遅れてすみません、ちょっとリアルの方がドタバタしてて・・・
待ってる人いますかね(;'∀')?
~前回のあらすじ~
・イルガ―を倒したよ
・空閑と別れたよ
「失礼します。
迅悠一、お召しにより参上しました。」
「沢村です。遅れて申し訳ありません。」
「山本武っす。」
会議室には城戸司令、その付き人に三輪が、あとは忍田本部長に玉狛の支部長林道さん、開発室長の鬼怒田さん、メディア室長の根付さん、営業部長の唐沢さんがいた。
ずいぶん豪華な面子だ・・・
「(こりゃ修はおまけだな。)
俺は持っていた資料を床に置くと忍田さんの後ろに回る。
席が足りないのだ。
沢村さんは忍田さんの隣に、迅さんは修の隣に座った。
「そろったな、本題に入ろう。
昨日から市内に開いているイレギュラー
城戸さんの声に待ったをかけたのは本部長だ。
どうやらまだ修の処分について結論が出ていないらしい。
「結論?そんなの決まっとろう。
クビだよクビ。重大な隊務規定違反、しかも一日に二度だぞ?」
「他のC級隊員にマネされても問題ですし、市民に『ボーダーは緩い』と思われたら困りますしねぇ。」
「そもそもこいつのようなルールを守れんやつを炙り出すためにトリガーを持たせとるんだ。
馬鹿が見つかった、処分する、それだけの話だ。」
・・・正論なのな。
ルールというのはただ統率を図るためのものじゃない。
時に弱者を守るためのものだ。
それにここで特例を出してしまうと後々ややこしいことになる。
「私は処分には反対だ。
三雲くんは市民の命を救っている。」
「ネイバーを倒したのは木虎くんでしょ?」
「その木虎が三雲くんの救助活動の功績が大きいと報告している。」
おっ、木虎の報告書間に合ったのか。
「さらに嵐山隊の報告には三門第三中学校を襲った
隊務規定違反とはいえ緊急時にこれだけの働きができる人間は貴重だ。
彼は処分するよりB級に昇格させてその能力を発揮してもらう方が有意義だと思うが?」
忍田さんの言葉にも一理あるけど、城戸さん厳しいから・・・
城戸司令の同じことが起きたらどうする?の問いかけに素直に同じ行動をとると答えた修。
ここがツナに似ていると感じるところだ。
ツナも決して自分の気持ちに嘘は言わなかった。
こういう人は人として強い。頑固ともいうけど・・・
「三雲くんの話はもういいでしょう。
今はイレギュラー門をどうするかです!」
今回の爆撃で死者18名、重軽傷者が100名以上出たらしい。
数多くの建物も被害に遭った。
これは第一次近界民侵攻戦以来の大惨事だ。
18人、そんなに死んだのか。
あの地域には知り合いはいないからあんまり気にしていなかったがそうか・・・
実は瓦礫の撤去作業中に数人の遺体を発見した。
木虎と修にはばれないようにしていたから直接見てはいないだろうけど・・・
何年生きても人の死には慣れないものだ。
「このままでは三門市を去る人間も増えるでしょう。
被害者への補償も大変な額になりますよ。ねぇ、唐沢さん。」
「いや、金集めは私の仕事ですから言ってもらえれば必要なだけ引っ張ってきますよ。
しかし、今回みたいな被害が続くとスポンサーも手を引くかもしれませんね開発室長。」
「それは言われんでもわかっとる。
しかし開発部総出でもイレギュラー門の原因がつかめんのだ。
今はトリオン障壁でゲートを強制封鎖しとるが、それもあと46時間しか持たん。
それまでにどうにかせんと・・・」
トリオンって便利なんだなったしみじみ思う。
本部もトリオンで作られているから驚きだ。
そして地味に気になるのが携帯をいじっている迅さん。
「ふむふむ・・・」
「・・・で、お前が呼ばれたわけだ。
やれるか?迅。」
林道支部長の問いかけに二つ返事でOKを出した迅さん。
相変わらずどこまで見えてるのか気になるなぁ・・・
その代わり、といって修の肩に手を当てて一言
「彼の処分は俺に任せてもらえませんか?」
「!?
どういうことだ!?」
「・・・・
彼が関わっているというのか?」
「はい、俺のサイドエフェクトがそう言ってます。」
高いトリオン能力を持つものはトリオンが脳や感覚器官に影響して稀に超感覚を発現する場合がある。
それらを総称してサイドエフェクトという。意味は副作用らしい。
炎を出したり空を飛べるというよりは耳が良かったり、目が良かったりとかいう感じだ。
そんな迅さんのサイドエフェクトは『未来視』。
ある一定までの未来を視ることができるらしい。
それも一つだけでなく、ある分岐点から延びる別の未来までも。
便利なようでとても大変な能力だろう。
ある意味この人に最善の未来まで誘導されているわけだから正直怖い。
知らないうちに掌の上っていうことはザラにある。
まあこの人なら修を悪いようにしないだろうっていう程度の信頼はあるけどな。
城戸さんが迅さんの申し出を受け入れることで今回の会議は終わりを告げた。
そのあと鬼怒田さんや根付さんに発破かけてアフターケアもばっちり。
ほんと、この人が動くだけで空気が動くからすごい。
「三雲くん、一つ聞いて良いか?」
皆が片づけを始める中、今まで口を開かなかった三輪が口を開いた。
「昨日警戒区域でバラバラになっていた大型近界民、あれも君がやったのか?
・・・現場付近で保護した中学生はキミの同級生だった。」
・・・そんなやついたのか
「そして昨日あの場所に正隊員はいなかった。
キミがやったのなら腑に落ちる。」
「・・・・はい、僕がやりました。」
あちゃー、こりゃ目をつけられたな。
三輪の質問はそもそもおかしい。
修は知らなかったのかもしれないが、トリオンには指紋のようなものがある。
それは指紋のように個人を識別できるようになっている。
当然トリガーを使えばトリオンが微量だけ残る。
犯人が指紋を残すように・・・
だからボーダー隊員が近界民を討伐したら誰がやったのかわからないということはありえない。
つまり、三輪が修に聞くのはおかしいのだ。
よって三輪が修に確認したかったのは別のこと。
そう、修が近界民と接触しているか否か。
今回修のトリガーが検出されなかったってことは遊真は自分のトリガーで倒したんだろう。
それを修が庇った
こちらの世界でボーダー以外にトリオン技術を使っているところはない。
すなわち、近界民だ
それを一番厄介な奴にばれた。
これが遊真だけだったんなら悪いが放っておく。
直感だけどあいつは強い。
けど修が巻き込まれるならその時は ・ ・ ・
「修、帰るのな。」
「うん。」
はい、皆さんお久しぶりです。
遅れてすみません、今リアルが忙しいのと、展開がなかなか浮かばないので次の更新もだいぶ遅れると思います。
短いうえに今回はいつにもまして偽物になってしまった・・・
まだ凍結するつもりもないので気長に待ってくださると私も喜びます。