テイルズオブラブライブ~みんなで叶えるRPG~ 作:なべ@1987
≪ブルベリ大森林≫
マキ「ったく、どうしてこうも魔物ばかりいるのよ」
エリ「魔王復活の影響があるのかしら。面倒ね」
ノゾ「(エリち。ホノカちゃん心ここにあらずだから、助けたってな)」
エリ「(分かってるわ。ノゾミも頼むわよ)」
ニコ「あ、向こうに大きな石碑があるわよ」
8人が近づくと、石碑からまばゆい光が放たれ、何者かが現れた
ハナ「あ、あなたたちは一体・・・?」
エミ「私たちは古の英雄。私は≪情熱のミューズ・エミツン≫」
ウチ「≪博愛のミューズ・ウッチー≫です」
シカ「そして私が≪誠実のミューズ・シカコ≫です」
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ウミ「あなたたちが、私たちに力をくれた古の英雄の方々ですか?」
シカ「そうです。あなた達のような素質を持つ者が現れるのを500年待っていました」
エミ「私たちの力もそろそろ限界を迎えていました。そこに悪の魔力が襲いました」
ウチ「そして、今回の悲劇が起きました。それに打ち勝つのにはあなた達の力が必要です」
マキ「で、具体的にはどうしたらいいの?」
エミ「私たちが≪ミューズ≫の持つ真の力を解放します。ホノカ、私の前へ」
ホノ「・・・はい」
シカ「ハナヨはこちらでおいでなさい」
ハナ「ふえっ!?は、はい・・・」
エミ「ホノカ。あなたは恐らく人生で一番の苦悩を強いられているでしょう。今のままでは
力を解放してあげられません」
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ホノ「どうしたら良いか分からないんです。世界も大事だけど、コトリちゃんも大事です。
どうにかしてコトリちゃんを元に戻す事は出来ませんか?」
エミ「その為には、力もそうですが、あなた自身の強い気持ちが必要です。今のままでは力を
授ける事は出来ません。今一度考えて下さい。あなたの本当に大切なものは何ですか?そして
コトリを取り戻す為に、覚悟を決めなさい。強い心を持って、彼女と対峙する覚悟を」
ウミ「ホノカ。私たちはいつだってあなたの味方です。だから安心して下さい」
リン「一緒にコトリちゃんを取り戻そう!リンたちもみんなで協力するから!」
ホノ「みんな・・・!ありがとう。私も・・・私が覚悟を決めないといけないんだよね」
エリ「あなただけじゃないわ。私たちは仲間なんだから。私たち「9人」は、ね?」
エミ「さあ、覚悟は決まりましたね?今一度こちらへ」
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エミ「大切なものを守るため、大切なものを取り戻すため、あなたに力を授けます」
『情熱の名の下に、その力を示せ。我が名は≪太陽の笑顔(オレンジ・スマイル)≫』
ホノ「凄い・・・体の中から力と暖かい何かが湧き出てくるよう・・・!」
ノゾ「あれ?エミツン様がいなくなってしもたよ?」
ホノ「いるよ・・・私の中に。一緒に戦ってくれるって」
シカ「さて、次はハナヨですよ。あなたも覚悟は出来ましたか?もしかしたら命を落とすかもしれません。
それでも仲間の為に戦うと誓えますか?」
ハナ「本当は怖いけど、もうマージナル村みたいな思いをするのはいやだから・・・だから戦います!」
シカ「分かりました。それでは私も力を授けます」
『誠実の名の下に、その力を示せ。我が名は≪萌ゆる新緑(フレッシュ・ヴェルデュール)≫』
ハナ「あ、あれ?あまり変化がないような・・・」
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シカ「どうやら・・・素質はあるものの、まだ自分自身への信頼がまだ足りていないのかもしれません。
ハナヨ、自信を持ちなさい。あなたならその内、力を発揮出来るでしょう」
ハナ「は、はい・・・頑張ります・・・」
ウチ「さて、私が力を授けるべきコトリは・・・私の力だけを奪っていってしまいました。
さらに自身の魔力でその力を捻じ曲げています。なので、ホノカ?」
ホノ「はい?」
ウチ「私もあなたの中にお邪魔します。コトリが正気を取り戻したときの為に、ね?」
ホノ「・・・はい!」
ニコ「三人ともいなくなっちゃったわね」
ウミ「でもこれでよかったのですよね?次はスイホリ港からトラバス港を経て、ビビ帝国にあるオトメシキ石英林を目指しましょう」
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≪オトメシキ石英林≫
リン「何か、透明な石がいっぱいあって綺麗にゃ~」
ニコ「これ、凄いわね・・・少し採ってもばれないかしら・・・」
マキ「何言ってるのよ!もうすぐ最深部に着くはずよ」
エリ「急に狭くなったと思ったら、広いところに出たわね・・・あら?」
ホノ「うわー・・・凄い!一面キラキラ光る石だらけだ!」
ウミ「まるで心が洗われるようです・・・おや?あれは・・・」
ソラ「待っていました。現代に現れし新たな英雄よ。私は≪信念のミューズ・ソラマル≫
パイ「私は≪献身のミューズ・パイル≫です」
ナン「≪正義のミューズ・ナンジョルノ≫よ」
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ソラ「さて、ニコ。こちらへ」
ニコ「あ、あたしから?き、緊張するわね・・・」
ソラ「あなたはとてつもない強い心を持っています。常に周りを鼓舞し、自分が犠牲になることを
厭わない。だからこそ私とあなたは遠い距離を越えて、その能力を開花させました。あえてもう一度
尋ねます。強い信念を持って、戦うと誓いますか?」
ニコ「もちろんよ。家族のために、世界のために、仲間のために、戦うわ」
『信念の名の下に、その力を示せ。我が名は≪撫子小悪魔(ピンキスト・インプ)≫』
パイ「次は私ですね。マキ、いらっしゃい」
マキ「は、はい!」
リン「まきちゃん珍しく緊張してるにゃ~」
パイ「昔の私と似てますね。素直に気持ちを表現出来ない。不器用な性格」
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マキ「う、うるさいわね!」
パイ「力を授かるには、仲間を信頼する心が必要です。あなたは仲間を心から信頼していますか?
背中を預けられますか?素直な気持ちで答えて下さい」
マキ「私は・・・私は、みんなを信頼しているわ。国を救ってくれて、パパを救ってくれたみんなを・・・
そしてニコちゃんのパパの為にも、この世界を救いたい。だからその為に力を合わせて戦うわ」
パイ「分かりました。普段からそうやって素直になれれば良いのですが・・・」
『献身の名の下に、その力を示せ。我が名は≪紅緋の姫君(スカーレット・プリンセス)≫』
ホノ「マキちゃん、良かったね。マキちゃんの気持ちはみんな分かってるから」
マキ「う、うん。あ、ありが、とう・・・」
ニコ「やーん、マキちゃんかわいいー」
マキ「カ、カラカワナイデヨ!」
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ナン「仲睦まじいようで安心しました。さて私は・・・エリ、あなたですよ」
エリ「私ね・・・もうとっくに覚悟は出来ているわよ」
ナン「ええ。まったく心配していないわ。あなたの強い気持ちは既に伝わっているから」
『正義の名の下に、その力を示せ。我が名は≪氷上を舞う白鳥(アイスブルー・ワルツ)≫』
ハナ「エリちゃん、どんな感じ?私はまだだから・・・」
エリ「ホノカも言ってた通り、何か胸の奥から勇気が沸いてくるみたいね」
エリ「さあ、時間が惜しいわ。早速次へ行きましょう」
ウミ「トラバス港に戻ってフタハピ港ですね。そこから東に行けばビネツカラ古仙洞があるはずです」
≪ビネツカラ古仙洞≫
ホノ「高いねえ・・・落ちたらひとたまりもないよ!」
ウミ「走り回って落ちないで下さいよ。リンも」
リン「そ、そんなことしないにゃ~」
マキ「今、走る構えしてたわよね・・・?」
ノゾ「ほら、魔物も出てきてるし、気をつけないとアカンよ?」
ハナ「だんだん海が近づいてきたね。結構下ってきたからね~」
ホノ「あ!あったよ!大きな石碑!」
ウミ「残るは私と、ノゾミ、リンですね・・・」
リン「ドキドキするにゃ~!」
ノゾ「楽しそうやん?」
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ミモ「お待ちしておりました。≪精悍のミューズ・ミモリン≫と申します」
クス「≪慈愛のミューズ・クッスン≫だよ」
リピ「私は≪友情のミューズ・リッピー≫です」
ウミ「世界と仲間の危機です。私はいかなる試練もお受けします。力を授けて下さい」
ミモ「ここまで仲間を良く引っ張って来ました。賞賛に値します。しかし、焦らないで下さい。
あなたが焦るとみんなに伝染します。常に平常心で、凛とした態度でおりなさい」
ウミ「・・・分かりました。頭の痛い言葉ですね。そのように心がけます」
ミモ「殊勝な心構えです。その実直な気持ちをずっと持ち続けていて下さい」
『精悍の名の下に、その力を示せ。我が名は≪無垢なる蒼(ピュアレスト・ブルー)≫』
クス「次は私の番だね。ノゾミちゃんは私よりずっと大人だね。何も心配してないよ」
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ノゾ「嬉しいなあ。照れるやん?」
クス「でも、どうか辛い時は辛いと仲間に言ってね。いつも気張っている必要はないんだよ?」
ノゾ「・・・そうやね。みんな信頼出来る人たちやから。カードもそう言ってる」
『慈愛の名の下に、その力を示せ。我が名は≪月下の紫苑(バイオレット・ムーン)≫』
ニコ「ずいぶんと嬉しそうね」
ノゾ「何だか妹が出来たみたいで。ウチずっと一人やったから、嬉しいんよ」
ホノ「でも、もう一人じゃないよ。みんないる」
エリ「そうよ。私たちはもう一蓮托生よ」
ノゾ「そうやね。何でやろ、これから戦いに挑むのに・・・凄く穏やかなんよ」
ウミ「これもミューズの力なのかもしれませんね」
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リン「最後はリンだよね?」
リピ「そうです。こちらへ。あなたは仲間と友達を大切にする優しい心を持っていますね
どうかそれをこれからも忘れないで下さい。そしてその拳で未来を切り拓きなさい」
リン「任せてにゃ、じゃなくて・・・任せて下さい!」
『友情の名の下に、その力を示せ。我が名は≪福来の黄鈴(ハピネス・イエロー)≫』
ハナ「リンちゃん・・・ど、どう・・・?」
リン「なんか凄いにゃ!今なら空も飛べそうにゃ~!」
ハナ「すごいよリンちゃん!羨ましいな~・・・」
ホノ「これで準備万端だね?さあモブの村へ戻ろうか!」
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≪モブの村≫
ヒデ「お帰りなさい。どうだった?」
ホノ「みんなのおかげで無事、パワーアップしてきたよ!」
フミ「それは良かったね!ホノカちゃんも元気を取り戻したみたいだし」
ホノ「ごめんね、心配かけて」
ミカ「気にしないで。これからどうするの?」
ウミ「この村の封印にもう一度向かいます。そこでデリス・サンライズへの道しるべを見つけます」
ヒデ「そっか。一度行ったら当分戻ってこれないよね。絶対帰ってくるんだよ!」
ホノ「もちろんだよ!全てを終わらせて、9人で笑顔で帰ってくるんだ!」
フミ「信じてるからね。もし良かったら今晩はここで英気を養っていったら?」
ウミ「そうですね・・・ここはお言葉に甘えましょう」
エリ「ハラショー!流石ウミね。そうこなくっちゃ!」
ミカ「じゃあこれから準備するね。いっぱい食べて、ゆっくり寝るんだよ?」
マキ「リンもハナヨもホノカも、食べ過ぎてお腹壊すんじゃないわよ?」
ノゾ「あはは・・・よーし、ウチもいっぱい食うでー!」
ハナ「白米・・・!白米はありますか・・・っ!!!」
リン「カヨちん落ち着くにゃー!」
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ホノ「ふー。いっぱい食べたし、そろそろ眠くなってきたよ」
ウミ「・・・隣、良いですか?」
ホノ「あ、ウミちゃん。・・・どうぞ」
ウミ「私は謝らなければいけません。あなたを殴ってしまいました」
ホノ「しょうがないよ。私があんなんだから・・・でも今は感謝してるよ!」
ウミ「ホノカ・・・!明日はいよいよ出発です。最後の戦いです。必ずコトリを取り戻しましょう」
ホノ「もちろんだよ!私たちだけじゃない。英雄様たちもいるから、きっと大丈夫!」
ウミ「そうですね。さあそろそろ寝ないと、また寝坊しますよ?」
ホノ「し、しないよ!まったくもー!・・・ありがと、ウミちゃん」
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ハナ「はあ・・・緊張するな・・・」
リン「大丈夫だよ、カヨちん!みんないるから!もしいざとなったらリンがカヨちんを守るから!」
ハナ「ありがとうリンちゃん。リンちゃんは強いね。私は・・・まだ皆より弱いから・・・いたっ!」
リン「カヨちん!いつまでも弱気になってると、怒るよ!」
ハナ「もう怒ってるよ~!」
リン「ご、ごめんごめん。でも、いつまでも弱気じゃダメだよ。カヨちんはリンのこと守ってくれないの?」
ハナ「そんなことない!・・・そうだよね。いつまでもクヨクヨしてたらダメなんだ・・・!」
リン「そうにゃそうにゃ!いっぱいご飯も食べたし、ぐっすり寝て明日頑張るにゃ!」
ハナ「ありがと、リンちゃん。凄く安心したよ。よーし、頑張る!」
リン「その調子にゃ!ふあ~あ・・・もう眠くなってきたにゃ」
>
ニコ「ちょっといい?」
マキ「う゛ぇえ!?び、ビックリさせないでよ・・・」
ニコ「パパのことなんだけど・・・あんたが気に病む必要はないのよ?」
マキ「そうかもしれないけど・・・なかなかそうも割り切れないわ」
ニコ「別に無理に考えるなとは言わないわ。でも、気にしすぎて目測を誤らないでよ?」
マキ「ふ、ふん!私を誰だと思ってるの?」
ニコ「そうよ、その意気よ。そうじゃないとやりにくいわ」
マキ「・・・ありがと。今なら素直に言えるわ」
ニコ「私ね、帰ってきたらパパと同じ医者になろうと思うの」
マキ「じゃあ・・・ウチのお城で雇ってあげるわ」
ニコ「破格の待遇じゃないと行かないわよ?」
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エリ「みんなには言ってないけど・・・まさかあなたとまた会うとはね」
ノゾ「同じハ・ラ・ショー出身の研究者。でも私は非科学的な道へ進んだ・・・」
エリ「びっくりしたわ。それと同時にノゾミらしいとも思ったわ」
ノゾ「でも、どうしてすぐにみんなに言わなかったん?」
エリ「余計な気を使わせたくなかったから・・・それに・・・」
ノゾ「それに?」
エリ「二人だけの秘密ってのも悪くないでしょ?・・・別にみんなを信頼してない訳じゃないわよ?」
ノゾ「それは分かってるって。でも、この戦いが終わったら・・・ハ・ラ・ショーへ戻るわ」
エリ「・・・そう言うと思ってたわ。少しだけ」
ノゾ「エリちは何でもお見通しなんやな。ちっとも変わってへん」
エリ「当然じゃない。かしこいかわいいエリーチカの異名、忘れたとは言わせないわよ?」
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ホノ「さて、皆の衆!準備はいいかね?」
マキ「いきなりどうしたって言うのよ・・・」
ウミ「ふふふ・・・さて、封印の元へ来ましたね。後は英雄の皆さんに託しましょう」
ハナ「でもあんな遠くにどうやって行くんだ、ろ、う・・・」
リン「か、体が光にす、吸い込まれ、てい、くよ・・・」
一同「わあああああああああああああ!!!!!」
ミカ「いなくなっちゃった・・・」