相変わらずの低クオリティですが、お願いします!
真緒が出口を求めて歩いていると、その背中に聞き覚えのある声がかけられた。そちらの方を見ると、騒動をレイヤに知らせに来た金髪の青年が歩み寄って来ていた。
「やぁ、管理人さん」
「丁度良かった。出口を探しているんだけど」
「出口、かい?だったらこっちじゃないよ。案内してあげるからついて来て」
青年はあっさりと案内を申し出て、返事も聞かずに先を歩く。
真緒は一瞬信用していいものなのか否か判断しかねたものの、大人しく言う通りにする事にした。
青年はリクというらしい。革命組織の作戦部に所属し、レイヤとは同郷で友人であるとも教えてくれた。
真緒からしたら何故そんな事を言うのか分からなかった。自分、というか夢の管理人はこの組織では敵ではないのだろうか。
もしかすると全員が全員そうではないのかもしれない。この中に身内や友人だから一緒に所属している人間が居たってなんらおかしい事は無いだろう。
しかしどうもこのリクと名乗った青年からはそういった気配が感じられない。モヤモヤとした違和感が真緒を襲う。
「それにしても、意外だね。リーダーの事だから殺せとか、監視として君について行けとか命令しそうなものだけど」
(大丈夫かな、この組織。リーダーって呼ばれている人が思いっきり部下に思考パターンを読み取られているんだけど)
思わず革命組織の先が心配になり、真緒は溜め息を吐きかけたーーが、寸前で呑み込む。
「一応、そう言われていたよ。もっとも、私が反論したら黙っちゃったけれど」
「君が?・・・・・ルカさんが、じゃなくて?」
心底驚いたと言いたげな表情を浮かべて聞いてきたリクに頷いてみせる。リクは「そうかぁ・・・」と零すと、少しだけ嬉しそうに声を弾ませた。
「良かった。ルカさんに傷ついてほしくはなかったから。
でもびっくりしたな。てっきりルカさんかレイヤが反抗するからミツキ君とミサキちゃんを連れて行ったのかと」
「ミツキ?ミサキ?」
「あれ?空色の髪が綺麗な双子が居なかったかい?髪を短く結っている方がお兄さんのミツキ君、三つ編みをしている方が妹さんのミサキちゃん」
確かに見慣れない空色の髪の双子が居た。恐らくあの二人で間違いないだろう。
真緒が口を開こうとした時、背後からバタバタと数人分の足音が響いた。
振り向くと、顔に汗を滴らせたレイヤとルカ、無表情なカリン、そして今話題に上がっていた双子が荒い呼吸を整えようとしながらも真緒を睨みつけた。
「・・・リク、何してんだよ」
「何、て?逆にレイヤこそどうしたんだよ、そんなに慌てて」
リクはイマイチ状況を把握し切れていないのか、首を傾げる。彼に大まかな説明をしてから、ルカは真緒に目を向けた。
「真緒ちゃん。嫌なのは分かる。だけどお願いだから、ボク達も一緒に行かせて」
「だからさ。君らはそれで良いわけ?」
「知りたい事があるからね。ボクもレイヤも。レイヤが行くならカリンは行くし」
部屋に居た時嫌そうにしていたのは何だったのだ。
だが真緒は拒否はせず、短く「分かった。一緒に行こう」とだけ言った。
最初は面倒だと思ったが、此方も革命組織について知りたい事は山ほどある。一緒にいる事によって得るものもあるだろう。
その後、見送りをしたいと言ったリクと、伝えなければいけない事があるという理由で空色の髪の双子と共に、真緒たちは改めて出口へと向かった。
取り敢えず革命組織本部でのお話、一旦終了です。
次からは本格的に進歩して行きますよ〜!
それでは、ありがとうございました!