れた欲望にがっかりだよ!いい加減にしないとマジで怒るぞ!」

 

 

イッセーは俺がイッセーのおっぱい愛に同感しないことに失望し、俺はイッセーの欲望に呆れていた。欲望が爆発して犯罪を起こさないか心配である。

と橋の向こうから一人の女子生徒が歩いてきた。もしかしてさっきの俺とイッセーの言い合いを聞いていたかもしれない。そうだったらマジで恥ずかしい。

 

 

「あの、駒王学園の兵藤一誠さんですよね?」

 

 

制服からして別の学校の生徒の様だ。イッセーは女子生徒に名前を聞かれ、思わず姿勢を正す。

 

 

「えっと俺に何か用かな?」

「はい、あの……兵藤君は今付き合ってる子はいますか?」

 

 

見慣れない制服の女子はモジモジしながらイッセーにそう訪ねた。この展開はまさか……

 

 

「付き合ってる子?いやいないよ。現在彼女募集中」

 

 

イッセーは少しおどけた感じで言うと、よかった……と安心した様子の女の子

 

 

「あのよかったら、私と……付き合ってくれませんか?」

「へ?……今なんて?」

 

 

イッセーは聞き間違いじゃないかと思い、再度尋ねる。

 

 

「以前からここを通る所を見かけて、それで兵藤君の事を……わッ私と付き合って下さい!!」

 

 

女の子から付き合ってと言う告白、それに対してイッセーは

 

 

「え……まッマジっすかァァァァァッ!!」

 

 

あんぐりと口を開けて驚いた。これには流石に俺も驚きを隠せない。

 

 

「なッなぁユウマ、これって夢かな?こんなかわいい子に付き合ってなんて……頼むユウマ!俺を殴れ!」

「おッおう、分かった!」

 

 

イッセーに殴れと言われ、俺はかなり本気で殴った。行き成りイッセーを殴った事に女の子も驚いている。

 

 

「いッ痛い。という事は、夢じゃない……イヤッタアァァァァァァッ!!」

 

 

イッセーは歓喜の涙を流している。今さっきまで落ち込んでいたのが嘘のようだ。

 

 

「こここここんな俺だけど、よッよろしくお願いします!」

「はい!よろしくお願いします!」

 

 

イッセーは鼻息を荒くして、女の子の方は嬉しそうに笑いながら手を握り合っていた。

イッセーに漸く女の子が出来た。俺は自分の事の様に嬉しく思っていたのであった。

 

 

 

 

先程の彼女、天野夕麻ちゃんに連絡先を教えてもらい、上機嫌なイッセー。

 

 

「よかったなイッセー、念願の初彼女で」

「あぁ!俺に漸く春が来たんだよ!いやぁ悪いなユウマ、お前よりも先に彼女が出来ちゃって」

「いいんだよ。それよりも夕麻ちゃんに対してスケベな事を言って、悪い印象を与えんなよ」

「分かってるって!」

 

 

鼻歌を歌いながら上機嫌なイッセー、まぁ初めての彼女だし流石にあまりガツガツとした感じにはならないだろう。

と漸く家に着いた。俺とイッセーの家は隣通り、何時も一緒に登校しているのだ。

 

 

「んじゃあなイッセー。初デートしくじんなよ」

「おお!分かってるって!」

 

 

イッセーは上機嫌なまま家へと入って行った。

さて俺も家に入ろうかと思ったら

 

 

「さっきの少年、イッセーとか言ったか。偉く上機嫌だったな」

 

 

どこをほっつき歩いていたのか、エクスカリバーが戻ってきた。

 

 

「あぁさっきイッセーが告白されてな、今度の日曜にデートに行くんだそうだ」

「ふむ、あの黒髪の可愛らしいレディーか?」

 

 

どうやらエクスカリバーも夕麻ちゃんを見ていたそうだ。

 

 

「そうだよ。天野夕麻ちゃん、カワイイし良い子そうだから、もしかしたらいいカップルになるんじゃないか?」

 

 

俺がそう答えた。イッセーと夕麻ちゃんならおそろいのカップルになるんじゃないか。

夕食の準備をしながら俺はそんな事を思っていたが、次にエクスカリバーが

 

 

「ふむ、だがあのレディーから何か危ない臭いが漂っていた。あのレディーは何か隠し事をしている。私の聖剣としての勘がそう言っている」

「あの夕麻ちゃんが?まさかぁ……危ない臭いってどんなだよ」

「ヴぁかめ!それ位自分で考えろ。何でも一々聞いていたら駄目な人間になるぞ」

「いやお前がもったいぶって話さないからだろ。なんなのか教えてくれよ」

 

 

結局エクスカリバーは何も答えず、夕食前の風呂に入って行ってしまった。

エクスカリバーの言っていた危ない臭い、それが何なのか分からない。が俺はイッセーのデートが無事に上手くいくように祈るだけだった。

 

 

 

 

 

その日の夕食でエクスカリバーは俺の料理に何回か難癖をつけて来た。やっぱりウゼェ……

 

 




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