テイルズオブラブライブ~みんなで叶えるRPG~ 作:なべ@1987
一度通ったダイプリ湿原を引き返す一同
ホノ「ところで、内紛って何?大変そうなのは分かるけど」
ウミ「まったく・・・内紛とはそうですね・・・」
リン「仲間同士で争うことにゃ」
ハナ「流石リンちゃん、良く知ってるね~」
この会話を聞いていたマキとニコは頭を抱える
ニコ「あんたたち・・・良くこんなのでやってこれたわね・・・」
マキ「私もそう思うわ・・・」
コト「あはは・・・」
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大きな塔が町の中央部に聳え立つ「英知の町ハ・ラ・ショー」
ウミ「しかし賢者が集うこの町で何故内紛など・・・」
ホノ「魔物の所為だとは思いますが・・・それでも内紛にまでなるなんて」
マキ「とにかく現状を把握しないことには何も始まらないわね」
ここでも手分けして手がかりを探す一同
ハナ「どうやら町の東に住む昔からの技術を尊重する人たちと西に住む最先端の技術を推進する人たちで
意見が対立してるみたい」
コト「大きな戦争みたいな感じにはなってないみたいだけど、緊張状態みたい」
ウミ「困りましたね・・・塔のふもとに世界中の本が集まっている図書館があるみたいです。そこにも行ってみましょう」
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壁一面を埋め尽くす本の数々
ホノ「これ見てるだけで頭が痛くなってくるよ・・・」
リン「マンガはないのかにゃ~?」
ニコ「この二人はここで置いていきましょ。・・・あら?」
ニコの視線の先にいる金髪の女性がこちらを怪訝な顔で見ている
ハナ「あの・・・ここ最近、この町に変な光が落ちませんでしたか?」
??「落ちたわよ。それが原因で皆の意見が対立しているの。まあそれ以前にも色々あったけどね。
英知の塔の頂上に魔物が出現したの。それを封印したんだけど、破壊されて・・・それの繰り返し。
今までも色々対立してきたけど、これが決定打になったわ。魔物そっちのけで内紛が起こったの」
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ウミ「ところで、あなたの名前を教えてもらってもよろしいでしょうか」
エリ「私はエリよ。この図書館の責任者であり、西地区の研究者でもあるわ」
コト「ということはあなたも東の人たちと対立しているの?」
エリ「まったく、と言っては嘘になるわ。でもこんな事誰も望んでない。皆が協力して町の発展を願うのが研究者よ」
ホノ「今までは目に見える形で魔物が悪影響を与えていたけど・・・これもそうなのかなあ・・・?」
マキ「でも実際にいがみ合ってるのは人間同士だし・・・」
リン「どっちにしろ魔物がいるんだからやっつければいいにゃ」
エリ「それはそうだけど、でもやっぱり原因をしっかり突き止めないといつか繰り返してしまうと思うの。
それと、魔物は今、東地区の人たちの方法で封印しているわ。でももう4日目。そろそろ破られ・・・」
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ドカーンという大きな音と共に塔の頂上から崩れた壁が落下してくる
それは図書館を直撃し、多くの文献が瓦礫に埋もれてしまった
マキ「あ、危なかった・・・」
ハナ「エ、エリさん・・・大丈夫ですか?」
エリ「私は大丈夫よ・・・でも、でも本が・・・この町の歴史が・・・」
ニコ「封印は破られたけど、次は用意してるの?まあいたちごっこだと思うけど」
ホノ「・・・やっつけに行こう。魔物を」
エリ「私からもお願いしたいわ。今までは解決策がなかったけど、あなたたちなら魔物を倒せるのね?」
ホノ「出来るかどうかじゃないよ。やるんだよ。争いを止めなきゃ」
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エリ「そうね。大切な物を奪われて黙っている訳にはいかないわ。私も同行して良いかしら」
ウミ「ええ。私達の後ろについてきて下さい。必ず守りますから」
コト「塔の頂上までの案内お願いします、エリさん」
マキ「にしても高いわね・・・何とか楽に行く方法はないのかしら・・・」
ニコ「無いに決まってるでしょ。うだうだ言ってないで行くわよ!」
エリ「さあ私も準備が出来たわ。行きましょう」
こうして塔内に入った一同。昔の技術で出来ているらしくさまざまなギミックが施されている
それと同時に至る所に劣化が見られる状況であった
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エリ「この塔は昔の人たちが英知を結集して作ったものよ」
ホノ「高いし、見たことないものがいっぱいあるし、凄いね・・・」
ウミ「それだけに魔物が住み着いている今は非常にやっかいですね。どこから出てくるか・・・」
リン「いっそのこと、扉一枚ぐらい破壊して進みたいにゃ~」
ハナ「そ、それはダメだよ・・・さっきの話聞いてた?」
エリ「でも、今の私たちの愚行は先人たちには見せられないわね。早く終わらせないと」
湧き出る魔物を倒しながら階段を駆け上がり、頂上を目指す
ニコ「そ、そろそろ、頂上へ・・・着くんじゃ、ないの・・・?」
エリ「・・・だらしないわね。あと少しよ」
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エリ「さあ、この階段を上れば頂上よ」
マキ「気をつけましょう。何が来るか分からないわ」
扉を開け、周囲を見回す一同。しかし魔物は見当たらない
おかしいと感じた瞬間。全員の体に大きな重力が加わる
ホノ「な、なに・・・これ・・・体が動かない・・・」
リン「上から・・・お、押しつぶされてるみたい・・・」
ウミ「これは・・・一体・・・?」
そして現れる魔物の姿。どうやら重力を操っているようだ
ハナ「押し、潰されちゃうよ・・・」
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エリ「ウミ・・・確か、この部屋には侵入者対策用のギミックがあるわ・・・あそこの穴、狙えるかしら」
ウミ「・・・お安い御用です。手が動かせれば問題無用ですっ!」
ニコ「やった!当たったわね!・・・ん?」
突如床に穴が開き、魔物ともども全員下に落ちてしまった
ホノ「いたたたた・・・酷いよ急に穴開けるなんて!」
エリ「これしか無かったんだからしょうがないでしょう!?」
マキ「そんな話してるヒマあったら、さっさと倒した方が良いと思うけど?」
ホノ「体が動くよ!みんな、今のうちに!」
コト「行くよ!貫け!閃光墜刃牙!」
ホノ「吹っ飛べ!獅吼爆炎陣!」
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リン「はあ・・・はあ・・・相手も大分弱ってきたね・・・」
ニコ「こっちだって、そろそろ限界よ・・・」
ハナ「あ、あと一押しだよ・・・あと・・・」
コト「回復しないと・・・ヒールウインド!・・・はあ、はあ・・・」
マキ「あまり効果が出てないわね・・・」
魔物も最後の力を振り絞ってか、再び重力を操ろうとしている
しかし先ほどの落とし穴の影響もあってか、塔の至る所が決壊していく
ホノ「まずいよ・・・これじゃあ本当に押しつぶされちゃう・・・」
ウミ「それどころか・・・塔が完全に倒壊してしまいます・・・」
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エリ「これ以上・・・壊れたら、町が危険よ・・・!?」
エリ「(え、何これ・・・?いつの間にか体が軽い・・・?)」
ニコ「エ、エリ?危ないわよ・・・!」
魔物に近づいたエリは途端に光に包まれ
エリ「私もそろそろ我慢の限界よ?終わりにしましょうか」
エリ「孤月閃!飛燕崩蹴月!覚悟しなさい?封塵衝月華!」
魔物は一瞬のうちに倒れてしまった
コト「凄い・・・動きがほとんど見えなかった」
リン「た、助かったにゃ~・・・」
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再び上階に戻り、祭壇にて封印を施した一同
『封印はその者の純粋な力のみで行え。決して他の物を入れてはならない』
ホノ「他の物・・・?別にそんなものないよね?」
ニコ「やましいこと考えてたら失敗するんじゃないの?ねえマキちゃん?」
マキ「やましいことなんてないわよ!イミワカンナイ!」
コト「・・・」
ウミ「コトリ?どうしましたか?」
コト「う、ううん?何でもないよっ」
ウミ「・・・?」
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町に戻ってきた一同。塔が倒壊するのではないかと心配になり
ほとんどの町民が外にその様子を見に来ていたようだ
エリ「みんな聞いてくれるかしら。たった今、封印していた魔物を退治してきたわ
でも、結局片一方だけの知識や技術では魔物は封印出来なかった。また次このような事態に
陥った時、みんなはどうする?また自分たちだけが信じているものを主張するの?
この町はどうやって発展を続けてきたのかを考えて。今の私たちのこの姿を先人たちに見せられる?」
エリの話を聞いていた町民は、ある種の情けなさと、何よりボロボロになりながら戦ってくれた
見知らぬ少女たちの姿を見て、考えを改めたようだった
エリ「ふう・・・改めて御礼を言うわ。みんな、ありがとう」
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ホノ「さて、早速だけど、エリさん。一緒に行きませんか!」
エリ「さっきの力が、みんなと同じ≪ミューズ≫って力な訳ね。それで、その力は世界を災厄から守る、と」
ウミ「理解が早くて助かります。エリさんの力が我々には必要です。いかがですか?」
エリ「そうね。あなたたちへの恩返しもあるし、私で良かったら力になるわ。あ、それと敬語とかいらないわよ?」
ニコ「さっき聞いたけど、エリは私と同い年だからね?」
一同「ええーっ!?」
ニコ「何よそのリアクションは!?」
コト「そ、それより、次にどこに行くか決めないと・・・」
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マキ「パパから伝言が届いたわ。・・・リリホワ王国の占いの町ワシワシティで少女が
自らを犠牲にして封印を施しているって。その封印も日に日に影響が出てきて町の人が困ってるって」
ホノ「決まったね。次が8個目の封印。そしてその少女がきっと9人目の仲間だよ」
エリ「それならダーリンの東にあるラブノベ港から船でフタハピ港へ行きましょう」
ハナ「それが最短で移動出来る手段だね。早くその少女を助けに行かないと!」
リン「ちょっと休みたいけどそんなこと言ってられないにゃ!」
ニコ「決まったようね。でもまずはしっかりと準備をしましょ。返り討ちにあわないようにね」
エリ タイプ:槍使い 武器:槍 属性:光