原因不明の異変発生!
それはなんと
「幻想郷中の酒がコーヒーになった」
という驚異的な?物だった!
酒を求める霊夢たち、どうなる?

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East fantasy 秋の夜のコーヒー 前編

時は涼しき秋の夜…

静かな世界の一角、なんとも賑やかな小さな建物が…

一体何が行われてるのだろうか…

 

「酒は無いからコーヒーで我慢しろ?」

 

と酒好きの博麗の巫女霊夢、激高する。

 

「幻想郷の酒が全部コーヒーにかわったのよ、原因はわからないわ」

 

紅魔の使い咲夜はため息を付きながら言った。

 

「酒が無いなら宴はできないわ」

 

「外の世界から調達するわけにも行かないし…」

 

「どうにかして酒を用意できないの?」

 

「鬼の酒すらコーヒーに変わってるそうよ」

 

「飲む気は無かったけど萃香も無理か…」

 

「あら?あの酒飲みたかったの?」

 

「んなわけ無いでしょ!アホメイドが!」

 

2人の下らない喧嘩が始まる。

 

「コーヒーも案外美味しくてよ?」

 

紅魔の主、レミリアは言う。

 

「私はコーヒー飲むならお茶を飲むわ」

 

「私もコーヒーよりは紅茶ね」

 

「あんたは生き血が一番いいんでしょ?」

 

「いや?どうかしらね?」

 

下らない巫女と吸血鬼の言い合いまで始まる。

 

 

「萃香が端っこで泣き叫んでるわね、あ、新聞のカラス野郎が来たわ」

 

レミリアが言うとそこには天狗が。

 

「カラス野郎じゃないです、射命丸です」

 

「文様をカラス野郎とか言うなぁ!」

 

取材の為だろうと霊夢は悟った。

 

「時代遅れのガラケー野郎も一緒ね」

 

「スマホは幻想入りしてないのよ」

 

「香霖堂にあるんじゃない?」

 

「いい情報もらった!ありがとう腋巫女!」

 

「誰が腋巫女よガラケー天狗!」

 

 

「おーい霊夢、コーヒーあるかぁ?」

 

空気を読まな魔法使い魔理沙が寄ってきた。

 

「コーヒーならそこらへんに落ちてるわ」

 

「だよな、これ酒かと思って飲んだらコーヒーだもん、道理で茶色い訳だ」

 

「あんた、コーヒーを酒に変える魔法とかなんか使えないの?」

 

「そんな無茶振りな…」

 

「なんかいい案とか無いの?」

 

「んー、茨華仙とかか?あいつ一升とか結構酒飲むし、詳しそうだな」

 

「そうね、ちょうどそこにいるし」

 

遠くから霊夢を呼ぶ声が聞こえた。

 

「あ、なんか呼ばれた気がする、ちょっと魔理沙お願いできる?」

 

「おう、わかったぜ、というか咲夜とかいつの間にかみんなどっかに行ったんだな」

 

 

「酒がコーヒーに、ねぇ」

 

仙人は悩んだ。

 

「実はコーヒーでも何でも酒に変える壺があるわ…」

 

「お、良いじゃないか、それ使おうぜ」

 

「いや、今は使うわけにはいかないの」

 

「何でだ?」

 

「その壺は確かに酒を作る壺、ただこの壺に秘められた魔力が計り知れなくて危ないからうちの倉庫の奥にしまってあるの」

 

「霊夢がキレだしそうだしそれでも使おうぜ」

 

「それは辞めといた方がいいわ、実際死人が出てその後あずけられた物なの」

 

「それは危ないな、でも霊夢がキレた方が圧倒的に危ない」

 

「僕t…悪魔と契約したとも言われていて」

 

「いま完全に外の世界のもふもふエイリアンのセリフ言いかけただろ」

 

「いいのそんなこと、でね、1つその危ない方の魔力を消す方法があるの、とりあえずその壺を取ってくるわね」

 

「おう、いってらっしゃい」

 

「あ、それと出来る限りの清められた水を用意しといて?」

 

「お、おう、わかったぜ」

 

 

「魔理沙、どうだった?」

 

とちゃっかりコーヒーを飲んでる霊夢。

 

「方はあるにはあるそうだ…」

 

「なら良かった!で、その方は?」

 

「それが危険らしくてだな…とりあえず清められた水を用意して欲しいそうだ」

 

「清められた、水?」

 

「訳はわからんが」

 

「ちょうど雪解け水を祓った水が倉庫かどこかにあったから、探してくるね」

 

 

それから少し経って。

 

 

「お、茨華仙と霊夢、お帰り」

 

「清水は用意出来たわよ」

 

「魔理沙は何かやらかしそうだから黙って見ててくれない?」

 

「ちょっと!酷いなぁ、わかったよ」

 

華扇は邪気漂う壺を持ってきてた。

 

「霊夢、一回お祓いしてくれる?」

 

「わかったわ、祓いたまえ、清めたまえ」

 

「それ、どっかの弓士のセリフよ」

 

後半に続けれるかはやる気次第。



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