前回よりもクオリティ低くなってしまったかもしれませんが、どうぞ楽しんで行ってください。
結局なんの成果も得られぬまま、真緒は自宅に帰った。
彼女の家は非常に和風である。一番最初に来た夢が日本人の「お屋敷に住みたい」だったことかららしいが、実際の話か否かは定かではない。ただとにかく和風で、昔とあることが原因で追放された幼馴染み曰く「とにかく大きい」。だが存外その真緒の幼馴染みの発言も間違ってはおらず、生まれた時からこの屋敷にも近い家に住んでいる彼女自身も幼い頃はよく迷っては泣いたもので、現在も時々訪れる人間が迷う程広いのだ。
いつの日にか来た来訪者と呼ばれる異世界から来た男が「貴族の家」などと言っていた気もするし、伝わっている話が実際のものでも変ではないのかもしれない。
寝室に入ると途端に疲労感が体に襲いかかってきた。
それに逆らわずに畳の上に寝転がり、静かに不思議な模様が踊る天井を眺める。
あの魔術を使う少年の口ぶりだと、戦争を始めさせるきっかけを作った者が居るようだった。そして、その誰かが何処かに姿を消してしまったことも分かった。
問題なのは何処に居るかはわからない事だ。恐らく探していたらすぐに戦争は始まってしまうだろう。犯人がたとえ知り合いの中に居たとしても、真緒は見つけられる自信が無かった。物心ついた時から人の顔を覚えるのが何よりも苦手だったのを思い出し、なんとかしておけば良かったと後悔しかけるが、すぐに終わらせる。今はそんな余裕は無いのだ。
しかしそうなると、犯人を見つける前に戦争を止めるのを優先した方が良いだろう。取り敢えず両方の国の王に話をして、もう少し待ってもらう必要があるな、と真緒はこれからの仕事の経緯を頭の中で考え始めた。
両国の王と話をしに行くと部下に伝え、真緒はさっさと生まれ育った村を離れた。死ぬ気は無いし、他の村人達が自分に話しかけるのはまず無いから、挨拶の必要は皆無だ。
用件だけ伝えた部下は心配していたが、それが自分ではなく夢の管理人に向けられたものであることを真緒は知っている。だからこそ、心配しないでの一言も返さず、「お気をつけください」という部下の声も無視して村を出た。
(早く仕事終わらせて家でのんびりしよう)
ただそれだけを考えながら、少女は北の国の首都を目指して歩いた。
*孤独の森・最深部にて*
「此処は・・・何処だ?」
「孤独の森」
「それは分かってるんだよ!」
「じゃあ良いのでは?何が不満なんですかマスター」
「お前なぁ・・・」
マスターと呼ばれた青年は苛々と隣で涼しい顔の少女を睨むが、すぐ呆れたかのように視線を外す。
森の奥に立つ二人はまず自分達の安全を確保しようと目的を定め、行動を開始した。
どうも千羽鶴です!
訳のわからない文章だったかもしれませんが、いかがでしたか?
楽しんで頂ければ幸いです。
では、ありがとうございました!