新しい歩み
気がつくと洋介は見慣れたコンクリートと鉄の街、東京にいた。
「あれは……夢だったのか?」
ベットから起きると部屋のパソコンを動かし、歴史を調べていた。
明治維新の重要人物に南方仁と坂本龍馬がいた。
「夢では無いみたいだな。」
はっきり言って洋介がコレラを治した話は南方仁の手柄となり、長州や鹿児島での洋介も全て戦場でのお伽噺と片付けられていた。
唯一、小田原と囲碁などの分野では洋介の名前は知られていた。
理由は、本因坊秀策を救ったことである。
更に、囲碁のファンサイトでは掘り下げられていたり、小田原の歴史サイトでは小田原の偉人名士として記載されていた。
そこには、生涯どのような病気にも同じ少ない額しか受け取らず水などから病が発生するとして浄水装置を発明したり、幕末の医学の歴史では南方仁がペニシリンを開発するときに1万両を寄付した清廉潔白な人物とかかれていた。
「ハハッ。」
渇いた笑いを浮かべる洋介だった。
実際は飯は若旦那がただで食わせてくれる、コレラの時に救った患者が何だかんだ食べ物をくれる、商家が服をくれるので対して金が要らなかったのと膨大な患者を一日で治療できるのでそれぐらいはすぐに稼げるからである。
真実とは往々にしてねじ曲げられるもんなんだなと洋介は考えていた。
その後の小田原病院はというと洋介が居なくなったのは、江戸の争乱で死んだ為として封鎖されそうになったが洋介が日々書き留めていた江戸時代の治療法とインターネット上の様々な病気を幕末で治せるかとのスレッドの治療法が発見され紆余曲折あったが二代目病院長として康が就任していた。
ヨーロッパはと言うとあのあとに日英同盟を結び、アメリカはアメリカ連合国が二つの勢力に個々に降伏し、帝政アメリカとアメリカ合衆国で東西を分断したままであった。
そんな風な歴史であり、その後に仁の活躍があり戦争を避けていき日本は大きな戦争が無くして現代に至ったのであった。
洋介はそれを見たときまるで夢を見ていたかの様な気分にさせられた。
洋介がパソコンの前から立ち背伸びをすると何故だか頭が濡れ始めてきた。
「ふぁ~!」
あまりの冷たさに体を震わせると体がびしょ濡れになった。
ハッと目覚めて今までの事が夢であると気付かされた。
目覚めたのはビルもコンクリートも人気すらない荒野の中に洋介がいたからである。
「何なんだよ。全く。」
慣れた手つきで能力を使おうとすると……「全くだな小童。」「確かにな」と言う声が聞こえた。
洋介は風邪からくる幻聴かとエスナをかけても全く声は消えずだんだんと声は口喧嘩をし始めた。
「お前らは何なんだ!!」
洋介の怒りの叫びに
「ワシらこそ何かわからな。気づけばお前のような小童と共におるしな。」
化け物のような声が答えた。
洋介はアンサートーカーを使うことにしたのである。
洋介の能力が増えているとのことで確かめてみた。
・スキルを作るスキル
・錬金術
・無効化の能力
・精神コマンド
・ステータス表示
・情報表示
・言語共通
・歴史ゲーム特性、技能解放
・十傑集の力
・超能力
・アンサー・トーカー
・インターネット利用できる能力
・情報を修正する能力
・ジョブアビリティ(4)
・全特殊スキル+10
・魔法全般使用
・宝具全解放
・再現能力
・見稽古
・尾獣
・忍術全使用
・瞳術解禁
・血継限界解放
・浄火
・能力成長限界突破
・陰陽術
・星のバックアップ
・魔眼全使用
・超能力(科学)
・カード能力全解禁
・大嘘憑き
・黄金律
・豪運
・剛運
「増えてるな……。」
洋介は逆に冷静になっていた。
自分じゃない知らない喧嘩を聞かされると冷静になるものである。
アンサートーカーから声の主は尾獣達と聞かされるとスキルを作るスキルで任意の時以外尾獣の声をカットする能力を作り静寂を取り戻したのだった。
「はぁ~それにしてもここはどこなんだ?」
アンサートーカーは極力使わないことにした洋介は、とりあえずレビテトと衝撃波で宙に浮いて辺りをみまわした。
そして、見つけた町に向かい上半身を動かさずに足だけを動かし腕を組ながら向かうのだった。
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