テイルズオブラブライブ~みんなで叶えるRPG~ 作:なべ@1987
リンガベーを後にした5人が目指すは帝都ダーリン
シラララの森を抜け、ボラララ大橋を渡りビビ帝国に足を踏み入れる
雪国のリリホワ王国とは180度変わって砂漠地帯が続く
過酷な道のりを経て、5人は帝都ダーリンへ到着した
正体の分からない「流行り病」に苦しんでいるという町を詮索するが
目を背けたくなる惨状がそこにはあった
ホノ「何・・・これ・・・」
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病院は既に患者で溢れ、屋外に臨時でテントを張り、手当てを行っている
町の隅には名前が刻まれた墓石がいくつか置かれていた
ハナ「そんな・・・こんなひどい状況になっているなんて・・・」
リン「皆あわただしくしてて話なんて聞ける状況じゃないよ・・・」
コト「王様に会いに行ってみるのはどうかな?」
ウミ「流石に急に受け入れてくれるとは思いませんが・・・」
??「あなた達、どこから来たの?」
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ホノ「私達はリンガベーから、帝都が大変だって聞きつけて来たんだけど・・・」
??「だったら早く立ち去った方が良いわ。あなた達も病気にかかるわよ」
ウミ「詳しく聞かせて下さい。この病気はどんなものなのですか?最近異変はありませんでしたか?」
??「つい一月ぐらい前かしら。協会に変な光が落ちたの。それからかしら、国民が病に苦しみだしたわ」
ハナ「やっぱり・・・私達、困ってる人達や町を助けにきたの。あなたは誰?」
マキ「私はビビ帝国王の娘、マキよ」
一同「王女様!?」
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ホノ「それなら話は早いよ!」
マキに自分達が何者か、そして光の正体を伝える
マキ「・・・信じられないわ。その光が災厄をもたらしているというの?」
ウミ「そうなんです。信じてもらえなくても構いません。この町での出来事は一刻を争います」
マキは信じられないとは思いながらも、困惑した表情を浮かべ
マキ「分かったわ。パパに会わせてあげる」
こうして町にそびえる城に招待された5人
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国王「君達の使命と今町で起こっている事の理由は分かった。それで、君達に解決できるのか?」
ホノ「してみせます。任せて下さい!」
国王「あいわかった。正直まだにわかには信じがたいが・・・これ以上犠牲者を増やす訳にもいかない」
マキ「私が協会まで案内するわ」
正体の分からない混乱が続いている中で、人々は神に頼りたいのだろう
案内された教会にはたくさんの人が詰め掛けていた
リン「でも協会に魔物なんているのかにゃ?」
マキ「この協会には昔からの名残で地下道があるらしいわ。用途は分からないけどね」
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ハナ「王女様はここで待っていて下さいね」
マキ「分かったわ。わざわざ危険なところに行きたくはないし、頼んだわよ」
重い扉を開け、暗い地下道へ踏み出す5人
ウミ「やはりここも魔物が湧いていますね・・・」
リン「でもここでてこずってる暇はないよ!」
コト「仲間がたくさん増えると頼もしいね~」
だが、奥を目指し進んだものの行き止まりに到達してしまった
ホノ「・・・祭壇はあるのに、魔物はいないね・・・」
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すると地上から何やら不穏な音が聞こえてくる
ハナ「地響きみたいなのが聞こえるよ!」
ウミ「まさか・・・魔物が地上に!?」
ホノ「すぐに戻ろう!」
急いで来た道を戻る5人
マキ「パパ!逃げて!・・・司祭様どうして・・・?」
協会の司祭が魔物の姿に変わり、国王を拘束していた
マキ「早く戻ってきてよ!・・・じゃないとパパが・・・」
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その瞬間、マキの頭の中で声が響く
『いつまでもそうやって誰かに助けを求め続けるの?』
マキ「違う!・・・本当は、本当は私だって!」
その想いが共鳴した瞬間、マキにも力が宿る
マキ「(怖い・・・、でも、私がやらなきゃ・・・)」
震える足を必死で抑え、敵と対峙する
マキ「・・・パパ。私が助けるからね」
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ウミ「蒼の四連!間に合いましたか!?」
ホノ「王女様大丈夫!?皆、加勢するよ!」
魔物は国王の体を放り投げ、6人の方へ目を向ける
リン「大丈夫、皆がいるから。一緒に戦おう!」
コト「国王様の手当ては私に任せて!」
皆それぞれの役割を心得て、魔物に相対する
魔物も強力になっているが、彼女たちもまた成長しているようだ
ハナ「エアプレッシャー!王女様、今ですっ!」
マキ「喰らいなさい!凍驟雨(フリーズレイン)!」
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魔物はその姿を消し、地下道の奥へと吸い込まれていった
マキはすぐさま倒れている父親の元へ駆け寄る
マキ「パパ?パパ!大丈夫?」
コト「大丈夫だよ。今は気を失ってるだけだと思う。まずは病院に連れて行こう」
ウミ「それでは祭壇に行く組と病院へ行く組で分かれましょう」
リン「封印も国王様もどっちも大事だからね」
マキ「私はその祭壇ってやらに行くわ。私が封印しないといけないんでしょ?」
ハナ「えっ、でも・・・お父様が」
マキ「大丈夫。・・・あなた達を信用してるから・・・」
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マキ「これでいいのかしら」
ウミ「ええ。禍々しい雰囲気も消え去りました」
『更なる力がほしいならば、己の力の属性を知れ』
ホノ「また紋章が浮かんできたね。属性、かあ・・・」
マキ「私は氷みたいね。ホノカは火じゃないかしら?」
ウミ「私は水ですね。これらの属性を意識して、敵によって陣形を変えていきましょう」
リン「え~リンはどんな敵でもガンガン行きたいにゃ!この拳で!」
マキ「その内、痛い目見るわよ?」
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地下道を出て、病院に行った組と合流する
コト「どうやら、あの魔物が司祭に乗り移って病気の元を振りまいていたみたい」
ハナ「さらに教会に祈りに来た人たちにも感染させて・・・」
多くの犠牲者が出てしまった現状にやり場のない怒りと焦りを感じる一同
ホノ「それで、国王様は?」
コト「もう大丈夫。お城に戻ってるって。町の人たちの病気も良くなったって」
ウミ「本当に良かったですね。皆でお城に行きましょうか」
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国王「この国の危機を救ってくれた事、大変感謝している。なんとお礼を言ったら良いのか・・・」
ホノ「それが私達の使命です。だからお礼なんて大丈夫です!」
マキ「皆本当にありがとう。これだけお世話になっていて、またお願いをするのもあれなんだけど・・・」
バツが悪そうに口をつぐむマキを制して
国王「私の旧友の住む町が一月ほど前から貧困に苦しんでいると言う。恥を忍んでの頼みごとだ」
国王「その町を救ってほしい。友の為ではない、この世界の為に」
ハナ「私達に出来る事なら何だってします。その町はどこにあるんでしょう?」
マキ「ダーリンを出て南に行くと「ダイプリ湿原」があるわ。そこを抜けて西に行くと「ニコプリ村」があるの」
ウミ「あそこは確か鉱山が盛んで栄えていたはずでは・・・」
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リン「じゃあそこにも光が降ってきたんだね。すぐに行こう!」
国王「どうか頼む。何も出来ずに申し訳ないが、せめてマキを連れて行ってやってはくれないか」
マキ「パパ!?・・・でも私は・・・」
国王「行きたいんだろう?薄れゆく意識の中で、お前の勇姿を見ていたよ」
ホノ「王女様が来てくれたら心強いよ!あ、でも王女様が城を出たらダメかあ・・・」
マキ「・・・心配はいらないわ。すぐに戻ってくるもの。そうでしょ?それと・・・「マキ」で良いわよ・・・」
コト「やったぁ!マキちゃん、これからよろしくね!」
ウミ「これで6人ですね。いよいよ大所帯になってきました」
マキ「そうね。でも話してる時間も惜しいわ。行きましょう」
マキ タイプ:ナイフ使い 武器:短剣 属性:氷