テイルズオブラブライブ~みんなで叶えるRPG~   作:なべ@1987

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【第14章】~魔王との対峙~

雑念を振り払い塔を駆け上がる一行。今やるべきことは何か、全員が理解していた

 

襲い掛かる魔物をなぎ払い、延々と続く階段を登り続ける

 

そしておおよそ中腹にたどり着いたところで、外の景色が見える部屋にたどり着いた

 

リン「うっひゃ~高いにゃ~。落ちたらひとたまりもないよ!」

 

ハナ「リ、リンちゃん危ないよ!壁も無いんだから本当に落ちちゃうよ!」

 

ウミ「・・・姿を現しなさい。そこにいるんでしょう」

 

??「うふふふふ。流石ね。待ちくたびれたわ」

 

ニコ「あんたが魔王とか言うやつなの?」

 

ツバ「私は古の魔王≪アライズ≫の一人、ツバサよ」

 

ノゾ「ま、魔王って一人やなかったん・・・?」

 

マキ「やっかいなことになってきたわね・・・」

 

 

ツバ「あなた達の中にあの憎き英雄とやらがいるのね?」

 

ホノ「そうだよ。私たちの中には英雄様がいるの。あなた達を倒すために」

 

ツバ「倒すため?一体どうやってかしら?」

 

ウミ「力ずくしかありませんでしょう・・・!」

 

ツバ「やれるもんなら・・・と思ったんだけど、流石に1対8じゃあ分が悪そうね・・・

 

アンジュ、エレナ、おいでなさい」

 

アン「・・・」

 

エレ「・・・」

 

ツバ「まだ復活してから時間が間もないから、完全体でないのが残念だけど・・・仕方ないわね

 

ここであの方の野望を終わらせる訳にはいかないの」

 

ホノ「来るよっ!」

 

 

ツバ「さあ、楽しませて頂戴!現世に生まれし新たな英雄達よ!」

 

アン「・・・あはは!あはははは!」

 

エレ「殲滅スル」

 

エリ「私とノゾミはアンジュと戦うわ!マキとニコはエレナの相手をして!」

 

マキ「分かったわ!行くわよ、ニコちゃん!」

 

ニコ「任せなさい!」

 

アン「あはははは!つぶす!つぶす!」

 

ノゾ「不気味な奴や・・・動きがまるで読めへん」

 

エリ「落ち着いて!私たちならやれるわ!切り刻め、風の如く!風塵封縛殺!!」

 

ノゾ「無光なる最果ての渦。永遠の安息へと導け!ブラックホール!」

 

 

アン「あはははは!・・・ぐふっ!きえろ!きえろ!」

 

アン「朽ち果てよ!私の世界に貴様らなどいらぬわ!シェイドムーン・レベリオン!」

 

エリ「くっ・・・!きゃああっ!?」

 

ノゾ「エリち!・・・ぐっ・・・!後先考えてられないか・・・!行くで!」

 

『慈愛の名の下に、その力を示せ。我が名は≪月下の紫苑(バイオレット・ムーン)≫』

 

ノゾ「一撃で決めるで!忌まわしき闇を飲み込む、忘却の終焉!サイレントエンド!」

 

アン「あはっ!?ぬううううおおおお!!!がはっ!」

 

エリ「やったかしら・・・!」

 

 

マキ「こいつ・・・気味悪いわね・・・」

 

ニコ「気を抜くんじゃないわよ!」

 

エレ「消エロ。コロス」

 

マキ「くっ・・・目を合わせると動きが鈍るわ、気をつけて!」

 

ニコ「そんなのあり!?やっかいな相手を振られたわね・・・!」

 

マキ「霜雪散らし奮え断命の剣!アゼリアブレード!」

 

ニコ「舞い踊る水魔! ディフュージョナルドライヴ!」

 

エレ「グアア!・・・滅スル・・・破壊スル!」

 

エレ「・・・吹キ飛ベ、スペクトルフィールド!」

 

 

マキ「きゃあああああっ!・・・いたっ・・・」

 

ニコ「あんた、いい加減にしなさいよっ!」

 

『信念の名の下に、その力を示せ。我が名は≪撫子小悪魔(ピンキスト・インプ)≫』

 

ニコ「宙(そら)に放浪せし無数の粉塵、驟雨となりて大地を礼賛す!メテオスウォーム!!」

 

エレ「ガハッ!・・・コ・・・ロス・・・殲滅・・・スル・・・」

 

マキ「・・・そのまま倒れてて、お願い!」

 

ニコ「はあ・・・はあ・・・」

 

マキ「みんなは大丈夫かしら・・・?」

 

 

ツバ「さあ、ライブの時間よ。愉しみましょう」

 

ホノ「楽しんでる暇なんてない!野望も企みも何もかも全て終わらせる!」

 

ウミ「あなた達の好きにはさせません!行きます!」

 

ツバ「疾風の爪にて引き裂かん、ガスティーネイル!」

 

ウミ「くっ・・・!動きが・・・早い!」

 

ハナ「開口、無窮に崩落する深淵!グラヴィティ!」

 

ツバ「ふっ!当たってないわよ!私に姿が見えないのかしら!?」

 

リン「臥龍空破!そこだっ!双撞掌底破!」

 

ツバ「おっと!ふふふ・・・やるじゃない!」

 

ホノ「灰燼(かいじん)の焔!魔王炎撃波!」

 

 

ツバ「思ったよりついて来てるわね!ちょっと火傷したわよ」

 

ウミ「3箇所での同時での戦いとなると、いくら広くても落下の危険性が・・・」

 

ハナ「落下の恐怖で動きが制限されちゃう・・・!どうしよう・・・」

 

リン「勢い余って・・・なんて想像するだけでも怖いよ~!」

 

ツバ「あらあら?動きが鈍ってきたわよ?」

 

リン「でも・・・!勇気を出さなきゃ!このままじゃ終わらないっ!」

 

『友情の名の下に、その力を示せ。我が名は≪福来の黄鈴(ハピネス・イエロー)≫』

 

リン「諦めない!天破!地砕!拳砕けても、開く!殺劇、舞荒拳!!」

 

ツバ「なにっ!?くっ・・・格段にスピードが上がったわね・・・」

 

 

ホノ「私たちには英雄様がいるから!だから・・・負けない!この世界を取り戻す!」

 

ウミ「英雄の方々の積年の思い、無駄には出来ません!」

 

ツバ「英雄英雄英雄英雄・・・馬鹿みたい。そんなもの、絶望に変えてア・ゲ・ル」

 

ツバ「楽に死ねるなんて思わないで!吹き荒れろ狂乱の嵐、シュタイフェ・ブリーゼ!」

 

目にも止まらぬ速度で放たれた衝撃波がハナヨを襲う

 

リン「カヨちん!危ないっっっ!!!」

 

ハナ「えっ・・・」

 

それを庇ったリンは容赦なく屋外へ吹き飛ばされる

 

ハナ「リ、ン・・・ちゃ・・・」

 

 

ハナ「いやあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

 

ウミ「リン!・・・そんな!」

 

ホノ「よくも・・・!よくもリンちゃんを!」

 

ツバ「英雄?笑わせないで。あなた達は無力よ。それを教えてあげ・・・!?」

 

ツバサを四方から巨大な岩石が襲う。

 

ツバ「何だこれは!?一体何が・・・!」

 

ニコ「何があったの!?」

 

エリ「・・・リンが・・・いない!?」

 

ノゾ「嘘や!そんなわけ・・・」

 

 

マキ「ハナヨの様子が・・・おかしいわ!」

 

ニコ「二人はもう動けないわ。全員でツバサを倒すわよ!」

 

ハナ「私が弱いから・・・私が悪いんだ・・・」

 

ツバ「詠唱無しで魔法を発動している、だと・・・!?」

 

ハナ「殺す。塵一つ残らず、この世から抹消してやる」

 

エミ『まずい・・・!あれは、力が暴走しています!』

 

ホノ「ど、どうしたらいいの!?」

 

ツバ「ひぃっ・・・!!!来るな!来るなああっっ!!!」

 

『誠実の名の下に、その力を示せ。我が名は≪萌ゆる新緑(フレッシュ・ヴェルデュール)≫』

 

ハナ「地神招来我が腕は雌黄(しおう)煌(かが)やくは瓦解の黄昏・・・死ね・・・アーステッパー!!」

 

 

ツバ「・・・っ・・・」

 

エリ「た、倒した・・・?」

 

ウミ「それよりも・・・ハナヨが!」

 

ハナ「あはははは・・・私が、私がリンちゃんを殺した!私が・・・弱いから!」

 

ニコ「まずいわ!力が暴走して、壁も床も破壊しかけてる!」

 

ホノ「ハナヨちゃん!落ち着いて!このままじゃみんな死んじゃう!」

 

ハナ「うるさいうるさいうるさいうるさい!私が・・・私が・・・!」

 

ツバ「このままでは、死んでしまう・・・。アンジュ、エレナ、力を・・・」

 

 

マキ「二人が・・・消えた!?」

 

ノゾ「仲間を吸収した・・・!?」

 

ツバ「・・・もう許さんぞ。この塔もろとも、全てをぶち壊してやる!エンド・オブ・フラグメント!!」

 

ハナ「死ね!アーステッパー!」

 

とてつもない衝撃がぶつかり合い、ついに塔の一部が破壊し始める

 

ウミ「床が・・・!もう立っているのも不可能です・・・!」

 

エリ「ハナヨを・・・ハナヨを止めないと!」

 

その瞬間、糸が切れたかのように倒れるハナヨ

 

ツバ「ふはははは!このまま全員殺してやろう!終焉の時だ!」

 

ホノ「・・・ダメっ!早く体制を整えないと・・・」

 

 

マキ「とにかく自分の身を守ることに徹しなさい!・・・きゃあっ!?」

 

ニコ「天井の瓦礫が・・・!」

 

ツバ「もう一度だ!次は直撃させてやろう!エンド・オブ・フラグ・・・」

 

『博愛の名の下に、その力を示せ。我が名は≪純白の小夜啼鳥(ホワイト・ナイチンゲール)≫』

 

コト「来たれ、生誕の雷!怒れ、創生の大地!リバース!クルセイダー!」

 

ツバ「ぐがあっ!貴様・・・!生きておったかぁ!」

 

ホノ「コト・・・リ、ちゃん・・・?」

 

ウミ「コトリ!」

 

コト「みんな、遅れてごめんね」

 

ノゾ「それに・・・リンちゃん!?」

 

 

真の≪ミューズ≫の力に目覚めたコトリは背中に羽根を携え、塔を登ってきた

 

コト「あの後、英雄様に助けてもらったの。私も・・・みんなと一緒に戦う!」

 

ニコ「首の皮一枚のところで助かったわね・・・」

 

コト「フォースフィールド!リンちゃんと一緒に、ハナヨちゃんもこの中へ!」

 

ホノ「分かった!」

 

ツバ「一人増えたところで何が変わる!お前も一緒に海の藻屑にしてやろう!」

 

コト「聖なる鎖に抗って見せよ!シャイニング・バインド!」

 

ツバ「ぐっ!な、何だこの鎖は!こしゃくなあ!」

 

コト「みんな、今だよ!これ以上戦ってたら、本当に私たちも死んじゃう!」

 

ホノ「足場は悪いけど、敵が動けない今なら行ける!」

 

 

ツバ「ぬおおおお!?やめろ!離さんかあああ!!!」

 

ホノ「これで・・・終わりだ!これは、未来へ託す永劫の剣(つるぎ)だ!斬空!天翔剣!!!」

 

ツバ「ぐおおおおおおおおおおお!!!!!」

 

ウミ「やりましたか!?」

 

ノゾ「・・・完全に動かなくなったやん!」

 

マキ「やった・・・やったわ!」

 

ニコ「リンは!?ハナヨは無事なの!?」

 

コト「リンちゃんは大丈夫。空から降ってきたところを私が受け止めたから。もちろんダメージは

 

あるけど。ハナヨちゃんは・・・分からない」

 

リン「う・・・ん。あれ、みんな・・・私、どうして?」

 

 

リン「はっ!カヨちんは!?ねえっ!」

 

ウミ「ハナヨは・・・あの後、力を暴走させてしまい・・・今は意識がありません」

 

コト「いくら回復魔法を使っても全然ダメなの・・・」

 

リン「そんな!カヨちん!私だよ・・・!リンもう大丈夫だから!だから戻ってきて!」

 

リンの涙がハナヨの頬にぽたりと落ちた瞬間

 

ハナ「う、ん・・・あれ?私・・・」

 

マキ「ハナヨ!意識が・・・!」

 

リン「カヨちん!分かる?リンだよ!コトリちゃんが助けてくれたんだよ!」

 

ハナ「・・・へ?リンちゃん・・・?助かった・・・の?良かったあ・・・」

 

ニコ「ちょ、ちょっと!次は安心して意識を失ったわよ!」

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