理不尽な強さと   作:連邦士官

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文久2年1月某日

 

暗闇で笑う“ナニか”を見た気がする。

 

暗い中をひたすら追いかけていくと件の“ナニか”が立っていた。

 

暗いのにはっきりと見える上にナニかがいるのは分かるが正体は掴めない。

 

「君はまだまだ才能があるのに気が付いていない。勿体ないな。全く。」

その言葉を吐くと“ナニか”は狂ったように笑いながら闇に体を溶かしていった。

 

頭がボーッとする昨日は色々有りすぎたようだ。

 

まず朝起きて先程のはなんだったのか自分に問うと一瞬で恐らく正解の答えがでた。

 

あれは自分をここに飛ばしたものだと。

 

答えが出ることに疑問を持つとこの能力の名前が分かったアンサー・トーカーと呼ぶらしい。

 

現状の能力で使えそうな能力はと問うと以下の能力が答えに出た。

・スキルを作るスキル

・錬金術

・命を操る能力

・無効化の能力

・精神コマンド

・ステータス表示

・情報表示

・看破

・言語共通

・慧眼

・能吏

・世界を行き来する力

・真空破

・衝撃

・超能力

・アンサー・トーカー

・インターネット利用できる能力

・情報を修正する能力

・ジョブアビリティ(4)

・SPアップ(10)

・白魔法

・時空魔法

・青魔法

・宝具使用

・再現能力

 

今はこれぐらいらしい。

 

(スキルを作るスキルとか意味が分からんな。)

アンサー・トーカーが発動した。

 

スキルを作るスキルは、文字どおりスキルと言う異能を作る能力のこと。

 

(なんだこの能力……強すぎるだろ。)

その後もアンサー・トーカーで能力を調べて驚愕していった。

 

(何なんだ今、俺は世界最強じゃないか?)

と考えていた所で与作から声がかかった。

 

「起きてますか?」

その声に洋介は

 

「はい、準備は出来てます。」と答え出ていった。

 

朝の風は澄みきっていてとてもじゃないが現代の日本とは考えられないものである。

 

昨日は急いでいて楽しめなかった小田原の景色も今見ると風情があり、味わい深いものである。

 

「与作さんおはようございます。」

洋介は小田原の景色を胸に挨拶をした。

 

「はい、おはようございます。それよりもご飯の準備ですよ。支度ができるまで薪を割っていてください。」

与作の指した方向には木が積まれて近くに割る台の様なものと斧があった。

 

洋介が珍しそうに見ていると

「教えないとできませんか?」

と与作に聞かれたので

 

「大丈夫ですよ。与作さん。アレを割ればいいんですね。」

洋介は笑って見せた。

 

「それじゃあやっといてください。あなたの今日の仕事ですから。私は仕事がありますんで。」

与作そそくさと宿の方に帰っていた。

 

洋介は自分にヘイストをかけて木を次々に指を鳴らして真っ二つにしていったり、衝撃波で真っ二つにしたりと手にいれた力を薪相手に試して行くのだった。

 

(使ってみると分かるけど凄まじいな。)

 

 

戻ってきた与作が積み上げられていた木が全て薪になっているのを見て驚いていた。

 

(あれ?やり過ぎたのか?)

その後に分かったがあれは洋介に一日分の仕事で割り当てられた薪らしかった。

 

若旦那から少し町を歩いてきていいと許可が出たので、仕事も終わっているので町を歩き散策していた。

 

ぶらぶらと町を歩いて辺りの景色を楽しんでいると何処からから殿様が来るぞと聞こえ皆、道の端に行ったので洋介も道の端に言って頭を下げた。

 

幾ばくか時間が過ぎて大名行列が到着し道を通っていく、少しばかり顔をあげて大名行列を見ると非常に迫力のあるものだった。

 

大名行列が過ぎる頃には、洋介は宿へ帰らねばならなかった。

ちょっと遅くなり与作に怒られたが、大名行列にあったことを伝えると許してもらえた。

 

 

未だに洋介の苦難は終わらない。




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