テイルズオブラブライブ~みんなで叶えるRPG~   作:なべ@1987

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【第6章】~孤独な少女~

6人となった一同はダイプリ湿原を抜け、ニコプリ村へと向かう

 

ホノ「国王様の昔の友達って言ってたっけ?」

 

マキ「そうよ。お医者さんでね。私と年の近い娘がいて、昔何度も遊んだの」

 

ウミ「その娘さんが今はニコプリ村に住んでいるのですか?」

 

マキ「そうよ。向こうは覚えているか分からないけど。それに・・・合わせる顔が無いわ」

 

リン「どうしてだにゃ?」

 

マキ「そのお父さん、流行り病の治療で村からダーリンに来てくれてたの。でも本人が病気にかかってしまって・・・」

 

コト「そんな事って・・・」

 

マキ「だから、時間がないのは分かっているけどまずはお墓参りをしたいの。それから本人に会いに行きたい」

 

ハナ「それがいいよ。まずは心を落ち着けてから行動しよう?」

 

 

ニコプリ村に到着した6人はすぐさま村中を詮索する

 

荒廃した景色が続き、人影もほとんどない

 

ふと目をやった先にはお墓があり、3人の子供がいた

 

??「また花がおいてありますね」

 

??「きっと誰かが持ってきてくれたんだよ!」

 

??「きれいなおはなー」

 

マキ「君達、このお墓は?」

 

??「・・・パパのお墓です。あなたは誰ですか?」

 

マキ「私は・・・この村を助けにきたの」

 

 

その子供達の家を訪ね、マキ・ハナヨ・コトリが詳しい話を聞きにいく

 

マキ「さっきのお墓がそうだったみたい。そして子供達は友達の姉弟だったわ」

 

ウミ「その肝心の本人はご在宅ではなかったのですか?」

 

ハナ「ここ数日日中は帰って来ていないんだって・・・村の鉱山に出かけたきり・・・」

 

コト「そしてやっぱり光はその鉱山に落ちたらしいの」

 

ホノ「一人で鉱山に向かっているの!?」

 

リン「じゃあこっちからその鉱山に向かってみるにゃ!」

 

急ぎ足で鉱山へ向かう一同

 

 

道中は暗く、道も複雑で一人で進むのには苦労しそうだ

 

ホノ「・・・!?奥から音が聞こえるよ・・・?」

 

マキ「まさか!一人で魔物と戦っているの?」

 

狭い道を潜り抜け、広い空間に出た6人の前には戦う一人の少女

 

??「あんたを村に入れる訳にはいかない!絶対に!」

 

鞭を駆使し、孤軍奮闘する一人の少女

 

その戦いぶりは6人よりもはるかに熟練されているように見える

 

??「私には大事な妹達がいるの・・・!絶対に守らなきゃいけないの!」

 

すると少女から強烈な光が迸り、何やら言葉をつぶやき始めた

 

??「宙(そら)に放浪せし無数の粉塵、驟雨となりて大地を礼賛す!メテオスウォーム!!」

 

 

 

無数の火を纏った岩が魔物に直撃する

 

しかし少女は力を使い果たしたのか、その場にへたり込んでしまった

 

魔物はかなりのダメージを負いながらもその少女に襲い掛かる

 

マキ「ニコちゃん危ない!・・・フリーズランサー!」

 

ホノ「皆!あの子を助けなきゃ!行くよ!」

 

ハナ「大丈夫ですか?今治療します」

 

ニコ「・・・助かったわ・・・」

 

ウミ「弱ってるとは言え強敵です!一気に畳み掛けましょう!」

 

ホノ「燃えろ!屠龍閃!」

 

リン「これでトドメにゃ!鷹爪蹴撃!」

 

 

ニコ「やった!倒したのね!」

 

マキ「ニk・・・あなた、大丈夫?」

 

コト「辛いと思うけど、魔物を封印なきゃいけないの。手伝うから頑張ろう?」

 

ニコ「全然大丈夫よ。・・・これで良いかしら」

 

『≪ミューズ≫の力を完全に掌握した時、その力は覚醒する』

 

ホノ「覚醒・・・?なんか凄そうだね!」

 

ハナ「覚醒が出来れば、もっと強くなれるのかな?」

 

ウミ「・・・と言うより、彼女は既にその力を得ているのでは?」

 

ニコ「は?あたし?・・・そりゃあこの力を得てからずっと一人で戦ってきたからね」

 

 

リン「すごいにゃー・・・」

 

コト「ひとまずここから出ようか?村に戻って落ち着いてから話そう?」

 

鉱山を後にする一同は、その帰り道

 

ニコ「・・・!鉱物が元に戻ってる・・・?」

 

ホノ「さっきの魔物が原因だよ。あいつを倒したからきっとこの村は大丈夫!」

 

ニコ「そう・・・それなら良かったわ。・・・ところであんたたちは一体誰なの?」

 

リン「リンたちは世界を災厄から救うヒロイ・・・」

 

マキ「まずはここを出るのが先決よ」

 

 

鉱山を出て、ニコはすぐさま自分の家へと向かった

 

ニコ「あんたたち!良い子にしてた?」

 

コロ「お姉さまお帰りなさい!」

 

コア「あ、怪我してるよ!」

 

コタ「ひとがたくさん~」

 

ほっとするニコに近づいてきた母はニコの頬を叩き

 

ニ母「一人でどこ行ってたのよ!そんな傷だらけで・・・」

 

そしてすぐさまその小さな体を抱き寄せる

 

ニ母「本当に・・・本当に無事で良かった・・・」

 

ニコ「ママ・・・ごめんなさい・・・」

 

と一言言った途端に涙が止まらなくなった

 

 

ニコ「あんたたち、助かったわ。本当にありがとう」

 

ウミ「とんでもありません。これが私達の使命ですから」

 

ハナ「・・・マキちゃん。言うことがあるんじゃないの?」

 

マキ「あっ・・・その、ニコ、ちゃん?私のこと覚えてる?」

 

ニコ「・・・覚えているけど、あんたの顔を見ると辛いの。仲間を探しているんでしょ?でも私は行けないわ」

 

コト「お父さんのことを思い出すから?」

 

マキ「・・・ごめんなさい。あなたのお父さんは最後まで立派に国の為に尽くしてくれたわ

 

こんなことで罪滅ぼしにならないのは分かっているけど」

 

そう言うと、マキはニコの父が眠る墓に「キルタンサスの花」を置いた

 

 

ニコ「あんた・・・何でパパがその花好きだって知ってるのよ・・・」

 

マキ「あなたのお父さんが聞かせてくれたの。昔、ダーリンで摘んだこの花を娘に渡すととても喜んだんだよって。

 

今では私も一番大好きな花なんだって。だから・・・」

 

そこでマキは涙で言葉を詰まらせた

 

ニコ「パパのお墓に花を供えてくれたのはあんただったの?」

 

マキ「私は町から出られないから、使いの者を送らせたの。本当は直接持って行きたかったけど・・・」

 

ホノ「ニコちゃん。とても辛いと思うけど・・・私達と一緒に世界を救ってほしいの」

 

リン「私達にはニコちゃんの力が必要なんだよ!」

 

ニコ「・・・ちょっと待ってて」

 

 

家に戻って数分後、すっきりとした表情でニコは戻ってきた

 

ニコ「ねえマキちゃん。パパは立派だった?誰かの助けになってた?」

 

マキ「もちろんよ。夜も寝ずに、自分の身を削って働いていたわ」

 

ニコ「そ。分かった。・・・じゃあ皆、行くわよ」

 

ホノ「へ?だ、大丈夫なの・・・?」

 

ニコ「もうママにもチビたちにも言ってきたわ。さて、次はどこへ行くの?」

 

目的地が決まらず一同は頭を悩ませていたが、ほどなくして

 

村民「た、大変だ!英知の町ハ・ラ・ショーで内紛が勃発したらしいぞ」

 

という知らせが飛び込んできた

 

ニコ「さて、決まったようね。次に行くべき場所が」

 

ニコ タイプ:鞭使い 武器:鞭 属性:色々

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