ラブライブ!~μ'sとの新たなる日常 Anthology~【完結】   作:薮椿

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薮椿より

今回は
『ラブライブ! ~奇跡と軌跡の物語~』
を投稿している、たーぼさんの『新日常』をお送りします!


たーぼさんより

どうも、今回薮椿さんのめでたい企画に参加させていただきました、たーぼです。


20人近くいる参加者の中、まさかまさかのトップバッターを務めさせていただける事、とても光栄なのと、ほんの少しの緊張も感じています(笑)

ですがトップになったのも何かの縁、一切の妥協はせず、トップバッターとして、最高のバトンを次の方に渡そうと思います!



では、私が作った『零君達の物語』をどうぞ。



発情電話とイケないアロマ!?

「この携帯、ホントに直ってんのか?」

 

 

 

 

 

 俺こと神崎零は今、勉強用の資料本を持って家に帰宅している途中だった。何故携帯がどうのこうの言っているのかは、急に携帯が勝手に再起動したり、誤って携帯を落としてしまって画面が割れてしまったのだ。

 

 だから、あー……えと、何だ。とてつもなく不本意だが、非ッッッ情に不愉快なんだが、果てしなーーく!!屈辱だったが、死んでも良いレベルだったんだが、忌々しい姉である秋葉に修理を頼んだのだ。

 

 するとあいつは、

 

 

 

『へぇ~♪零君から頼み事なんて珍しいねぇ~。オッケー!その携帯、直してあげるねー♪』

 

 

 

 と、特に何も見返りも求めずに携帯を直したのだ。それはまだいいのだが、何だか落ち着かない。あいつの事だから何か企んでそうなんだよなぁ……。今のところは何も問題なさそうだけど、そこで安心してしまったら奴の思うつぼ。安心しきったところで何かを仕掛けてくるのが秋葉のやり方だ。油断は禁物ってな。

 

 

 

「中のデータは問題なし、俺の愛しい彼女達の写真も残ってある……。ホントに何も、してない、のか……?」

 ……ハッ!ダメだダメだ!!絶対にどこかいらん仕掛けなどしているに違いない!例えば盗聴器仕掛けて俺の声を録音してあとから脅迫材料に使ってくるとか、超小型カメラを仕組んでおいて普段の俺の行動をいつもより細かく把握しようとしやがってるとか……!!

 

 自分で思っておいて何て卑劣なんだとは思うが、そういう事をしてくるのが秋葉だ。むしろこれよりめんどくさくて酷ぇ事をしてくる可能性の方が高い。許すまじ秋葉。

 

 

 とにかく今は家に帰ろう。今日は家で穂乃果達と勉強会をやる予定なのだ。そう言ったら真姫達や絵里達も俺の家に来るという話になってしまった。一応勉強会なんだけどな……。

 

 まあ俺も愛しの彼女達と一緒の空間にいれる事の方が嬉しいからいいんだけどな!絵里達になら勉強教えてもらえるし何なら一石二鳥まである。でも、勉強になればだけどな……。今回は真面目に勉強しようという話になったのだが、穂乃果達が大人しく勉強するだけには見えないんだよなぁ。

 

 俺もその気になれば全然構わないんだが、さすがに海未辺りに普通に怒られそうだから今回はお預けかな。夜に自分磨きすりゃいいか。

 すると、

 

 

 

「っと、電話か」

 電話がかかってきた。誰からか見てみると、穂乃果からだった。携帯を右手に持ち替え電話に出る。

 

 

 

 

 

『あっ零君出た!さっきね、道の途中でみんなと会ってもう零君の家に着いちゃったの。そしたら丁度秋葉さんが家に入れてくれたから零君の部屋でもう待ってるからね!』

 穂乃果の声を聞きながら思う。電話も正常に出来てる。という事はもうどこにもおかしなとこはないって事なのか?あの秋葉が本当に何の企みもなく携帯を直してくれたっていうのか?確かに携帯は壊れたら面倒だし、みんなとの大事な連絡も途切れてしまう。そう考えれば、普通に直してくれたのかもしれない、のか?

 

 

 なぁーんだ!何かとんでもねぇ企みでも考えてたのかと思ってたけど、あいつもたまには普通な事もするんじゃねえか!!今回くらいはお礼言ってやろうかな。

 

 

 

 

 ―――――――と、思っていた時期もあった。

 

 

 

 

 変化はすぐに訪れた。

 

 

 

 

『あれ、聞いてる零君?』

「……あ、わ、悪い穂乃『ひゃんっ……!』」

 ……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………え?

 な、何だ今のは、俺の気のせいか?

 

 

「おい、穂乃果?大丈『……っ!あ、ふぁ……っ!』」

 な、何だ?何が起こってる?俺の部屋で穂乃果がナニかをしているのか……?いや、それはないはずだ。さっき穂乃果はもうみんなと会ったと言っていた。つまり今穂乃果の周りには海未達もいるはずだ。穂乃果がナニかをしようとするのを黙って見ているはずがない。

 

 

『ほ、穂乃果!?そんな声を出して、一体何をしているんですか!!』

 携帯の向こうから海未の声が聞こえる。他のみんなもいるみたいだけど、海未の言葉を聞く限り、穂乃果は自分磨きをしようとしていた訳ではないようだ。だったら何であんな嬌声を……?

 

『な、なんでだろ……零君の声を聞いた瞬間に、何だか体がいつものように感じちゃって……』

 いつものように感じちゃったって……色々と誤解を招きそうなんだが……。いや、まあ間違ってないけどね。

 

 

『何をバカな事を言っているんですか……。早く零にみんなもういるとちゃんと伝えてください』

『はぁ~い……確かに零君に攻められる感じがしたのになぁ』

 電話中に何言ってんだこいつは……。俺の声を聞くだけで感じるとか何面白そうな体になってるんだよ直接試したいんだけど。

 

 

「とりあえずそこに全員いるのは分か『あぁんっ!』……あの、」

『穂乃果!』

 何で俺の言葉を最後まで言わせてくれないんだよ……。何回も途切れさせられたらさすがに傷つくんだぞ。

 

 

『はぁ……はぁ……っ。もう、穂乃果は限界だよ……♪。代わりにことりちゃん、おね、がいっ……ガクッ』

『ほ、穂乃果ちゃぁん!』

『穂乃果!?一体何が起きたというのです!?』

『穂乃果ちゃんいつもみたいにデキあがっちゃってるなぁ』

 おい、思いっきりガクッって口で言ったぞ穂乃果のやつ。そしてはぁはぁ聞こえるんだけど、これ完全に穂乃果の興奮してる時の声なんだが……。

 

 

『じゃあ穂乃果ちゃんの代わりにことりが零くんに伝えるねっ!』

「ことりか、一体そっちはどんな状況にな『はぁぁぁあああんッ!!』」

『ことりまで!?』

 何がどうなってんだよ!!さっきからおかしいぞこいつら!いや穂乃果とことりだからおかしいだけなのか!?あいつらどんだけシたいんだよ!俺もシたくなってくるから今はやめなさい!

 

 

『ことりは……もうダメぇ……っ……はぁぁ、零くぅ~ん……♪』

『ことりちゃんに関しては一発KOだにゃー!』

 何でだァァァああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッ!?

 

 何がどうことりをおかしくさせたんだよ!いやいつもおかしくさせてるけ―――ゲフンゲフン。だからってさすがにおかしくないか!?

 

 

『何してんのよ2人とも……。もういいわ、にこが零に伝えるから勝手に発情してなさい』

 にこか。にこなら穂乃果とことりみたいに毎日発情してるわけじゃないから大丈夫のはずだ……!ようやく俺もちゃんと最後まで言える時がくる!

 

 

 

『零、とりあえず聞こえてる?何かおバカな2人が勝手に興奮してるんだけど、何か言ったんじゃないでしょうね?』

「いきなり人聞き悪いなおい、俺はただ普通に返して『!?……ぁ、ふぁあっ……!』」

『にこぉっ!』

『は……はぁ……っ、だ、大丈夫……。少し、取り乱しただけ、だから……っ』

 いや、取り乱したというよりも、完全に感じてたような気がするんだけど。何なの、にこもそんな敏感体質になったの。

 

 

『何でか、知らないけどっ……零の声を聞いたら、全身が反応しちゃう感覚に襲われたのよ……っ』

 俺の声……?俺と早く会いたくて無意識の内ににこも興奮していたとか……?いや、それならにこもことりのように一発KOのはずなんだが。……どんだけ自意識過剰なんだよ俺は。間違いはないと自負はしてるけどな。

 

 

『にこちゃんは休んでて!ここは凛とかよちんで話してみるにゃー!』

『えぇ!わ、私も……!?』

『零の部屋で穂乃果とことりとにこが倒れてる……事後みたいに見えるわね』

『エリチ、ちょっと黙ってて』

 何か今絵里がポンコツになってるように聞こえたんだが、気のせいだよな?この変な状況から逃げようとしてるんじゃないよな?

 

 

『あ、零くん!聞こえるかにゃー!凛だよー!』

『わ、私もいます……』

 ああ……この2人のコンビはやっぱ良いな。長年の幼馴染だからか抜群のコンビネーションだと言える。ハイテンションな凛と大人しめな花陽。これが合わさると2人共より可愛く見えるんだよな。1人でも十分すぎるほど可愛いけど。

 

 

「凛、花陽、今そっちはどうなって『ぅくっ……はわぁっ……』『あふっ……ぁんっ……!』」

『凛と花陽もノックダウンね』

『エリチさっきから冷静やな』

 おいィィィいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいッッッ!!これもう俺に最後まで言わせる気ないだろ!!

 

 

 さっきから何がどうなって今の状況になってんだよ!今までの奴ら俺の声を聞いた瞬間に嬌声ばっかあげてんだけど!?

 

 

 

 

 ―――――――俺の声?

 

 

 

 

 ま、まさか……。

 

 

 

 

『零、今喋っちゃダメよ』

 不意に、絵里の声が携帯の向こうから聞こえた。おそらく絵里も気付いたのかもしれない。

 

 

『多分、今は零が喋ったら無条件に相手に性的な快感を与えてしまう状態になってるかもしれないの』

 やはりだ。絵里も俺と同じ考えをしていたらしい。だからずっと冷静だったのか。さっきポンコツって思ってごめんな。

 

 

『原因は分からないけど、とにかくその可能性で考えた方がよさそうね』

「ああ、そうだ『ぁんっ!はぅっ……!』」

『絵里!』

『エリチまで!?』

 あ、反射的にうっかり返事してしまった。

 

 

「すまん!大丈夫か絵『くぅっ……!~~!!……あ、は……っ』」

 ああ、ヤバイヤバイ。せっかく絵里が考察してくれてたのに俺のうっかりのせいで絵里にまで快感を与えてしまった。

 

『れ、零……、心配して、くれてる……のは、分かった……から……っ。はぁ、はぁ……っ、うくっ……!い、今は、喋ら……ないで……っ』

 あ、危ねえ……!また返事してしまうとこだった……。というかさっきから彼女達の嬌声ばかり聞いてるせいか俺も結構ヤバイんだが……。何がヤバイって、外の公共の場で下半身にテント張ってるくらいヤバイ。……いやそれホントにヤバイやつ!!

 

 

『絵里はもういいですから、休んでてください。あとは私が零と話します』

『え、ええ……ごめんなさい、海未……っ。でも、何でかしら……零とは今話して、ないのに……体がっ、余計に……!』

『そういえば最初に話した穂乃果ちゃんやことりちゃんもまだ正常に戻ってないというか、さっきよりも火照ってきてるなぁ』

『興奮しすぎじゃないの?意味分かんない』

 何、俺の声を聞いてから時間は経ったはずなのにまだ戻ってないだと?しかもさっきより酷くなってるって……どういう事だ?

 

 

『今電話変わりました。海未です。零、別に喋っても構いませんよ』

 ……は?

 

 何を言ってんだ海未のやつ!俺が喋ったら絵里達みたいな事になるんだぞ!?海未の喘ぎ声もそりゃ聞きたいけどさ、さすがに今のこの状況で聞いちゃ俺の下半身もいよいよもってはち切れるぞ!?

 

『穂乃果もことりもいつも零に発情しているからあんな事になるのです!とりあえず、絵里の説明で何となくですが状況は理解しました。その上で言います。零、私とは普通に話しても構いません』

 淡々と話す海未。しかし、このまま話してもいいのだろうか。穂乃果とことりに呆れを感じていたけど、これ普通に喋ったら海未もコロッとイッちゃうフラグもビンビンするんだけど。ちなみにもう1人の俺は既にビンビンだ。AIBOが今にも開放しろと叫んでいるのが分かる。俺も早く解放してやりてえよ全く……。

 

 

『さあ、私は穂乃果達のように簡単に堕ちたりはしません。喋るのです、零!』

 ああもう!どうなっても知らねえからな!!さっきまでずっと途中までで遮られてたんだ。どうせなら思いっきり喋ってやる!!

 

 

「分かったよ!!喋るから!そっちの状況はどうなってんだ!?」

『~~~ッッッ!!あ、は……っ。い、今は、穂乃果に、ことり、凛と花陽、にこに絵里が……倒れ込んでます……っ。無事、なのはっ……私と、希とっ……真姫だけ、です……っ』

 ……おおっ……!海未が耐えてる!いつもなら簡単にダウンしそうなあの海未が感じながらも持ちこたえてるぞ!しかも海未から聞こえる息遣いの荒さが俺の性欲を刺激してくる。とりあえず早く家に帰らねえと!

 

 

「分かった。俺も急いで家に帰る。何でこんな事になってんのか大体原因も分かったからな。だから俺が家に帰るまで待っててくれ!」

『ふぁ……!ぁうっ!はぁ……はぁ……、ひぐっ……!?……え、えぇ、分か……り、ましたぁ……』

 走って家に向かってる中、海未の妖艶な声が俺を容赦なく興奮させる。くっそ、これってある意味俺にも地獄じゃねえかよ……!

 

 

『……穂乃果は、こんな刺激を、何回も……耐えていたんですね……っ。それも、結構平然と……』

 言われてみれば確かにそうだった。他のみんなは一回目だけで相当の快感を感じていた。なのに穂乃果は一回目の時みんなと比べてそんなに感じてなかったような……。俺が話す度にどんどん刺激が強くなっていくとか、そんな効果もあるのか?

 

 

 走りながら考えていると、携帯の向こうから希と真姫の声も聞こえた。

 

『何でかな……みんなを見てるからかは分かんないけど、何だかウチも変な気持ちになってきちゃったかも……』

『へ、変ね……私までおかしくなっちゃったのかしら……体が、熱く……っ』

 は?何で希に真姫まで!?2人とは話してないはずだぞ!?海未がスピーカーにしてるって訳でもなさそうだし、ただ発情しただけか?でも希はともかく、真姫なら無言を貫いてはいても口には出さないはず……。

 

 

「海未、希と真姫は今どうなってる!?」

『ひゃぁ……っ!!は……んっ……、の、のぞ、みも……真姫、も……今は、まだっ……んぁっ……♪……顔が、紅潮してる……だけ、ですぅ……っ!』

 快感に何とか耐えながらも海未は答えてくれる。海未もだんだん刺激が強くなっているんだろう。聞いてれば声で大体分かる。聞いてる俺も結構ヤバイんだぞちくしょう!!走ってごまかしてるけど、それが逆に布とアレが擦れてヤバイ。

 

 

 これは一旦電話を切った方がいいかもしれない。

 

 

「海未!もうすぐ家に着くから一旦電話を切るぞ!!」

『あっ……んん……!!んっ……ふっ……!わ、分かり、ましたぁ……♪』

 最後まで聞き終えてから電話を切る。何か、海未のやつ最後の方少しおかしかったような……。とりあえず、今はそれよりも早く帰らねえと!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 家が見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 急いで玄関まで行き、ドアノブに手をかけるとそのまま開いた。誰も鍵を閉めてなかったのだろう。とりあえずそのまま家に入り靴を脱ぐ。そのままダッシュで部屋の方へ向かう。

 

 

 

 

 

 そして、部屋のドアを開けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこにあったのは。

 

 

 

 

 

 

 

 

「な……ん……!?」

 

 

 

 

 

 

 

 俺の部屋で恍惚な表情を浮かべながら、はぁはぁと荒い息遣いで寝込んでいる彼女達の姿だった。

 

 

 

 

 

 な、何だこの状況……。いや、何となく声聞いてた限りこうなっているのは大体予想できてたけど、それにしても酷すぎる。俺の部屋に9人女の子がいて、その全員がアッチの意味で興奮状態なんだぞ?……あれ、いやでも普通か?

 

 いやいや待て待て待て、おちケツじゃなくて落ち着け神崎零!さすがに俺の彼女達全員がこういう状態になってるのなんて遭遇した事ないぞ!?それに俺の声を聞いてないはずの希と真姫までみんなと同じように倒れ込んで妖艶な表情をしている。

 

 

 只事ではない。それは一目瞭然だった。

 

 

 

 

 

 そこに、俺の携帯へ着信が入った。

 それを誰からかも見ずに耳に当てる。

 

 

 

 そして、電話主は言った。

 

 

 

 

 

 

 

『ハロハロー零くぅーん!あなたの愛しのマイシスター、秋葉さんだよーん!!今の状況楽しんでくれてるかなー♪」

「やっぱお前かァァァああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッ!!!!」

 ずっとおかしいと思ってたんだ!!こいつが何もなしに直してくれるはずないってなぁ!!……いや、最初の今回くらいはお礼言ってやろうかなとか思ってたのは冗談だから!!ホントまじで!!

 

 

『あれれぇ?何で怒ってるのー?零君的にはこの状況嬉しいでしょ?お姉さんの優しい気遣いだったのになー』

「んな気遣いなくとも俺達は普通にやってるわ!!というか携帯に何を仕掛けやがった!?」

『それを普通に言う辺りはさすがだねえ。でもそんな特別な事はしてないよー。ただ零君から発せられる声の周波を電話越しに少し改造して、聞いた人がちょっと気持ちよくなっちゃうようにしただけだよー!』

「ちょっとどころじゃねえよ!!思いっきりいらねえ事してんじゃねえか!!もれなく全員火照ってるよ!!」

『でも零君も、結構良い気分になったんじゃない?』

「……」

 

 

 い、言い返せねえ……。そこがまた腹立つ!!こいつ俺がこうなるの分かっててやってるからタチが悪すぎる!今も俺のビッグマグナムは充填完了してるし……!

 

 

「そ、そういや、何で秋葉は俺の声を聞いても普通のままでいれるんだよ?」

『そりゃ改造したのは私だよ?私だけ効かないようにしてるのは当たり前じゃん♪』

「ああ、そうだな……お前はいつでもそういう奴だったよ……」

『あんれぇ~?もしかしてもしかして零君は私にも感じてほしかったのかなぁ~ん?』

「うるせえ!ちょっとした確認だよ勘ぐり入れてくんな!!」

 

 くそぉ……秋葉と話してるとペースが乱れっぱなしになる……!ああもう!かなぁ~んかなぁ~んって言ってくるんじゃねえよちくしょう!!

 あ、そういえば……、

 

 

「……秋葉、希と真姫の事なんだが」

『そのお2人さんがどうしたのー?』

「2人は俺の声を聞いてないのに今こうして発情してる。これは一体どういう事だ。ただ火照ってる穂乃果達を見てるだけじゃこうにはならないはずだ」

『なるほどねー』

 その一言だけを言って一旦秋葉は黙る。秋葉がこう言ったって事は、希と真姫がこうなったのには携帯とは別の関係にあるという事になる。

 

 

『零君零君、その部屋、少し甘い匂いがしない?』

 秋葉に言われて意識的に部屋の匂いを確認するためにスゥーっと匂いを確認する。すると微かに甘い匂いがした。いつもの俺の部屋の匂いが違う。何でだ?

 

「ああ、確かにほんのりと甘い匂いがする。それがどうした」

『いやぁ、零君最近お疲れかなーっと思ってさ、だから私がリラックスできるアロマを作ってあげてこっそり零君の部屋に設置してたんだけど、今成分を調べてみたら女の子にだけ効く媚薬効果があるみたいなの。ごめんね!テヘペロッ☆』

「結局お前かァァァああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッ!!」

 

 どんだけ余計な事してくれてんだよこいつは!!リラックスって余計疲れるの確定じゃねえかこれ!!しかも女の子にだけ効くってそこだけ便利な感じになってんじゃねえよ!

 

 

『だって零君は効果なくても元気になっちゃうでしょ?』

 こ、こいつ……俺の心を電話越しに読みやがった……だと……!?楓ならともかく秋葉にそんな事を言われるなんて……どこまで俺の体の仕組みを分かってんだ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

『一応リラックス効果は本当にあるんだし零君の体も元気になると思うよー♪』

 いやァァァあああああああああああああああああああああああああああッッッ!!ホントにただリラックス効果あるだけだったァァァあああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッ!!!

 俺が変に深読みして改変してしまった……。ちくしょう、秋葉の行動言動は本心なのか嘘なのか掴みきれないとこが多すぎる……。しかし今は堪えろ俺、ここは解決策を聞くんだ。

 

 

「それよりだな、秋葉。この状況をどうにかしたい。解決策はなんだ」

『んー?そんなのないよー。彼女達が満足したら直るんじゃないかなー。んじゃあとは零君頑張ってねー♪』

 

 

 ブツリッ!と。

 理解したくもない、けれど理解するしかない、非情で、絶望的で、希望の途絶える音がした。

 

 

 

 

 言ってしまえば、電話を切られた。

 

 

 

 

「おいィィィいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!一方的に切りやがったぞ秋葉のやろう!!この状況どうすりゃいいんだよ勉強会どころじゃねえぞ!?」

 そして、さっきからずっと叫んでいたからだろうか。とうとう、彼女達が俺に気付いた。

 

 

 

「はぁ……はぁ……れ……い……?」

「あ……よ、よお、海未……。げ、元気にしてたか……?」

 俺に最初に気付いたのは海未だった。その海未の声に反応するように、次々と穂乃果達も俺に気付く。

 

 

 

「あ~、零君だぁ~……っ。欲しいな~零君の……」

「零くぅん……♪あはっ♪いつも通り零くんのアソコも元気いっぱいだね~♪」

「零君の……ホカホカの白いのが欲しいですぅ……」

「やっと、帰ってきた……のね……っ。早く、零の注射を、出しなさいよ……!」

「零くんのミルクが飲みたいにゃ~……にゃ~にゃ~……♪」

「零のハラショーなアレで、私を満足させて……!」

「もぉ~、みんな欲出し過ぎやん。そんな焦らんでも、零君はみんなのモノなんやから、一人ずつゆっくり幸せにしてもらえば、ええやん♪」

「そんな事、言ってられないわ……!今にもにこの体が零を求めているもの……我慢なんて、できない……」

 

 

 こ、これはまずいかもしれない……。見事に9人全員が戦闘態勢じゃないか……!正直俺も何だかんだテント張ってるし戦闘態勢だけど、この人数を一気に相手にするのは持たないかもしれない。

 

 

 

 そんな事を考えていると、誰かが急に俺の方へ飛び出してきた。

 

 

「零……っ!」

「え――――んぐっ!?」

 反応すると同時に唇を塞がれる。何とか咄嗟に体をコントロールし、後ろへ倒れそうになるのを堪える。そしてキスしてきた相手を確認しようと目を向けるとそこにいたのは―――、

 

 

 

 

 

 

 う、海未!?な、何で海未が誰よりも先に―――!?

 

 

 

「んっ……は……ちゅるっ……ん……ふ……」

「は……ちゅるる……んく……はぁっ……んっ……ちゅるぅぅぅ」

 

 っ!?や、やばっ……海未のやつ、吸う力が強い……!今まで海未ともキスは何回もした事はあったが、こんなにも強く俺を求めてくるような激しいキスをしてきたのは初めてだぞ……。いつもは気品のあるような、相手の口内を滑らかに舐め回していく海未の優しいディープキスが、今じゃ俺の口内で舌を暴れさせているなんて、それにいつもと違うせいか最中に聞こえる海未の声がより色っぽい。

 

 

「零……れ、い……んは……んちゅ……んん……んぁ……はぁっ……ちゅるっ」

「く……はっ……う、みっ……んっ……ちゅる……っ!?」

 

 

 な、ん……!?俺の首に回していた海未の手が、さっきからずっと、そして海未とのキスで余計に腫れ上がっている俺のソコへと手が触れていた。こいつ、いつのまにこんな事を覚えて……!

 

 

「ん……はぁっ……う、み……ちょ、んくっ……まっ……」

「はぁ……んっ……ちゅっ……ふ……んぁ……」

 

 

 う、お……!海未のやつ、全然キスも触れている手も止める気配がねえ……!キスも激しいまま、なのに俺のソレに触れている手はより俺の形に合うように指を絡めて握るように擦っている。

 

 何で、こんなに海未が積極的に……!―――まさか、海未は俺と電話で長く話した。それで他のみんなより体が既に出来上がってたところを、部屋に蔓延していたアロマのせいで余計に自我のようなものが飛んで性欲に対して従順になってるっていうのか……?

 

 そうじゃないと海未が今も羨ましそうにこちらを見ている穂乃果やことりよりも先に飛び込んでくるはずがない。やっぱり、この性欲魔人になった海未を鎮めるにはやるしかないのか。

 

 

 

 ―――仕方ない。

 

 

 

 

 

「あっ……は、ん……ふっ……ふぁ……っ!?」

 悪いな、海未。やっぱりこれしか方法はないみたいだ。今すぐ楽にしてやるからな。キスをしながら海未の胸に俺の手が触れる。海未だって俺のを触ってるんだ。おあいこだし、せっかくなら俺も堪能しようじゃないか。

 

 

 

「ふぁ……んっ……は……あっ……んん……ちゅるっ……れ、い……♪」

「ん……はぁっ……う……み……くぅ……っ」

 お互いに刺激し合うこの感覚、悪くないな……!でも、俺もそろそろヤバイし、海未には手っ取り早くイってもらおうか。……何だかんだ俺も楽しんでしまってるな。まあ海未とこういう事できるのが新鮮だし嬉しいってのもあるが。

 

 

 クライマックスに入るため、海未の服越しに触っていた手を止めて、海未の服の下から手を潜らせる。そのまま海未のブラジャーへ到達、今の俺にとって邪魔でしかないブラジャーを下へとずらす。

 

 

 そして、キスをしながら、海未も布越しに俺のを触りながら、俺の手は、海未の決してふくよかではないが、可愛らしい小ぶりな双丘の先端を、摘んだ。

 

 

 

 

 

「っ!?ぁ、あぁんっ!」

「ぷはぁっ!はぁ……はぁ……海未……」

 少し摘んだだけで続けていたキスを中断して体をのけ反らせる海未。アロマや電話のせいで体が予想以上に敏感になっているようだ。しかし俺はそのまま手を止める事はない。

 

 

 追撃するかのように、左手を海未の腰に回し常に俺の体とほとんどくっついた状態にする。そしてそのまま右手は引き続き海未のおっぱいをひたすら堪能させる。

 

 

「あ、はんっ……んん……あ、や……く、ぅ……っ」

「海未、もっと、もっとお前の声を聞かせてくれ……」

「はぁ……あぅっ……!れ、い……零ぃ……♪もっと、私を愛して、くださ……い……んぁっ♪」

「当たり前だろ。お前は一生俺のモノで、俺も一生お前のモノだ。一生愛してやる……うぐっ」

 

 腰に回している左手で海未をもっと引き寄せて右手でもっと強く海未の胸をまさぐる。海未ももっと俺を求めているのか、再び俺のモノへと手を伸ばし弄ぶようにしてくる。

 

 

 俺は海未のおっぱいを、先端を、時に激しく、時に優しく、揉んだり、摘んだり、先端を軽く引っ張ったり、とにかく出来る事を全て行い海未を快楽に連れて行く。

 

 海未も一緒だった。嬌声を上げながらも、俺のソコを指をバラバラに動かしてずっと一緒じゃない快感をリズム良く与えてきて、時に軽く握って上下に動かし、揉むかのように優しく扱ってくる。

 

 

 

 お互いがお互いに最上の快感を与える。

 

 

 

 

 そして、先に最高潮に達したのは海未だった。

 

 

 

 

「あ、は……零、零ぃ……っ♪ぁんっ……は、はぁぁぁあああああんっ♪」

「くっ……!はぁ……はぁ……。終わったか……。お疲れさま、海未……俺も気持ちよかったよ……」

 

 

 俺の肩にへたり込んで幸せそうに息切れをしている海未を優しく床へと寝かせる。俺ももうすぐで達しそうだったが、何とか持ちこたえた。海未のテクニックもあってか、俺も結構くたくたになりつつあるな……。

 

 少し休憩でもす―――、

 

 

 

 

 

 

 

「ぁんっ!れ~い~く~ん……♪」

「あ……。ほ、穂乃果……それに、みんなも……」

 

 

 

 

「海未ちゃんはもう気持ちよくなったしぃ、んっ……!次はことりとぉ、しよ……?」

 

「う……ふぁ……わ、私も零君としたい……ですっ……」

 

「はぁ……はぁ……れ、零の注射は私にぶち込むためにあるんだから、さっさとしなさいよね……!」

 

「零くんの肉棒は……あぅっ……凛がいっただっくにゃ~……っ」

 

「んっ……!私の体も、もうダメ……みたい……。零の……入れてくれない、かしら……♪」

 

「やんっ……♪ウチの大きいコレで、零君のを挟んであげるよ……♪」

 

「んんっ……!もーう我慢ならないわ!零を犯す……」

 

 

 

「お、おい……?何か、みんないつもと違う欲情の仕方してないか……?」

 ヤバイ、みんなの性格が変わったかのように感じてならない。真姫とかぶち込むとか言う子だったっけ?凛とか肉棒とか言う子だったっけ?にことか犯すとか言う子だったっけ!?

 

 

 海未以外のみんながジリジリと俺に近づいてくる。

 

 

 

 

 そこに、携帯のメール音が鳴った。秋葉が解決策を見つけたのか!?

 

 

 

 急いでメールを見ると、そこに書いてあったのは、

 

 

 

 

『机の上に“近藤さん”置いておいたからね~。今はまだ避妊しなきゃダメだよーん♪』

 

 

 

 

 恐る恐る、机の上の方を見る。そこには、秋葉の言う通り、“近藤さん”があった。それも見事に9人分。

 

 

 

 

 あぁ、なるほど。秋葉は最初からこれを読んでいたのか……。

 つまり、諦めろという事だ。

 

 

 

 

 とりあえず、既に俺のズボンのベルトに手をかけ始めている彼女達を見ながら、一言を零す。

 

 

 

 

 

「……持つかなぁ、俺のマスターソード……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 結果的に言うと、持ちこたえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 机の引き出しに何故か精力剤があったのだ。それを一戦終わるたびに飲んだ。そして精力を付けてもう一戦を繰り返した。

 

 

 勉強会という名目だったのに、勉強など全然せず、夜通しで俺達は乱れ合っていた。ただお互いがお互いを貪り尽すように。そのおかげで零さんの子孫の素は彼女達に絞り尽されたよ……色んな意味で。

 

 

 

 

 その翌日だからか、体がむちゃくちゃダルイ……。穂乃果達も腰とか痛そうにしてたし。やっぱ秋葉のやる事は俺達の予想の遥か彼方を行っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 でも、まあ、散々な目に遭ったっちゃあ遭ったけど、初めてみんなと同時に愛を深めれたし、気持ちよかったのは事実だから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――――こういうのもたまには悪くねえかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あ、俺も腰痛い……

 




さて、いかがでしたでしょうか。

私なりにトップバッターとして何が出来るかと考えた結果、この9人は出してやろうと思いまして。
妹達も出したかったんですが、それは他の参加者の方達に任せます(笑)

結局零君が直接イチャラブしたのは海未ちゃんでしたね。いや、海未ちゃんと零君の絡みが見たくて……なら自分が書いちゃえ!ってねw
その結果がアレです。

という訳で、薮椿さんの企画に参加させていただけた事、それに運命的にトップバッターをさせていただけた事、私自身大変光栄であります!

私なりに薮椿さんの零君達をとても楽しく書かせていただきました!


そして最後に改めて、薮椿さん、一周年&新日常100話突破おめでとうございます!!
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