手短なところに武器がないか探したが見つからず、仕方なく屋上を目指した。確か園芸部が菜園かなにかしていたはずだからだ。売店も考えたがあそこはすぐにゾンビが現れそうで不安だったから、まず上を目指した。まだ上なら安全だと思うから、「まあ、どこ行っても安全な場所はなさそうだけどな~」屋上に向かう途中に「あれは恵飛須沢じゃないか?」誰かに肩を貸している姿を見つけた。だか今は急いでいるとはいえ、いつまたあのゾンビたちにでくわすかわからないが、同じ部活動の仲間をそのまま見過ごす訳にはいかないしな。仕方ない、手を貸すか。
「お~い恵飛須沢!!」と声をかけながら急いで手を貸した。
突然後ろから話かけられたから。すごく驚いた表情をしていた。
「九条じゃないか。助かるよ。」と言ってきた。
ぶっちゃけ最初はこのまま見なかったことにしようと思ったが、状況が状況だ、僕さえ助かればいいと思うけど、同じ部活動の仲間だ、助けない訳にはいかないよな~
「ところでその人先輩だよな?」もしかして校庭にいたゾンビみたく噛まれてないよな。もし噛まれていたらヤバイぞ。
「どこか先輩は怪我したのか?」と聞くことにした。返答次第では恵飛須沢に言わないといかないな。
「いつものように先輩に練習みてもらっていたら突然倒れたんだ。」 と言っていた。 そうなのか…僕がみていた限りだと咬まれないとゾンビにならないと思っていたのが…どうなのか…その前に僕もすぐにこっちにきたから考えてもしょうがないか。
「ところで恵飛須沢はこれからどこに行こうと思っているんだ?普通は保健室に行くよな?」保健室は一階にあるはずだが。怪我人がいれば…
「ああそれが保健の先生が居なくて、まずは安全そうな場所に行こうと思って」 学校に安全そうな場所は屋上か?確かにあそこならドアが一つしかないから。そこさえ塞げばなんとかなるか。が…他の教室だと塞ぐ箇所が二ヶ所必用だからな。
「候補はあるのか?」
「たぶんめぐねえがいる屋上に行こうと思っているよ。少し前にめぐねえが言っていたから。」
「そうか、僕もこれから屋上に行こうと思っていたからちょうどいいよ。」と話ながらいると、下の階からうめき声がしていた。これはまずいな急がないのと、僕たちも危険だ。
「恵飛須沢急ぐぞ!!ゾンビがこっちに近付いている、ゾンビが来る前に早く屋上に行くぞ。」
「わかった。急ごう。」
やっと三階に着いた。
………だが………目の前にゾンビがいた。
どうする。
このままではヤバイ。
ゾンビがこっちに気がついた……ヤバイヤバイヤバ過ぎる。この状況どうすれば、助かる。
考えるだ。後ろからも迫っているしモタモタしてられない。仕方ない 一つ深呼吸をしてゾンビの足目掛けて蹴りを放った。 すると当りどこらがよかったのか。そのまま倒れた。これを期に僕は、
「恵飛須沢このまま先輩を連れて屋上に行くんだ。僕が時間を稼ぐから。」
「わかった。気をつけろよ。」さっき倒れたゾンビは生きていたが足元に携帯が落ちていた。 確か前なにかの映画でゾンビは音に反応を示すと言っていた気がする。
よしここは携帯を使おう、倒れているゾンビはようやく起き上がりかけていた。
「最低恵飛須沢たちが屋上に行くまで足止めしないとな。」僕は起き上がったそばからもう一回足元を目掛けて蹴りをいれた、階段付近を見るとゾンビが五~六体のゾンビがすぐそばにいた。「うぉぉぉ」とうめき声をあげながら僕に迫ってきた。
どうやら恵飛須沢は屋上に行けたようだ。
一か八かの賭けだ、 さっき拾った携帯を使おう。これがダメだったら終わりだな。
携帯のミュージック画面を開いて適当に曲を選び音量を最大にして、近くの教室に投げた。すると携帯の方にゾンビたち視線が僕から逸れた。
僕はこの瞬間に急いで屋上のドアに向かった、「恵飛須沢!!急いで開けてくれ。ゾンビがすぐ来る!!」
中から恵飛須沢以外の声がした。
「もしかしてさっき恵飛須沢さんから話は訊いているわ。九条君?今開けるわ待ってて。」するとすぐに開けてくれた。
「ゾンビがすぐそこにいます。なにか押さえる物ないですか?ゾンビが来る前に。」
「わかったわ、若狭さんと丈槍さんなにか押さえる物探してくれる。急いで。」
「分かりました。先生、丈槍さんなにか見つかった?」すると丈槍さんがロッカーを指した。急いで中の物を出しているとドアの方でうめき声とドアを叩く音がした。急がないと。