異界、影に生きる   作:梵唄会

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ご意見により、影蟷螂から兵仗那由他の術に改名しました。
兵仗とは武器を意味し、とにかく沢山のということを表すのに那由他を付けました(2015/12/10)


5話・戦う事

□主人公視点

 

 

 とある地下の一室。怪しく蠢く二つの影があった。

 

『さて諸君集まってもらったのは他でもない』

『来るべき一戦に備えてのことだ』

 

「諸君と言っても二人しか居ないけどね」

 

『五月蝿い』

『コレでどうだ』

 

 十人ばかり這い出てくる。コレで雰囲気は出ただろう。

 

「まぁ、影ちゃんがそれでいいなら良いんだけど」

 

『団員一号! 名前を呼ぶな!』

『私の事は総帥と呼んでもらおう』

 

「……後で恥ずかしくなるのは、総帥だよ」

 

 いつもはこう言う事にノリノリのくせに。今日は真面目になる日なのだろうか? 折角地下に基地を作り内装もそれらしくし、衣装まで揃えたというのに。

 

『納得してもらったところで話に戻ろう』

『我が仇敵、大蛇丸の事だ』

 

「あぁ、大蛇丸ね。総帥も随分好かれてるよね」

 

「……」

 

『その大蛇丸だが、近々暁から抜けるだろう』

 

「ッ! それは本当かい?」

 

『我が影ネットワークの情報だ間違いない』

 

 本当は原作の知識だけど。

 それよりも、いつになくミナトさんが真剣でやりづらい。なんだか、私が巫山戯てるみたいじゃないか。

 どんどん興が覚めてくる。なんだか馬鹿らしくなってきた。折角、数年前からコツコツと作り上げ特別にミナトさんを招待してあげたのに。コレなら一人でやれば良かった。もう、二度とミナトさんのノリに付合ってやるものか。

 はぁ、第一弾の会議内容が悪かったか。こういうの真面目にやると死亡フラグが立つから嫌なんだけどな。ミナトさんはいざという時に真面目になるから死ぬんだよ。

 

『私の情報によると大蛇丸が暁に入ったのはうちはイタチの身体が目的です』

 

「さっきの総帥とかはもういいの?」

 

「……」

 

『そして、そろそろ大蛇丸に動きがあるようです』

『大蛇丸が動くということは』

 

「イタチくんの確保に動く。そしてイタチくんに対峙するという事は同じく所属する暁と敵対するわけだね」

 

 大蛇丸の動きは危険を冒してでもずっと探っていたのだ。探られるだけではない。ストレスを乗数的に溜められているのだから、少しくらい発散させて貰わなくては割に合わない。

 

『そういう事です』

『成功するにしろ失敗するにしろ暁からの脱退は規定事項でしょう』

『そして私は密かにこの時を待っていた』

 

 ずっと、あのストーカー行為にはうんざりしていた。他のメンバーにも追われて居たのは同じだが、大蛇丸のしつこさは桁が違う。他の人は見つけたら捕まえるというスタンスなのに対して、奴だけは執拗に追ってくる。

 温厚な私も最早限界だ。攻撃は最大の防御。私は大蛇丸に引導を渡すべく虎視眈々と機を待っていたのだ。

 そして最初の機会が大蛇丸の暁脱退だ。私の知識では少なくともイタチとサソリが戦う事になる。逃げられはしたが無傷とはいくまい。傷ついたところを一気呵成で葬ってやろう。窮鼠猫を噛む。追い込まれた鼠の牙の威力、得と知るがいい。

 

『作戦は簡単です』

『例え大蛇丸がどんなに卑劣な罠を仕掛けたとしても』

『相手は腐ってもうちはの天才』

『無事でとは行かないでしょう』

 

「そうだね。イタチくんは忍びだから」

 

『忍びだから?』

 

「そう。影ちゃんは知らないかもしれないけど、忍びとは相手の裏の裏まで読むことを徹底させられる。彼が何処にいようと本質が忍びである事に変わりはないからね。なら、そう簡単にはやられないよ」

 

『例えそうだとしても確実性を優先します』

『私は状況に応じては諦めますが他の暁を誘導し一対複数を作るよう心掛けます』

 

「僕は?」

 

『ミナトさんは最終手段です』

『一番避けたいのは大蛇丸のアジトを荒らしていたのが私だとバレて、なおかつバレたまま逃してしまう事です』

『今回は今後を優先したいのでミナトさんが出なくてはいけない事態に成ってしまったら大人しく撤退しましょう』

 

 そう、ミナトさんは私にとって鬼札だ。こんな所でバラしてしまえば、大蛇丸を倒した時のメリットよりバレてしまった時のデメリットが上回ってしまうだろう。

 そして、ミナトさんを使っても大蛇丸を仕留められない事態に陥れば目も当てられない。私の存在に注目が集まってしまう上に、今後大蛇丸は今まで以上に、怨みまで重ねて私を追うことになるだろう。

 だから、まだミナトさんを使う時では無いのだ。機会はまだある。木の葉崩しの時、自来也と綱手との戦いの時。その時までは、また大蛇丸の影に怯える事に成るだろうが急いては事を仕損じる。焦って事を進めて失敗するのは二流のする事だ。

 

「やっぱり、影ちゃん忍びらしいよ」

 

『そうですか?』

 

「うん。どうだい木の葉の忍びにならないかい?」

 

『絶対に嫌です』

 

「そっか残念だな」

 

「……」

 

『さて、本題に入りますが』

 

「今のが本題じゃなかったのか」

 

「……」

 

『やがて来る戦いに備え私の強化に本腰を入れたいと思います』

『今回もミナトさんは役に立たないので』

 

「それは僕のせいじゃ無いんだけどね。ま、鍛えるのはいい事だと思うよ」

 

『いえ、修行は今まで通りにやります』

『今回やりたいのは技の名前付けです』

 

 火遁などは火の形や大きさが違うだけで技の名前が変わってくる。なら、私もかっこいい名前を付けてしまっていいだろう。

 そう、その為にわざわざミナトさんに来てもらったと言っても過言ではない。ミナトさんは腐っても螺旋丸という素晴らしい技の開発者だ。さぞや私の技にいい名前を付けてくれるだろう。

 取り敢えず外聞的にそれらしい理由付けも加えておく。

 

『影を形成するのはイメージが重要です』

『それぞれに名前を付ける事で、名前から瞬時に形を連想し形成のスピードの向上をはかるります』

『そして、予め技を決める事でその用途と性能を整理しておき使う時の選択をしやすくするのです』

『それに印や名前を使うと思わせる事で相手の意表も狙えます』

 

「言われてみればそうかも知れないね。影ちゃんには案があるのかな」

 

『取り敢えず、この力は総じて“影遁(ヨウトン)”と名付けてみました』

『技に関してはこれから考えます』

『先ずは……』

 

 そう言いながら影から円錐形の槍を突き立てる。私の中で最も使う機会の多い形態。

 

「あぁ、僕も何度かやられたヤツだね。名前は、それから連想できるようにする事も重要だから。……そうだね、単純に影遁・影錐槍(ヨウスイソウ)の術で良いんじゃない?」

 

 おぉ、流石ミナトさん。それっぽく恰好いい名前をあげてくれた。盾は我愛羅さんのアレに似ているからの、それから取って影の盾にしよう。防御技とか言う機会が無いからどうでも良い。

 影で相手を拘束する技も影縛りモドキの術でいいや。

 刃物状に変形し相手を切り付ける技は、状況に応じて様々な形態の形を取れることからとって兵仗那由他(ヒョウジョウナユタ)と名付けられた。

 私の絶招影炎覇断剣(ゼッショウヨウエンハダンケン)は却下となった。確かに基本技に付ける名前では無かったな。炎も出てないしね。

 コレで基本形態は決まった。

 

『ありがとうございます』

『なかなか良い名前が決まりました』

『あとの技はミナトさんにお披露目するのは初になるでしょうが』

『室内向きでは無いので外へ行きましょう』

『今丁度、石の国の抵抗組織(レジスタンス)の依頼で国家転覆を図っているところです』

『そこでお披露目しましょう』

 

「ちょっと! 影ちゃん何やってるの?」

 

『では待って居るので行ってきて下さいね』

 

 わたしは暴れるミナトさんを影で縛り付け影の中に引きずり込んだ。

 

 

 

「それで? 俺このこと全然聞いてなかったんだけど?」

 

『さっき初めて話しましたので』

 

「ちゃんと話してくれないと怒るよ? 事と次第によっては影ちゃんを止める。たとえ消されちゃってもね」

 

『怒らないで下さい』

『掻い摘んで説明します』

 

 この国は周辺の五大国家と比べれば里程度の大きさの弱小国家だった。第三次忍界大戦の影響をもろに受け衰弱の一途を辿り、大名が更に追い打ちをかけるように圧政をしいた。だが、それだけならまだ良かったかもしれない。それに抵抗を始めた民を処刑し始めたのだ。普通なら他の五大国が鎮圧などするだろうが、まだ戦争のダメージが抜けきれていなかったため放置された。その為に抵抗組織なんてものが出来てしまったのだ。

 

「石隠れの里はどうなって居るんだい」

 

『完全に大名側に付きました』

『お金を取れるだけとるつもりでしょう』

『最早末期です』

 

「……最悪だね」

 

『このままでは十中八九、大名側が勝つでしょう』

『しかし民無き国にお金は産まれません』

『いずれ貯蓄は底を尽き』

『その時石隠れの忍びがどう動くか』

『覇権を持つにしろ、絞り尽くして他の国に行くにしろ』

『この国は国として終わりですね』

 

「そうか、それで影ちゃんはどう動くんだい」

 

『最初から言ってるじゃないですか』

『抵抗組織に組します』

 

「その後は」

 

「……」

 

『仕事で傭われただけですから』

『依頼には全力を尽くしますがそこまでは責任をもてません』

 

「分かった。俺は影ちゃんの邪魔はしない。それでいいね」

 

 一時はどうなるかと思ったけど納得してもらったようだ。里の為に命をかけるような人だ。正義感が並大抵ではない事を忘れていた。

 どんな大義名分を掲げようと、規模は違うがやっている事はペインやオビト、ダンゾウと変わらない。犠牲の上に新たな正義を押し通すだけだ。

 道徳的に間違っている事は分かる。だが、この世界で犠牲無き信念を貫く事は本当に難しい事なのだ。ここの世界を回ればよく分かる。大蛇丸の人体実験など歴史の犠牲のほんの一部でしかないのだ。だから、信念も何も無い逃げているだけの私には彼らを否定する権利は無い。大蛇丸、てめーは別だけどな。

 だからという訳では無いが私が正義の為に人を殺す事は無い。必ず仕事で人を殺す。酷い責任転嫁だ。でも、そこら辺もミナトさんにとっては許容出来る事では無いのだろう。

 折れるとしたら私だな。私は優柔不断だからその場の雰囲気で流されてしまう気がする。

 

(私が言うのもおかしな話だけど、親子二代揃って私の忍び像と違うな)

 

 協力は得られなかったが元々一人でやるつもりだったし、ミナトさんに来てもらったのは名前を付けて貰うためだし。

 難易度的には高い方だけど暁との戦闘に比べれば遥かに気が楽だ。あの人達は一人で木の葉を壊滅に追い込む。そんなヤツが10人近く居るのだ。あの人達に襲われるのと比べればなんてことはない。

 

『はい、ミナトさんは見ているだけで十分です』

『後で格好いい名前をお願いします』

 

 そろそろ、抵抗組織の人たちは配置に付いたようだが。相手は腐っても忍び達。一枚も二枚も上手だ。今回の作戦も筒抜けの事だろう。しかし、彼らにとって私は不確定要素だ。

 私から一石を投じてしまうか。

 ドーン、ドーン、ドーンと夜の闇の中、重厚な音が響く。破壊音と共に城門は壊されていく。コレは螺旋丸を求め四苦八苦している時に生み出された副産物だ。巨大な円錐形の影に螺旋状の溝を作り高速で回転させながら突き刺す。

 対城壁用として有効な事が実証された。溜めが必要だから対人にはあまり使え無いだろうけど。

 壊された城門から兵士が出てくる。アレは浪人か。落ちぶれた侍崩れとはいえ彼らの中には強力な鎧とチャクラ刀を持つ者も居る。

 しかしそんな兵士がまるで玩具の人形のように、門から踏み出すと一人また一人と身体中に穴を開ける穿たれ全身から血を噴き出し倒れていく。

 弾丸状に形成した影を高速で回転させながら、秒間数百発におよぶ影の弾丸が彼らに猛威を振るって居たのだ。

 周囲の柱や壁も巻き込み、破壊尽くす。想像以上に凶悪だった。夜にしか使えないし、味方がいても使えない。悲鳴を叫ぶ間も無く壊滅させる為に集団への心理効果は薄いのも欠点だ。

 

 さて、そろそろ忍びが動き出す頃だろう。夜は彼らの絶好の狩場だ。だけど、夜の闇が味方するのは彼らだけではない。寧ろ夜は私のステージだ。ここら辺一帯の影と同調する。頭が焼き切れそうになるので広範囲にわたる索敵は一瞬だけしか出来ないが、一瞬で十分だ。

 

「ぎゃあぁぁぁ!」

 

「な、なんだぁ!」

 

「クソッ! ゔぁあああ!」

 

 一人一人悲鳴と共に木々の間から落ちていく。赤く熟して落ちる果実のようだ。

 広範囲技。小さい木の葉のような無数の刃が、敵の周りを回りながら高速で落ちる。軽く平たい型の為空気の抵抗を受け、揺れながら敵を切り刻むのだ。

 

 敵の主要戦力は粗方は片付けた。もう、抵抗組織だけでも大丈夫だろう。私は影に溶け城の中を進んでいく。

 ーー見付けた。

 アレが大名だろう。周囲の人間にわめき散らし一人になると、裸の女をはべらせながら酒を飲む。実に醜い姿だ。どんな相手だろうが敵は敵だ。私は四方から照らす光源の一部を破壊し大名に影を作る。

 

「何奴!!っが!」

 

 それに気付き叫びだすが、既に手遅れだ。大名の背後から影の槍が脊髄を貫通し脳天に突き出る。

 ーー影遁・影錐槍。

 そばに居た女達がそれに気付き逃げていく。追う必要も無い。少し頑張り過ぎただろうか。ぼぉっとする。

 

「・・ちゃん! 影ちゃん!」

 

 いつの間にかミナトさんが呼んでいたようだ。

 

『すみません』

『少し酔いました』

 

「……影ちゃん」

 

 月に当てられたのか、血を見過ぎたのか、それとも両方か。戦闘の、特にこの様な戦の後はフワフワするような感覚になる事が多い。

 

「何はともあれ勝鬨を上げないとね!」

 

 そう言ってミナトさんは部屋から踊り場に飛び出した。

 

『ちょっと何言って……』

 

 ミナトさんの不可解な行動にボヤけていた思考を一気に回転させる。そうか! 奴の狙いは最初からコレだったのか! クソ、不味いミナトさんの口を……。

 

「敵将、この天日影が討ち取った!」

 

 慌てて私も踊り場に出るが間に合わなかった。風遁まで使い声を拡張して叫んでいる。

 まみミナトさんの狙いは、多分私の話を聞いた時からコレだったのだろう。抵抗組織は全て民で構成させれている。それではたとえ勝ったとしても、国を纏められるような人は居なかった。だから、そう遠く無いうちに他の国に吸収させるか、自然消滅する確率が高かった。

 ミナトさんは、私を最大の功労者として仕立て上げることで旗印とし最後まで責任を取らせようとしているのだ。巫山戯るな。二束三文の依頼じゃないぞ。

 

「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」」

 

 外から歓声がわく。忍びが勝鬨を上げるのってどうなんだろうな。

 

「えいえいおー」

「「えいえいおー!」」

「「えいえいおー!」」

 

 

 

『例の件は一先ず置いておいて技の命名ありがとうございました』

 

「いやぁ、参ったね。あんなに感謝されるなんて。あ、名前の事は気にしないでいいよ」

 

『煽動したくせによくいう』

 

 過ぎた事を悔やんでも仕方ない。だいたいの事は諦めた。なるべくなるさ。

 新しく決まった技の名前は三つ。

 城門を破壊した技は、黒曜螺旋槌(コクヨウラセンツイ)の術。影の弾丸は、影貫礫(ヨウカンレキ)の術。最後に使った技は、影木の葉落とし(カゲコノハオトシ)の術と名付けられた。

 

『まぁいい』

『そろそろ螺旋丸教えて欲しい』

 

「……影ちゃんに螺旋丸必要?」

 

『例え必要で無くとも、それとこれとは話が別です』

『約束ですから』

『大名兼里長の権限を使っても教えて貰いますよ』

 

「僕のおかげで成ったんじゃん」

 

『間違えていますよ』

『ミナトさんのせいで成ってしまったんです』

 

 そう、ミナトさんの口八丁のせいで私は石の国の大名兼石隠れの里長になってしまった。実力と結果も示してしまったので成すすべなく気が付いたら終わっていた。

 天国の父さん、母さん。前世の父さん、母さん。私は大名になったよ。

 まぁいい。プラスに考えるんだ。こうなってしまったら、自分好みの国に変えてしまおう。そして、何れは第七の大国にしてみせるんだ。

 

「まぁ、良いけどね。辛い修行になるよ」

 

『構いません』

 

「じゃあさっそくやろうか。基本はいつも影ちゃんがやってるのと変わらないんだけどね。まず手の平の上でチャクラを放出し回転しながら留める。うん、出来てるね」

 

『はい』

 

「ここからが重要な何だけど。こう、ギューンってやるんだ」

 

 ふぁっ!

 今、どうなったのかさっぱり分からなかった。ギューンってなんだ、ギューンって。

 

「違う違う、ソレは散らばしてるだけだから。こう、ギューンってやるんだよ」

 

 そのギューンが分からないんだ。もしかすると、この人も身体で覚える感覚派忍者だったのか。巫山戯るな。こんなの詐欺じゃないか。

 

「だから、違うって! ほら、もう一度」

 

 こんな訳の分からない体育会系なノリは私の分野じゃ無いのに。




~影ちゃんのスペックまとめ~
身長:144cm(変化時:153cm)
体重:ヒミツ
スリーサイズ:ヒミツ

幻術:使えないが何故か分身には効かない。
忍術:忍者ではない為、基本的な忍術は使えないが数個は使える。忍術は使えないのにチャクラ操作はなかなか。
体術:格闘は出来ず腕力は無いが走力のみ忍びの上位クラス。

◆技
ー忍術ー
・瞬身の術
・お色気の術(変化の術)
ー影遁ー
・影の盾
・影しばりモドキの術
・影錐槍の術
・兵仗那由他の術
・黒曜螺旋槌の術
・影貫礫の術
・影木の葉落としの術

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