テイルズオブラブライブ~みんなで叶えるRPG~   作:なべ@1987

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【第2章】~旧友との再会~

いつの日だっただろう?ホノカの頭の中にうっすらと浮かぶ記憶

 

昔は3人で遊んでいたという記憶

 

そんなおぼろげな思い出がふと脳裏をよぎる

 

ミナリンの町へ向かって歩く今、ふとそれが浮かんできた

 

ウミ「またその話ですか?」

 

ホノ「はっきりとは思い出せないんだけどね・・・」

 

そうこうしている内に町にたどり着く二人

 

衣類の流通が盛んと言われていたミナリンの町だったか

 

二人の目に映るその光景は、一瞬でその情報をひっくり返した

 

 

ボロボロの服を着る町人。正気すら奪われているようだった

 

ホノ「一体どうなっているの・・・?」

 

ウミ「こんなはずはありません・・・以前訪れた時はこんな風には・・・」

 

そんな戸惑う二人の前に現れたのは

 

コト「ホノカちゃん・・・?ホノカちゃん!」

 

ホノ「・・・コト、リちゃん?」

 

ウミ「・・・?知り合いですか?」

 

ホノ「ほら、いつも言ってた3人で遊んでた記憶が・・・」

 

コト「覚えててくれたの?うれしいっ!」

 

 

ホノ「ほんの少しだけなんだけどね・・・ごめんね」

 

ウミ「私はまったく覚えておりません。おかしいですね・・・」

 

コト「仕方ないよ。もう何年も前の事だし、引越しの事も何も言わずで・・・」

 

ホノ「ところで、一体どうなっているの?みんな服がボロボロで・・・」

 

コト「そうなの。綿や皮がまったく取れなくなっちゃって・・・」

 

ウミ「一体いつからです?」

 

コト「つい1週間前ぐらいだよ。空から光が降ってきてから。しかも皆が着ている服もいきなり傷みだしてきて・・・」

 

ホノ「私たちの村と同じだ!」

 

ウミ「やはりあの光には何か良くない兆候があるみたいですね・・・」

 

コト「オトノキでも何かあったの・・・?」

 

 

ホノ「オトノキにも光が降ってきたんだけど、すぐにホノカとウミちゃんで魔物を退治したから何も被害はなかったよ!」

 

コト「そうだったんだ・・・凄いねホノカちゃん!」

 

ウミ「まったく、ホノカの無鉄砲ぶりには呆れるばかりです」

 

コト「じゃあこの町に降ってきた光も何か影響が・・・?」

 

ホノ「光はどこに降ってきたの?」

 

コト「町の外れにある洞窟だと思う」

 

ホノ「じゃあ行ってみよう!」

 

ウミ「ちょっと待って下さい!危険です!」

 

ホノ「大丈夫だよ!私たちにはあの力があるじゃない!私はこの状況放っておけないよ!」

 

ウミ「それは確かにそうですが・・・」

 

 

コト「私も着いていくよ。町をこのままにして良いわけない!」

 

ウミ「危険です!ここで待っていて下さい!」

 

コト「嫌だよ!二人だけ危険な目にあわせるなんてそんな事出来ないよ」

 

ホノ「分かった。でも危険な時はすぐに身を隠してね」

 

コト「うん。絶対足手まといにならないようにする。洞窟はこっちだよ」

 

コトリに着いていく二人

 

コト「この洞窟だよ。そこまで深くはないはず」

 

うじゃうじゃいる魔物を退けながら、洞窟の奥へ進んでいく

 

 

そうして最深部へたどり着いた三人を待ち受けていたのは巨大な怪鳥だった

 

ホノ「あれが・・・魔物だよ!コトリちゃんは隠れてて!」

 

ウミ「私たちが相手です!」

 

しかし怪鳥は空を飛んでいて、なかなか攻撃しづらい

 

ウミ「弓なら何とか届きますが、なかなか分が悪い相手です・・・っ」

 

苦戦の中、ホノカの体が再び光りだす

 

ホノ「きたっ!体の奥から力が沸いてくるこの感覚!」

 

ホノカの剣先から放たれる斬撃が怪鳥に直撃する

 

しかしそれでも不利な状況が続き、二人はかなり疲弊していった

 

コト「このままじゃ・・・二人がやられちゃう・・・」

 

 

コト「町も二人も・・・守らなきゃ!」

 

ウミ「この光は・・・コトリも!?」

 

コト「ホノカちゃん、ウミちゃん、今助けるからね」

 

コトリが何やら言葉を唱えると、その剣先から雷が放たれる

 

コト「サンダーブレード!」

 

その言葉と共に怪鳥は雷に包まれ、墜落した

 

ホノ「凄い・・・一撃で」

 

そしてオトノキの魔物と同じように祭壇へ怪鳥が吸い込まれると

 

コトリが封印を施し、紋章が浮かび上がった

 

『封印は9つ。そして素質を持つ者はいつの時代も9人生まれる』

 

 

 

ホノ「いや~危なかったね!」

 

ウミ「まったく呑気な事を言って・・・」

 

コト「二人ともありがとう!おかげで町も活気が戻ったよ!」

 

町の人々の服が元に戻り、衣服の流通も戻っていた

 

何より町人の笑顔が三人の目に飛び込んできた

 

ホノ「本当に良かったね、コトリちゃん」

 

コト「うんっ!・・・二人はまだ旅を続けるの?」

 

ウミ「そうですね。きっと他の町も困っているのではないかと思います。私たちで何か出来る事があるのではないかと」

 

ホノ「放っておけないよ!次はここから近いマージナル村に行ってみようと思う」

 

コト「だったら私も着いていく!この力を私も困ってる人につかいたいの!」

 

 

ホノ「そう言うと思ったよコトリちゃん!」

 

ウミ「コトリがいれば力強いです。他の仲間も探しに行きましょう。しかし手がかりがありませんね」

 

ホノ「この辺で他に大きな町は・・・マージナル村かな?」

 

コト「うん!じゃあマージナル村へ行こうか!」

 

こうして二体の魔物の封印を成し遂げた三人

 

そして紋章に書かれていた、他の仲間を探すため

 

次なる情報を得る為、三人でミナリンの町を後にする

 

ウミ「(しかし何故私はコトリを覚えていないのでしょうか・・・?)」

 

コトリ タイプ:魔法剣士 武器:剣 属性:雷

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