・中学校がネイバーに襲われました。
・遊真と山本が出会いました。
あの後本部に戻った俺と嵐山隊は、
とりあえず茶野隊に引継ぎをした後忍田さんに報告した。
忍田さんはただ一言そうか、と言っただけで終わった。
「とりあえず、今日一日お疲れっす。
どっか食べにでも行きますか?」
本部長室からの帰り道、あまりにも無言だから軽く話題を振ってみると、
「すみません、俺と嵐山さんはこの後収録が・・・」
と、時枝に断られてしまった。
「はいはーい!佐鳥は空いてますよ!」
「おっ!なら食堂行こうぜ!
木虎はどうする?」
「私は・・・」
木虎にしては静かだったから声をかけると中学校へ行く、と返事があった。
「三雲君が本部へちゃんと出頭するかわからないので見張ります。」
・・・うわぁー、
予想以上に木虎、修のこと気にしてるんだな。
「あー、じゃあ俺も一緒に行くぜ。
女一人だと危ないだろ。」
「結構です。私はA級5位ですよ?
自分の身位、自分で守れます。」
「だからだろ。
木虎は自分が思っている以上に有名だってこと、自覚しておいた方がいいのな。」
「・・・・・」
・・・ちょっときつかったか?
そのあと、嵐山さんの説得もあり、
木虎と二人で中学校へ行くことになった。
ちなみに佐鳥は3時過ぎくらいから綾辻とラジオの収録があるらしく、昼で別れた。
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キーンコーンカーンコーン
「おっ、終わったか?」
「山本先輩、そんな座り方してないでちゃんと立ってください。」
壁にもたれていわゆるヤンキー座りをしている山本に木虎はそう言った。
チャイムが鳴ったから当然下校中の生徒がちらほら出てきたからか、
皆すぐに木虎が嵐山隊の木虎だと気付いた。
まぁ、特に変装などもしてないし、当たり前だろうか。
「あー、悪いけどそういうのはやめてくれる?
写真なんて、・・・迷惑なの。
芸能人じゃあるまいし・・・」
そういいつつポーズをとる木虎。
これなら止めに入らなくても大丈夫そうだ。
すると、修が空閑を連れてやってきた。
下校を一緒にするぐらいには仲がいいのか・・・
「私はボーダー本部所属、嵐山隊の木虎藍。
本部基地まで同行するわ。」
「まっ、そんな固くならなくてもいいぜ。」
しばらく歩くと、野次馬もいなくなり静かな道を四人で歩いていた。
「勘違いしないでほしいんだけど・・・」
「私はあなたをエスコートしに来たわけじゃないわ。
あなたを見張りに来たのよ。」
「見張られなくたって逃げたりしないよ。」
木虎の言葉にムッとした修が言い返すも、
「簡単にルールを破る人間の言葉が信用できる?
もう少し自分の立場を自覚した方がいいわね。」
と、木虎の正論に何も言い返せないようだ。
にしても、
「(木虎の悪い癖が出たなー。)」
A級というプライドを持つものは大なり小なり存在する。
木虎はその中でも高い方で、なめられないように年上や同い年に対してはきつい物言いをする。
ようはすっっっっっっっっごい負けず嫌いなのだ。
木虎という少女は
「(・・・なんだか昔の獄寺に少し似ているな。)」
さて、向こうは向こうで話しているみたいだし、
「よっ、確か空閑、だったよな?」
「!
山本さん。」
「武でいいぜ。
俺も遊真って呼んでいいか?」
「いいよ別に。」
「んじゃ遠慮なく。
遊真は最近引っ越してきたのか?」
「そうだよ。」
そのあと、修と仲が良くなった経緯を聞いたりと割と楽しかった。
初めて人型
ただ少し大人びた感じはあるけど・・・
まぁ、戦争やっていたらこんなもんなのか?
にしても警戒区域で絡まれたんなら十中八九昨日のやつは遊真か・・・
と、そうこうしているうちに向こうの方-特に木虎-がヒートアップしていた。
「はっきり言ってあなたがいなくても私たちの隊が事態を収束していたわ。
あなたはたまたま私たちより現場の近くにいただけよ!」
「いやいや無理だから。」
そうして今度はこの二人がヒートアップ。
しかし、この男は安定だった。
「はははっ、二人とも仲がいいのな。」
「そ、そうだね・・・」
冷や汗を流しながらそうしか言えない修。
ここにとある大空がいたら盛大なツッコミが入ったに違いない。
まぁ、それは置いといて、
「ねぇ、タケシさん、タケシさんは何級なの?」
「俺?」
「うん、キトラはA級で精鋭らしいけど、タケシさんは?」
ふーむ、今は
「
「キトラよりも下なの?タケシさんって・・・」
「っていうか、A級に上がるにはチームを組まなきゃ上がれないんだな、基本。
俺は今フリーだからまだB級ってとこか?」
「実際、山本先輩の方が私より強いのよ。悔しいけどね。」
「ふーん。」
「・・・そうだ。訊かなきゃいけないことがあったんだ。
今日の学校の
なんで警戒区域の外に
「・・・部外者がいるから話せないわね。」
「オレは部外者じゃなくて被害者だ。」
「それでも遊真は一般人だろ?」
「うーむ・・・」
これで即答しないあたり、遊真は嘘が嫌いなのか?
「まぁ、あなたが被害者なのは事実だし、他言は無用よ。
・・・まだ詳しいことはわかってないけど、どうやらボーダー基地の誘導装置が聞かない、
イレギュラーな
「!?」
「今、本部の
冬島さんがが遠征でいないのはキツイなぁ、
あの人あんななりしてっけど優秀な
「あなたたちの学校以外でも警戒区域外に
「今までの6件は偶然非番の隊員が近くにいたから犠牲者は出なかった。
山本先輩もその一人よ。」
「武兄さんが!?」
・・・そういや、そんなこともあったなー。
人命には被害がなくても、建物にはどうしても被害が出るから報告書が大変だった。
「でもこの先どうなるかわからない。
パニックを避けるために公表はされてないけど、
今この町はどこに
そのためにここ最近
入江とかスパナがいたら
まっ、俺には戦うことしかできないのが歯がゆいな。
と、その時
バチっ!
”緊急警報 緊急警報
市民の皆さんは直ちに避難してください。繰り返します・・・”
すると、その
次いで大きな破壊音とともに崩れる町。
・・・爆撃だ。
「まじか、ちょっとまずいのな。」
今までのバムスターとかならともかく、上からの攻撃は防ぎようがない。
このままじゃとんでもない被害が出る。
「行くぞ、木虎!」
「はい!」
トリガーを起動しようとして声がかかる。
修だ。
「僕も行く。」
「あなた、またでしゃばるつもり!?
そもそも、あなた空の相手に何ができるの?」
「それは向こうで考える。」
「修。」
「武兄さん。」
「C級は訓練以外でのトリガーの使用は禁止されている。
昼間はともかく、一回破ったからと言ってもう一回破っていい理由にはならないのな。」
「修はここで遊真と待機な。」
「武兄さん!」
トリガー
「木虎は右を頼んだ!」
「わかりました!」
修と遊真を置いて俺と木虎は走り出した。
みなさん、あけましておめでとうございます。
今年ものんびりと更新していこうと思いますので、
皆さんも気長に待ってもらえると助かります(笑)
前回をちょこっと修正しつつ、三話目を投稿しました。
今回はいつにもまして会話文が多くなってしまった気がががが・・・
こんな駄文でもよければ次回もよろしくお願いします!